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グッチのバッグや財布に刻まれている「GGマーク」は、世界中で親しまれているグッチの象徴です。2つのGが重なった印象的なロゴは、一目でグッチと分かるデザインで、高級ブランドならではの存在感を放っています。
この記事では、GGマークの意味や由来、種類ごとの違い、本物の見分け方に加えて、GGマークが使われている人気シリーズや、グッチ製品を高く売るためのポイントも詳しく解説します。
Contents
グッチの「GGマーク(ggマーク)」とは
GGマークとは、グッチ(GUCCI)の創業者であるグッチオ・グッチ(Guccio Gucci)のイニシャル「G」を2つ組み合わせたロゴのことです。上下逆向きに組み合わさったダブルGのモチーフで、ブランドの頭文字をあしらったモノグラムデザインでもあります。
元々このGGマークは、単なる装飾ではなく製品の品質を保証するためのマークとして考案されました。実際、創業者のイニシャルをロゴとして商品に用いたのはグッチが世界で初めてであり、初期のGGロゴは「グッチ製品の品質保証」の証しでもあったのです。
ダイヤモンド模様のキャンバスにGGマークを織り込んだこのデザインは、1960年代頃から本格的に採用され、以降50年以上にわたってグッチを象徴するアイコンとして世界中で愛されています。
GGマークが長く愛される理由
グッチのGGマークがこれほど長年にわたって支持されているのはなぜでしょうか。
その背景には、時代やトレンドに左右されない普遍的な象徴性や、コーディネートを格上げする視覚的なインパクト、そして幅広いアイテムに展開される汎用性など、いくつもの理由があります。
- 時代やトレンドに左右されない象徴性
- コーデを格上げする視覚的インパクト
- 幅広いアイテムに展開される汎用性
時代やトレンドに左右されない象徴性
GGマークはグッチの伝統と歴史を体現した普遍的なシンボルです。創業以来培われてきたブランドの誇りがこのロゴに凝縮されており、移り変わるトレンドの中でも色あせない魅力を放ちます。
実際に、近年のグッチのコレクションでもGGパターンが頻繁に登場しており、時代に合わせて進化を遂げながらもその存在感は不変です。長い歴史に裏打ちされたストーリーがGGマークには宿っており、それが世代を越えて多くの人々に愛される理由です。
コーデを格上げする視覚的インパクト
ダブルGのロゴは視覚的なインパクトが強く、身につけるだけで装いをワンランク上に引き上げてくれます。アルファベットのGを組み合わせただけのシンプルな構成ながら、それゆえに洗練された高級感が漂い、個性的なグッチの魅力を一層引き立てます。
バッグ正面の金具に輝くGGマークや、全体に織り込まれたGGパターンは見る人の目を引き、コーディネートの主役にもなり得る存在感です。小物類でもGGロゴが入っているだけでラグジュアリーな印象が加わり、普段のスタイルにブランドならではの華やぎをプラスできます。
幅広いアイテムに展開される汎用性
GGマークの魅力は、その汎用性の高さにも表れています。グッチではバッグや財布はもちろん、ベルト、靴、アパレル、アクセサリー、さらにはスニーカーに至るまで、実に幅広いアイテムにGGロゴやGGパターンが採用されています。
例えば、定番スニーカー「エース」のソール部分にGGパターンを刻み込むなど、意外なプロダクトにもこのモチーフが活かされています。このようにユニセックスかつ様々なカテゴリーで使えるデザインであることが、GGマークが時代や性別を問わず受け入れられる要因の1つです。
どのようなアイテムであってもGGマークが入ることで一気にグッチらしさが高まり、ファッションに洗練された印象を与えてくれます。
- おたからや査定員のコメント
GGマークは創業者グッチオ・グッチの頭文字を組み合わせたダブルGロゴで、もとは品質保証の印として考案されたシンボルです。キャンバス地に織られたGGパターンは普遍的な高級感を放ち、装いを格上げする存在として定着しています。
流通量は多いものの、限定モデルやヴィンテージはプレミア化しやすいです。売却を見据える場合は金具やキャンバスの擦れに注意し、保管時は湿気を避けるようにしてください。近年は復刻版やコラボの人気で解釈が広がり、真贋や付属品で評価差が生じやすい点にも注意しましょう。
GGマークの種類と違い
ひと口にGGマークと言っても、そのデザインや素材には様々なバリエーションがあります。ロゴデザインの違いや、素材による違い)、さらには模様サイズ・加工の違いまで、基本的な種類とそれぞれの違いをここで押さえておきましょう。
- インターロッキングGとダブルGの違い
- GGキャンバスとGGスプリームの違い
- マイクロGG・グッチシマの違い
- 金具ロゴ(バックル・プレート・チャーム)の違い
インターロッキングGとダブルGの違い
インターロッキングGとは、2つのGが向かい合わせ(上下逆向き)に組み合わさった伝統的なグッチのロゴデザインを指します。創業者のイニシャルであるGを重ねたクラシックな意匠で、長年グッチの象徴として親しまれてきました。
一方でダブルGという言い方は、2つのGが横並びに並んだロゴを指す場合が多く、特に近年登場した「GGマーモント」シリーズの金具ロゴなどが該当します。こちらは同じ向きのGを2つ重ねたようなスタイルで、1970年代のベルトバックルのアーカイブデザインに着想を得て現クリエイティブディレクターが再解釈したものです。
呼び名は異なりますが、いずれもグッチのダブルGロゴ(GGマーク)である点に変わりはなく、デザイン上の印象がやや異なる程度と言えるでしょう。
GGキャンバスとGGスプリームの違い
GGキャンバスは、グッチの定番中の定番とも言える素材で、キャンバス地にジャガード織でGGパターンを織り込んだものです。軽量で丈夫、かつレザー素材より比較的手頃な価格で提供できることから、古くから多くのバッグや小物に使われてきました。
それに対しGGスプリームは、GGキャンバスにポリウレタンコーティングを施したアップデート素材です。コーティングによってキャンバス地の弱点であった耐水性・耐久性が向上し、水濡れや汚れにも強くなっています。
元々この素材は「GGプラス」と呼ばれていましたが、従来のPVC(塩化ビニル)加工が環境に与える影響を考慮し、現在はより環境に優しいポリウレタン加工に切り替えられています。見た目の模様はGGキャンバスとほぼ同じですが、手触りがわずかに滑らかで光沢感がある点も特徴です。
マイクロGG・グッチシマの違い
GGマークの模様サイズにも違いがあります。通常のGGパターンに比べてモチーフが小さいものを、日本では「マイクロGG(スモールGG)」と呼ぶことがあります。例えば1970年代後半〜1980年代にかけて一部のオールドグッチ製品で使われたキャンバス地には、極めて小さなGG模様が敷き詰められたマイクロGG柄が存在しました。
一方、グッチシマは、2005年に発表されたグッチのレザーラインで、厳選された上質なカーフレザーにGGマークをエンボス(型押し)加工したものです。イタリア語で「最高のグッチ」を意味する名の通り、グッチシマは非常に高級感のある仕上がりで、数あるコレクションの中でも最上級ラインと位置付けられています。
さらに、このグッチシマのGGマークを小さく細かく敷き詰めたマイクログッチシマというバリエーションも存在し、上品さを保ちつつブランドの主張を効かせたデザインとして人気です。つまり、ミニGG・マイクロGGは模様のスケールが小さいパターン、グッチシマは素材がレザーでGG模様を型押ししたラインと覚えておくと良いでしょう。
金具ロゴ(バックル・プレート・チャーム)の違い
グッチのGGマークは金具として使われることも多く、その仕上げにも注目です。バッグの留め具やベルトのバックル、チャームやプレート状のロゴなど、様々な形でダブルG金具が採用されています。
メタルならではの輝きと重厚感があり、デザインのアクセントとして大きな役割を果たします。特にヴィンテージのグッチ製品に見られるGG金具は、現行品に比べて厚みや重量感があり、クラシカルな味わいを感じさせます。
一方、最近のモデルでは金具自体は軽量化・洗練化されつつ、細部の精巧さが増しています。GGバックルのサイズや仕上げは年代やシリーズによって少しずつ異なりますが、どの時代のGGマークの金具にもグッチらしい存在感があり、持つ人のステータスを象徴するディテールと言えるでしょう。
GGマークが採用されている人気製品
グッチのGGマークは、数多くの人気シリーズで取り入れられています。ここでは、GGマークが採用された代表的なモデルをいくつかご紹介します。
- GGマーモント
- オフィディア
- ディオニュソス
- ジャッキー1961・バンブー
GGマーモント
GGマーモントは、2016年にグッチの新たなアイコンとして登場したシリーズです。一番の特徴はバッグや財布にあしらわれた大ぶりのダブルG金具で、マットなゴールド調の色合いと丸みを帯びたフォルムが印象的です。
ウェーブ状のキルティングを施したマトラッセレザーとの組み合わせにより、ヴィンテージ感とモダンさを兼ね備えたデザインに仕上がっています。登場以来、チェーンショルダーバッグやウエストポーチ、ウォレットなど幅広いアイテムが展開されており、カラーもブラックやピンク、ホワイトなどラインナップが豊富です。
グッチの現行ラインを代表する人気シリーズであり、エレガントにもカジュアルにも合わせやすく支持を集めています。
オフィディア
オフィディアは、グッチ伝統のデザインを凝縮したようなシリーズです。ベージュ×エボニーのGGスプリームキャンバスに、グリーン・レッド・グリーンのウェブストライプ(シェリーライン)を組み合わせたデザインは、まさにグッチの王道スタイルと言えます。
バッグ正面には小さなダブルGの金具も配されており、細部までクラシックな魅力にあふれています。オフィディアは2018年に登場して以来、トートバッグ、ショルダーバッグ、ウエストバッグ、ポーチ、財布など多彩なアイテムがリリースされ、男女を問わず人気です。
GGモノグラムとウェブストライプの組み合わせが生み出すレトロな雰囲気と、現代的な使い勝手を併せ持ったシリーズとして注目されています。
ディオニュソス
ディオニュソスは、GGモノグラムにユニークなディテールを加えたエッジの効いたシリーズです。2015年秋冬コレクションで初登場し、以降グッチの定番ラインナップに加わりました。
最大の特徴は、バッグのフラップ部分を留めるタイガーヘッド(虎の頭)モチーフのメタルクラスプです。アンティークシルバー調の双頭の虎を模した金具と、クラシックなGGスプリームキャンバスとの組み合わせが斬新で、エレガントさの中にロックなスパイスを効かせています。
ディオニュソスは、チェーンショルダーバッグが代表的なアイテムです。サイズ違いや素材違い、また花柄刺繍やプリントを施した華やかなバリエーションなども展開され、ファッション感度の高い層から支持されています。GGマークの新たな可能性を示したシリーズと言えるでしょう。
ジャッキー1961・バンブー
ジャッキー1961は、ジャッキー・オナシス夫人が愛した60年代のホーボーバッグを2020年に再解釈した復刻版です。クラシカルなピストン式留め具はそのままに、取り外し可能なストラップを追加し、肩掛けからクロスボディまでその時々に合わせて使い勝手よく楽しめます。
一方、1947年誕生のバンブーバッグは、温かみのある竹ハンドルとGGパターンのキャンバスが融合した長寿モデルです。丸みのあるジャッキー1961にバンブーの質感を合わせると、モノグラムのレトロ感とナチュラルな素材感が引き立ち、グッチの伝統と洗練を同時にまとうスタイルになります。
素材・カラー別の選び方
GGマークのアイテムは、素材やカラーによって印象が大きく変化します。レザー素材のグッチシマは上品で高級感が際立ち、コーティングキャンバスのGGスプリームは実用性があり日常使いに適しています。
ここでは、素材・カラー別にGGマークアイテムの特徴と選ぶ際のポイントをご紹介します。
- ベージュ・エボニーの定番感と合わせやすさ
- ブラック・ホワイト系GGのモードな印象
- レザー(グッチシマ等)×GGの高級感
- コーティング素材(スプリーム)の扱い方
ベージュ・エボニーの定番感と合わせやすさ
グッチのGGマークと言えばまず思い浮かぶのが、ベージュ・エボニー(エボニー=濃茶色)のキャンバス地でしょう。薄いベージュを背景にダークブラウンのGGパターンが連続する配色は、最もオーソドックスでどのようなファッションにも合わせやすい定番カラーです。
派手すぎず上品な印象のベージュ×ダークブラウンは年代や性別を問わず人気が高く、長年愛用しても飽きのこない安定感があります。
エボニーの部分は適度に汚れを目立ちにくくしてくれる効果もあり、デイリーユースにも向いています。迷ったらまずベージュ/エボニーのGGキャンバスを選べば間違いない、と言われるほど定評のある組み合わせです。
ブラック・ホワイト系GGのモードな印象
定番カラーとは一味違った雰囲気を楽しみたいなら、ブラック系やホワイト系のGGパターンもおすすめです。ブラックのGGキャンバスやブラックレザーに型押しされたGG柄は、シックでクールな印象を与えます。
モノトーンの落ち着いた存在感があるため、男性が身につけても違和感がなくスタイリッシュです。一方、ホワイトやアイボリー系のGGパターンは明るく洗練された印象で、コーディネートのアクセントとして映えます。
ただし淡い色味のキャンバスやレザーは汚れが目立ちやすいため、日頃から防水スプレーをかけたりこまめに汚れを拭き取るなどのお手入れを心がけると良いでしょう。
レザー(グッチシマ等)×GGの高級感
GGマークは、レザー素材との組み合わせによって一層の高級感を放ちます。中でもグッチシマは、既述の通り上質なカーフレザーにGGロゴをエンボス加工したラインで、同ブランドの中でも特に高級感のある人気シリーズです。
レザーならではの滑らかな質感と奥行きのある光沢にGG模様が浮かび上がり、キャンバス素材のカジュアルさとはまた異なるエレガントさがあります。カラーもブラックやダークブラウンなどシックなものが多く、ビジネスシーンやフォーマルな装いにも合わせやすいでしょう。
さらに、レザー素材のGGアイテムは耐久性が高く長く愛用できる点もメリットです。傷が付きにくいようラバーコーティングされたタイプや、先述のマイクログッチシマのように模様を小さくして上品さをより際立たせたタイプなどバリエーションも豊富です。
コーティング素材(スプリーム)の扱い方
GGスプリームに代表されるコーティングキャンバス素材は、実用面での魅力を高めています。ポリウレタンコーティングが施されたGGスプリームは、水や汚れに非常に強く、雨の日でも気兼ねなく使える頼もしい素材です。
そのため、日常使いのバッグでも角が擦り切れにくく、表面の汚れもさっと拭くだけで落とせる場合が多いでしょう。特に明るい色のキャンバスでは飲み物のシミなどが心配ですが、スプリーム加工のおかげで染み込みにくくなっています。
一方、扱う上で注意したいのは高温多湿の環境です。直射日光が長時間当たる場所や、真夏の車内など高温になる状況に放置すると、コーティング剤が劣化したりベタつきが生じるおそれがあります。保管する際は直射日光を避け、風通しの良い場所に置くと安心です。
本物を見分けるポイント
グッチは人気ブランドのため、GGマークのコピー品も市場に出回っています。
大切なアイテムを購入・売却する際に損をしないためにも、本物のグッチ製品かどうかを見極めるポイントを押さえておきましょう。
- タグ・シリアルナンバーの刻印規則
- ロゴの造形・フォント・金具の精度
- ステッチ(縫製)・コバ処理・合わせ目
- 素材の手触り・匂い・芯材のハリ
- 付属品の有無
タグ・シリアルナンバーの刻印規則
まず、内側のタグの刻印とシリアルナンバーをチェックしましょう。グッチのバッグや財布には、内部に「GUCCI」と「made in italy」の刻印が入ったレザータグが縫い込まれており、その裏面に固有のシリアル番号が打刻されています。
正規品の刻印はフォントに特徴があり、例えば「GUCCI」の文字では「U」の右側の縦棒が細くなっている点に注目です。また、タグ裏のシリアルナンバーは通常2段に分かれた6〜12桁程度の数字で、本物では数字のフォントに丸みや僅かな跳ね上がりが見られるなど精巧に刻まれています。
一方、コピー品では字体が無骨であったり間隔が不自然なもの、刻印が浅すぎたり逆に不自然にくっきりしすぎていたりするものもあります。タグそのものの質感も本物はしっかり厚みがあり、縫い付けも丁寧です。刻印のフォントや配置に違和感がないか、シリアル番号がきちんと打刻されているかをしっかり確認しましょう。
ロゴの造形・フォント・金具の精度
続いてGGロゴやGUCCIの文字の造形、金具部分の刻印の精度も重要なチェックポイントです。例えば、バッグの金具やバックルに「GUCCI」の文字やGGマークの刻印がある場合、そのエッジや内部まで非常に鮮明で滑らかに仕上がっているかを見てください。
正規品では金具刻印の中の部分まで綺麗に磨かれており、ザラつきがほとんどありません。逆にコピー品ではレーザー刻印の粗さからか、刻印の内部がザラザラと荒れていたり線が滲んでいることがあります。
GGマークの形状にも注意が必要で、不自然に線が太かったり細すぎたり、左右のバランスが悪いものは要注意です。
ステッチ(縫製)・コバ処理・合わせ目
縫製や仕上げの丁寧さも真贋を見極める大きなポイントです。正規品のグッチは、ステッチ(縫い目)の一つひとつまで均一で丁寧な仕上がりです。糸のほつれや飛び出しがなく、ピッチ(縫い目の間隔)も整っています。
GG柄のキャンバス地の場合、生地の継ぎ目やポケット部分でモノグラム模様が可能な限り綺麗に繋がるよう柄合わせがされています。一方、コピー品だと生地の継ぎ目で柄がずれていたり、ステッチの間隔が不揃いだったりすることが多いです。
また、革製品であればコバ(革の断面)の塗りや処理が滑らかかどうかも確認しましょう。正規品はコバ処理剤が均一に塗られ艶があり、触っても滑らかですが、コピー品はコバの塗りが厚ぼったく固まっていたり、ひび割れていたりする場合があります。
素材の手触り・匂い・芯材のハリ
実際に商品を手に取った際の素材の質感や匂いも重要な判断材料です。グッチ正規品のレザーは手触りが滑らかで上質感がありますし、キャンバス地も厚みとコシがあり丈夫です。
高級な革には独特の革の香りがありますが、不快な強い化学薬品の臭いがすることは通常ありません。コピー品の場合、合成皮革や粗悪な接着剤を使っていることが多いため、ツンとした化学薬品臭やゴムのような匂いが感じられる場合があります。
また、バッグの形を保つための芯材がペラペラで極端に柔らかかったり、逆に不自然に硬質すぎたりするのもコピー品にありがちな特徴です。正規品は適度にハリがありつつ柔軟性もあるため、形崩れしにくい一方で触ったとき不自然な硬さは感じないでしょう。
付属品の有無
最後に付属品の有無も重要なポイントです。新品購入時に付いてくるものが揃っているかを確認しましょう。
ただし、付属品が紛失した状態で中古市場に出回ることも多く、箱や保存袋が無いからといってコピー品と決めつけることはできません。
しかし、付属品が全て揃っているに越したことはありません。揃っていれば本物である可能性が高まるだけでなく、リセール時の評価も上がります。なお、コピー品でも精巧な付属品が付いている場合もあるため、あくまで他のポイントと合わせて総合的に判断しましょう。
グッチの製品を高く売るコツ
お手持ちのグッチのGGマーク製品を手放す場合、ちょっとした工夫で買取価格をアップさせることができます。
ここでは、グッチのアイテムを少しでも高く売るために押さえておきたいポイントをご紹介します。
- 付属品を揃える
- ニオイ・汚れ・型崩れの簡易リフレッシュを行う
- 売り時を見極める
付属品を揃える
買取に出す際には、購入時の付属品を可能な限り揃えて持って行くことが高価買取の第一歩です。箱やレシートなどが手元に残っている場合は、査定に出すアイテムと一緒に必ず持参しましょう。
付属品が全て揃っていることで、「大切に保管されていた商品」という印象を与えられます。さらに、買取店も次の販売に際して付加価値をつけやすいため、その分査定額がプラスされやすくなるでしょう。
逆に保存袋や箱が欠けている場合、減額対象になることもあります。特に人気モデルほど付属品完備のものは高値が付きやすい傾向にあるため、売却前に今一度クローゼットや押し入れを探して付属品を確認してみましょう。
ニオイ・汚れ・型崩れの簡易リフレッシュを行う
まず、長く保管しているうちにバックの中に溜まった埃やゴミがあれば取り除きましょう。布製の裏地なら掃除機や粘着クリーナーでホコリを除去したり、小さなゴミはブラシや布で払います。
表面の汚れが気になる場合は、柔らかい乾いた布で全体を優しく乾拭きしてください。それでも落ちない汚れは無理に擦らず、革用・布用の消しゴムやクリーナーの利用を検討してみましょう。
また、ニオイのケアも大切です。バッグに香水やタバコ等の匂いが染み付いていると査定に響くことがあります。風通しの良い日陰でしばらく陰干しすると、匂いの軽減に効果的です。
売り時を見極める
グッチの製品の場合、市場の需要が高まっている時期やモデルが注目されているタイミングを狙うと高額査定に繋がりやすいです。
逆に言えば、流行が落ち着いて需要が一段落した後よりも、話題性が高いうちに売る方が有利です。また、買取店が独自にキャンペーンを行っている時期(ボーナスシーズンや決算期など)は査定額が上乗せされるケースもあります。
季節で見ると、新生活が始まる春先やボーナス後の夏・冬は中古ブランド品市場が活発になるため、高額買取になりやすいとも言われます。反対に、ブランド品の新作発表直後は旧モデルの相場が下がることもあるので注意が必要です。
グッチのGGマークに関するよくある質問
最後に、グッチのGGマークについてのよくある質問をQ&A形式でまとめました。
GGマークの名称の違いや素材・柄の違い、歴史的な背景、男性でも似合うかどうか、さらには買取時のポイントまで、気になる疑問に簡潔にお答えします。
- Q1. 「GGマーク」と「インターロッキングG」はどう違いますか?
- Q2. 「GGキャンバス」と「GGスプリーム」の違いは何ですか?
- Q3. GGマークはいつ頃から使われていますか?
- Q4. ミニGGやマイクロGGとは何のことですか?
- Q5. 本物のGGマークを見分けるチェックポイントはありますか?
- Q6. 汚れやすい部分と日常のお手入れ方法を教えてください
- Q7. メンズでもGGマークは似合いますか?
- Q8. 旧ロゴと現行ロゴに仕様の違いはありますか?
- Q9. 買取で評価が上がりやすいGGマークのモデル・カラーはありますか?
- Q10. 買取に出す前にやっておくべき準備は何ですか?
「GGマーク」と「インターロッキングG」はどう違いますか?
基本的にはどちらもグッチの2つのGを組み合わせたロゴを指しています。インターロッキングGは2つのGが向かい合って絡み合った伝統的なデザインの呼称で、GGマークの代表的な形です。
一方、GGマークという言い方はより広い意味で使われ、インターロッキングGを含めたグッチのダブルGロゴ全般を指すことが多いです。最近ではGGマーモントのようにGが並行に配された新しいデザインも登場しましたが、いずれもグッチのダブルGロゴ(GGマーク)である点に変わりはありません。
「GGキャンバス」と「GGスプリーム」の違いは何ですか?
GGキャンバスはキャンバス生地にGGパターンを織り込んだグッチ定番の素材で、軽く丈夫なのが特徴です。GGスプリームはそのGGキャンバスにポリウレタン樹脂でコーティング加工を施した素材で、水や汚れに強く耐久性が増している点が最大の違いです。
見た目の柄自体は似ていますが、手触りが滑らかで若干光沢があること、そして耐水性・耐汚性に優れることから、GGスプリームは日常使いに適した進化版GGキャンバスと言えます。
GGマークはいつ頃から使われていますか?
GGマークの起源は20世紀中頃(1950〜60年代)に遡ります。創業者グッチオ・グッチの息子アルド・グッチが父のイニシャル「G」をブランドロゴに用いることを発案し、第二次大戦後にGGモチーフを取り入れたキャンバスパターンが誕生しました。
実際に今のようなGGパターンが広く展開されたのは1960年代以降で、約半世紀以上にわたりグッチを象徴するデザインとして使われ続けています。
ミニGGやマイクロGGとは何のことですか?
GGパターンのモチーフサイズを表す呼称です。通常のGG柄よりもひとまわり小さいサイズのモノグラムを「ミニGG」あるいは「マイクロGG」と呼びます。
例えば1970〜80年代のヴィンテージグッチのキャンバス生地には、小さなGG模様がびっしりと織り込まれたマイクロGG柄が存在しました。
現行でも、レザーにGGを型押ししたグッチシマの模様を細かくした「マイクログッチシマ」などデザインが展開されています。つまり模様のスケールが通常より小さいGGパターンだとお考えください。
本物のGGマークを見分けるチェックポイントはありますか?
はい、いくつかあります。タグの刻印では「GUCCI」のUの右側のラインが細くなっているかを確認すると良いでしょう。
また、タグ裏のシリアルナンバーの刻印がしっかり打刻されていて数字のフォントに違和感がないかも重要です。
さらにGG模様のズレや縫製の乱れがないか、金具の刻印が粗雑でザラついていないかなどもチェックポイントです。複数のポイントを総合的に確認すると真贋の精度が高まります。
汚れやすい部分と日常のお手入れ方法を教えてください
汚れやすい部分は、キャンバス素材の場合は生地表面全体とバッグの角、そしてハンドル部分です。布地ゆえに手で触るハンドルなどは皮脂で黒ずみやすく、角は擦れによる生地のくたびれが出やすい箇所です。
日常のお手入れとしては、まず新品のうちに防水スプレーを吹きかけておくと汚れ防止に効果的です。使用後は柔らかい布で表面のホコリや汚れをさっと拭き取り、乾燥剤を入れて風通しの良い場所で保管しましょう。
特に、日本は湿気が多いのでカビ防止のためにも通気性に気を配りましょう。革部分は定期的にレザー用のクリームで保湿するとヒビ割れ防止になります。日々の小まめなケアが、GGマーク製品を美しく長持ちさせるコツです。
メンズでもGGマークは似合いますか?
もちろんです。GGマークはユニセックスなデザインなので男性が使用しても違和感はまったくありません。実際にグッチではメンズ向けにもGGパターンの財布やバッグ、ベルト、スニーカーなど様々なアイテムが展開されています。
ブラックやダークブラウン系の落ち着いたGG柄アイテムは男性のファッションにも取り入れやすく、コーディネートに程よい高級感と個性をプラスできます。
近年はジェンダーレスなファッションも浸透しており、著名人やおしゃれな男性がGGマークのバッグやジャケットを身につける姿も珍しくありません。
旧ロゴと現行ロゴに仕様の違いはありますか?
はい、細部にいくつかの違いがあります。例えば、ダブルG金具の場合、ヴィンテージ(旧ロゴ)のものは現在のものに比べてサイズがやや大きめで厚みがあり、形状も若干異なることがあります。
一方、現行のGGロゴ(金具)は少しコンパクトで丸みを帯びたデザインになっている傾向です。また、バッグ内部のタグ刻印も年代によりフォントが微妙に変更されています。
ただし、大きな違いではなく、基本的には2つのGを重ねたというロゴのコンセプト自体は一貫して同じです。
買取で評価が上がりやすいGGマークのモデル・カラーはありますか?
需要の高い定番モデルや定番カラーは比較的高評価を得やすいです。具体的には、近年人気が高いGGマーモントのバッグや財布は中古市場でも需要があるため高値傾向ですし、グッチの伝統を感じさせるオフィディアシリーズも安定した人気があります。
またカラーでは、やはりブラックやベージュ×エボニーといった合わせやすい色味が幅広い層に好まれるため査定評価も高めです。逆に奇抜なカラーや極端にトレンド性の強いデザインは流行が過ぎると需要が落ち着くことがあるので、タイミングによって評価が左右されます。
総じて「今売れているもの」「みんなが欲しがる定番」が高評価になりやすいと言えるでしょう。
買取に出す前にやっておくべき準備は何ですか?
まず、付属品を全て揃えることです。購入時の箱や保存袋、コントロールカードなどが残っていれば一緒に持ちこむようにしましょう。次にバッグの中身は空にし、埃やゴミを取り除くなど軽いお手入れをしてください。
表面は柔らかい布で拭き、革部分は乾拭きでツヤを出します。匂いが気になる場合は、陰干ししてこもった臭いを軽減させておくと良いでしょう。そしてバッグの形を整えることも大切です。
まとめ
グッチのGGマークは、創業者のイニシャルに由来するシンプルながら奥深いデザインで、ブランドの歴史とアイデンティティが詰まった象徴です。その普遍的な魅力は時代を越えて人々を惹きつけ、様々なシリーズ製品で輝きを放っています。
GGマークの種類や違い、本物と偽物の見分け方を知ることで、より自信を持ってグッチ製品を楽しめるでしょう。
また、大切なGGマークのアイテムを手放す際も、ちょっとした工夫でその価値を最大限に活かせます。ぜひ本記事のポイントを参考に、グッチのGGマークの魅力を存分に味わってください。
「おたからや」での「グッチ」の参考買取価格
ここでは、「おたからや」での「グッチ」の参考買取価格の一部を紹介します。
画像 | 商品名 | 参考買取価格 |
---|---|---|
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グッチ ジャンボGG×バンブー ハンドバッグ キャンバス ベージュ 675797 | 269,000円 |
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グッチ ダイアナ ハンドバッグ キャンバス ブラウン 655658 | 251,000円 |
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グッチ バンブー×ダイアナ ハンドバッグ レザー アイボリー 702721 | 237,000円 |
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グッチ バンブー ダイアナ ハンドバッグ レザー ブラウン | 217,000円 |
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グッチ GGマトラッセ ハンドバッグ レザー | 216,000円 |
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グッチ GGマーモント ショルダーバッグ レザー ブラック 443497 | 212,000円 |
※状態や付属品の有無、時期によって買取価格が異なりますので詳細はお問い合わせください。
グッチの製品の買取時は、素材や刻印の整合、縫製・金具・コバの状態、ファスナーの滑り具合などが評価を左右します。
限定色や希少素材は加点になり、箱やギャランティが揃えば査定は安定します。売却前は柔らかい布で軽く汚れを落とし、リペア歴は正直に伝えて店頭でご相談ください。
- おたからや査定員のコメント
グッチのGGマークは創業者の頭文字を組み合わせたブランドを象徴とするデザインです。刻印のフォントや左右対称、縫製ピッチ、金具の質感、ライニングのタグやシリアル整合が真贋の主な確認点となります。
評価は素材・色・サイズ、付属品の有無などで決まります。角擦れや型崩れ、香り移りが少ない個体は好評価が付く可能性も高いです。
「グッチ」の買取なら「おたからや」
「おたからや」では、GGマーモントやジャッキー1961などの定番バッグからウォレットやウォッチジュエリーまで幅広く査定します。専門鑑定士がキャンバスやレザーの擦れ・色ヤケ、金具メッキの剝がれなどを細部まで検証し、最新相場を反映した査定額をご提示します。
付属品がなくても、真贋と価値を正確に評価する体制が整っているため安心です。査定は完全無料・予約不要で、ご成約後は最短即日で現金化いたします。大切なグッチを納得の価格で売却したい方は、豊富な実績を誇る「おたからや」へぜひご相談ください。
おたからやのブランド買取
査定員の紹介
土方 査定員

-
趣味
ゴルフ
-
好きな言葉
理路整然
-
好きなブランド
カルティエ
-
過去の買取品例
バーキン マトラッセ
おたからやでは、毎日数千点のブランド品の査定をしております。私たちは海外にも販路を持っており、世界基準での査定が可能になっています。また現在は円安のため海外に販売することで従来よりも高値でお買取をすることができ、お客様に満足していただける自信があります。おたからやでは、新品未使用のモノだけでなく、昔に購入したお品物や傷やほつれがあるものなどもお買取をしております。 実際に、10年以上前に購入したお品物が購入した時よりも高額でお買取できたこともたくさんあります。ご自宅に眠っているお品物がございましたら是非一度おたからやへご相談ください。
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