
※下記の画像は全てイメージです
カバンを長く使っていると、持ち手のほつれやファスナーの不具合、破れなどが目立ってくることがあります。そこで「自分で修理してみたい」と思う方も少なくないでしょう。ただし、素材やダメージによって対処法は異なるため、正しい知識と道具選びが重要です。
この記事では、布・革などの素材やダメージ別の修理方法、必要な道具や100均で揃う便利アイテムまで、実践的な情報をまとめました。プロに頼むべきか迷っている方や、なるべく費用を抑えたい方にも役立つ内容なので、ぜひ最後までチェックしてください。
Contents
修理前に確認すべきポイント

カバンを自分で修理する前に、まず現在の状態を正しく把握することが大切です。修理が必要な箇所の素材や、傷み具合・損傷の程度をしっかりと確認しておきましょう。
修理したい箇所の素材を確認する
まずは壊れている部分がどのような素材かを確認しましょう。革製なのか布製なのか、あるいは合成皮革(フェイクレザー)なのかによって、使用する道具や修理方法が異なります。
本革や合皮の場合には、それぞれ専用の革用・合皮用接着剤を使用します。布素材であれば布用ボンドや縫い糸での補修が一般的です。
素材に合わない修理を行うと、かえって傷みが進むこともあるため、事前に素材の種類とその特性を把握しておきましょう。
ダメージの程度や状態を把握する
破損している箇所のダメージレベルを見極めましょう。軽いキズや擦れ程度なのか、それとも部品の破損や大きな破れがあるのかによって、必要な工程や修理の可否が変わってきます。
比較的軽度な不具合であれば、道具をそろえることで自分で対応できる場合もあります。しかし、損傷が大きい場合や構造が複雑な場合には、無理に直そうとせずプロに任せるのも選択肢の一つです。
- おたからや査定員のコメント
ダメージの程度や状態を正しく把握したうえで、自分で対応するか、専門の修理業者に依頼するかを見極めることが大切です。
高級ブランドのバッグは、正規販売店に依頼することで、純正パーツを使った修理やブランド基準に沿った仕上げが受けられます。一般の修理店では対応できないケースもあるため、バッグの状態に応じて選びましょう。
見た目だけでなく将来的なリセール価値も重視する場合は、正規販売店での修理も選択肢に入れてみてください。

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ダメージ別のカバンの修理方法

ダメージの種類ごとに、代表的な修理方法をご紹介します。それぞれの症状に応じて、自分でできる対処法をチェックしてください。
ただし、いずれの場合でも損傷の程度が大きいときは、無理に自分で直そうとせず、修理専門店への依頼も選択肢に入れておきましょう。
持ち手・ストラップの修理
バッグの持ち手やストラップが傷んだ場合は、状態に応じて修理することが大切です。
| ダメージ | 主な修理道具 |
|---|---|
| 取っ手がちぎれている | 交換用ハンドル、丈夫な糸・針または金具、工具(ハサミ・目打ちなど) |
| 革の持ち手が剥がれている | 革用接着剤、拭き取り用の綿棒や布 |
| 布製ストラップがほつれている | ナイロン糸、手縫い針またはミシン、糸切りバサミなど |
取っ手がちぎれてしまった場合は、新しいハンドルに交換するのがよいでしょう。市販のパーツを使って、古い持ち手を外し、縫製または金具で取り付け直します。バッグの形状や素材に合った方法を選びましょう。
革製の持ち手が剥がれているときは、革用接着剤を使って補修するのが基本です。接着剤を薄く塗って圧着し、完全に乾燥させることで応急処置が可能です。ただし、重さのかかる部分には縫い直しによる補強も検討しましょう。
布製ストラップのほつれには、ナイロン糸など丈夫な糸での縫い直しが効果的です。直線縫いだけでなく、返し縫いを併用すると、強度の高い仕上がりになります。
ファスナー・金具の修理
| ダメージ | 主な修理道具 |
|---|---|
| スライダーが緩んで閉まらない | ペンチ(先細タイプ推奨)、柔らかい布(キズ防止用) |
| ファスナーが布や裏地を噛んで動かない | 目打ち・ピンセット(慎重に布を取り除く)、ライト |
| エレメント欠損・テープの裂け | 新しいファスナー一式、ミシン、リッパー、仮止めクリップなど |
| 金具(バックル・留め具)の緩み | 精密ドライバー、ネジゆるみ止め液(場合により) |
| 金具の破損 | 同型パーツ、ドライバーまたは打ち具(種類により異なる) |
ファスナーのスライダーが緩んでうまく閉まらない場合は、ペンチで両側から軽く挟んで隙間を狭める方法が効果的です。強く締めすぎると動かなくなるため、慎重に調整しましょう。
ファスナーが布や裏地を噛んで動かないときは、無理に引っぱらず、目打ちやピンセットを使って丁寧に布を取り除くことが重要です。強引に動かすとエレメントが曲がったり、テープが破れる可能性があります。
エレメントが欠けていたり、テープが裂けてしまっている場合は、ファスナー自体の交換が必要です。ただし、バッグ本体に縫い付けられているケースが多く、交換にはミシン作業など専門的な技術が求められるため、専門店への依頼が安心です。
また、金具(バックルや留め具)が緩んでいる場合は、精密ドライバーでネジを締め直すことで元に戻せることもあります。ただし、リベットや接着タイプの金具は工具なしでの修理が難しく、パーツの交換を検討する必要もあるでしょう。
角擦れ・破れ・剥がれの修理
バッグの四隅(角)は、使用による摩耗が特に起こりやすい部分です。素材ごとに適切な修理法を知っておくことで、見た目と耐久性を維持しやすくなります。
| ダメージ | 主な修理道具 |
|---|---|
| 革の角擦れによる色ハゲ | 革用補修クリーム、補色剤、スポンジ・綿棒、仕上げ用クロス |
| 布バッグの角に穴があいている | 布補修シート、ボンド、当て布、裁縫道具(針・糸など) |
| 合成皮革の表面が剥がれている | 合皮補修シート、合皮対応補修クリーム、カッター・定規(カット用) |
革バッグで角擦れによる色落ちがある場合は、革用の補修クリームや補色剤で色を補う方法が効果的です。薄く塗り重ねて乾燥させ、仕上げに磨くことで自然な風合いに近づけられます。
布製バッグで角に穴が空いた場合は、内側から布補修シートを貼るか、当て布を縫い付ける方法が基本です。目立ちにくい位置なら、外からの当て布補強でも対応できます。
一方、合成皮革の剥がれは修復が難しい場合もあります。軽度であれば、近い色の合皮用補修シートを貼るか、合皮対応クリームで表面をコーティングしてみてください。
ほつれの修理
バッグや布製品の縫い目がほつれてきた場合、早めに縫い直すことでダメージの拡大を防げます。
| ダメージ | 主な修理道具 |
|---|---|
| 縫い目のほつれ(軽度) | 手縫い針、同色の丈夫な糸、指ぬき、ハサミ |
| 裁縫が苦手な人向けの応急処置 | 布用ほつれ止め液(例:「ピケ」)、綿棒やヘラ |
| 広範囲に縫い目が崩れている場合 | ミシンまたは専門業者の縫製修理、仮止めクリップ、リッパー(縫い直し前の糸除去用) |
軽度のほつれであれば、同系色の糸を使って手縫いで縫い直すだけでもよいでしょう。返し縫いなどの補強縫いをすれば、ミシンがなくても対応可能です。
裁縫に不慣れな場合は、布用ほつれ止め液を使って応急処置する方法がおすすめです。液体をほつれ部分に塗って乾かすことで、糸のほぐれを目立たなく固定できます。ただし、再度力が加わると、またほつれが進行する可能性があるため注意してください。
根革の修理
根革とは、バッグ本体と持ち手の間をつなぐ小さな革パーツで、構造的に大きな負荷がかかる部位です。そのため、長く使用するうちに裂けやちぎれが起こりやすくなります。
| ダメージ | 主な修理道具 |
|---|---|
| 根革に軽度な亀裂がある | 革用接着剤、手縫い針、蝋引き糸またはナイロン糸、目打ち、ゴムハンマー |
| 根革が完全にちぎれている | 同厚の革素材、型紙、裁断ツール、手縫い道具またはミシン、カシメや金具類 |
根革に小さなひび割れや裂け目が見られる場合には、革用接着剤で補強し、さらに周囲を縫い留める方法で補修が可能です。ただし、使用中に再び力が加わると裂けが進行するおそれもあるため、一時的な処置と考えましょう。
持ち手が完全に外れてしまうほど根革がちぎれた場合には、新たに革を切り出して根革パーツを作り直す修理が必要ですが、一定の技術と専用の道具が求められます。修理専門店への依頼を考えてみてください。
内側(内袋)の修理
バッグの内側に使われている裏地や内袋も、時間の経過とともに劣化しやすいパーツです。
| ダメージ | 主な修理道具 |
|---|---|
| 裏地のほころび・穴あき(軽度) | アイロン接着補修布、同色の布、手縫い針と糸、ハサミ、アイロン |
| 内袋全体が劣化・ベタつき | マスク・手袋(粉状劣化対策)、ハサミ、ヘラ、掃除用クロス、バッグインバッグ |
| 裏地の全交換(非推奨) | 裁断済み裏地素材、ミシン、仮止めクリップ、リッパー |
ほころびや小さな穴であれば、同系色の布で裏から当て布をして縫うか、アイロン接着の補修布を使って穴をふさぐことで対応できます。
一方で、内袋全体がベタついていたり、ボロボロに剥がれている場合は、劣化した裏地を取り除いてしまう方法もあります。特に古い合成皮革の裏地では、ダメージの大きいケースが多いため、取り除いた上でバッグインバッグや巾着袋を入れて代用するのもよいでしょう。
裏地の全交換を自分で行うことも可能ですが、その場合はミシン技術や素材選び、正確な裁断と縫製が求められます。
素材別のカバン修理のポイント

バッグに使われている素材によって、適した修理方法や注意すべき点は異なります。
ここでは各素材の特徴に注目しながら、適切な手入れや補修のポイントをご紹介します。
布・キャンバスバッグ
縫いやすく補修もしやすい布製・キャンバス素材のバッグは、自分での修理に向いた素材のひとつです。小さな破れなら手縫いやミシンでの縫い直しが可能で、初心者でも比較的扱いやすいでしょう。小穴には、市販の布用補修シートをアイロンで貼るだけで補修できます。
角の擦り切れが気になる場合は、似た色の布で当て布を作り、縫い付ければ目立ちにくくなります。布素材は柔らかく補修跡が馴染みやすいため、仕上がりがきれいに見えるのも嬉しいポイントです。
レザー(革)バッグ
革製のバッグは、素材に合った専用のケアと補修が求められます。小さな擦り傷なら革用クリームで磨いて目立たなくすることが可能で、色落ちした部分には補色クリームの使用が効果的です。
割れや裂けが生じた場合は、裏から革用接着剤で補修したり、薄い革を当てて圧着する方法もあります。ただし、力がかかる部分では接着だけでは不十分なこともあり、注意が必要です。
縫い目のほつれには、革専用の太い針と糸での縫い直しがおすすめです。ただし、作業に慣れていない場合やバッグが高価ブランド品である場合は、専門業者への依頼を検討するとよいでしょう。
ナイロンバッグ
リュックやスポーツバッグなどに多く使われるナイロン素材は、丈夫ながらも破れやほつれが起こると広がりやすい場合があります。軽度のほつれや穴あきには、ナイロン専用の粘着補修シートを貼るのが簡単です。シール状のものであれば、アイロン不要で気軽に使えます。
大きな裂けには、ひとまわり大きいナイロン生地を当てて縫い付けて補強する方法がおすすめです。縫い代部分の処理としては、ほつれ止め液を使ったりジグザグに縫うなどの方法がよいでしょう。
エナメルバッグ
表面に光沢フィルムが施されたエナメル素材のバッグは、保管や経年による劣化に注意が必要なデリケートな素材です。保管方法によってはベタつきやフィルムの剥離が起きやすく、元の状態に戻すのが難しい場合もあります。
ただし、軽く汚れている程度であれば、エナメル専用クリームで磨いて乾拭きすることで改善できることがあります。状態が軽いうちのケアが効果的です。
とはいえ、合成皮革製のエナメルは補修が難しく、劣化が進んでいる場合は自身では対応しきれません。特に広範囲の剥がれや粘着感があるケースでは、専門の修理業者に依頼するのが無難です。
カバン修理に必要な道具・材料

カバンを自分で修理する際にあると便利な道具や材料を、用途ごとにまとめてご紹介します。
修理の内容に応じて必要なものは異なるため、バッグの素材や状態に合わせて、適切に使い分けましょう。
まず揃えたい基本アイテムリスト
バッグ修理に取りかかるなら、まずはこの基本セットを揃えておくと安心です。各アイテムの役割と使いどころを簡潔にまとめました。
裁縫道具(針・糸・はさみ・指ぬきなど)
縫い直しやほつれ補修の基本となる道具です。厚地対応の針や、ナイロン・蝋引き糸を用意すると幅広い素材に対応できます。
接着剤(布用・革用)
縫いにくい箇所や応急処置には、素材に合った接着剤が便利です。使用前には補修箇所を清潔にし、薄く均一に塗って圧着しましょう。
補修テープ・シート
小さな穴や擦り切れをふさぐのに便利なアイテムです。シール式やアイロン接着タイプがあり、ナイロン・キャンバス素材との相性も良好です。
交換用パーツ(ファスナー・金具類)
ファスナーやバックルなどの破損に備え、同等品を用意しておくとスムーズに対応できます。ネットやホームセンターで入手可能です。
工具類(ペンチ・ドライバー・ポンチなど)
金具の調整や革パーツの取り付けに使用します。カシメ打ちにはゴム板や専用打ち具も必要です。用途に応じて揃えておきましょう。
仕上げ用品(クリーム・撥水スプレー)
補修後に保革や防水処理をすることで、バッグを長持ちさせることができます。革・布どちらにも使える撥水スプレーは一本あると便利です。
ダメージ箇所別に必要な材料リスト
傷みやすい部位ごとに、補修に使う材料を整理しました。バッグの状態に応じて、必要なアイテムを準備しておきましょう。
持ち手・ストラップの補修
交換用の持ち手・ベルト、革当て板、丈夫な糸、カシメ金具などが基本です。亀裂がある場合は、革用接着剤やレザーパッチでの補強も検討します。
ファスナーや金具の交換
交換用ファスナー、予備スライダー、バックルやDカンなどの金具類を用意します。着脱・固定には、ペンチやドライバーといった基本工具も必要です。
角の擦れや破れの補修
革バッグには革用補修クリームや補色剤、布製なら補修シートや当て布を使います。素材に合った色味を選ぶのがポイントです。
縫い目のほつれ対策
縫い針、同色の丈夫な糸、ほつれ止め液(ピケ)が活躍します。既存の糸を取り除くにはリッパーもあると便利です。
根革(持ち手の付け根)の修理
負荷がかかる部位なので、厚手の革素材、頑丈な糸、目打ち(穴あけ)、カシメなど、強度を意識した材料を選びましょう。
内袋・裏地の交換や補修
裏地用の布、布用ボンド、交換用のファスナーや面ファスナーを使って仕立て直します。接着だけでなく縫製できるとより丈夫になります。
素材に合わせた補修グッズリスト
バッグの素材によって、適した補修アイテムは異なります。以下に、素材ごとに基本となる道具や補修剤をまとめました。作業前に素材を確認して、適したアイテムを選びましょう。
布・キャンバス素材
布用ボンド、アイロン補修テープ、厚手用の縫い針、丈夫な糸などが定番です。小さな穴や擦り切れは補修シートで、破れには当て布を縫い付けて補強しましょう。
レザー(革)素材
革用補修剤、補色クリーム、革用接着剤、コバ液などが必要になります。軽い擦り傷や色あせにはクリームを、割れや剥がれには接着と補強が有効です。合成皮革にはアドカラーなどの専用クリームを使うと自然に仕上がります。
ナイロン素材
ナイロン補修シート、ポリエステル糸、防水スプレーなどが便利です。粘着パッチでの穴埋めや、縫製補強が基本の対応です。
エナメル素材
エナメル専用クリーナー、柔らかい布などを使います。軽いベタつきはクリーナーで拭き取れることがありますが、広範囲の劣化や剥がれは自己修理が難しいため、専門業者への相談がおすすめです。
100円ショップ(100均)で手に入る便利アイテム

道具や材料にあまり費用をかけたくない場合は、100円ショップを活用するのも一つの方法です。
手芸用品コーナーなどでは、カバンの修理に使える便利なアイテムが手軽に手に入ります。ここでは、100円ショップで購入できる代表的なグッズと、その使い方のポイントをご紹介します。
裁縫・接着まわり
- 布用ボンド
- 裁縫セット
布用ボンドは、縫いにくい破れや小さな穴の補修に便利な接着剤です。乾くと透明になるタイプを選べば、はみ出しても目立ちにくくなります。ただし接着だけでは強度が足りないこともあるため、可能であれば縫い合わせと併用しましょう。
裁縫セットには針・糸・ハサミなどの基本ツールが揃っており、応急処置に活躍します。100円ショップのものでも簡単な補修はできますが、厚手の布や革製品には対応できない可能性が高いため注意してください。
補修・固定に使えるアイテム
- フェルト・布はぎれ
- マジックテープ(面ファスナー)
フェルトや布のはぎれは、破れや擦り切れた部分の補修に使える便利な素材です。裏地の内側に当て布として縫い付ければ見た目を損なわずに補強できます。
また、フェルトは切りっぱなしでもほつれにくいため、ワッペンのように貼ってデザインを兼ねた補修にも応用できます。バッグの色や素材に合ったものを選びましょう。
マジックテープ(面ファスナー)は、開閉部の補修や仮留めに活躍します。ファスナーが壊れたバッグの内側に縫い付ければ、簡単に開閉部を修理できます。
工具・補助用品
- ハトメパンチセット
- 洗濯ばさみ・クリップ
ハトメパンチセットは、布や革に金属製の穴(ハトメ)を打ち込むための工具です。バッグのストラップ付け根など、負荷が集中する部分の補強に役立ちます。
生地に穴を開け、ハトメを専用の工具でカシメるだけで補強された通し穴が完成します。100円ショップの製品でも、薄手の布なら対応できるでしょう。
洗濯ばさみやクリップは、接着作業時に貼り合わせた部分を圧着したり、縫製前に布を仮留めしたりするのに便利です。
修理専門店に依頼する際の判断基準

自分で修理できる箇所もありますが、すべてのトラブルを解決できるとは限りません。
ここでは、修理を依頼する際の判断基準とあわせて、専門店に任せることによるメリットとデメリットについて解説します。
自分で直せないケースの例
バッグの損傷には、無理に自分で直そうとせず、最初から専門業者に任せた方がよいケースもあります。
例えば、本体に大きな穴が空いている、持ち手の付け根から深く裂けているといった重度の損傷は、構造全体に関わるため、自己修理で悪化させてしまう可能性があります。
また、エルメスやシャネルなどの高級ブランドバッグは、特殊な素材や複雑な構造が多く、素人修理で資産価値を損ねるリスクがあるため注意が必要です。ロック機構の交換やフレーム修理などの高度で専門的な作業も、一般的な工具や知識では対応が難しくなります。
自信がない場合は無理をせず、プロに依頼するのがよいでしょう。
修理専門店に依頼するメリット・デメリット
バッグ修理を専門店に依頼する最大のメリットは、仕上がりが美しく、構造的な不具合までしっかり直してもらえる点です。
素材やパーツの選定も適切に行われるため、修理後の耐久性が高く、長く使い続けやすくなります。自分で直す手間やリスクを避けられるのも嬉しいポイントです。
一方で、費用が高くつくことがあり、特にブランド品では数万円になる場合もあります。また、正規店以外で修理すると、ブランド価値に影響する可能性がある点にも注意が必要です。納期も長めになる傾向があるため、急ぎの場合には向かないこともあるでしょう。
- 関連記事はこちら
・エルメス製品の修理が断られる理由と対処法とは?修理店によるメリット・デメリットもご紹介
自分で修理した場合のリセールへの影響と注意点

高級ブランドバッグにおいては、自分で修理したり非正規の一般店に持ち込んだ場合、見た目が整っていても買取査定で減額される可能性があります。
特に、ステッチの不自然さやパーツの違いなどが確認された場合、修理歴が明確に分かってしまい、ブランドの信頼性が損なわれてしまいます。
さらに、正規店でない修理が施されていると、真贋の確認が難しくなるリスクもあります。
こうした背景から、リセールを視野に入れるなら、メーカーや正規代理店のアフターサービスを利用するのがもっとも確実です。純正パーツによる修理であれば、品質も保たれ、資産価値の維持にもつながります。
まとめ
カバンのダメージは、程度によっては自分で修理できる場合があります。持ち手のほつれやファスナーの不具合、角の破れといったトラブルは、素材や損傷の程度に応じて適切な方法を選ぶことで、自宅で直せる可能性が高いでしょう。
布・革・ナイロンなど、素材ごとの修理ポイントを押さえ、100円ショップで揃う道具を上手に使えば、費用を抑えながら補修することも可能です。ただし、高級ブランド品や損傷が大きい場合には、無理をせず修理専門店に依頼するのが安心です。まずはバッグの状態を見極め、自分で対応できるかを判断し、修理を進めてみてください。
「おたからや」での「ブランドバッグ」の参考買取価格
ここでは、「おたからや」での「ブランドバッグ」の参考買取価格の一部をご紹介します。
| 画像 | モデル名 | 参考買取価格 |
|---|---|---|
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エルメスバーキン25ハンドバッグレザー | 3,282,000円 |
![]() |
シャネルマトラッセキャビアスキンダイアナフラップ | 1,171,000円 |
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ルイ・ヴィトンモノグラムアンプラントスピーディバンドリエール20M46575 | 266,000円 |
![]() |
グッチホースビット×GGスプリームショルダーバッグコーティングキャンバスブラウン658574 | 213,000円 |
※状態や付属品の有無、時期によって買取価格が異なりますので詳細はお問い合わせください。
バッグの査定額は、ブランドやモデルに加えて、状態や素材によっても大きく変動します。特に高級ブランドの場合は、モデルや人気カラー、製造年の刻印といった要素が価格に影響を与えることがあります。
また、角の擦れや金具の劣化、持ち手の黒ずみといった使用感が見られると、減額となる可能性が高いです。日頃から丁寧に手入れをしておくことで、査定額に差が出るでしょう。
- おたからや査定員のコメント
普段使いのバッグでも高級ブランドでも、日頃のケア次第で価値を保ちやすくなります。使用後に汚れを拭き取ったり、湿気の多い場所を避けて保管したりといった工夫が、将来の査定額に大きな差をもたらすことがあります。
とはいえ、「おたからや」では状態にかかわらず一点ずつ丁寧に査定し、最大限の価値を見極めています。長く使っていないブランドバッグがあれば、ぜひ一度「おたからや」にお持ちください。

エルメス買取ページはこちらシャネル買取ページはこちらルイ・ヴィトン買取ページはこちらグッチ買取ページはこちら
「ブランドバッグ」の買取なら「おたからや」
バッグの査定では、ブランド名やモデルだけでなく、カラーや素材といった細かな要素が価格を大きく左右します。「おたからや」では、エルメス、ルイ・ヴィトンなどの人気モデルについても、特徴や市場の動向を踏まえたうえで、丁寧に価値を評価しています。
角の擦れや持ち手の黒ずみがあるもの、保存袋やギャランティカードが付属していないものでも査定可能です。状態に不安があるバッグでも、まずはお気軽にご相談ください。全国1,590店舗以上のネットワークと、世界44カ国との取引実績を活かし、ブランドバッグにふさわしい価格でのお取引を目指しています。「おたからや」までぜひ一度お持ちください。
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-
趣味
ゴルフ
-
好きな言葉
理路整然
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好きなブランド
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