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サードニクス(Sardonyx)は、赤褐色の地に白い縞模様を持つ美しい天然石で、「紅縞瑪瑙(べにしまめのう)」とも呼ばれます。古来より装飾品やお守りとして親しまれてきた歴史ある宝石で、その宝石言葉には「夫婦和合(ふうふわごう)」「幸せな結婚」「魔除け」などがあり、家庭円満や厄除けの石として知られています。
8月の誕生石の一つでもあり、古くはペリドットと並ぶ8月の代表的な宝石でしたが、2021年にスピネルが加わり現在は3つの誕生石となっています。本記事ではサードニクスの特徴や歴史、石言葉や市場価値などを詳しく解説します。
Contents
サードニクスとは?

サードニクスは赤褐色と白の縞が平行に重なるカルセドニー系の宝石で、和名を赤縞瑪瑙といいます。古代から世界各地で採掘され、印章やカメオの素材として愛用されてきました。
現在も8月の誕生石として人気が高く、夫婦和合や幸福を象徴するパワーストーンとして注目されています。ここからはサードニクスについて詳しくご紹介していきます。
サードニクスの基本情報
サードニクスは二酸化ケイ素から成る石英系鉱物カルセドニーの一種で、成長過程で鉄分を含む部分が酸化し赤褐色層をつくり、無色層と交互に重なることで特徴的な縞を生みます。比重は約2.6、屈折率は1.54〜1.55と石英標準値で、透明感の少ない半透明〜不透明が一般的です。
人工処理は加熱や染色で色を強調する程度にとどまり、市場では天然色のものが高評価。宝石名称としては英語の“sardonyx”が国際的に用いられ、日本語でもサードオニキスと呼ばれることがあります。結晶は繊維状集合体で、ほぼ肉眼識別困難です。
色と縞模様の特徴
サードニクス最大の魅力は、赤褐色から朱色まで変化する地色と、まるで白い層が交互に走る独自の縞です。縞は平行に整うため、層を活かしたカメオ彫刻やインタリオの題材として重宝されます。赤色部分は鉄イオンが酸化したヘマタイト微粒子によるもので、濃淡がはっきりしているほど価値が高まります。
一方、白色帯はクリストバライトや無色カルセドニー層で光を散乱し、石に温かみあるコントラストを与えます。研磨面を斜めに取ると縞がウェーブ模様となり、ジュエリーへ個性的なアクセントを加えてくれます。
モース硬度と耐久性
モース硬度7を示すサードニクスは、日常生活で擦れや小傷が付きにくく、指輪やブレスレットなど動きの多いアイテムにも安心して使用できます。ただし硬度9以上のサファイアやダイヤモンドと接触すると表面が曇る恐れがあるため、保管時は個別ケースが理想です。また靭性は中程度で、落下時には層に沿って割れやすい性質があります。
超音波洗浄機の使用は避け、ぬるま湯と中性洗剤で優しく洗浄し、柔らか布で水分を拭き取るメンテナンスが推奨されます。強い直射日光や高温は退色を促す場合があるため、長時間の屋外保管も控えましょう。
名称の由来
名称はギリシャ語の「sard」(赤褐色)と「onyx」(縞・爪)を組み合わせた“sardonyx”に由来します。ラテン語経由で多国語へ広まり、日本では明治期に宝石学が紹介された際、英語読みを片仮名転写した「サードニクス」あるいは「サードオニキス」が定着。和名の赤縞瑪瑙は色と模様を的確に示し、専門書や鑑別書では併記されるのが一般的です。
名称の違いは表記揺れに過ぎず、鉱物学的には同一石種として扱われます。
誕生石としての位置づけ
サードニクスは1952年に米国宝石小売業者協会が策定した誕生石リストで8月を代表する石に選定され、ペリドットと並び認知されています。夫婦円満や友情の絆を象徴すると信じられ、日本でも昭和期に雑誌などで紹介され普及しました。
2021年の日本ジュエリー協会による誕生石改定でも8月石として再確認され、季節感ある橙と白のストライプが夏の陽光を想起させます。特に夏のギフトとしても人気です。
主な産地と歴史的用途
世界的産地はインド、ブラジル、ウルグアイ、米国モンタナ州などがあります。鉄分豊富な火成岩由来の地層で生成されるため鮮やかな赤縞が特徴です。古代メソポタミア王墓から印章シリンダーが出土し、ローマ帝国ではカメオやスイヴェルリングに用いられました。
中世ヨーロッパでは聖職者の装飾具として珍重され、ヴィクトリア朝英国でカメオブローチが流行。現在もブラジル産原石がカットされ、アンティーク調ジュエリーに欠かせません。近年はマダガスカルも注目株です。
サードニクスの歴史と伝説

サードニクスの歴史は古代エジプトにさかのぼります。ギリシャ・ローマ時代には軍神マルスや英雄ヘラクレスのカメオを刻んだ護符が兵士を守り、熱した封蝋にも付着しにくい性質からシグネットリングにも使われました。
どのような歴史があるのかを詳しく解説するので、確認していきましょう。
古代エジプトからギリシャ・ローマへ
紀元前2000年頃のエジプト遺跡からサードニクスのビーズが出土しており、この美石はナイル文明の装飾品として重宝されていました。やがて地中海交易を通じてギリシャへ伝わり、哲学者アリストテレスも著書で「サードン」層状瑪瑙と記述。ギリシャ職人は二層の色差を活かしたカメオを初めて彫刻し、神々や女神アテナを刻んで護符にしました。
この技法がローマに受け継がれると、皇帝アウグストゥスは帝室工房を設け、肖像カメオを外交贈答品として使用。こうしてサードニクスは古代世界の権威と美術を象徴する宝石として定着しました。
ローマ軍と勇気の護符
ローマ帝国の兵士たちは戦場に赴く前、軍神マルスや英雄ヘラクレスを刻んだサードニクスのタリスマンを鎧に縫い付けました。赤と白の層は「血と正義」を象徴し、傷を減らし勝利を招くと信じられたためです。石は熱にも蝕まれにくく、作戦命令を封蝋で密封するシグネットリングの印材としても活躍。
ワックスが表面に付きにくい特性が素早い封緘を可能にし、軍事書簡の機密保持に貢献しました。実用と神話的パワーの両面価値が軍を魅了し、また凱旋式の記念品として司令官へ贈られる例も今も残ります。現在も博物館で逸品を鑑賞可能です。
中世・ルネサンスと雄弁の石
教会権威と市民文化がせめぎ合った中世ヨーロッパでは、サードニクスは「雄弁を授ける石」として聖職者や巡回説教師の必携アイテムとなりました。赤白の縞が舌先を滑らかにし、聴衆を魅了する話術を与えるという伝承が広まり、議会制が成熟したルネサンス期には政治家や外交官が懐中護符として愛用。
メディチ家の蔵書には「演説前に石を手に握れ」と記した医師カタリヌスの処方まで残ります。市場ではなお縞の標本が高騰し、フィレンツェの職人がカメオ装飾を制作したことで、サードニクスは芸術と弁論を結ぶ象徴的存在へと昇華しました。
聖書と神話の象徴性
サードニクスは新約聖書『ヨハネの黙示録』において、天上の都エルサレムを囲む十二宝石の城壁の第二層を飾る石として記載され、純潔と献身を象徴するとされます。旧約時代の大祭司の胸当てにも類似石が嵌め込まれたという説があり、信仰の歴史に深く結び付いてきました。ギリシャ神話では愛と美の女神アフロディーテの護石とされ、夫婦和合や友愛をもたらすと伝承されています。
庶民と王侯を魅了した普及と価値
サードニクスは産出量が比較的多く、ローマ市では庶民も手頃にビーズを買えた一方、層のコントラストが鮮明で大判のカメオ原石は王侯貴族に珍重され、しばしばダイヤモンド以上の高値で競り落とされました。中世商人ギルドは品質グレードを細分化し、縞の整列度と赤味を評価基準に設定。
産業革命後にはブラジル産の流通拡大で価格が下落しますが、19世紀ヴィクトリア朝の喪礼ジュエリー需要が再燃を促し、現代も復刻カメオが愛好家市場でも人気です。
サードニクスの色合いと魅力

サードニクスの色合いと魅力について紹介します。赤褐色と乳白色のストライプが織り成すコントラストは唯一無二で、鮮明な縞と深い赤が際立つ石ほど希少価値が高まります。
カメオやジュエリーで個性を演出できるパワーストーンとして注目され、誕生石ギフトにも好適です。特に天然色のものは希少で、鑑別書付きなら安心です。
ストライプが生む唯一無二の個性
サードニクスは赤みを帯びた茶褐色層と乳白色層が平行に重なるストライプ模様が最大の魅力です。赤層は鉄分が酸化した温かみのある色味、白層は光を拡散する柔らかなツヤを担い、層がくっきり揃うほど発色が際立ちます。
指輪やペンダントにセットすると側面から層が現れることで唯一無二の個性を放ち、アンティークカメオの素材としても重宝される“映える”宝石です。
オニキスとの違いとカルセドニー系の分類
オニキスが黒×白、サードニクスが赤褐色×白の縞で区別されるほか、どちらも石英グループのカルセドニー仲間です。単色の兄弟石は色ごとにカーネリアン(橙赤)やクリソプレーズ(緑)と呼ばれ、いずれも化学組成は二酸化ケイ素です。
ストライプの色味と鮮明さが名称と市場価格、検索キーワードに直結するため、購入時は模様とタグ表記を必ずチェックしましょう。
価値を左右する評価ポイント
評価基準は赤層と白層のコントラスト、縞幅の均一性、カット面に対する層の平行度が鍵を握ります。赤層がレンガ色から朱色へグラデーションし、白層が真珠のようにクリアな標本は希少で、カメオ彫刻用原石として高額取引の対象です。
層幅が0.5mm以下で整列する石は国際宝飾展でも注目を集め、個体識別性の高さからギフトやコレクション需要を刺激し続けています。
天然色と人工処理、産地別の傾向
古代ローマで確立された染色技術は現代にも受け継がれ、ブラックオニキスの多くは人工着色です。サードニクスもブラジルやウルグアイ産原石を加熱・染色して発色を強めることが一般的。
一方、インド産は無処理でも茶褐色が鮮やかで高品質と評価されます。天然色か加工色かは鑑別書の有無と価格差に如実に表れるため、購入時は証明書を必ず確認しましょう。
- おたからや査定員のコメント
縞模様の鮮明さと赤層の深みが際立つのが良質なサードニクスです。層幅が均一で白層が真珠光沢を帯びる個体はカメオ素材としても高評価。インド産無処理石なら希少性がさらに上がり、鑑別書付きであればギフトや投資目的の購入でも安心です。保管は乾燥と直射日光を避け柔布で拭き上げましょう。縞が途切れずリング状に連なる原石は特に高値がつく可能性が上がります。

サードニクスの用途と魅力

これから、古代ローマのカメオ彫刻や公文書のシグネットリング、現代のアンティークジュエリーやファッション小物に至るまで、サードニクスが放つ深い色調と唯一無二の層模様がどのように活用され、人々を魅了し続けてきたのかを、歴史と実用性のエピソードを交えながら詳しく紹介します。
カメオ彫刻に最適な層状美
サードニクスは赤褐色と白の層が明確に分かれるため、上層の白を浮彫りモチーフに、下層の赤を背景に活かせるカメオ彫刻向きの石です。硬度7前後で刃物のノリが良く、ローマ帝国からルネサンス期の職人が細密な女神像や神話場面を彫刻。
層構造が緻密な原石は現在もカメオ作家に最も指名買いされる素材として君臨しています。
印章・シグネットリングとしての実用性
熱した封蝋が付着しにくい性質と加工のしやすさから、サードニクスは古代ローマでシグネットリングの印材として重宝されました。貴族の紋章が鮮明に刻めるため公式文書の封印に最適で、実用性と威厳を両立。
現在でもアンティークのサードニクス印章は美術工芸品として高い評価を受け、コレクターオークションで安定した需要があります。
アンティークジュエリーと現代ファッション
透明宝石の煌めきはないものの、サードニクスの渋い赤茶と乳白色のコントラストは落ち着いた品格を演出。クラシカルな装いにカメオブローチやストール留めで取り入れると、一点投入でもエレガントな存在感を放ちます。
近年はヴィンテージブームで再注目され、デザイナーズブランドがモダンデザインへ組み込むなど、現代ファッションでも活躍の場が拡大しています。
コレクターズアイテムとしての価値
産出量は多いものの、縞が均一でコントラストの強い大判原石は希少で、アンティーク市場では一点物としてプレミアが付く場合も。18〜19世紀のギリシャ復興様式カメオや、皇室紋章入りシグネットは博物館級の扱いを受け、投資対象としても安定感があります。ストーリー性と芸術性を兼ね備えたサードニクスは、宝石収集家にとって外せないクラシックストーンです。
サードニクスの石言葉とスピリチュアルな意味

サードニクスは赤白二層の陰陽エネルギーを宿す縞模様が特徴で、夫婦和合や幸運を招く守護石として古代から親しまれてきました。ここでは主要な石言葉とスピリチュアルな意味、日常への生かし方を紹介します。
赤白の調和が心のバランスを整え、邪気を払い、愛情を深めるとされます。結婚記念や家族守護のギフトにも最適です
主要な石言葉
サードニクスの代表的な石言葉は「夫婦和合」「幸せな結婚」「夫婦円満」「邪気払い」「幸運」の五つです。赤白二層の縞が陰陽調和を象徴し、結婚指輪のインレイや記念日の贈り物として人気を支えています。古代ローマの新婚夫婦は寝室に石を置き、朝日に輝く様子を繁栄の兆しと見なしたと伝わります。
現代でも恋愛運と家庭運を高めるお守りとして愛され、ハッシュタグ投稿で拡散されるほど親しみやすい存在です。近年はペアアクセサリーやスマホストラップに組み込むデザインも登場し、若年層の検索需要が加速しています。さらに注目!
陰陽調和が示す夫婦円満
サードニクスの赤層は情熱や活力、白層は純潔や受容を示し、この二色が隙間なく重なる様子は夫婦やパートナーが補い合いながら安定した関係を築く姿そのものです。古くは結婚式の祭壇に敷き詰められ、誓いの言葉と共に石を交換する儀式が行われました。
心理的にも互いの長所を引き出し短所を和らげる象徴とされ、夫婦喧嘩の仲直りのお守りとして枕元に置く習慣が各地に残ります。近年ではペアブレスレットや結婚記念フォトフレームに埋め込むデザインが登場し、記念日のギフト需要が高まっています。ネット口コミでも調和効果が話題です。
魔除け・邪気払いの護符
赤白が交差するサードニクスは陰陽のバランスを整えるとされ、古代ローマでは兵士が胸当てに縫い付け戦勝のお守りとしました。縞の中央を貫く赤い層が炎となって邪気を焼き払い、白い層が清浄な光で心の闇を照らすという比喩が残っています。
現代でも不安感やネガティブ思考を鎮めるヒーリングストーンとして注目され、ヨガや瞑想スペースに置かれるケースが増加。スマートフォンに取り付けられる小粒チップや玄関用浄化グリッドセットも人気で、風水やスピリチュアル系ブログでの紹介件数が急増しています。守護力が高いと評判!
人間関係を円滑にする力
サードニクスの調和エネルギーはコミュニケーションを円滑にし、対人ストレスを緩和すると言われます。話し合いの席に置くと対立が和らぎ、円満な合意形成を促すと企業研修で紹介される例も。赤色層が積極性と情熱を、白色層が寛容と冷静さを象徴するため、相乗効果で建設的な対話が生まれると解釈されます。
職場ではデスクに原石を飾る、子育て家庭では食卓に置く、といった活用がSNSでシェアされ、口コミ評価も高い。オンライン会議用の背景にサードニクスの写真を映すリモート風水も好評です。人と人をつなぐ潤滑油として支持拡大。
健康運・長寿運へのサポート
古来、サードニクスは血行を促し免疫力を高めると信じられ、薬草と共に砕いた粉を飲む習慣が一部地域に残っています。赤い層が血液循環、白い層が浄化と再生を司る象徴とされ、家庭の枕元や玄関に置くと病を遠ざけるという伝承が中世写本にも記録。
現代では健康長寿のお守りとしてシニア世代の需要が高まり、敬老の日ギフトや還暦祝いのアクセサリーに用いられるケースが増加しています。さらに、遠赤外線石としてパワーストーン岩盤浴に組み込まれるなど、ウェルネス市場でも応用が広がりつつあります。医療従事者にも注目されています。
サードニクスと相性の良いパワーストーン

サードニクスは他の天然石と組み合わせることで、より豊かな効果を発揮すると言われます。複数のパワーストーンを身に着ける際には、それぞれの石の意味が調和し相乗効果をもたらす組み合わせがおすすめです。
ここではサードニクスと特に相性の良い石として知られる代表的な組み合わせを紹介します。
サードニクス × ペリドット
ペリドットは明るい黄緑色が特徴の8月のもう一つの誕生石で、「太陽の石」とも呼ばれる天然石です。ペリドットの石言葉は「夫婦愛」であり、夫婦の絆を深める石としてサードニクスとの相性は抜群です。ともに8月生まれを守護する誕生石ということもあり、8月生まれの方へのプレゼントにも良い組み合わせと言えるでしょう。
サードニクスが夫婦和合や魔除けの力を象徴するのに対し、ペリドットはポジティブなエネルギーと夫婦愛をもたらす石です。両者を一緒に身につけることで、家庭円満と明るい希望に満ちたエネルギーを同時に得られるお守りジュエリーとなります。
サードニクス × ホワイトオニキス
ホワイトオニキス(白瑪瑙)は、その名の通り白色のオニキスで、「友情の石」とも呼ばれ人間関係の調和をサポートする力があるとされています。ホワイトオニキスの石言葉には「成功」「夫婦の幸福」「厄除け」などがあり、サードニクスと組み合わせることでお互いの持つ魔除けの力が強化されるとともに、人と人との良縁を結ぶ助けになるでしょう。
赤と白のサードニクスに対して、純白のオニキスを加えることで見た目にも清廉さが増し、身に着ける人の心を落ち着かせ安定させる効果が期待できます。家庭運・対人運を底上げしたい人におすすめの組み合わせです。
サードニクス × レッドジャスパー
レッドジャスパーは深い赤色をしたジャスパー(碧玉)で、日本では「赤玉石」とも呼ばれます。古くから勇気と行動力を授ける石として知られ、その石言葉は「勇気」「聡明」などです。サードニクスとレッドジャスパーを組み合わせることで、心身のエネルギーを高める効果があるとされています。
サードニクスが人間関係や心の調和に働きかけるのに対し、レッドジャスパーは持ち主の内なるエネルギーや意志を強化すると言われます。両者を一緒に身につければ、ネガティブな感情を払いのけ前向きに進む勇気と、周囲との調和を保つ冷静さを兼ね備えられるでしょう。新しいことに挑戦するときや、精神的な強さが求められる場面のお守りに適した組み合わせです。
サードニクスのお手入れと保管方法

サードニクスを長く愛用するには、日常の汚れを丁寧に落とし、熱や衝撃、日光から守ることが不可欠です。ここでは基本の拭き取りから洗浄、保管環境まで要点を整理して解説します。適切なケアを続ければ、縞模様の艶とコントラストを長年保てます。
日常のお手入れの基本
サードニクスを美しく保つ第一歩は、使用後すぐに柔らかなセーム革や眼鏡拭きで表面を軽く磨き、汗や皮脂、埃を取り除くことです。縞の境目は汚れが溜まりやすいので布で丁寧にケアしましょう。
化粧品や香水が付着すると艶が鈍るため、アクセサリーはメイク後に装着するのが鉄則。日々の拭き取りを習慣にするだけで輝きは長持ちします。保管前の簡単な拭き上げが後年の再研磨コストを減らし、価値を守る秘訣です。日頃の積み重ねが美観を決めます。
手洗いクリーニング手順
汚れが目立つ場合は、ぬるま湯200mlに中性洗剤を1〜2滴垂らし5分ほど浸け、柔らかい歯ブラシで縞に沿って優しくブラッシングします。先端を短く切ったブラシなら細部も洗浄しやすく便利。洗剤が残ると曇りの原因になるため、流水で十分にすすぎ、柔らかな布で水気を吸い取り陰干しします。
ドライヤーや直射日光で急速乾燥させると熱ストレスでヒビが生じる恐れがあるので必ず自然乾燥を選びましょう。乾燥後に縞と光沢をチェックすれば、手入れ時期を把握できます。
超音波・スチーム洗浄の注意点
超音波やスチーム洗浄機は手早く汚れを落とせますが、人工着色や接着剤を含むカメオにはリスクがあります。強い振動や高温蒸気で染料が抜けたり層間にクラックが入る例も報告済み。洗浄前に鑑別書で染色・含浸の有無を確認し、疑わしい場合は手洗いにとどめるのが無難です。
機械を使う場合でも低温設定で30秒以内、液温40℃以下を厳守し、処理後は水で十分にすすぎクロスで水分を拭き取り自然乾燥させましょう。
高温・紫外線を避けるポイント
サードニクスは比較的安定した石ですが、高温や強い紫外線は色のコントラストを損ない縞模様を褪色させる原因になります。夏の車内や窓際に放置すると内部水分が膨張しマイクロクラックが生じる恐れも。
屋外でジュエリーを着ける際は帽子やパラソルで直射を避け、使用後はすぐに汗を拭き取りクールダウンを。保管は20℃前後の暗所が理想で、乾燥剤を併用すれば湿度変動による劣化も防げます。
他の宝石との保管方法
保管時は硬度差による擦り傷を防ぐため、サードニクスを他の宝石と直接触れさせないことが重要です。モース硬度7のため水晶より硬いものの、トパーズやサファイアと接触すると表面が曇る可能性があります。個別のジュエリーポーチや布張りの仕切り付きケースに収納し、チェーンは石に巻き付けず分けて保管しましょう。
湿気と温度変化の少ないクローゼット上段が推奨環境。旅行時は衝撃を吸収する厚手ポーチに入れ、帰宅後は汗を拭いてから戻すことで長期にわたり輝きを維持できます。
まとめ
サードニクスは赤みを帯びた茶褐色と白の縞模様を持つ瑪瑙で、古くから人類に愛されてきた8月の誕生石です。古代の神話や伝説にも登場し、ローマの兵士たちが勇気のお守りとして身に着けた逸話や、ルネサンス期に雄弁の石とされた伝承など、その歴史は非常に豊かです。宝石言葉は「魔除け」「幸せな家庭」などで、夫婦や家族の絆を深める象徴としてプレゼントにも適しています。世界各地で産出しますが、中でもインド産のものは品質が高く、美しい茶褐色と鮮明な縞模様で人気があります。
自分用のパワーストーンブレスレットから芸術的価値のあるアンティークカメオまで、多彩な楽しみ方ができる石と言えるでしょう。美しく調和した赤と白の模様が唯一無二の存在感を放つサードニクスは、これからも多くの人々を魅了し続けるに違いありません。
「おたからや」での「宝石」の参考買取価格
「おたからや」での「宝石」の参考買取価格は下記の通りです。
| 商品画像 | 型名 | 参考買取価格 |
|---|---|---|
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Pt・Pm900 ダイヤモンド リング D3.041 ct 1.9 ct 10.2 g | 3,085,000 円 |
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ルビー リング 6.01ct | 1,116,000 円 |
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サファイア ダイヤ リング 11.78ct | 6,695,000 円 |
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エメラルド ネックレス 21.87ct | 3,410,000 円 |
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インペリアルトパーズ リング 15.92 ct | 429,000 円 |
※上記の買取価格はあくまで参考価格であり、ダイヤモンドの品質や市場の動向、付属品の有無などによって実際の査定額が変動する場合があります。
「おたからや」では、鑑別書のないルースや片方だけのピアス、枠の曲がった指輪でも査定いたします。ダイヤは4C、ルビー・サファイアは加熱の有無まで専門機器で確認し、公正な相場で買取価格を提示します。
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- おたからや査定員のコメント
赤〜白縞がくっきり現れ、層が厚く艶やかな研磨面をもつインド産サードニクスは高評価が期待できます。大粒連や細密カメオなど芸術性が高い品はコレクター需要でプレミア査定も望めるでしょう。直射日光・乾燥を避け柔布で拭くと色調が長持ち。売却時は鑑別書や来歴資料を添えると加点につながります。

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10カラットダイヤモンド
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