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プラチナの純度の違いとは?刻印・性質・選び方と買取ポイントもご紹介

プラチナの純度の違いとは?刻印・性質・選び方と買取ポイントもご紹介

※下記の画像は全てイメージです

希少で美しい白い輝きを放つプラチナですが、純度の違いによって硬さや重さ、価格、さらには扱いやすさにも違いが生じます。プラチナ製の指輪やネックレスには、「Pt1000」や「Pt950」などさまざまな刻印が見られますが、それぞれ純度が異なり、特性やメリットも変わってきます。

純度ごとに長所があるため、ジュエリー選びでは用途に合わせて、適切なプラチナ素材を選ぶことが大切です。本記事では、2025年現在の最新情報を交え、プラチナの純度ごとの刻印の意味や性質の違い、目的に応じた選び方、さらに買取に出す際のポイントまでわかりやすく解説します。

プラチナの純度の違いとは?刻印・性質・選び方と買取ポイントもご紹介

Contents

プラチナ(Pt)の純度とは?

プラチナ製品

プラチナ(白金)の純度とは、その製品にどれだけの割合で純粋なプラチナが含まれているかを示す指標です。ジュエリーでは、元素記号「Pt」に続く数字(Pt950・Pt900・Pt850など)の刻印で純度が表され、数字が大きいほどプラチナ含有量が高いことを意味します。

純度が高いほど希少性は増しますが、その分素材が軟らかくなるため、ジュエリーとしての強度とのバランスも重要になります。

プラチナの純度を示す刻印と数字

プラチナジュエリーには、一般的に「Pt950」「Pt900」「Pt850」などの刻印が打たれています。たとえばPt950であれば全体の95.0%がプラチナ、Pt900なら90%がプラチナという意味です。この数字が純度(プラチナ含有率)を表しており、数字が大きいほど高純度になります。

なお、純プラチナにはPt999(99.9%)やPt1000(100%に相当)の刻印が用いられますが、現在は厳密にはPt999と表記するのが一般的です。刻印は、リングの内側やネックレスの留め具などに小さく刻まれているので、お手持ちのプラチナ製品にも記号と数字がないか探してみると良いでしょう。

プラチナの純度別の特徴

プラチナは、純度によって硬さや価格などの特性が異なります。純度99.9%に近いPt999(Pt1000)は極めて軟らかいため、ジュエリーにはほとんど使われず、主にインゴットやコイン向けです。Pt950(95%)は高純度で美しい白色が特徴ですが、やや柔らかめです。

Pt900(90%)は、硬度と輝きのバランスに優れ、日本では結婚指輪などに最も広く用いられています。Pt850(85%)は、強度が高くチェーンなど細工の細かい部分に適しており、価格も他の純度に比べて抑えられる傾向があります。海外の高級ブランドでは、Pt950を採用する例が多く、純度の高さゆえの美しい白色と格式を重視しています。

プラチナの純度における基準

プラチナ純度に関する基準には、国内基準と国際基準があります。日本では、純度85%(Pt850)以上のものだけがプラチナジュエリーと認められており、業界ではPt900が標準的な純度とされています。一方、国際的には純度95%(Pt950)以上でないとプラチナジュエリーと呼べない国もあり、海外ブランドの多くはPt950を採用しています。

なお、日本では純度85%未満の製品は、プラチナジュエリーとして販売できません。古い製品で「Pt1000」と刻印されたものは、本来99.9%純度であるため現在はPt999と表記する決まりになっており、造幣局検定ではPt999が使われています。

 

  • おたからや査定員のコメント
伊東

プラチナは、数字が大きいほど純度が高く白さも映えますが、そのぶん軟らかく傷がつきやすいので、デイリーに使う指輪ならPt900が安心です。海外ブランドの輝きを求めるならPt950も魅力ですが、変形防止のため定期的な点検をおすすめします。

チェーンや細かな細工なら、強度に優れたPt850が向いており、価格も抑えめです。刻印が見当たらない品は、専門店による査定で確認しておくと、下取りや買取の相場が把握しやすくなります。

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プラチナの純度の違いで性質が異なる

プラチナ

プラチナは、純度によって含まれる他金属(割金)の割合が変化するため、ジュエリーとしての性質にも違いが現れます。

具体的には、硬度や耐久性、変色に対する強さ(金属のさびにくさ)、金属アレルギーの起こりにくさ、さらには比重による重量感などに差が生じます。純度の違いでこれらの性質がどのように異なるのか、以下で詳しく見てみましょう。

硬度と耐久性

プラチナは、純度が高くなるほど素材が柔らかくなり、純度が低い(割金が多い)ほど硬度が増します。そのため、Pt900やPt850は傷や変形に強く、日常使いのジュエリーでも小傷が目立ちにくい丈夫さがあります。実際、結婚指輪にPt900がよく使われるのは、指につけたまま日常生活を送っても形がゆがみにくく、耐久性に優れているためです。

一方、Pt950や純プラチナ(Pt999)は相対的に軟らかく、細かな傷がつきやすい傾向にあります。とはいえ、プラチナ自体は粘り強さも持ち合わせた金属で、大きく変形したり割れたりしにくく、適切に扱えば高純度のPt950でも十分長持ちします。

変色に対する耐性

プラチナは、非常に酸化しにくい金属で、空気中で黒ずみやすい銀のように、表面が変色することはほとんどありません。また、ホワイトゴールドのように、表面メッキが剥がれて下地の色味が現れる心配もなく、購入時と同じ白い輝きが基本的に持続します。

Pt850のように、他の金属を15%含む場合でも、割金にはパラジウムなど変色しにくい金属が使われるため、日常使用で見た目が大きく変わることはまずありません。使い込むと、表面の微細な傷により光沢がやや鈍る(プラチナ特有のくすみ)ことはありますが、これは色そのものの変化ではなく、磨けば元通りになります。

金属アレルギーのリスク

金属アレルギーは、主にプラチナ以外の割金成分によって引き起こされます。プラチナ自体はアレルギーを起こしにくい素材として知られており、純度が高いPt950やPt999であれば他金属の割合が少ない分、より肌に優しいといえます。

一方、Pt850のように割金が多い場合は、わずかにリスクが上がりますが、プラチナ系の金属はアレルギーリスクが低いです。なお、日本のプラチナ合金には、ニッケルなど強いアレルゲンは通常含まれず、代わりにパラジウムやイリジウムなどが用いられます。それでも、体質によっては反応が出る場合もあるため、心配であれば純度の高いプラチナ素材を選ぶことをおすすめします。

比重と着け心地の違い

プラチナは密度(比重)が高いため、同じ大きさのリングでも他の金属に比べて、ずっしりとした重みを感じます。純度が高いほどプラチナそのものの比重が反映され、ジュエリーもわずかに重くなります。たとえば、同じ形状のプラチナリングとホワイトゴールドリングを比べると、プラチナリングの方が明らかに重みがあります。

この重量の違いは、プラチナを見分けるヒントになりますが、単体では実感しにくい場合もあります。なお、リングよりもチェーンやブレスレットなど、大ぶりな製品の方が重さの差はわかりやすく、太めのプラチナチェーンは同じ太さのホワイトゴールドチェーンより重いため判断材料になります。

刻印の見方・よくある表記

プラチナ

プラチナジュエリーには、必ず素材の純度を示す刻印が刻まれています。リングの内側やネックレスの留め具に小さく刻まれた「Pt950」や「Pt900」といった数字は、その製品のプラチナ純度を表す大切な情報です。

ここでは一般的な刻印の見方はもちろん、古い製品に見られる旧表記(Pm刻印など)や複数の素材が混在する場合の刻印についても解説します。

一般的な刻印の見方(Pt1000/Pt950/Pt900/Pt850)

指輪の内側やネックレスの留め具には、素材の品位(純度)を示す刻印が刻まれています。プラチナの場合、元素記号である「Pt」とそれに続く数字(例: Pt950やPt900)の組み合わせが純度表示です。この数字は全体に占めるプラチナの割合を千分率で表しており、Pt950なら95.0%、Pt900なら90.0%がプラチナという意味になります。

刻印を見ればその製品の純度が一目でわかるため、プラチナジュエリーを手にしたらまず刻印を探して確認すると良いでしょう。Pt刻印が読めれば、そのジュエリーが高純度なのか割金が多めなのかを判断できます。

旧表記・混在表記の見方

古いプラチナ製品では「Pt」ではなく「Pm」の刻印が使われていることがありますが、これはPlatinumを略した昔の表記で、プラチナであることに変わりはありません。同様に、数字のない「Pt」単独の刻印もかつて存在し、主にPt850相当を指していました。

現在では刻印は「Pt○○○」に統一されており、最新の造幣局検定では純プラチナは「Pt999」と表示されます(古い製品ではPt1000表記も残っています)。なお、1つの製品にプラチナと金など複数の素材が使われている場合、「Pt900 K18」のように複数の刻印が併記されることがあります。

ロジウムメッキ・ホワイトゴールドとの見分け方

鑑定をする人

プラチナと見た目がよく似た白い貴金属として、ホワイトゴールド(白色の金)やロジウムメッキされた製品があります。一見すると、プラチナジュエリーと区別がつきにくいこれらの素材ですが、実は刻印表示や金属の性質に違いがあります。

ここでは、刻印の違いに加え、色味の傾向、重さ(密度)、使っていくなかでの摩耗の現れ方、磁石への反応といったポイントから、プラチナとの見分け方を解説します。

刻印

もっとも確実なのは、刻印の確認です。プラチナ製品には「Pt○○○」の刻印が入っていますが、金製品には「K18」や「K14」など金の品位(カラット)を示す刻印が刻まれています。ホワイトゴールドも金の一種なので刻印はK18などとなり、プラチナのPt刻印とは異なります。

一方、銀製品には「SV925」「SILVER」などの刻印が用いられるため、こちらもPt刻印とは明確に区別できます。表面の色味だけプラチナに似せたメッキ製品には、貴金属の刻印自体がない場合も多いので、刻印が見当たらないアクセサリーはプラチナではない可能性が高いでしょう。

色味の傾向

プラチナは素材自体が白色で、やや落ち着いた銀白色の輝きを持ちます。一方、ホワイトゴールドはロジウムでコーティングされているため、新品時は非常に明るい白色(青みがかった銀色)を呈し、一見プラチナと同じように見えます。

ただ、ホワイトゴールドは使用していくうちにメッキが摩耗し、下地の金属(淡い黄色味)がわずかに現れることで色味に差が出てきます。プラチナは素材そのものが白いため、長年使っても色合いが変わることはありません(細かな傷で輝きが鈍る程度です)。

新品のときは両者とも純白に輝くため見分けづらいですが、ホワイトゴールドは時間とともに黄みを帯びてくる点でプラチナと異なります。

重さ

プラチナは密度が高いため、小さなリングでも手に取るとずっしりとした重さを感じます。一方、ホワイトゴールド(18金)はプラチナより比重が低く、同じデザインのリングであればプラチナ製より軽く感じられます。たとえば同じ形状のプラチナリングとホワイトゴールドリングを比べると、プラチナリングの方が明らかに重みがあります。

この重量の違いはプラチナを見分けるヒントになりますが、単体では実感しにくい場合もあります。なお、リングよりもチェーンやブレスレットなど大ぶりな製品の方が重さの差はわかりやすく、太めのプラチナチェーンは同じ太さのホワイトゴールドチェーンより重いため判断材料になります。

摩耗の出方

使っていくうちに、表面の摩耗によって違いが現れることもあります。プラチナは傷がついても金属が削げ落ちにくく、表面に細かな傷が重なることで落ち着いたマット状の風合い(くすんだ光沢)が出ますが、磨き直せば新品同様の輝きを取り戻せます。

一方、ホワイトゴールドはロジウムメッキが擦れて取れると、下地の金属色(淡い黄色味)が露出し、見た目の印象が変わってしまいます。そのため、輝きを保つには、定期的にメッキを再施工する必要があります。なお、プラチナ表面に生じた微細な傷による独特の渋い光沢を、”プラチナの味”として好む方もおり、この経年変化を魅力と感じる人もいます。

磁性

プラチナは磁石につきません。試しに磁石を近づけて反応がなければ、そのアイテムはプラチナである可能性があります。たとえば、プラチナの偽物としてよく使われるニッケルは、磁石に反応します。疑わしい金属に対して、磁石を近づけて反応があれば、プラチナ製品ではないと考えられます。ただし、磁石に反応しない金属が他にも存在する点には、注意が必要です。

たとえば、シルバーやプラチナメッキが施された他の金属も磁石に反応しないため、これだけを基に真贋を判断するのは困難です。また、プラチナ製品でも一部、たとえばネックレスの留め具だけがプラチナで、残りが他の金属で作られている場合もあります。

そのため、磁石による検証は、あくまで見分ける方法の1つと考えましょう。ただし、磁石だけでは判断が難しい場合もあるため、刻印や色味など他のポイントも合わせて確認することが重要です。

目的に応じたプラチナのおすすめの純度

プラチナ

プラチナジュエリーは純度ごとに特徴が異なり、使用する目的や重視するポイントによって最適な純度を選ぶことが大切です。

ブライダルリングに向く純度や、アレルギー対策におすすめの純度、お手入れの手間を減らしたい場合、予算を優先したい場合など、目的別にどの純度が適しているかをご紹介します。それでは、各ケースにおいておすすめのプラチナ純度を見ていきましょう。

ブライダルジュエリーの場合

結婚指輪や婚約指輪といったブライダル用途には、Pt900がおすすめです。硬度が高く日常使いによる傷や変形に強いこと、サイズ直しや修理などメンテナンスが比較的容易なことから、国内ではブライダルリングの多くにPt900が採用されています。

海外ブランドではPt950のリングも見られ、高純度ゆえの色味の美しさやブランドイメージを重視する傾向がありますが、日本では強度や扱いやすさのバランスに優れたPt900が主流となっています。一生身につける特別なリングには、長期間の使用にも耐えるPt900が安心できる選択肢でしょう。

金属アレルギーのリスクを減らしたい場合

金属アレルギーの心配がある方には、可能な限り純度の高いプラチナがおすすめです。プラチナ自体はアレルギーを起こしにくい金属で、Pt950(95%)などプラチナ含有率の高い素材は割金が少ない分、肌への負担がより軽減されます。

特に敏感な方であれば、市場に出回る機会は多くありませんがPt999(99.9%)のジュエリーを選べば、ほぼ純プラチナなので安心感が高いでしょう。ホワイトゴールドは、合金中にニッケルなどアレルギー源となる金属を含む場合がありますが、プラチナ系の合金ではそうした強いアレルゲンは通常使われないため、金属アレルギー体質の方によく選ばれています。

金属アレルギーでジュエリーを諦めていた方も、高純度プラチナなら身につけられる可能性があります。

お手入れのしやすさを優先する場合

お手入れの手間をなるべく省きたい場合は、ある程度硬度があり傷がつきにくい純度を選ぶと良いでしょう。たとえばPt900は硬さに優れているため、日常的な使用でも表面の輝きを保ちやすい傾向があります。

純度が高いPt950は柔らかく小傷がつきやすいため、輝きを維持するには定期的な磨きが必要になる場合がありますが、Pt900であれば傷が目立ちにくくメンテナンス頻度を減らせます。なお、プラチナはいずれの純度も変色しにくく、ホワイトゴールドのように再メッキの必要がないため、基本的には柔らかい布で拭くなどの、簡単なお手入れで長く美しさを保てます。

価格を抑えたい場合

予算を抑えたい場合は、やや純度の低いプラチナを選ぶことで、コストダウンが期待できます。純度が低いほど素材中のプラチナ量(貴金属量)が減るため、その分ジュエリーの価格も安くなる傾向があります。たとえば、同じデザインのリングであれば、Pt950製よりPt900製、Pt900製よりPt850製の方が価格が抑えられる場合が多いです。

見た目の色合いに大きな違いはありませんので、「プラチナ」であることにこだわりつつ費用を抑えたいなら、Pt850やPt900を選ぶのも賢い方法でしょう。なお、Pt850はチェーンなど軽量な製品に用いられることが多く、比較的リーズナブルです。

プラチナの買取のポイント

査定員

プラチナジュエリーを買取に出す際には、純度や重量、その時々の相場価格が買取額を左右します。加えて、デザインや付加された宝石の有無、ジュエリーの状態(傷やゆがみの程度)も査定のポイントになります。

事前にこうした点を理解し準備しておけば、より納得のいく条件で売却できるでしょう。ここでは、プラチナを売る前に押さえておきたいポイントを見ていきましょう。

g単価は純度×当日の相場で決まる

プラチナ地金の買取価格は、基本的に純度と重量に当日の相場価格を掛け合わせて決まります。買取店では、まず製品に含まれる正味プラチナの重さを測定し、その重量に純度(含有率)を乗じた上で、その日のプラチナ市場価格を掛けて算出する仕組みです。

たとえば、純プラチナ(Pt1000)の相場が1gあたり◯◯円の日であれば、Pt900の製品は純度90%なので1gあたり約0.9倍の価格が目安になります。プラチナの相場価格は世界の需給バランスや経済情勢によって日々変動します。そのため、売却を検討する際は事前に最新の相場をチェックし、できれば価格が高いタイミングを見計らうことが高価買取のコツです。

ダイヤ・色石付きのジュエリーは評価が高まることも

プラチナ素材の価値だけでなく、ジュエリーについている宝石やデザインによって査定額が上がることもあります。

特に、高品質なダイヤモンドがセットされたプラチナリングなどは、プラチナの重量価格に加えてダイヤの価値も評価されるため、素材以上の価格がつくケースもあります。色石(ルビー・サファイアなど)付きでも、石の品質や大きさ次第ではプラス査定になることがあります。

ただし、小粒のメレダイヤなど価値がほとんどつかない石の場合は、取り外してプラチナの重量のみで査定されることもあります。このように、宝石付きのジュエリーは単なる地金よりも高く評価される可能性があります。

ゆがみや変色があると減額につながる

リングのゆがみや深い傷、変色(汚れの蓄積によるくすみなど)がある場合、買取査定でマイナスになることがあります。特に、ブランドジュエリーとして再販できるかどうかは状態が重要なため、ダメージが大きいと「地金(素材)としての価値」しか評価されず、買取価格が下がる傾向があります。

指輪が大きくゆがんでいたり留め具が壊れていたりすると、ジュエリーとして再販できず地金扱いになる例もあります。プラチナ自体の価値は純度と重量で評価されますが、見た目の印象も査定に影響します。売る前に柔らかい布で汚れを拭き取るなど、できる範囲できれいにしてから査定に出すのが望ましいでしょう。

付属品がある場合はそろえておく

購入時の箱や鑑定書などの付属品がある場合は、できるだけそろえて持って行きましょう。宝石の鑑定書(グレーディングレポート)や保証書、ブランド品であれば証明書や専用ケースが完備していると、買取店側も真贋確認がしやすく安心材料となります。

特に、カルティエやティファニーなど有名ブランドのジュエリーは、付属品がそろっていると中古市場での需要も高まり、査定額が有利になる傾向があります。逆に箱や書類が欠品していると減額対象になる場合もありますので、売却前に付属品をチェックしておくと良いでしょう。

お手入れ・長持ちのコツ

金属を磨く

お気に入りのプラチナジュエリーをいつまでも美しく保つためには、日頃のお手入れと扱い方が大切です。

プラチナはさびにくく丈夫な素材ですが、汚れを放置すると輝きが曇ってしまうこともあります。ここでは、ご家庭でできる基本的なお手入れ方法や、傷がついてしまった場合の対処法など、プラチナジュエリーを長持ちさせるコツをご紹介します。

洗浄・拭き上げ・保管は適切に行う

プラチナジュエリーは、基本的にさびにくく扱いやすいですが、定期的な手入れで一層美しさを保てます。使用後は、柔らかい布で優しく拭いて汗や皮脂を落としましょう。汚れが気になる場合は、中性洗剤を薄めたぬるま湯に数分浸けてから、柔らかいブラシで優しく洗浄し、よくすすいでから水分を拭き取ります。

研磨剤入りのクロスは使わず、傷つけないよう注意してください。保管するときは他の硬い宝石や金属と触れないよう、個別にケースや柔らかいポーチに入れておくと傷防止になります。湿気の少ない場所に保管し、長期間使わない場合は変色防止のため時々風通しをしてあげると安心です。

傷が気になる場合はメンテナンスを依頼する

長く使っているとどうしても細かな傷が蓄積しますが、気になる場合はプロによるメンテナンスを検討しましょう。ジュエリーショップでは磨き直し(ポリッシュ)やゆがみ直しなどのサービスを行っており、プラチナリングも新品同様の輝きを取り戻せます。

仕上げ直しの料金は、数千円程度から受け付けている店が多く、大切なリングを長持ちさせるためにも定期的にプロの手を借りると安心です。自分で市販の研磨剤などを使うと、余計な傷をつけてしまう恐れがあるため、傷が気になるときは無理に磨こうとせず、専門店に依頼することをおすすめします。

プラチナの純度に関するよくある質問

考える女性

最後に、プラチナの純度にまつわるよくある質問とその答えを、Q&A形式でご紹介します。純度の違いによる疑問点をここで解決し、プラチナへの理解をさらに深めていただければ幸いです。

たとえば、「Pt950とPt900ではどちらが傷つきにくい?」「結婚指輪はどの純度が一般的?」「刻印が無いプラチナも売れるの?」といった、気になる疑問について回答していきます。

Q. Pt950とPt900は、どちらが傷つきにくいですか?

A. 一般的には、Pt900の方が傷つきにくいとされています。Pt900は、割金が10%含まれることで硬度が増し、Pt950に比べて日常使用で細かな傷がつきにくい傾向があります。

一方、Pt950は純度が高い分だけ素材がやや柔らかく、小傷が入りやすいと言われますが、その分白く美しい輝きが特徴です。とはいえ、どちらの純度も、通常の使用で極端に傷だらけになるような柔らかさではありません。

Q. 結婚指輪は、Pt950とPt900のどちらが主流ですか?

A. 国内では、Pt900が主流です。日本の結婚指輪や婚約指輪では、伝統的にPt900が広く使われています。

海外ブランドでは、Pt950を採用する例もありますが、国内では強度や加工性のバランスが良いPt900が一般的となっています。国内ブランドで販売されるブライダルリングのほとんど(大半)は、Pt900で作られていると言ってよいでしょう。

Q. チェーンにPt850が多いのはなぜですか?

A. チェーンには、Pt850が多く用いられています。Pt850は割金の割合が大きいため硬度が高く、細かなチェーンを作っても、切れにくく耐久性に優れるからです。

また、純度がやや低い分プラチナ使用量が少なく、価格が抑えられるメリットもあります。そのため、ネックレスチェーンやブレスレットなどには、Pt850素材が選ばれることが一般的です。

Q. Pm刻印はプラチナですか?

A. はい、「Pm」刻印はプラチナを意味します。Platinum(プラチナ)の古い略記号で、現在主流の「Pt」表記が用いられる前に使われていた刻印です。

たとえば、「Pm850」とあれば純度85%のプラチナで、現行のPt850と同等ということになります。海外製品や、1960年代頃までの古いジュエリーで見られる表記ですが、基本的に「Pt」と同じくプラチナを示す刻印です。

Q. プラチナは、本当に変色しないのですか?

A. プラチナは、非常に変色しにくい金属です。日常の使用で、さびたり黒ずんだりすることはほとんどありません。

汗や水に触れても、化学的に安定しているため色が変わらず、長年経っても白い輝きを保ちます。表面に細かな傷が重なり、輝きが鈍くなること(いわゆるプラチナのくすみ)はありますが、これは表面の傷によるもので色そのものは変わっておらず、磨けば元の輝きを取り戻せます。

Q. ホワイトゴールドとプラチナは、どうやって見分けますか?

A. 刻印を見れば判別できます。プラチナには「Pt○○○」の刻印がありますが、ホワイトゴールドには「K18」など、金の刻印が刻まれています(白金ではないのでPt刻印はありません)。

また、プラチナの方が密度が高く重量感があります。ホワイトゴールドはロジウムメッキが剥がれると、下地にわずかに黄色味が現れるため、その点でも見分けられます。

Q. ハードプラチナ(Pt950H/Pt900H)の「H」って何ですか?

A. 刻印の「H」は、Hard(ハード)の頭文字です。通常のプラチナより、硬度を高めた合金や加工法を示す記号で、Pt950HやPt900Hは従来のPt950/900よりも硬く、傷や変形にさらに強い「ハードプラチナ」であることを表しています。

ジュエリーブランドやメーカーによって、硬さを向上させたプラチナをこう表記することがあります。

Q. アレルギーが心配な場合は、どの純度を選べばいいですか?

A. アレルギーが心配なら、高純度のプラチナがおすすめです。Pt950(95%)などプラチナ含有量の多い素材は、割金由来の金属が少ないため、肌への刺激がより少なくなります。

特に敏感な場合は、市場で入手しにくいですがPt999(純プラチナ)の純プラチナ製品を選べばさらに安心でしょう。なお、プラチナ合金にはニッケルなど、強いアレルゲンは通常含まれないため、一般的にはプラチナ系の金属は、アレルギーリスクが低いです。

Q. 純度が高いほど、買取価格は高くなりますか?

A. はい、純度が高いほど、買取価格は高くなる傾向があります。買取では、プラチナに含まれる正味のプラチナ量(純度)に応じて評価額が決まるため、同じ重さであればPt950はPt900よりも多くのプラチナを含む分、高値になりやすいです。

ただし、実際の買取額は相場価格や重量にも左右されるため、純度が高ければ必ず大幅高額になるわけではありませんが、1gあたりの評価は純度が高い方が高くなります。

Q. 刻印がないプラチナも買取可能ですか?

A. 刻印がなくても、プラチナであれば買取可能です。買取店では、専用の機器や試薬で材質を判定できるため、本物のプラチナと確認できれば刻印がなくても買い取ってもらえます。

古いジュエリーで、刻印が擦れて消えてしまっている場合もありますが、そのような品も専門店に持ち込めば、検査してもらえます。ただし、鑑別に時間がかかったり、一部テスト料がかかったりする場合もありますので、事前に問い合わせてみると安心です。

まとめ

プラチナの純度ごとの違いや特徴、選び方から買取時のポイントまで、幅広くご紹介しました。Pt850・Pt900・Pt950といった各純度それぞれに長所があり、目的や重視する点によって、最適なプラチナ素材は異なります。大切なジュエリーを選ぶ際は、本記事の内容を参考にしながら、ご自身にぴったりのプラチナの純度を見極めてください。

また、プラチナはいずれの純度でも、高い価値を持つ貴金属です。刻印や相場をしっかり確認し、お手入れを怠らなければ、買取の際にもきっと納得のいく結果が得られるでしょう。正しい知識を身につけ、ご自身のプラチナジュエリーを末永く楽しんでください。

「おたからや」でのプラチナの参考買取価格

ここでは、ジュエリーを例に「おたからや」でのプラチナの参考買取価格の一部を紹介します。


2025年11月25日14:00更新

プラチナ・金 1gあたりの参考買取相場表

今日のプラチナの1g参考買取相場
インゴット(プラチナ)8,552
+141円
Pt10008,473
+140円
Pt9508,103
+133円
Pt9007,933
+125円
Pt8507,678
+117円
Pt6505,393
+90円
Pt5004,110
+69円
Pt100604
+11円

※上記の買取価格はあくまで参考価格であり、市場の動向、
付属品の有無などによって実際の査定額が変動する場合があります。

※状態や付属品の有無、時期によって買取価格が異なりますので詳細はお問い合わせください。

査定額は相場だけでなく純度やデザイン、傷の有無で変わります。刻印が読みづらい場合でも専門機器で測定できますが、保証書やレシートがあると、確認が早くプラス評価につながりやすいです。

査定は無料ですので、まずはお気軽におたずねください。Pt850は硬さと価格のバランスが良く日常使いに向き、Pt950は変色に強くブライダルにも人気です。ライフスタイルに合わせて選んだジュエリーは、丁寧にケアすればいつでも高く評価されます。

 

  • おたからや査定員のコメント
伊東

プラチナは、純度が上がるほど白さと柔らかさが増すため、日常使いには傷に強いPt850、繊細な輝きを求めるならPt950が人気です。Pt900はその中間で、加工と強度のバランスが良く、婚約指輪でも定番となっています。

購入時は必ず刻印を確認し、着用後はから拭きと個別保管で光沢をキープしましょう。売却時はグラム相場、手数料、キャンペーンを比較すると満足しやすい価格に近づきます。正しいお手入れを続ければ、世代を越えて愛用でき、資産としても安心です。

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全国に1,580店舗以上を展開する買取専門店「おたからや」では、インゴット・純プラチナコイン・Pt950/Pt900ジュエリーはもちろん、刻印が薄れたリングやゆがんだブローチ、片方だけのピアスまで幅広く査定いたします。専門知識が豊富な鑑定士が純度を瞬時に測定し、最新相場を反映した高水準の査定額をご提示します。

付属品がなくても公正に評価でき、手数料は一切かかりません。査定は完全無料・予約不要、ご成約後は最短即日で現金化が可能です。大切なプラチナ製品を納得の価格で売却したい方は、豊富な実績を誇る「おたからや」へぜひご相談ください。

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おたからやのプラチナ買取
査定員の紹介

伊東 査定員

  • 趣味

    ショッピング

  • 好きな言葉

    有言実行

  • 好きなブランド

    ハリーウィンストン

  • 過去の買取品例

    おりん、インゴット

初めまして。査定員の伊東と申します。 おたからやでは、今日のプラチナ1gあたりの買取相場を基に、お品物一つひとつのデザイン性やブランド価値をプラスで評価し、高価買取を行っております。 これまでに1万点以上のお品物を査定してきましたが、多くのお客様に「想像以上の金額になった」と大変喜んでいただいております。 また、おたからやは、すべての店舗に比重計を完備しており、お客様の大切なプラチナジュエリーの含有量を正確に測定します。これにより、インゴットからネックレス、リングまで、あらゆるプラチナ製品の価値を最大限に引き出します。 私たちは、金額だけではなく、おもてなしの心で最高の接客を心がけております。お客様一人ひとりの思いに寄り添い、丁寧な説明と誠心誠意の対応で、ご納得いただけるよう努めます。 ご自宅に眠るプラチナ製品がございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。皆様のご利用を心よりお待ちしております。

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