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ルイ・ヴィトン「モンソー(Monceau)」は、1968年に発売されたショルダー型ハンドバッグです。すでに廃盤となった今も、実用性とコレクション価値を兼ね備えた名品として世界中のファンを魅了し続けています。
この記事ではオリジナルモデルの特徴と人気の理由を整理し、復刻版「モンソーBB」との違い、長く美しく使うためのお手入れポイントまで丁寧に解説します。購入を検討中の方はもちろん、売却を検討している方もぜひ最後までご覧ください。
Contents
ルイ・ヴィトンのモンソーとは
モンソーは1968年に登場したルイ・ヴィトンのバッグで、ブリーフケースを思わせるスクエアフォルムとS字ロック金具が特徴です。モンソーという名称はフランスのパリにあるモンソー公園に由来します。
取り外し可能なストラップによりハンドバッグとショルダーの2WAYで使える汎用性を備えています。モノグラム・キャンバスやエピレザーなど多彩な素材で展開されていました。
書類が収まる実用的なサイズ感と上品な佇まいがビジネスからデイリーまで幅広く支持を集めました。現在は廃盤ですが中古市場で高い人気を保っています。
ルイ・ヴィトンのモンソーが人気の理由
モンソーが廃盤後も愛される背景には、使用感の良さはもちろん、価格やデザインなどにあります。
ここからは、その3つのポイントを順に見ていきましょう。
使い勝手が良い
実際、どんなにデザインが気に入って購入したバッグでも、使いにくければ「気づけばクローゼットに眠っていた」ということも起こりがちです。しかし、モンソーは容量や開閉のしやすさなど実用性が高いことが魅力の製品です。
ショルダーにもハンドバッグにもできる汎用性や収納のしやすさなど日常使いに嬉しい工夫が随所に盛り込まれている点も人気の理由と言えるでしょう。
価格が手頃で購入しやすい
発売当時の定価は約20万円でしたが、モンソーは発売から年月が経っている分、中古市場では程度にもよりますが現行モデルのバッグより安価に出回っています。中古品は外装や内側に経年劣化が見られることもありますが、その分価格がお手頃になっているケースが多いです。
新品定価が年々高騰するルイ・ヴィトンのバッグの中では比較的手が届きやすいため、「憧れのヴィトンを手頃に手に入れられた」と感じる愛用者も少なくありません。
状態にこだわらなければ数万円台で見つかることもあり、現行の新作には手が出ないという方でも購入しやすい点が支持される理由となっています。
流行に左右されにくいデザインで使いやすい
モンソーはクラシカルなスクエアフォルムと、モノグラムまたはエピレザーの素材が特徴で、流行に左右されないタイムレスなデザインが魅力です。ルイ・ヴィトンは常に独自のスタイルでトレンドを牽引しており、モンソーも例外ではありません。
数十年前のモデルでありながら今のファッションにも自然に溶け込み、レトロシックなアクセントとして長く愛用できます。さらにメイン収納のマチが広く中身が見渡しやすいため、キャッシュレス化で荷物がコンパクトになった現代でも実用性が高い点も魅力です。
- おたからや査定員のコメント
モンソーは直線基調のブリーフ型とS字ロック金具が象徴で、視認性の高いフラップと仕切りにより日常の取り回しに優れます。硬めの素材と十分なマチで型崩れしにくく、装いを選ばない端正さが長く支持され続ける秘訣です。
中古は状態の差で価格が開き、角擦れや金具の小さな傷が軽微な個体は評価が高くなります。付属品が揃っていることは買取価値の底上げに寄与します。保管は乾拭きと湿気対策が有効です。
ルイ・ヴィトンのモンソーの魅力
先ほど挙げた3点以外にも、モンソーには使い勝手の良さを支えるさまざまな工夫が施されています。たとえば、簡単に開閉できるフラップ式の構造、豊富なポケット、広いマチ、ショルダーとハンドの2WAY仕様、自立する安定感といった点が挙げられます。
ここからは、モンソーならではのそうした魅力的なポイントを5つ取り上げて詳しく見ていきましょう。
フラップ式で開閉しやすい
モンソーはフラップ(かぶせ蓋)式で、開閉金具にルイ・ヴィトン伝統のS字ロック金具を採用しています。ベルト留めのバッグに比べて開け閉めが簡単で、一気にフタを開けられるため中身が見やすい利点があります。
同じようなレトロ調のバッグではベルト式が多いため、簡単に開閉できる金具仕様は意外と珍しい存在です。さらにフラップ内に収まれば多少荷物が増えても持ち運べるため、収納力の面でも優秀です。レトロな雰囲気を保ちながらも実用性を高めたこの開閉デザインは、荷物の出し入れをスムーズにしてくれます。
ポケットが多い
内部収納のポケットが充実している点もモンソーの魅力です。内側にはファスナーポケットとオープンポケットが1つずつ設けられており、メイン収納とは別に小物を整理できます。たとえば、スマートフォンや交通系ICカード、家の鍵など、すぐ取り出したい必需品を分けて収納可能です。
ポケットが豊富なおかげで荷物の仕分けが簡単にでき、バッグの中身をすっきり整理整頓しておけます。他の小型バッグではポケットが少なく物が雑然としがちですが、モンソーなら必要な物を定位置に収められるため非常に実用性が高いと言えるでしょう。
マチが広いので色々な物を収納できる
モンソーは底マチ(幅)が約5.5cmと広めで、見た目以上に収納力があります。缶コーヒーなど厚みのある物や長さのある眼鏡ケースもしっかり収まり、まだ余裕が感じられるほどです。
見た目以上に物が入るので、かさばりがちな必需品も安心して持ち運べます。容量に余裕があるため荷物が増えても困らず、日常のお出かけから旅行まで幅広く活用できるでしょう。小ぶりな外見からは想像できないほどの収納力は、実用面で大きなメリットと言えるでしょう。
2WAYで使用できる
着脱式ストラップにより、ショルダーとハンドの2通りで使い分けできます。移動が多い日は、肩掛けや斜め掛けで両手が空き、きちんと見せたい場面ではハンドで端正に装えます。金具の取り付け位置とバランスが良く、持ち替えてもシルエットが崩れません。
ストラップの幅と長さは実用的で、肩への食い込みを抑え、快適性を支えます。装いとシーンに応じた切り替えが容易で、出張や観劇など予定が重なる日でも対応可能です。1点で完結できる柔軟性が、所有満足を高めます。長時間の移動とフォーマルな予定が並ぶ日も、1本で乗り切れる設計です。
自立するので床置きもしやすい
モンソーはしっかりと自立する点も優れています。底が安定した長方形フォルムのため、荷物を入れても倒れにくく、床やテーブルに置きやすい設計です。「バッグが自立するなんて当たり前では?」と思う方もいるかもしれませんが、実はそうでもありません。
特に小さめのショルダーバッグは底面積が小さく柔らかい素材の物も多いため、自立しない場合も多いです。
そのため、モンソーのように容量が大きく2WAY仕様でありながら、きちんと自立するバッグは意外と貴重な存在です。お出かけ先で床に置く際も倒れる心配がなく、型崩れもしにくいため安心です。
ルイ・ヴィトンのモンソーの主なサイズ展開
モンソーには主に「モンソー26」と「モンソー28」の2サイズが展開されていました。数字はおおよその横幅を表しており、それぞれ幅約26cm×高さ20cm×マチ5cmと、幅約28cm×高さ21cm×マチ6cm程度のサイズ感です。
実際、モノグラム・キャンバスの「モンソー28(型番M51185)」はW28×H22×D5.5cmという仕様でした。一回り大きい28の方が収納力が高く、より書類などを持ち運びやすいためビジネス用途に好まれ、小ぶりな26は女性にも扱いやすいサイズとして人気でした。
現行モデルの復刻版「モンソーBB」との違い
2013年春、ルイ・ヴィトンはモンソーをミニサイズで復刻し、モンソーBBを発表しました。オリジナルのモンソーが男女兼用のビジネスバッグだったのに対し、モンソーBBは女性のデイリーユース向けに再解釈された小ぶりな2WAYハンドバッグです。
サイズは幅約20cm×高さ15cm×マチ5cm程度と一回りコンパクトになり、素材もモノグラムではなくエピレザーや艶やかなヴェルニレザーで展開されました。クラシカルなフォルムはそのままに、よりファッショナブルで扱いやすい現行モデルとして登場したのが、モンソーBBです。
自分に合っているルイ・ヴィトンのバッグの選び方
モンソーをはじめ、ルイ・ヴィトンのバッグは種類が豊富なので、どれを選べば良いか迷うこともあるでしょう。せっかくなら長く愛用できる一品を選びたいものです。
自分に合ったバッグを見つけるために、サイズ感やファッションとの相性、素材の特徴といったポイントに注目してみましょう。最後に、バッグ選びの際に押さえておきたい3つの観点をご紹介します。
サイズで選ぶ
まず重視したいのはバッグのサイズです。普段持ち歩く荷物の量や用途に合った大きさを選びましょう。バッグが大きすぎると持ち運びが負担になりますし、小さすぎると必要な物が入らず不便です。自分のライフスタイルに合わせて、無理なく持ち歩ける適切なサイズを見極めましょう。
たとえば、書類やタブレット端末を持ち歩くならA4が入るトートやモンソー28のような大きめのバッグが適しています。
一方、財布やスマホなど最低限の必需品だけでよいならモンソーBBのようなコンパクトサイズで十分でしょう。ご自身の体格とのバランスも考慮し、使いやすいサイズを選ぶことが大切です。
コーディネートに合わせて選ぶ
次に、普段のコーディネートとの相性も重要です。バッグは服装に合わせて選ぶことで、全体の雰囲気がまとまりおしゃれ度がアップします。バッグ自体のデザインだけでなく、色や素材感も服装との相性を左右します。
たとえば、スーツやきれいめの装いが多い方には、モンソーのようにかっちりとしたフォルムで落ち着いた色合いのレザーバッグがよく馴染みます。
逆にデニムやカジュアルなファッションが中心であれば、より柔らかなデザインやポップなカラーのバッグを選ぶと良いでしょう。自分のファッションスタイルに合ったバッグを選ぶことで、日々のコーディネートに活躍してくれる頼もしい相棒となります。
素材で選ぶ
ルイ・ヴィトンのバッグは素材によって印象や扱いやすさも変わります。定番のモノグラム・キャンバスは耐久性が高く雨にも強い一方、ヌメ革ハンドル部分の経年変化も味わいになります。エピレザーは型押しの革素材でロゴが目立たず上品な印象を与え、傷や汚れにも強いです。
ヴェルニ(パテントレザー)は光沢があり華やかですが、色移りや傷に注意が必要です。目立つブランドロゴが好きな方はモノグラム、控えめなデザインがお好みならエピなど、素材選びによってバッグの雰囲気を変えることができます。
それぞれの素材の特徴を踏まえて、自分のライフスタイルや好みに合う質感・雰囲気のバッグを選ぶと良いでしょう。
ルイ・ヴィトンのモンソーを高く売却するためのポイント
お気に入りのバッグだからこそ、手放す際にはできるだけ高値で売りたいと考える方も多いでしょう。最後に、もしお手持ちのモンソーを売却する際に少しでも高く売るためのポイントを押さえておきましょう。
中古市場では同じバッグでも、状態や付属品の有無によって査定額に大きな差が出ます。日頃のお手入れや売る前のひと工夫で買取価格アップも期待できます。
汚れを取ってきれいにしておく
まずはバッグの汚れを可能な限り落としておきましょう。外側も内側も、落とせる汚れは柔らかい布で丁寧に拭き取り、できるだけ購入当時に近い、きれいな状態にしておくことが大切です。ファスナー周りの埃や内ポケットの細かなゴミなども、忘れずにきれいに取り除いておきましょう。
金具部分も柔らかい布で軽く磨けば、くすみが取れて見栄えが良くなります。ほんのひと手間で査定時の印象が大きく向上し、買取価格アップに繋がります。ただし無理にゴシゴシ擦ったり、革に合わない洗剤を使うのは禁物です。あくまで優しくお手入れしましょう。
適切な状態で保管をする
保管環境にも気を配りましょう。日本は湿度が高いため、革製品は湿気による劣化に注意が必要です。使わない間は通気性の良い日陰に置き、直射日光や高温多湿を避けて保管してください。購入時に付属している保存袋があれば活用し、埃や日光を遮断しましょう。
ただし、密閉しすぎると湿気がこもるため注意が必要です。内側のポケット素材は経年で剥離やベタつきが起こることがあるため、長期間保管する際は乾燥剤を入れるなど湿気対策をすると良いでしょう。
また、型崩れしないよう中に詰め物をしておくなど、状態維持に努めることが高価買取への近道です。
付属品を保管しておく
購入時についてきた付属品は捨てずに取っておき、売却時に一緒に揃えて出しましょう。モンソーの場合、ショルダーストラップや鍵(カデナ)、保存袋などが該当しますが、これらが全て揃っていると買取査定が有利になります。
小さな鍵やカデナは紛失しがちなので、日頃から箱にまとめて保管しておくと安心です。特にショルダーストラップは本体とセットで使うものなので、欠品するとマイナス評価になりかねません。
購入時の箱や保証書類、レシートなどが残っている場合も忘れずに添えて、信頼性をアピールしましょう。これらを全て揃えておくことで、高額査定を狙うことができます。
信頼できる買取店へ依頼する
最後に、ブランド買取の実績が豊富な信頼できる専門店に査定を依頼することも重要です。インターネット上の個人取引で売る方法もありますが、支払いトラブル等のリスクを考えると専門店に任せる方がより安心です。
ルイ・ヴィトンに詳しい鑑定士がいる店舗であれば、モンソーの価値を正当に評価してもらえますし、状態や付属品も含めて適切な価格を提示してくれるでしょう。
複数の買取店で無料査定や相見積もりを取って比較するのも1つの手です。大切なバッグを安心して任せられる買取店を選ぶことで、結果的に満足のいく価格で売却できる可能性が高まるでしょう。
「おたからや」では店舗に経験豊かな鑑定士が常駐しており、来店時に現物を確認しつつ無料で真贋判定を行います。国内外の直近取引データや自社の成約実績を参照して評価の根拠を示し、どの要素が価格に影響したかを分かりやすく説明いたします。
箱や保証書が揃っていない場合でも、状態や希少性を多角的に判断することが可能なので、欠品がある場合でも対応可能です。査定にご納得いただければ書類手続きのうえ最短当日中に現金でお支払いしますので、まずはお近くの店舗へお気軽にご相談ください。
まとめ
廃盤モデルであるルイ・ヴィトンのモンソーについて、その人気の理由や魅力、現行のモンソーBBとの違い、さらには選び方や売却のポイントまで幅広くご紹介しました。クラシックなデザインと実用性を兼ね備えたモンソーは、時代を越えて愛用できる価値のあるバッグです。
復刻版のモンソーBBも含め、自分に合ったヴィトンのバッグを選んで末永く愛用すれば、きっとファッションの頼もしい相棒になってくれることでしょう。
また、手放す際にはぜひ今回ご紹介したポイントを参考にして、賢くお得に売却してください。廃盤品とは思えないほど魅力の詰まったモンソーを、この機会にぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。
「おたからや」でのルイ・ヴィトンの参考買取価格
ここでは、「おたからや」でのルイ・ヴィトンの参考買取価格の一部をご紹介します。
画像 | 商品名 | 参考買取価格 |
---|---|---|
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モノグラムアンプラント オンザゴーMM トートバッグ | 416,000円 |
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モノグラムマカサー クリストファーMM リュックサック | 280,000円 |
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モノグラムマカサー ウィークエンドトートGM トートバッグ | 249,000円 |
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モノグラムアンプラント ジッピーウォレット レザー ベージュ | 134,000円 |
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モノグラム・アンプラント ジッピーウォレット アニマルプリント | 121,000円 |
※状態や付属品の有無、時期によって買取価格が異なりますので詳細はお問い合わせください。
ルイ・ヴィトンは素材(キャンバス・レザー)、縫製の状態、金具の腐食やファスナーの滑り具合が査定に直結します。特にモノグラムやアンプラントはコバの剥がれや角擦れが評価を左右します。売却前は内側や外側の汚れを軽く落とし、保存袋や購入時の書類があれば合わせてご準備ください。
- おたからや査定員のコメント
ルイ・ヴィトンのモンソーは、質の良いカーフやモノグラムの風合いを保ちつつ、実用性と上品さを両立する名品です。廃盤に伴い流通量が限られるため、保存状態や付属品の有無で査定に大きな差が出る点は注意すべきでしょう。
革の擦れや縫製の緩み、金具の酸化は減額要因ですが、定期的な乾拭きと形崩れ防止の詰め物で評価は向上します。
ルイ・ヴィトンモンソーの買取なら「おたからや」
「おたからや」では、モノグラムやダミエ、エピなど各素材の「モンソー(PM/MMなどのサイズや限定カラーを含む)」の買取に対応しています。
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松任 査定員

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