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ホープダイヤモンドの呪いとは?45.52カラットのブルーダイヤモンドの特徴や歴史を解説

ホープダイヤモンドの呪いとは?45.52カラットのブルーダイヤモンドの特徴や歴史を解説

※下記の画像は全てイメージです

世界で有名な宝石のひとつ、ホープダイヤモンド。深い青色に輝く45.52カラットのこのブルーダイヤモンドには、数世紀にわたる波乱の歴史と、所有者に不幸をもたらすという呪いの伝説がまとわりついています。

フランス王室からアメリカの富豪まで、名だたる人物たちの手を渡り歩いてきたこの宝石は、現在スミソニアン博物館で静かに輝きを放っています。

この記事では、ホープダイヤモンドの魅力的な特徴から、語り継がれる呪いの伝説の真相まで詳しく解説します。

ホープダイヤモンドとは

ホープダイヤモンド

ホープダイヤモンドは、世界最大級のブルーダイヤモンドとして知られる宝石です。その神秘的な青い輝きと、所有者にまつわる数々の伝説で、何世紀にもわたって人々を魅了し続けています。

ホープダイヤモンドの特徴

ホープダイヤモンドの最大の特徴は、その深く濃い青色でしょう。この美しい青は、ダイヤモンドの結晶構造に含まれる微量のホウ素によるもので、「ファンシーディープグレイッシュブルー」と評価されています。

カットはアンティーククッションブリリアントカットと呼ばれる形状で、58面のファセット(研磨面)が施されています。この独特のカットにより、光を複雑に反射させ、深みのある輝きを生み出しているといえるでしょう。

ホープダイヤモンドの呪いの伝説について

 

 

ブルーダイヤモンド

ホープダイヤモンドには、所有者に不幸をもたらすという呪いの伝説が語り継がれています。

しかし、この伝説はどこまでが事実で、どこからが創作なのでしょうか。歴史的な記録と照らし合わせながら、その真相に迫ります。

ホープダイヤモンドにまつわる呪いの内容

呪いの伝説によると、このダイヤモンドはもともとインドのヒンドゥー教寺院に祀られていた女神シータの像の目だったと言い伝えられています。それを盗み出した者から始まり、以後のホープダイヤモンド所有者たちに次々と不幸が訪れたというのです。

語り継がれる呪いの内容は実に劇的で破産、事故死、暗殺、精神錯乱、家族の不幸など、所有者やその周囲の人々に降りかかったとされる災難は枚挙にいとまがありません。

しかし、これらの話の多くは後世の創作や誇張であることが、現代の歴史研究で明らかになっています。実際の記録と照らし合わせると、多くの所有者は平穏な生涯を送っており、不幸に見舞われた人々も、その原因は時代背景や個人的な事情によるものだったといえるでしょう。

歴代所有者に起きた出来事

有名な「呪いの犠牲者」とされるのが、フランス王妃マリー・アントワネットです。確かに彼女は1793年にギロチンで処刑されましたが、これはフランス革命という歴史的大事件の結果であり、ダイヤモンドの呪いとは無関係でしょう。

20世紀のアメリカの富豪エヴァリン・ウォルシュ・マクリーンも、息子の交通事故死、夫の精神病院での死、娘の薬物中毒死など、確かに多くの悲劇に見舞われました。

一方で、最初にインドから持ち出したとされるフランスの宝石商タヴェルニエは、「狼に食い殺された」という伝説に反して、実際は84歳まで生き、自然死を遂げています。

また、現在の所有者であるスミソニアン博物館には、1958年の取得以来、特に不幸は起きていません。

呪いの伝説が広まった背景

呪いの伝説が本格的に広まったのは、20世紀初頭のことでした。宝石商ピエール・カルティエがマクリーン夫人にダイヤモンドを売る際、その神秘性と価値を高めるために呪いの物語を強調したという説が有力です。

また、フランシス・ホープ卿の元妻メイ・ヨヘーが、自身の回想録や映画で呪いの話を大々的に取り上げました。これらのセンセーショナルな物語は、新聞や雑誌で繰り返し報道され、大衆の想像力をかき立てたのです。

長い歴史の中で多くの所有者がいれば、その中の何人かが不幸に遭遇するのは統計的に自然なことですが、それをダイヤモンドの呪いと結びつけることで、より劇的な物語が生まれたのでしょう。

ホープダイヤモンドの歴代所有者

ホープダイヤモンドの実在が確認されている主要な所有者を、時系列で見ていきましょう。

最初の記録に残る所有者は、フランスの宝石商ジャン=バティスト・タヴェルニエです。1666年にインドで112カラットを超える原石を購入し、1668年にフランス国王ルイ14世に売却しました。

ルイ14世は、このダイヤモンドを67カラットの「フレンチブルー」にリカットさせ、王室の宝物としました。その後、ルイ15世、ルイ16世へと受け継がれましたが、フランス革命の混乱で行方不明となります。

また、ルイ16世の妃がマリー・アントワネットで、彼女もホープダイヤモンドを身に付けていたと言われています。

その後、ロンドンのダイヤモンド商人ダニエル・エリアソンの手元に、現在の形にリカットされたダイヤモンドが現れました。1839年にはヘンリー・フィリップ・ホープのコレクションに加わり、ここで初めて「ホープダイヤモンド」と呼ばれるようになったのです。

その後、ホープ家で代々受け継がれましたが、1901年に借金返済のため売却されます。1911年にはカルティエを通じてアメリカの富豪エヴァリン・ウォルシュ・マクリーンが購入し、1947年の彼女の死まで所有していました。

1949年、宝石商ハリー・ウィンストンがマクリーン夫人の遺産から購入。そして1958年、アメリカ国民への贈り物として、スミソニアン博物館に寄贈したのです。

ホープダイヤモンドの歴史とは?

ブルーダイヤモンド

ホープダイヤモンドの歴史は、17世紀のインドから始まり、フランス王室、イギリスの貴族、アメリカの富豪を経て、現在の博物館展示に至るまで、実に300年以上にわたる壮大な物語です。

インドで発見されたホープダイヤモンド

ホープダイヤモンドの起源は、インドのアーンドラ・プラデーシュ州にあったコルール鉱山にさかのぼります。17世紀、この地域は世界有数のダイヤモンド産地として知られていました。

1666年、フランスの冒険的な宝石商ジャン=バティスト・タヴェルニエが、インドで112 3/16カラットという巨大な青いダイヤモンドの原石を入手しました。当時のヨーロッパでは、このような大きさと美しさを持つダイヤモンドは極めて珍しく、タヴェルニエはこの石が特別な価値を持つことを見抜いていたのでしょう。

タヴェルニエは、6回にわたるアジア旅行で宝石取引を行い、莫大な富を築いた人物でした。彼の旅行記には、インドの宝石市場の様子が詳しく記されており、当時の宝石取引の貴重な記録となっています。

フランス王室が所有していた時代

1668年、タヴェルニエはフランスに帰国し、太陽王と呼ばれたルイ14世にホープダイヤモンドを売却しました。ルイ14世は宝石への情熱で知られ、このダイヤモンドを王室コレクションの目玉として大切にしたのです。

王の命により、宮廷宝石商はダイヤモンドを67 1/8カラットのハート型にリカットしました。「フレンチブルー」または「王冠の青」と呼ばれるこの宝石は、儀式の際に王が身につける特別な装飾品となります。

1749年、ルイ15世の時代には、金羊毛騎士団の豪華な装飾品の一部として再セットされました。この騎士団の記章は、ヨーロッパで最も権威ある勲章のひとつで、フレンチブルーはその中心を飾る宝石として輝いていたのです。

ルイ16世とマリー・アントワネットの時代にも王室の宝物として受け継がれましたが、1792年のフランス革命の混乱の中、王室の宝物庫から盗み出されてしまいます。

アメリカへ渡ったホープダイヤモンド

フランス革命後、約20年間行方不明だったダイヤモンドは、1812年にロンドンで再び姿を現しました。45.52カラットにリカットされた姿で、ダイヤモンド商人ダニエル・エリアソンが所有していたのです。

1839年、銀行家ヘンリー・フィリップ・ホープがこのダイヤモンドを購入し、彼の死後も家族に受け継がれました。ホープ家での所有は1901年まで続き、この間に「ホープダイヤモンド」という名前が定着します。

20世紀に入り、ダイヤモンドはいくつかの手を経て、1911年にアメリカへ渡ることになりました。新聞王の妻エヴァリン・ウォルシュ・マクリーンが、カルティエから購入したのです。彼女はこのダイヤモンドを愛し、パーティーや社交の場で頻繁に身につけていました。

マクリーン夫人の死後、1949年に宝石商ハリー・ウィンストンが購入。彼は「宝石の民主化」を信じ、このダイヤモンドを含む宝石コレクションを巡回展示し、多くの人々に見る機会を提供しました。そして1958年、アメリカの文化遺産としてスミソニアン博物館に寄贈したのです。

ホープダイヤモンドを現在でも見る方法

ブルーダイヤモンド

ブルーダイヤモンドの中でも世界的に有名なホープダイヤモンドを実際に見てみたいという方のために、展示情報と見学のポイントをご紹介します。現在は誰でも無料で、この歴史的な宝石を間近で鑑賞することができます。

ホープダイヤモンドの現在の所在地


現在、ホープダイヤモンドはワシントンD.C.にあるスミソニアン国立自然史博物館のジェムホールで展示されています。
1958年11月10日に宝石商ハリー・ウィンストンから寄贈されて以来、博物館の至宝として大切に保管されているのです。

展示室では、特別に設計された回転台の上に置かれ、訪問者は360度あらゆる角度からその美しさを鑑賞できます。

「1958年の寄贈以来1億人以上の来館者がホープダイヤモンドを見学している」という記録があるなど、年間数百万人が訪れるという人気の展示で、博物館の中でも特に注目を集めるコレクションとなっています。

  • おたからや査定員のコメント
岩松

セキュリティも万全で、防弾ガラスのケースに収められ、最新の警備システムで24時間守られています。また、定期的に専門家による状態チェックも行われ、後世に受け継ぐべき人類の宝として大切に管理されているのです。

スミソニアン博物館での展示情報

ホープダイヤモンドは、ワシントンD.C.のナショナル・モール沿いにあるスミソニアン国立自然史博物館で常設展示されています。博物館は年中無休(12月25日を除く)で、入館料は無料です。

ホープダイヤモンドは2階のジェムホール内、ハリー・ウィンストン・ギャラリーの中央に展示されています。

特別に設計された展示ケースは、ダイヤモンドがゆっくりと回転する仕組みになっており、あらゆる角度からその美しさを堪能できます。照明も工夫されており、青い輝きが最も美しく見えるよう計算されているのです。

また、見学の際は、週末や夏休み期間は特に混雑するため、平日の午前中がおすすめです。また、博物館の公式アプリをダウンロードすれば、音声ガイドで詳しい解説を聞きながら鑑賞できます。

写真撮影は許可されていますが、フラッシュの使用は禁止されているので注意しましょう。

まとめ

ホープダイヤモンドは、45.52カラットという圧倒的な大きさと、深い青色の美しさで世界中の人々を魅了し続ける特別な宝石です。インドで発見されてから350年以上、フランス王室からアメリカの富豪まで、歴史に名を残す人物たちの手を渡り歩いてきました。

呪いの伝説については、ホープダイヤモンドの価値を高めるために、後世の創作や一部誇張された伝承という考え方が多いといえるでしょう。

不幸な出来事は時代背景や個人的事情によるもので、20世紀初頭の宝石商や元所有者が、商業的な理由から物語を広めたことが真相のようです。

現在はスミソニアン博物館で大切に保管され、年間数百万人以上の来館者がその輝きを目にしています。

「おたからや」での「ダイヤモンド」の参考買取価格

ここでは、「おたからや」での「ダイヤモンド」の参考買取価格の一部をご紹介します。

 

画像 モデル名 参考買取価格
Pt・Pm900 ダイヤモンド リング 3.041 ct Pt・Pm900 ダイヤモンド リング 3.041 ct 3,085,000円
Pt・Pm900 ダイヤモンド リング 2.038 ct Pt・Pm900 ダイヤモンド リング 2.038 ct 2,722,000円
Pt・Pm900 ダイヤモンド リング 5.227 ct Pt・Pm900 ダイヤモンド リング 5.227 ct 1,787,000円
Pt・Pm900 ダイヤモンド リング 3.587 ct Pt・Pm900 ダイヤモンド リング 3.587 ct 1,138,000円
Pt・Pm900 ダイヤモンド リング 2.081 ct Pt・Pm900 ダイヤモンド リング 2.081 ct 902,000円

※状態や付属品の有無、時期によって買取価格が異なりますので詳細はお問い合わせください。

ダイヤモンドの買取価格は、4Cを軸に評価されますが、それに加えてブランドの有無や、ルース(裸石)か指輪などの枠付きかどうかもポイントになります。ティファニーやカルティエなどの有名ブランド品の場合は、鑑定書や箱がそろっているとより高い査定が期待できます。

  • おたからや査定員のコメント
岩松

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おたからやの宝石買取
査定員の紹介

岩松 査定員

  • 趣味

    旅行、読書

  • 好きな言葉

    日々是好日

  • 好きなブランド

    ダイヤモンド・宝石

  • 過去の買取品例

    10カラットダイヤモンド

  • 資格

    GIA G.G.取得

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