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エルメス フールトゥの定価はどれくらいなのかと、気になる方は多いです。
1990年代から2000年初頭にかけて、それまでになかった発想により作られたエルメスのフールトゥは絶大な人気を誇りました。
現在製造されていないものの、そのシンプルで実用的なデザインは中古市場でも一定の需要があり、根強い支持を得ています。
この記事では、フールトゥの定価や人気商品をご紹介します。買取価格についても詳しく解説するので、ぜひご覧ください。
Contents
エルメス フールトゥとは
エルメスのフールトゥ(Fourre-tout)は、1998年頃に発表されたキャンバス生地のみを使用したシンプルなトートバッグです。
名前の「Fourre-tout」はフランス語で「トートバッグ」を意味しており、その名の通り、使い勝手の良いデザインが特徴です。
このバッグは、カラフルなキャンバス素材を得意とし、評判の高いデザイナー、ジェローム・グリュエ(Jerome Gruet)によってデザインされたとされています。
発表後、さまざまなバリエーションが登場し、多くの人に愛されましたが、2006年頃に廃盤となりました。
現在では希少性が高まり、多くの人々の間で注目されるアイテムとなっています。
エルメス フールトゥの特徴
エルメス フールトゥは、スナップボタンによる開閉と、耐久性に優れたキャンバス生地を採用した、非常にシンプルで実用的なトートバッグです。
気軽に使えるカジュアルなデザインが特徴で、日常使いに適したアイテムとして広く愛されました。
基本はキャンバス生地で作られたモデルですが、後にはレザーと組み合わせたコンビタイプや、オールレザーで仕立てられた高級感あふれるバージョンも登場しました。
さらに、カラーバリエーションも豊富で、多くの人のスタイルに合わせられる多彩な選択肢が魅力です。
また、スナップボタンには「HERMES PARIS」と刻印されたエルメスの象徴的な金具である「クルー・ド・セル(Clou de selle)」が使用されており、シンプルな中にもブランドの存在感を感じさせるディテールが施されています。
フールトゥが人気な理由
ハイブランドのエルメスが、厳選された最高級素材を使用しながらも、多くの人が手に取りやすいリーズナブルな商品を発表したことは、当時非常に話題となりました。
それまでのエルメス製品にはない手頃な価格帯で、多くの新しいファンを獲得するきっかけとなったのです。
発売当時のフールトゥは手頃な価格帯が特徴で、学生や会社員を含む幅広い層から支持を集めました。
特に、ビジネスシーンでも使いやすいデザインと価格が魅力で、製造が終了した現在でも、中古市場などで探す人が後を絶ちません。
さらに、キャンバス生地を使用しているため、軽量かつ丈夫で、日常使いに最適な点も人気の理由です。
気兼ねなく使用できる実用性と、エルメスならではのデザイン性が見事に融合したアイテムといえます。
エールライン・ドーヴィルとの違い
フールトゥと似たバッグとして、「エールライン」や「ドーヴィル」があります。
フールトゥとエールライン、ドーヴィルは一見するとデザインが似ているため、中古市場では商品名が混同されるケースがあります。
購入時には特徴を正確に把握し、誤解のない取引を行うことが大切です。
ここでは、それぞれの特徴と違いを詳しくご紹介します。
1.デザインの違い
- フールトゥ
ハンドルやバッグ本体を囲うライン状のパッチが特徴で、多くのモデルでは2~3色のシンプルなストライプデザインが採用されています。
後に無地やレザー素材を使用したバリエーションも登場しましたが、全体的に落ち着いた雰囲気を持ち、カジュアルなデザインが主流です。
- エールライン
ハンドルとパッチには、非常に細かいストライプの中に小さな「H」が規則的かつ等間隔に配置されたデザインが特徴です。
シンプルなグレーとブラウンの2色展開のみが製造されており、その控えめなデザインからビジネスシーンにも適しています。
- ドーヴィル
フールトゥやエールラインに見られるストライプや「H」の柄がなく、無地でシンプルなルックスが特徴です。
しかし、バッグ本体の色と対照的な白いステッチが施されており、カジュアルな雰囲気を引き立てます。
このため、最も普段使いに適したバッグといえるでしょう。
2.使用される素材と構造の違い
- フールトゥとドーヴィル
フールトゥとドーヴィルは、どちらもコットンを使用したキャンバス生地で作られており、スナップボタンによる開閉が特徴です。
そのシンプルな構造により、日常使いに適したデザインとなっています。
- エールライン
エールラインはナイロン素材のキャンバス生地を使用しており、軽量で耐久性に優れています。
構造面ではスナップボタンに加えてファスナーが備えられており、防犯性が高いのが特徴です。
さらに、ファスナーはダブルファスナー仕様となっており、付属の南京錠(カデナ)を取り付けることで、貴重品や大切な荷物をより安全に保管することができます。
廃盤となった理由(需要やデザインの変遷など)
エルメス フールトゥが廃盤となった理由について、公式な発表はありませんが、以下のような背景が考えられます。
当時のエルメスは、カジュアルな商品展開から、よりラグジュアリー志向の商品ラインアップへとシフトしていました。その過程で、シンプルなキャンバス素材を使用したフールトゥは、ブランド戦略の見直しに伴い、2006年頃に廃盤となったと考えられます。
また、エールラインやドーヴィルなど、フールトゥに似たデザインのバッグが新たに登場したことで、相対的にフールトゥの需要が低下した可能性もあります。
ただし、フールトゥの持つシンプルさと実用性は、現代の中古市場において高く評価されており、廃盤の決定は「時代の流れ」によるものであると推測されています。
廃盤となったエルメス フールトゥの定価について
エルメス フールトゥは2006年頃に廃盤となっており、現在では公式に定価情報を確認することはできません。
販売当時の価格についても、公式からの詳細な発表はないため、正確な情報を入手するのは困難です。
中古市場では取引が行われているものの、価格は状態や希少性によって大きく異なります。
購入を検討する際は、信頼できる店舗や市場価格の調査を行うことを推奨します。
おたからやでは、廃盤モデルであるフールトゥについても、専門スタッフが丁寧に査定を行い、納得いただける価格をご提示いたします。お気軽にご相談ください。
エルメス フールトゥの種類とサイズ
エルメス フールトゥは、さまざまなサイズ展開とデザインバリエーションが特徴のトートバッグです。
使用シーンや用途に合わせて選べるため、多くのファンに愛されてきました。
ここでは、フールトゥの主な種類とサイズについてご紹介します。
サイズ展開
モデル名 | サイズ |
---|---|
PM | 横幅約30cm×高さ約23cm |
MM | 横幅約42cm×高さ約31cm |
GM | 横幅約46cm×高さ約33cm |
横長な長方形のトートバッグであるフールトゥの基本的なサイズ展開として、PM、MM、GMがあります。
- PM(プチモデル)
横幅約30cmのPMでは、お財布や携帯、ポーチといったアイテムのほか、小ぶりなタンブラーなどを入れることができ、普段使いに最適なサイズです。
内側にはファスナーポケットもあるため、鍵などの貴重品を分けて収納できます。
- MM(ミディアムモデル)
横幅約42cmの中型サイズで、A4サイズのファイルやタブレットを折り曲げることなくスムーズに収納可能です。
MMサイズからは、バッグの正面と背面にそれぞれ3つずつ、計6つのオープンポケットが配置され、頻繁に取り出すアイテムを整理して収納するのに便利です。
ビジネスシーンや通勤用にも適しています。
- GM(グランモデル)
横幅約46cmのフールトゥで、ノートPCや大型タブレット、さらにビジネスや旅行に必要な荷物をほとんど収納できる大容量が魅力です。
ハンドルがPMやMMよりも長く、肩掛けが可能なため、男性でも違和感なく使用できます。
そのほかバリエーションとして縦長のトートバッグであるカバス、斜めがけ可能なショルダーバッグのバサスや、クラッチバッグとして使えるものも発表されました。
素材とカラーバリエーション
フールトゥはカジュアルなキャンバス生地を使用しており、その特性から多くのカラーバリエーションが展開されました。
本体とハンドル、パッチ部分に2色から3色のストライプ柄を施したデザインが多く、シンプルな印象に華やかなアクセントを加えています。
このコントラストが、フールトゥの魅力を一層引き立てています。
- オールレザーのフールトゥ
エルメスならではの高級感を追求したオールレザー仕様のフールトゥも稀に製造されました。
このモデルは、上品なデザインが特徴で、スーツやフォーマルなスタイルにもマッチするため、特に人気を集めました。
- ヴィブラート素材
中でも珍しいのが「ヴィブラート」と呼ばれる素材を使用したフールトゥです。
この素材は、さまざまな色に染めた山羊革を重ね合わせ、その断面をデザインに取り入れたものです。
非常にカラフルで個性的な見た目が特徴で、耐久性にも優れ、長年にわたって使用することができます。
ただし、ヴィブラートは現在ほとんど製造されておらず、希少性が非常に高いアイテムとなっています。
- おたからや査定員のコメント
エルメスフールトゥは、PM・MM・GMの3サイズ展開が特徴で、普段使いからビジネス、旅行まで幅広いシーンで活躍する万能トートバッグです。
耐久性に優れたキャンバス素材が多く採用され、カラーバリエーションも豊富。希少性の高いオールレザー仕様やカラフルな「ヴィブラート」素材のモデルも人気です。
廃盤後も中古市場で高い需要があり、多くのファンに支持されています。
エルメス フールトゥの購入・買取時に押さえておきたいポイント
エルメス フールトゥは現在製造されておらず、正規店や並行輸入店での取り扱いもほとんどありません。そのため、購入や買取を希望する場合は中古市場を利用するのが一般的です。
廃盤から約18年が経過しているため、大切に使用されていたバッグであっても、キャンバス生地のダメージや汚れが蓄積されている可能性があります。
購入や買取を検討する際には、以下のポイントをしっかり確認しましょう。
ダメージの確認
1.バッグ本体の角部分
角擦れによる変色や、キャンバス生地の毛羽立ちや摩耗が目立つ箇所です。この部分はダメージが蓄積しやすいため、念入りにチェックしましょう。
2.ハンドルや底部分、バッグ表面
ハンドルや底、表面全体には、汚れやシミが残っていることがあります。また、タバコやカビによる臭いが染み付いている場合もあるため、確認が必要です。
3.内部の状態
内側にはファスナーポケットがあるため、ファスナーの開閉状態や内部の汚れも確認してください。ボタンの緩みや生地のほつれがないかも重要なチェックポイントです。
4.生地の状態
生地に切れや擦れがないかも注意が必要です。丈夫なキャンバス生地とはいえ、こうしたダメージが後々ほつれや深刻な損傷に発展することがあります。
類似アイテムとの混同
フールトゥは、エールラインやドーヴィルなど似たデザインのバッグが存在します。
特に、中古市場では、店舗やスタッフによってこれらの商品の表記が混在している場合があり、正しい評価がされていないケースもあります。
購入前にはフールトゥの特徴をしっかり理解し、信頼できる店舗やスタッフを選ぶことが大切です。
付属品の確認
中古市場では、フールトゥの付属品が欠けていることがほとんどです。
しかし、本来であればオリジナルのオレンジボックスや保存袋が付属している場合が多いので、付属品の有無も確認しておきましょう。
おたからやでの「エルメス フールトゥ」の参考買取価格
ここでは、フールトゥ買取に関する参考買取価格をいくつかご紹介します。
モデル名 | 素材/カラー | 参考買取価格 |
---|---|---|
フールトゥ PM | レザー/ブラック | ¥59,400 |
フールトゥ MM | キャンバス/オレンジ | ¥14,000 |
フールトゥ GM | キャンバス/ブラック×グレー | ¥23,000 |
フールトゥ MM | レザー/ダークブラウン | ¥73,000 |
状態や付属品の有無、時期によって買取価格が異なりますので詳細はお問い合わせください。
- おたからや査定員のコメント
エルメス フールトゥは、そのシンプルで実用的なデザインと希少性の高さから、中古市場で根強い人気を誇るアイテムです。
特に、キャンバス素材の定番モデルは安定した需要があり、レザー素材のフールトゥはさらに希少性が高いため、高額査定が期待できます。
おたからやでは、素材や状態を丁寧に査定し、最新の市場動向を反映した買取価格をご提示いたします。
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