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「9月の誕生石として贈りたいけれど、クンツァイトはどんな宝石なの?」「クンツァイトの価値や正しいお手入れ方法がわからない…」そんな疑問を抱えていませんか。
クンツァイトは「無償の愛」を象徴するライラックピンクの宝石で、1902年にアメリカで発見されて以来、世界中のジュエリーファンを魅了し続けています。2021年に日本の9月誕生石リストへ加わったことで人気がさらに高まり、ティファニーやミキモトといった名門ブランドからも注目される存在です。
本記事では、クンツァイトの歴史や特徴、価値を左右する品質基準、退色を防ぐお手入れ方法までを徹底解説します。購入を検討中の方はもちろん、お手持ちのクンツァイトを売却したい方もぜひ最後までお読みください。
※本記事で紹介している「石言葉」「パワーストーンにまつわる伝承・意味づけ」は歴史的・文化的な背景に基づくものであり、科学的根拠や効果を保証するものではありません。感じ方や解釈は人によって異なりますので、あくまで参考情報としてご覧ください。

Contents
- クンツァイトとは
- クンツァイトの歴史
- クンツァイトの特徴
- クンツァイトの石言葉と意味
- クンツァイトの価値を決める基準
- クンツァイトと似た宝石の見分け方
- クンツァイトを扱う代表的なジュエリーブランド
- クンツァイトを美しく保つお手入れ・保管方法
- 同じ9月の誕生石サファイアとの違い
- クンツァイトに関するよくある質問
- Q. クンツァイトはどんな色の宝石ですか?
- Q. クンツァイトの硬度はどのくらいですか?
- Q. クンツァイトが退色する原因は何ですか?
- Q. クンツァイトは水洗いしても大丈夫ですか?
- Q. クンツァイトの石言葉にはどんな意味がありますか?
- Q. クンツァイトは何月の誕生石ですか?
- Q. クンツァイトとサファイアはどちらが高価ですか?
- Q. クンツァイトの産地による価値の違いはありますか?
- Q. クンツァイトにはどんな処理が施されていますか?
- Q. クンツァイトのコピー品や合成石は存在しますか?
- Q. クンツァイトの保管で気をつけることは何ですか?
- Q. クンツァイトはどんなジュエリーに向いていますか?
- Q. クンツァイトを売却する際のポイントは何ですか?
- Q. クンツァイトの買取価格の相場はどのくらいですか?
- Q. クンツァイトはプレゼントに向いていますか?
- Q. クンツァイトとアメジストの違いは何ですか?
- Q. クンツァイトはどこで購入できますか?
- Q. クンツァイトに相性の良い宝石はありますか?
- Q. クンツァイトに蛍光性はありますか?
- Q. クンツァイトの名前の由来は何ですか?
- まとめ
- 「おたからや」での「クンツァイト」の参考買取価格
- クンツァイトの買取なら「おたからや」へ
クンツァイトとは

クンツァイトは、スポジュメン(和名:リチア輝石)という鉱物の一種で、淡いピンクから薄紫を帯びた美しい色合いを持つ宝石です。1902年にアメリカ・カリフォルニア州で発見され、宝石学者ジョージ・フレデリック・クンツ博士によって命名されました。
クンツァイトはキャンドルの光や白熱灯の下でより美しく輝くため、「イブニングストーン(夕べの宝石)」という別名を持ちます。ピンク色は、微量のマンガンを含むことで発色しており、紫みを帯びた濃い色合いのものほど希少性が高く評価されます。柔らかく女性らしい印象があり、ジュエリーとしても高い人気を誇る石です。
クンツァイトの歴史

クンツァイトは1902年に発見された、宝石としては比較的歴史の浅い存在です。命名由来や誕生石に選ばれた経緯を知ると、宝石への愛着がいっそう深まるでしょう。
発見者・命名の経緯
1902年、アメリカ・カリフォルニア州のパラ地区にある鉱山で、美しいピンク色をした新種の鉱物が発見されました。ティファニー社初代宝石鑑定士として知られるジョージ・フレデリック・クンツ博士が、発見された鉱物を詳しく分析しました。クンツ博士の分析によって、発見された鉱物がスポジュメンの新しい変種であることが判明しました。
翌年の1903年、ノースカロライナ大学の化学者チャールズ・バスカヴィルが、博士の業績を称えてこの鉱物を「クンツァイト(Kunzite)」と命名しました。和名では「リチア輝石」と呼ばれることもありますが、現在では一般的に「クンツァイト」の名称で広く流通しています。
参考:GIA(米国宝石学会)
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誕生石に選ばれた背景
クンツァイトは、2021年の日本における誕生石改訂で9月の誕生石に追加されました。1958年以来63年ぶりとなる改訂では10種類の宝石が新たに追加され、クンツァイトもそのひとつに選ばれました。
クンツァイトが9月に選ばれた理由として、命名者クンツ博士の誕生月が9月だったという説が有力視されています。また、クンツァイトが持つライラックピンクの上品な色合いが、近年のジュエリー市場で好まれる傾向にあることも、選定を後押しした要因のひとつです。なお、現在のところ9月の誕生石としてクンツァイトを採用しているのは日本独自の基準であり、国際的には引き続きサファイアが代表的な誕生石とされています。
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参考:日本ジュエリー協会
クンツァイトの特徴

クンツァイトは繊細で可憐な色合いに加え、光や角度で異なる表情を見せる多彩な魅力を持っています。クンツァイトの色・光学的特性・耐久性などの物理的特徴を順に解説します。
ライラックピンクの美しい色合い
クンツァイトの最大の魅力は、紫みを帯びた柔らかいピンク色にあります。ライラックの花のように優しい色調は、見る人に穏やかな印象を与え、他のピンク系宝石とは異なる洗練された雰囲気が特徴。色の濃さには個体差があり、紫が強く出た深みのあるものほど希少性が高くなります。
特に、発色の強いパープリッシュピンクは市場でも高く評価されますが、淡く繊細な色合いを持つクンツァイトにも根強い人気があります。発色は微量のマンガンによって生まれており、結晶の質や処理方法によって色のバリエーションが生まれます。
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参考:GIA(米国宝石学会)
角度によって色が変わる多色性
クンツァイトは非常に強い「多色性(プレオクロイズム)」を示す宝石として知られています。多色性とは、見る角度によって色が異なって見える性質のことで、クンツァイトの場合は濃い紫がかったピンクから淡いピンク、場合によっては無色に近い透明感まで、幅広い表情を見せてくれます。
クンツァイトの多色性を最大限に引き出すには、高度なカット技術が欠かせません。熟練のカット職人は、クンツァイト結晶の長軸方向をテーブル面に合わせることで、最も美しい色合いを引き出します。カットの仕上がりによってクンツァイトの色の見え方は大きく変化するため、職人の技量が宝石の価値を左右する重要な要素です。
紫外線で発光する燐光性
クンツァイトは「燐光性(りんこうせい)」という珍しい性質を持ち、紫外線を当てた後も淡く光り続けます。暗所にクンツァイトを持ち込むと、淡く幻想的な残光を観察できます。燐光性は蛍光性と異なり、光源を取り除いた後も輝きが持続する点がクンツァイトの神秘的な魅力を高めています。
こうした性質から、クンツァイトは「イブニングストーン(夕べの宝石)」という別名でも知られています。特に社交界などでは、キャンドルライトのもとでクンツァイトが揺らめくように光る様子が称賛され、夜に映える宝石として愛されてきました。ただし紫外線に弱く、長時間の日光曝露によって退色しやすいため、日中の屋外使用や直射日光下での展示には注意が必要です。保管や使用の際には、光の影響に十分配慮しましょう。
比較的硬いが割れやすい物理的性質
クンツァイトはモース硬度6.5~7程度と、日常生活における小傷にはある程度耐える硬さを持っています。しかし、結晶構造の関係から「劈開(へきかい)」と呼ばれる割れやすい方向を持っており、強い衝撃を受けると割れてしまうリスクも。
特に、垂直に交わる2方向に明瞭な劈開性を持っているため、力のかかり方によっては簡単に割れてしまう可能性があります。このため、彫刻には適さず、ファセットカットされた宝石として流通することが一般的です。ジュエリーに加工する場合も、リングのように衝撃が加わりやすいアイテムより、ペンダントやピアスのような保護性の高いデザインが推奨されます。
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- おたからや査定員のコメント
ライラックピンクが魅力のクンツァイトは、強い多色性と紫外線残光を備えています。直射日光で退色しやすいので遮光保管と夜間着用を意識し、使用後は柔布で乾拭きして光彩を保ってください。

クンツァイトの石言葉と意味

クンツァイトには「無償の愛」「純粋」「可憐」「無限の愛」など、愛にまつわるポジティブな石言葉が多数与えられています。淡いピンク色の印象そのままに、思いやりや優しさ、慈しみの心を象徴する宝石として多くの人に親しまれています。
クンツァイトは恋人や家族へのプレゼント、自分自身へのお守りとして人気があり、ヒーリングストーンとしての側面も備えています。クンツァイトには感情を整え心を穏やかにする力があるとされ、ストレスや不安を和らげたいときのお守りとして身につける方も多いです。
石言葉や伝承的な効果は科学的根拠に基づくものではありませんが、クンツァイトに込められた意味を知ることでジュエリーへの愛着が深まります。
クンツァイトの価値を決める基準

クンツァイトの市場価値は、他の宝石と同様に複数の品質要因によって決まります。特に「産地」と「色味の美しさ」は、評価において最も重要なポイントとされます。それぞれの基準について具体的に見ていきましょう。
産地による違い
クンツァイトは世界各地のペグマタイト鉱床から採掘されており、産地によって色味や透明度、評価が異なります。代表的な産地の特徴を以下の表にまとめました。
| 産地 | 特徴 | 市場評価 |
|---|---|---|
| アフガニスタン | 濃い紫がかったピンク色、高い透明度 | 最高品質と評されることが多い |
| ブラジル | 安定した品質、色味と透明度のバランスが良好 | 流通量が多く信頼性が高い |
| ナイジェリア | 鮮やかな色味、キャッツアイ効果を示す個体あり | ユニークな魅力で人気 |
| マダガスカル | 淡いピンク~紫ピンク、大粒結晶が産出 | コレクター向けの希少石あり |
| パキスタン | アフガニスタンに近い色調、中程度の透明度 | 品質にばらつきがある |
| アメリカ(カリフォルニア) | クンツァイト発見の地、歴史的価値 | 産出量は少ないが記念価値が高い |
産地によって個体差が大きいため、鑑定時には産地情報も査定の判断材料となります。産地証明書が付属していると、買取や転売時に有利にはたらく場合があります。
色味の濃さや発色の違い
クンツァイトの価値を左右する最大の要素は、その色味の濃さと発色の美しさです。一般に、深みのある鮮やかなピンク~パープルカラーの石ほど評価が高く、淡い色やグレーがかった個体はやや価格が下がる傾向にあります。ただし、淡い色でも透明度が高く清楚な印象を与えるものは、一定の人気です。
また、色の均一性や内包物(インクルージョン)の有無も価値判断に影響します。色ムラが少なく、ゾーニングが見られない個体は高品質とされますが、多少インクルージョンがあっても発色が美しければ高く評価されることもあります。カットの技術によっても発色は左右されるため、宝石としての完成度は複数の要因を総合的に見る必要があります。
クンツァイトと似た宝石の見分け方

クンツァイトを購入・鑑定する際は、似た色合いを持つ宝石との違いを把握しておくことが大切です。ピンク系の宝石には、モルガナイトやローズクォーツ、ピンクトルマリンなど複数の種類が存在します。見た目だけでは判断しにくいケースも多いため、それぞれの特徴を理解しておきましょう。
モルガナイトとの違い
クンツァイトとモルガナイトは、どちらもピンク系の宝石として混同されやすい存在です。クンツァイトはスポジュメン(リチア輝石)の一種で紫みを帯びたピンク色を示し、モルガナイトはベリル(緑柱石)の一種でオレンジがかった淡いピンク色が特徴です。
硬度にも違いがあり、モルガナイトはモース硬度7.5~8とクンツァイト(6.5~7)より硬いため、日常使いのジュエリーに向いています。ブラックライトを当てると、クンツァイトはオレンジ~オレンジピンク系の蛍光を発するのに対し、モルガナイトは蛍光をほとんど示しません。購入時の判断材料として、蛍光性の違いを覚えておくと安心です。
ローズクォーツとの違い
クンツァイトとローズクォーツは、同じピンク系でも透明度と結晶構造に大きな差があります。ローズクォーツは石英(クォーツ)の一種で、半透明から不透明な質感を持ち、内部が曇ったように見える個体がほとんどです。一方、クンツァイトは透明度が高く、光を通すとガラスのような輝きを放ちます。
価格帯にも明確な違いがあり、ローズクォーツは比較的安価に入手できる一方、高品質のクンツァイトは希少性から高値で取引される傾向にあります。触感でも判別可能で、クンツァイトは劈開性により表面にわずかな段差を感じることがありますが、ローズクォーツは均一でなめらかな手触りが特徴です。
ヒデナイトとの関係性
クンツァイトとヒデナイトは、同じスポジュメン(リチア輝石)に属する姉妹石の関係です。クンツァイトがマンガンによってピンク~紫色に発色するのに対し、ヒデナイトはクロムによって緑色~黄緑色を呈します。両者は化学組成がほぼ同一でありながら、発色原因の違いによって異なる名称が付けられています。
ヒデナイトはクンツァイトより産出量が少なく、高品質の結晶は市場でめったに見かけない希少石です。どちらも紫外線に弱く退色しやすい性質を持つため、保管方法には同様の注意が求められます。スポジュメン系の宝石を集めたい方は、両方を揃えてコレクションする楽しみ方もおすすめです。
クンツァイトを扱う代表的なジュエリーブランド

淡く上品なピンク色が特徴のクンツァイトは、世界中のジュエリーブランドで魅力的な宝石として採用されています。ここでは、クンツァイトをジュエリーデザインに積極的に取り入れている代表的な3ブランドをご紹介します。
それぞれのブランドの美学や技術が反映されたクンツァイトジュエリーは、素材の魅力を引き出しつつ個性を際立たせた逸品ばかりです。
ティファニー(Tiffany & Co.)
クンツァイトの名付け親であるジョージ・F・クンツ博士は、かつてティファニーの初代宝石鑑定士を務めていた人物であり、ティファニーとクンツァイトには深い関係があります。20世紀初頭にはすでにクンツァイトを使用したジュエリーが製作されており、今なお同社の歴史を象徴する宝石の一つとされています。
近年では、重さ7,500カラットを超える巨大クンツァイト原石を使用した「バード・オン・ア・ロック」限定ブローチが発表され、大きな注目を集めました。濃く鮮やかなバイオレットピンクの原石を、ティファニーの熟練カッターが10石にカットして使用するという特別な試みで、ティファニーの高度な宝石鑑定と加工技術が光る事例といえます。
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参考:ティファニー
ミキモト(MIKIMOTO)
真珠で名高いミキモトですが、クンツァイトをあしらったジュエリーも制作しています。特にピンク系の宝石とパールの組み合わせは相性が良く、柔らかな色調が上品な印象を与えるデザインが多く見られます。ミキモトでは、色味や透明度の厳しい基準を満たした高品質なクンツァイトのみを採用する傾向があり、希少ながら高い完成度が特徴です。
一点物や高級ラインでの採用が中心となっているため、日常的に見かけることは少ないかもしれませんが、パールとのコントラストを美しく見せるクンツァイトの活用は、ミキモトらしい洗練されたジュエリーに仕上がっています。
参考:ミキモト
L&Co.(エルアンドコー)
L&Co.は、誕生石を取り入れたカジュアルなジュエリー展開で注目されている日本のジュエリーブランドです。2021年の誕生石改訂でクンツァイトが9月に加えられたことを受け、L&Co.ではいち早くクンツァイトを用いたネックレスやピアスを商品化しました。
シンプルなデザインと手頃な価格帯で、若い世代やプレゼント需要にも適しており、淡い色合いの石を可憐に仕立てたアイテムが人気を集めています。クンツァイトをより身近に楽しめるジュエリーブランドとして、今後の展開にも注目が集まっています。
クンツァイトを美しく保つお手入れ・保管方法

クンツァイトのジュエリーは繊細な性質を持つため、日々のお手入れや保管方法にも工夫が必要です。大切なジュエリーを長く美しく保つために、以下のポイントを意識しましょう。
やわらかい布でやさしく拭く
使用後は、柔らかい布で汗や皮脂を優しく拭き取ることが基本です。クンツァイトは比較的硬い石ではあるものの、砂や埃が付着した状態で強く擦ると傷の原因となるため注意が必要です。
研磨剤入りのクロスや強力なクリーナーの使用は避け、乾いたマイクロファイバークロスなどで優しく汚れを拭き取るよう心がけてください。これにより、表面のくもりや曇りを防ぎ、輝きを保つことができます。
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直射日光を避けて保管する
クンツァイトは紫外線により色が褪せやすい性質を持っています。そのため、直射日光が当たる場所での保管は避けましょう。光を遮るジュエリーボックスや暗所での保管が理想的です。
また、高温多湿の場所は劈開性による割れや変質のリスクもあるため、できるだけ風通しが良く温度・湿度の安定した環境を選ぶようにしましょう。保管時にちょっとした工夫をするだけで、クンツァイトの美しさを長期間維持できます。
他の硬い宝石とぶつからないよう個別収納する
クンツァイトはダイヤモンドやサファイアなど他の硬い宝石と接触すると表面に傷が付くおそれがあります。保管時には必ず個別収納を徹底しましょう。
布製のポーチや仕切り付きのジュエリーボックスなどを活用し、クンツァイト同士や他の宝石と触れ合わないようにすることが大切です。専用の収納がない場合でも、柔らかい布で仕切ることで代用できます。
超音波洗浄や水洗いは避ける
クンツァイトは衝撃や振動に弱いため、超音波洗浄器の使用は避けましょう。また、水圧による亀裂の拡大リスクもあるため、流水での水洗いも推奨されません。
日常的なケアとしては、乾拭きや簡単な表面のブラッシングで十分です。「やさしく・丁寧に・短時間」を意識することで、クンツァイトを安全に美しく保つことができます。
同じ9月の誕生石サファイアとの違い

クンツァイトは2021年に日本で9月の誕生石に加えられたばかりですが、長らく9月を代表してきたサファイアとはどのような違いがあるのでしょうか。
クンツァイトとサファイアは、同じ9月の誕生石でありながら性質や歴史が大きく異なります。両者の違いを以下の表で比較してみましょう。
| 比較項目 | クンツァイト | サファイア |
|---|---|---|
| モース硬度 | 6.5~7 | 9 |
| 劈開性 | あり(割れやすい) | なし(耐久性が高い) |
| 紫外線耐性 | 弱い(退色しやすい) | 強い |
| 発見年 | 1902年 | 古代から知られる |
| 代表的な色 | ピンク~紫ピンク | 青(他にも多色あり) |
| 価格帯 | 比較的手頃 | 高価(高品質は数十万~数百万円) |
| 適したジュエリー | ペンダント、ピアス | リング、あらゆるアイテム |
サファイアは古代から王族や聖職者に愛されてきた歴史があり、英国王室の婚約指輪にも採用されるなどブランド価値が確立されています。一方、クンツァイトは発見から120年余りと歴史は浅いものの、SNS映えするライラックピンクの色合いで若年層を中心に人気が高まっています。伝統と格式を重視するならサファイア、ロマンチックで新鮮な魅力を求めるならクンツァイトがおすすめです。
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クンツァイトに関するよくある質問

クンツァイトの購入やお手入れ、売却について、多くの方が疑問を持つポイントをQ&A形式でまとめました。クンツァイトの基礎知識から鑑定・買取に関する実用的な情報まで幅広く解説しますので、気になる項目をチェックしてください。
Q. クンツァイトはどんな色の宝石ですか?
A.
クンツァイトは、淡いピンクから紫みを帯びたライラックピンクまで幅広い色合いを持つ宝石です。発色の原因は微量に含まれるマンガンで、結晶内の含有量によって色の濃淡が異なります。
紫が強く出た深みのあるパープリッシュピンクは市場評価が高く、淡いピンクは清楚で可憐な印象を与えます。角度によって色が異なって見える「多色性」を持つため、見るたびに違う表情を楽しめる点もクンツァイトの魅力です。
Q. クンツァイトの硬度はどのくらいですか?
A.
クンツァイトのモース硬度は6.5~7で、ガラス(硬度5.5)より硬く、日常生活での軽い摩擦には耐えられます。ただし、クンツァイトには「劈開(へきかい)」という特定方向に割れやすい性質があり、強い衝撃を受けると破損するリスクがあります。
リングのように頻繁にぶつかる可能性のあるジュエリーより、ペンダントやピアスなど衝撃が加わりにくいアイテムにクンツァイトを使用するのがおすすめです。
Q. クンツァイトが退色する原因は何ですか?
A.
クンツァイトの退色は、紫外線への長時間の曝露が主な原因です。太陽光に含まれる紫外線がクンツァイト内部のマンガンイオンの発色構造に影響を与え、色が褪せてしまいます。
屋外での長時間着用や、窓辺での保管を避けることで退色リスクを軽減できます。クンツァイトが「イブニングストーン(夕べの宝石)」と呼ばれる理由は、夜間やキャンドルライトの下で身につけることで紫外線を避けながら美しさを楽しめるためです。
Q. クンツァイトは水洗いしても大丈夫ですか?
A.
クンツァイトの水洗いは、短時間であれば可能ですが注意が必要です。劈開性を持つクンツァイトは、水圧や水の浸透によって内部にダメージを受ける可能性があります。
汚れが気になる場合は、ぬるま湯に中性洗剤を薄めた溶液で柔らかいブラシを使い、優しく短時間で洗浄してください。洗浄後は水分を完全に拭き取り、流水や超音波洗浄機の使用は避けることをおすすめします。
Q. クンツァイトの石言葉にはどんな意味がありますか?
A.
クンツァイトの石言葉は「無償の愛」「純粋」「可憐」「無限の愛」など、愛情に関するポジティブな意味が込められています。淡いピンク色の見た目から、思いやりや優しさ、慈しみの心を象徴する宝石として親しまれています。
恋人や家族へのプレゼント、大切な記念日の贈り物としてクンツァイトは人気があり、自分自身へのご褒美やお守りとして身につける方も増えています。
Q. クンツァイトは何月の誕生石ですか?
A.
クンツァイトは、2021年の誕生石改訂により日本で9月の誕生石に追加されました。改訂以前はサファイアが9月の代表的な誕生石でしたが、現在はクンツァイトとサファイアの両方が9月生まれの方に選ばれています。
クンツァイトが9月の誕生石に選ばれた理由は、その命名の由来となったジョージ・フレデリック・クンツ博士の誕生月が9月であることにちなんでいます。国際的にはサファイアが9月の誕生石とされる場合が多く、クンツァイトを9月の誕生石として採用しているのは日本独自の基準です。
Q. クンツァイトとサファイアはどちらが高価ですか?
A.
一般的に、サファイアはクンツァイトより市場価格が高い傾向にあります。サファイアはモース硬度9と耐久性が高く、古代から王族や貴族に愛されてきた歴史と知名度があり、ブランド価値が確立されています。
クンツァイトは1902年に発見された比較的新しい宝石で、認知度がサファイアほど高くないため価格は抑えめです。ただし、大粒で発色の良いクンツァイトは希少性が高く、10万円以上の価値が付くケースもあります。
Q. クンツァイトの産地による価値の違いはありますか?
A.
クンツァイトの価値は産地によって異なり、アフガニスタン産が最高品質と評価されることが多いです。アフガニスタン産クンツァイトは濃い紫がかったピンク色と高い透明度を兼ね備えた個体が多く、コレクター市場でも人気があります。
ブラジル産は安定した品質と流通量を誇り、ナイジェリア産は鮮やかな色味やキャッツアイ効果を示すユニークな個体が見られます。産地証明書が付属していると、買取査定時にプラス評価される傾向にあります。
Q. クンツァイトにはどんな処理が施されていますか?
A.
クンツァイトには、色を鮮やかにするための加熱処理や照射処理が施されている場合があります。加熱処理は淡い色のクンツァイトをより鮮やかなピンクに変化させる目的で行われ、宝石業界では一般的に受け入れられている処理方法です。
照射処理を受けたクンツァイトは、光や熱によって色が元に戻る可能性があるため注意が必要です。無処理のクンツァイトは希少性が高く、鑑別書に「無処理」と記載されていると市場価値が上がります。
Q. クンツァイトのコピー品や合成石は存在しますか?
A.
クンツァイトの合成石は実験室で作成可能ですが市場での流通は限られており、類似石(ピンクガラス、染色水晶、合成スピネル、モルガナイトなど)がクンツァイトとして販売されるケースには注意が必要です。ピンクガラスやピンク色に染めた水晶、合成スピネルがクンツァイトの代用品として使われる場合があります。
本物のクンツァイトは強い多色性を示し、角度によって色が変化して見えます。類似石は色が均一で多色性を示さないことが多いため、複数の角度から観察することで判別できます。購入時は信頼できる販売店で鑑別書付きのクンツァイトを選ぶと安心です。
Q. クンツァイトの保管で気をつけることは何ですか?
A.
クンツァイトの保管では、直射日光を避けて暗所に収納することが大切です。紫外線による退色を防ぐため、光を遮るジュエリーボックスや布製ポーチに入れて保管してください。
クンツァイトは劈開性があり他の宝石とぶつかると傷つくため、個別収納を徹底しましょう。高温多湿の環境も結晶にダメージを与える可能性があるため、風通しの良い場所での保管がおすすめです。
Q. クンツァイトはどんなジュエリーに向いていますか?
A.
クンツァイトは、ペンダントやピアス、ブローチなど衝撃が加わりにくいジュエリーに向いています。劈開性を持つクンツァイトは強い衝撃で割れる可能性があるため、リングに加工する場合は石を保護するデザインが推奨されます。
クンツァイトの淡いピンク色は肌なじみが良く、フォーマルからカジュアルまで幅広いシーンで活躍します。夜のパーティーやディナーでは、キャンドルライトに照らされたクンツァイトが幻想的な輝きを放ち、「イブニングストーン」の名にふさわしい美しさを発揮します。
Q. クンツァイトを売却する際のポイントは何ですか?
A.
クンツァイトを売却する際は、色の濃さ・透明度・カラット数・付属品の有無が査定額を左右します。発色が鮮やかで退色がなく、インクルージョン(内包物)の少ないクンツァイトは高評価を得やすい傾向です。
鑑別書や産地証明書、購入時の箱や保証書が揃っていると、査定額がプラスされる可能性があります。査定前にクンツァイトの表面を柔らかい布で優しく拭き、輝きを取り戻しておくことも大切なポイントです。
Q. クンツァイトの買取価格の相場はどのくらいですか?
A.
クンツァイトの買取価格は、品質やカラット数によって幅があります。一般的なクンツァイトは数千円~数万円で買取されることが多く、カラット数が大きく、色が濃く透明度の高い高品質なクンツァイトは数十万円以上の価格が付くケースもあります。具体的な相場は個体差が大きいため、専門店での査定が必要です。
プラチナや18金の地金を使用したジュエリーにクンツァイトがセットされている場合は、地金価格も買取額に加算されます。
Q. クンツァイトはプレゼントに向いていますか?
A.
クンツァイトは「無償の愛」「純粋」という石言葉を持ち、大切な方へのプレゼントに最適な宝石です。9月の誕生石でもあるため、9月生まれの方への誕生日プレゼントや記念日の贈り物として喜ばれます。
淡いピンク色は年代を問わず身につけやすく、母の日や結婚記念日のギフトとしても人気があります。クンツァイトの持つ優しい雰囲気は、感謝や愛情を伝えたい場面にぴったりです。
Q. クンツァイトとアメジストの違いは何ですか?
A.
クンツァイトとアメジストは、どちらも紫系の色合いを持ちますが、鉱物としての種類が異なります。クンツァイトはスポジュメン(リチア輝石)の一種でピンク~紫ピンク色を呈し、アメジストは石英(クォーツ)の一種で青みがかった紫色を呈します。
硬度にも違いがあり、アメジストはモース硬度7でクンツァイト(6.5~7)と同程度ですが、アメジストには劈開性がないため衝撃に強い特徴があります。クンツァイトは多色性を示しますが、アメジストには多色性がほとんど見られない点も判別ポイントです。
Q. クンツァイトはどこで購入できますか?
A.
クンツァイトは、宝石専門店・百貨店のジュエリーコーナー・オンラインショップなどで購入できます。ティファニーやミキモトといった高級ブランドでもクンツァイトを使用したジュエリーが販売されており、品質と信頼性を重視する方におすすめです。
購入時は鑑別書が付属しているか、返品・交換ポリシーがあるかを確認しましょう。オンラインで購入する場合は、実物の色味や透明度が写真と異なる可能性があるため、レビューや販売店の評判を事前にチェックすることが大切です。
Q. クンツァイトに相性の良い宝石はありますか?
A.
クンツァイトは、同じピンク系のモルガナイトやローズクォーツとの組み合わせが人気です。淡い色調同士で統一感が生まれ、優しく女性らしい印象のジュエリーに仕上がります。
パワーストーンとしての観点では、クンツァイトとアメジストの組み合わせが心の安定をもたらすとされ、クンツァイトとアクアマリンの組み合わせはコミュニケーション能力を高めるといわれています。クンツァイトの柔らかな色合いは、ホワイトゴールドやプラチナの台座とも相性が良く、上品な輝きを引き立てます。
Q. クンツァイトに蛍光性はありますか?
A.
クンツァイトは、紫外線を照射するとオレンジ~オレンジピンク系の蛍光を発する性質を持っています。蛍光性に加え、クンツァイトには「燐光性(りんこうせい)」という珍しい特性もあり、光源を取り除いた後もしばらく淡く光り続けます。
ブラックライトを使うと蛍光反応を確認でき、モルガナイトなど類似石との判別に役立ちます。蛍光・燐光の強さは個体差がありますが、クンツァイトの神秘的な魅力を楽しめる特徴のひとつです。
Q. クンツァイトの名前の由来は何ですか?
A.
クンツァイトの名前は、アメリカの著名な宝石学者ジョージ・フレデリック・クンツ博士に由来しています。クンツ博士はティファニー社の主席宝石鑑定士(初期の鉱物学者)として活躍し、1902年にカリフォルニア州サンディエゴで発見されたピンク色のスポジュメンを、スポジュメンの新変種として鑑別・認定しました。
翌1903年、化学者チャールズ・バスカヴィルがクンツ博士の功績を称え、このピンク色のスポジュメンを「クンツァイト(Kunzite)」と命名しました。博士の名を冠した宝石は他にも存在せず、クンツァイトはクンツ博士の業績を後世に伝える貴重な存在となっています。
まとめ
クンツァイトは、優しく上品な色合いと「無償の愛」など愛情を象徴する石言葉を持つ魅力的な宝石です。2021年に日本の9月の誕生石に加えられてから注目度が高まり、希少価値と美しさの両方を備えた存在として注目されています。
ただし、紫外線や衝撃に弱いという性質もあるため、取り扱いや保管方法には注意が必要です。しっかりとケアすれば、長くその美しさを保つことができます。サファイアとは異なる個性を持つクンツァイトを、ぜひジュエリー選びの候補としてご検討ください。
「おたからや」での「クンツァイト」の参考買取価格
「おたからや」での「クンツァイト」の参考買取価格は下記の通りです。
| 商品画像 | 型名 | 参考買取価格 |
|---|---|---|
![]() |
クンツァイト(リチア輝石)みため ルース 約79.389ct | 319,000 円 |
![]() |
K18WG クンツァイト(リチア輝石)多色石 ネックレス/ペンダントトップ 19.64ct 33.2g | 306,000 円 |
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Pt/Pm900 クンツァイト(リチア輝石)ダイヤ リング 41.98ct 27.8 g | 210,000 円 |
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K18 クンツァイト(リチア輝石)ダイヤ ネックレス/ペンダントトップ 51.89ct 19.9g | 204,000 円 |
![]() |
Pt900/K18[Kメイン] クンツァイト・ダイヤモンド リング 20.8ct 0.33ct | 189,000円 |
※上記の買取価格はあくまで参考価格であり、市場の動向、付属品の有無などによって実際の査定額が変動する場合があります。
クンツァイトはピンクの彩度とパープル寄りの二色性が強いほど評価が高まります。大粒でも透明度に優れた個体は希少で、均整の取れたカットは輝きを引き立てます。
紫外線による退色を防ぎ、研磨傷やチップがないこと、鑑別書と付属品をそろえることが査定額を安定させるコツなので、ポイントを押さえた上で査定に持ち込むようするのがおすすめです。
- おたからや査定員のコメント
淡紅色が優雅なクンツァイトはマンガン発色による柔和な輝きで、誕生石へ加わって以来人気が上昇しています。紫外線で退色しやすいため直射日光を避け、使用後は柔布で乾拭きし暗所保管すると美観を維持できます。硬度6.5で日常装用に耐えますが劈開に沿った衝撃に脆いため、リングよりペンダント向きです。無処理・強蛍光の大粒ルースは希少性が高く、鑑別書と産地証明が揃えば資産価値も期待できます。

クンツァイトの買取なら「おたからや」へ
クンツァイトを売却するなら、宝石の価値を正確に見極める「おたからや」へご相談ください。クンツァイトは繊細な色合いと多色性、燐光性といった独自の特徴を持つ宝石であり、専門知識を持つ査定士による鑑定が欠かせません。
「おたからや」には、米国宝石学会(GIA)資格を有する専門鑑定士が在籍しており、クンツァイトの発色の美しさ・透明度・カットの仕上がり・退色の有無を細かく評価いたします。アフガニスタン産やブラジル産など産地による品質差も熟知しているため、お持ちのクンツァイトの価値を最大限に引き出した査定が可能です。
全国約1,630店舗以上のネットワークと世界51カ国との取引実績を活かし、最新の市場動向を踏まえた高価買取を実現しています。
鑑別書や保証書がなくても査定対象となり、状態に不安がある品でも丁寧に価値を見極めます。大切なクンツァイトを納得の価格で手放したい方は、ぜひ「おたからや」の査定をご利用ください。
※本記事は、おたからや広報部の認可を受けて公開しております。
おたからやの宝石買取
査定員の紹介
岩松 査定員
-
趣味
旅行、読書
-
好きな言葉
日々是好日
-
好きなブランド
ダイヤモンド・宝石
-
過去の買取品例
10カラットダイヤモンド
-
資格
GIA G.G.取得
おたからやでは毎日大小合わせて約数百点の宝石を査定しております。宝石はダイヤモンドの4Cをはじめとして色や形、重さ蛍光性など様々な要素で評価額が大きく変わります。おたからやは自社でオークションを行っており、日々の宝石の需要に敏感に対応することができます。 査定に関してもプロのスタッフやダイヤモンドテスターなどの専門の査定具を完備しているため、全国の店舗ですぐに正確な査定が可能です。 気になるお品物がございましたら是非おたからやをご利用ください。
その他の査定員紹介はこちらダイヤモンドなどの宝石の高価買取は「おたからやへ」
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