プラチナ製品の刻印が示す意味とは?
間違われやすい刻印もご紹介
プラチナ製品には、その製品が本物のプラチナであることを示す小さな刻印が施されています。
しかし、この刻印には多くの種類があり、正しい知識がないとプラチナではない製品と誤認してしまう可能性があります。
この記事では、プラチナ製品の刻印が示す意味や種類、間違われやすい刻印について詳しくご紹介いたします。
プラチナ製品をお持ちの方は、ぜひお手元にご用意いただき、刻印を確認しながらご覧ください。
Contents
プラチナ製品の刻印は何を意味している?
プラチナは、希少価値の高い素材であるため、本物のプラチナであることを証明する刻印は、非常に重要です。
ここでは、プラチナ製品の刻印が持つ意味についてご紹介いたします。
プラチナであることを示す刻印
プラチナであることを示す刻印には、以下のような種類があります。
- Pt
- Pm
- PLATINUM
特に、プラチナのジュエリーやアクセサリーには「Pt」の記号が用いられることが一般的です。
また、世界各国では、プラチナ製品が本物であることを証明する「ホールマーク制度」が存在します。
例えば、日本では、国旗の「日の丸」と菱形が並んだデザインがホールマークとして使用されていますが、イギリスでは、ホールマークが公的機関によって管理されており、4つの歴史的なオフィスがそれぞれ独自のホールマークを持っています。
また、フランスでは、純度95%のプラチナには、犬の顔のデザインがホールマークとして選ばれています。
ただし、刻印やホールマークがないからといって、必ずしもプラチナ製品が偽物であるとは限りません。
多くのプラチナ製品には刻印やホールマークが付いていますが、刻印がなくても本物のプラチナである場合もあります。
プラチナの純度を示す刻印
プラチナ製品には、刻印やホールマークとともに、純度を示す数字が刻まれていることが一般的です。
例えば、「Pt950」と刻まれている場合は、プラチナの純度が95%であることを意味します。
プラチナの純度は1,000分率で示されており、刻印された数字によって純度が表されます。
刻印の数字 | プラチナの純度 |
---|---|
999 | 99.9%以上 |
990 | 99.0%以上 |
950 | 95% |
900 | 90% |
850 | 85% |
プラチナの純度が99%以上である純プラチナの場合は、「999」や「990」の刻印が施されています。
刻印の数字が低くなるほど、プラチナの純度が下がり、ほかの金属を混ぜた合金であることを意味します。
この刻印の数字を見ることで、プラチナの純度を簡単に確認することができます。
- おたからや査定員のコメント
プラチナ製品には、製造された国によって異なる刻印が施されています。
この刻印は、偽物とのトラブルを防ぐために重要な役割を担っており、多くのプラチナ製品に刻まれています。
刻印は、非常に小さく見つけにくい場合がありますが、確認できれば本物のプラチナである証拠になります。
プラチナ製品をお持ちの方は、どのような刻印が刻まれているか、ぜひ確認してみてください。
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プラチナ製品でよく見られる刻印
プラチナ製品には、純度を示す刻印が施されており、その刻印はプラチナの特性を表す重要な情報にもなります。
ここでは、各プラチナ製品でよく見られる刻印の特徴についてご紹介いたします。
インゴットに多い「99.95」や「PREMIUM」
99.9%以上の純度を誇る純プラチナの製品には、「99.95」や「PREMIUM」の刻印が刻まれています。
この刻印は、主にインゴット(金属を溶かして固めた延べ棒)に使用されることが多く、ジュエリーに用いられることはほとんどありません。
純プラチナは非常に柔らかいため、美しく繊細なデザインを保持する必要のあるジュエリーやアクセサリーには、不向きとされているからです。
プラチナのインゴットは、現物資産として高い価値を持ち、主に投資目的で活用されています。
純プラチナの「Pt1000」や「Pt999」
「Pt1000」や「Pt999」の刻印も、プラチナの純度が99.9%以上の製品であることを示しています。
これらの刻印は、指輪やネックレスなどのジュエリーにも使用されている場合があります。
なぜなら、純プラチナ製品は、金属アレルギーを引き起こしにくく、変色にも強い特性があるからです。
ただし、プラチナは軟らかく、衝撃に弱いため、取り扱いには十分な注意が必要です。
なお、「Pt1000」の刻印は、2012年3月に廃止され、2012年4月以降は「Pt999」に変更されています。
そのため、「Pt999」の刻印がある製品は、比較的新しいプラチナ製品であると言えます。
ブランドジュエリーに多い「Pt950」
「Pt950」の刻印は、プラチナの純度が95%であることを示しています。
この純度のプラチナは、婚約指輪や結婚指輪に用いられることが多く、ティファニーやカルティエなど、多くのブランドジュエリーで人気の素材です。
「Pt950」の刻印は非常に小さく、指輪の場合はリングの内側、ネックレスの場合は留め具の付近など、目立たない場所に施されています。
指輪に多い「Pt900」
「Pt900」の刻印は、プラチナの純度が90%であることを示しています。
この純度のプラチナは、銅やパラジウムなどの割金を混ぜることで、硬度が高められています。
そのため、Pt900は、指輪やペンダントトップなど、耐久性が求められるジュエリーに用いられることが多い素材です。
また、プラチナの純度を抑えているため、コストパフォーマンスにも優れています。
ネックレスに多い「Pt850」
「Pt850」の刻印は、プラチナの純度が85%であることを示しています。
この純度のプラチナは、割金を多く含むことで高い硬度を持っているため、耐久性が求められるネックレスやブレスレットに多く使用されています。
そのため、普段使いでも安心して使用できるのが特徴です。
また、ネックレスやブレスレットの刻印は、留め具付近に刻まれていることが一般的です。
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プラチナと間違われやすい刻印
貴金属の製品には、様々な種類の刻印が施されていますが、中には、プラチナの代表的な刻印である「Pt」と間違われやすい刻印も存在します。
ここでは、プラチナと間違われやすい刻印をいくつかご紹介いたしますので、識別する際のご参考にしてください。
「Pm」の刻印
プラチナには、1960年頃まで「Pm」の刻印が使用されており、これはプラチナ(Platinum)の表記に由来しています。
しかし、同時期に流通していたプロメチウム(Promethium)と混同されることがあったため、後に「Pt」の刻印に変更されたと言われています。
プロメチウムは、銀白色でプラチナに似た色味を持ちますが、放射線を発して青白く光る特徴があり、主に時計の夜光塗料の材料として使用されていました。
なお、「Pm」の刻印があるプラチナ製品で、数字が刻まれていない場合、純度は約85%とされています。
また、「Pm850」や「Pm800」のように数字が併記されている場合、それぞれ85%や80%の純度を示していますが、1,000分率の表記よりも低い純度となっていることもあります。
「Pt100」の刻印
「Pt100」の刻印は、一見するとプラチナ製品のように見えますが、プラチナの含有率は10%に過ぎず、プラチナ製品としては認定されていません。
Pt100には、確かにプラチナが素材として使用されていますが、純度は10%であり、残りの90%には銀が用いられています。
「100」という数字が刻印されているため、プラチナの含有率が100%と誤解されやすいですが、プラチナの純度は1,000分率で表される点に注意してください。
「PS」の刻印
「PS」の刻印は、プラチナシルバー(Platinum Silver)であることを示しています。
PSには、素材の10%にプラチナが使用されていますが、残りの90%には銀が用いられています。
素材の大部分が銀であるため、比較的安価な素材として、アクセサリーに使用されることが多いのが特徴です。
- おたからや査定員のコメント
プラチナの刻印には様々な種類があり、製造された時期によって刻印が異なる場合もあります。
類似している刻印でも、プラチナの純度が大きく異なることがあるため、疑問が生じた際は、私たちのような専門家に確認を依頼することをおすすめします。
おたからやでは、貴金属に精通した査定員が在籍しておりますので、プラチナ製品をお持ちの方は、お気軽にご相談ください。
刻印がないプラチナ製品は売れない?
プラチナ製品であることを証明する刻印がない場合でも、本物のプラチナ製品である可能性は十分にあります。
近年、プラチナの価格は上昇傾向にあり、お手元のジュエリーやアクセサリーが本物のプラチナ製品であれば、高値で売却できる可能性があります。
もし、「プラチナ製品に似ているが、品質や素材が分からない」といったジュエリーやアクセサリーをお持ちの場合は、買取専門店に査定を依頼することをおすすめします。
プラチナ製品に似た製品の中には、プラチナメッキやプラチナシルバーが含まれる場合もありますが、私たちのような経験豊富な査定員であれば、確実に見分けることができます。
- おたからや査定員のコメント
希少価値の高いプラチナは、貴金属としてだけでなく、投資商品としても注目されている素材です。
今後、プラチナの価値が更に上昇する可能性もありますので、今一度、お手元のプラチナ製品の価値を確認してみてはいかがでしょうか。
おたからやでは、お客様のお品物の価値を最大限に見出し、ご納得いただける買取価格をご提示しておりますので、安心してご利用いただけます。
プラチナの買取なら「おたからや」
プラチナを売却する際は、信頼できる買取業者に査定を依頼することが大切です。
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金を高く売るためのコツは、「金の価格が高いときに売ること」と「高値で買い取ってくれる専門店に売ること」です。金の価格は現在非常に高騰しているため、売却にはベストなタイミングといえます。
金の高価買取はおたからやにお任せください。
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