※下記の画像は全てイメージです
グッチのソーホーは、2013年から2020年代前半まで展開されたグッチの人気ラインです。カジュアルでありながら洗練されたデザインと、高級ラインよりも手頃な価格設定で多くのファンを獲得しました。
なぜこれほど人気だったソーホーラインが廃盤になったのでしょうか。
本記事では、グッチソーホーの魅力や特徴から廃盤の理由まで詳しく解説します。
Contents
グッチソーホーとは?発売年や特徴、魅力を解説
グッチソーホーは、2013年に登場した現在は廃盤となっているグッチの人気ラインです
2013年発売の人気ライン
ソーホーは、2012年当時クリエイティブ・ディレクターであった、フリーダ・ジャンニーニのコレクションで発表されました。
その後、2013年春夏コレクションで発売されグッチの新定番ともいわれたラインです。
- 2012年:フリーダ・ジャンニーニ(当時のクリエイティブディレクター)のクルーズコレクションで発表されました。
- 2013年:春夏コレクションから正式に発売が開始されました。
販売が開始されると完売店が続出するほどの人気をみせました。
フロントに配されたGのエンボス加工が特徴
グッチ ソーホーの最も印象的な特徴は、フロントに大きく配されたインターロッキングGのエンボス加工でしょう。
従来のグッチ製品では、金具やプリントでロゴを表現することが多かったのですが、ソーホーではレザーに直接エンボス加工を施すという新しいアプローチを採用しました。
この立体的なロゴは、さりげなくブランドをアピールしながらも、派手すぎない上品さを演出しているといえるでしょう。
エンボス加工の深さや大きさも絶妙で、遠目からでもグッチと分かる存在感を持ちながら、近くで見ても美しい仕上がりとなっています。
このデザインは、ブランドロゴを主張しすぎることなく、洗練された印象を与える点で高く評価されました。
素材や実用性、デザインの魅力
ソーホーラインに使用されている素材は、傷が目立ちにくく柔らかく手触りの良い素材です。
- 素材の機能性: 傷が目立ちにくい、耐久性がある、柔らかい手触り
- タッセルチャームの特徴: レザー製、取り外し可能、デザインの特徴的要素
- 実用性とデザイン性の両立: ファッション性と機能性を兼ね備えた設計
このレザーは、細かい粒状の型押しが施されており、傷が目立ちにくいという実用的なメリットがあります。
また、多くのモデルに付属するタッセルチャームも、ソーホーの特徴的なディテールのひとつです。
レザー製のタッセルが揺れる様子は、バッグに動きと華やかさを加えています。このタッセルは取り外し可能なモデルも多く、気分やコーディネートに合わせてカスタマイズできる楽しさもありました。
素材とディテールの両面で、実用性とデザイン性を高いレベルで両立させているのがソーホーラインの魅力といえるでしょう。
エントリーモデルとしての人気
グッチ ソーホーは、グッチのエントリーモデルとして多くの人に愛されました。
当時の価格は、目安として20万円前後からという設定で、初めてグッチを購入する方や、若い世代にも手が届きやすいラインでした。グッチの他の高級ラインと比較しても購入しやすい価格帯だったといえるでしょう。
また、カジュアルなデザインは幅広い年代に受け入れられやすく、20代から50代まで、世代を超えて支持されています。
フォーマルすぎず、カジュアルすぎない絶妙なバランスは、オンオフ問わず使える汎用性の高さにつながっています。
このようなエントリーモデルとしての役割を果たしたことで、多くの人にグッチブランドへの入り口を提供し、ブランドのファン層拡大にも貢献したラインといえるでしょう。
グッチソーホーの人気アイテム4選
グッチ ソーホーラインには、バッグから小物まで幅広いアイテムが展開されていました。ここでは特に人気が高い4つのアイテムをご紹介します。
ショルダーバッグ
ソーホーのショルダーバッグは、デイリーユースに最適なサイズ感と機能性で人気を集めました。
フラップ付きのタイプが主流で、スナップ式の開閉により片手でも簡単に開け閉めができる仕様。サイズは複数展開されており、小ぶりなものから書類が入る大きめサイズまで、用途に応じて選べる豊富なラインナップが魅力です。
内側には複数のポケットが配置され、スマートフォンや鍵などの小物を整理して収納可能。ショルダーストラップは長さ調節ができ、肩掛けからクロスボディまで、好みのスタイルで着用可能となっています。
カラーバリエーションも豊富で、ビジネスシーンにも使えるブラックやネイビーから、カジュアルに映えるピンクやレッドまで幅広く展開されていました。
ジップトップトート
ジップトップトートは、収納力と安全性を兼ね備えた実用的なモデルとして支持されました。
トップがファスナーで完全に閉まる仕様は、貴重品を安心して持ち運べるという点で高く評価。書類やタブレットも収納可能な大容量設計で、通勤バッグやマザーズバッグとしても活躍します。
持ち手は肩掛けも可能な長さに設計され、荷物が多い時でも快適に持ち運べる工夫がされてており、シンプルながら機能的なデザインは、現在でも幅広い年代から支持を得ているといえるでしょう。
ディスコバッグ
ディスコバッグは、ソーホーラインの中でアイコニックな存在として知られています。
丸みを帯びた可愛らしいフォルムと、コンパクトながら収納力のあるサイズ感が特徴的で、長財布、スマートフォン、化粧ポーチなど、お出かけに必要なアイテムがちょうど収まる絶妙なサイズ設計が人気の理由です。
トートバッグとして使用できる長めのストラップは、両手を自由に使えるため、アクティブなシーンでも活躍。
フロントのインターロッキングGのエンボス加工は、他のモデルよりも大きめにデザインされており、存在感のあるアクセントが魅力です。
財布
ソーホーラインの財布は、バッグとお揃いで持てる人気アイテムです。
長財布、二つ折り財布、コインケースなど、様々なタイプが展開されており、ライフスタイルに合わせて選べる豊富なラインナップが魅力。
内側の設計は使いやすさを重視しており、カードスロットの数や配置、小銭入れの構造など、細部まで工夫が凝らされています。
プレゼントとしても人気が高く、バッグよりも手頃な価格帯だったことから、グッチデビューのアイテムとしても選ばれていました。
グッチソーホーが流行した理由
グッチ ソーホーが多くの人に愛され、流行したのには明確な理由があります。デザイン性と実用性、そして価格設定のバランスが絶妙だったことが、その人気の秘密でした。
実用性とデザイン性の両立
ソーホーラインの最大の魅力は、日常使いに適した実用性と、グッチらしいラグジュアリー感を両立させた点にあります。
また、軽量設計により長時間の使用でも疲れにくく、オフィスからプライベートまで、シーンを選ばない汎用性の高さが、多くの女性に選ばれる理由となったといえるでしょう。
豊富なカラーバリエーション
ソーホーラインのもうひとつの魅力は、豊富なカラーバリエーションでした。
定番のブラック、ベージュ、ブラウンといったベーシックカラーはもちろん、レッドやピンクなどの鮮やかなカラーも多数展開されていました。季節限定カラーも定期的に登場し、コレクターの収集欲を刺激していました。
- おたからや査定員のコメント
また、同じモデルでも色違いで複数購入する方も多く、その日の気分やコーディネートに合わせて使い分けを楽しむことができました。このような選択肢の豊富さが、幅広い層に受け入れられる要因となったといえるでしょう。
手頃な価格設定
グッチソーホーの成功の大きな要因のひとつは、その価格設定にあったといえるでしょう。
当時の価格で20万円前後からという設定は、グッチというハイブランドの中では比較的手が届きやすい価格帯でした。
これにより、20代の若い世代や、初めてラグジュアリーブランドを購入する方にも選ばれやすくなっていました。
廃盤前には当初の価格から値上がりしたとされていますが、それでも他のグッチラインと比較すると手頃な価格設定は維持されていました。
この価格設定により、自分へのご褒美として購入する方や、大切な人への贈り物として選ぶ方も多く、幅広いニーズに応えることができていました。
手頃な価格でありながら、品質やデザインに妥協がない点が、コストパフォーマンスの高さとして評価されていたのです。
グッチソーホーはなぜ廃盤になったのか
人気が高かったグッチ ソーホーラインが廃盤となった背景には、ブランド戦略の転換や市場環境の変化など、複数の要因が考えられます。
2015年から始まった段階的な廃盤
グッチ ソーホーの廃盤は、突然ではなく段階的に進められました。
段階的なソーホーの廃盤は以下の通りです。
- フリーダ・ジャンニーニが2015年に退任した後、ソーホーラインの廃盤が始まりました。
- 2015-2016年の秋冬コレクションから、ソーホーはショルダーバッグのみの限定的な展開となりました。
- その後、新作は発表されなくなり、完全に廃盤となりました。
段階的にヨーロッパのウェブサイトから商品が削除され始め、地域によって在庫状況に差が生じるようになりました。
日本市場では比較的遅くまで在庫が残っていたようですが、現在では完全に廃盤となっています。廃盤の噂は実際の廃盤の数年前から繰り返し流れていたため、ファンの間では駆け込み需要も発生していました。
ブランド戦略の転換による廃盤
ソーホーライン廃盤の背景には、グッチのブランド戦略の大きな転換があったと考えられています。
2015年にアレッサンドロ・ミケーレがクリエイティブ・ディレクターに就任して以降、グッチは大胆な変革を遂げました。より個性的で、アーティスティックなデザインへとシフトし、ブランドイメージを一新させたのです。
ソーホーラインのシンプルでベーシックなデザインは、新しいグッチの方向性とは異なるものでした。
また、エントリーモデルとしての位置づけから、よりラグジュアリーで高価格帯の商品展開へとシフトする戦略も影響していたと推測されます。
ブランドの高級化路線の中で、手頃な価格帯のソーホーラインは、新たな戦略に合わなくなったのかもしれません。
後継モデル「ブロンディバッグ」の登場
2023年、グッチはソーホー ディスコバッグをリニューアルした「ブロンディバッグ」を発表したとされています。
ブロンディバッグは、ソーホー ディスコバッグの基本的なシルエットを継承しながら、新たなデザイン要素を加えたモデルです。
インターロッキングGのデザインは異なるアプローチで表現され、より現代的な印象を与えるものとなっています。
この後継モデルの登場により、ソーホーラインの廃盤が確定的となりました。しかし、完全に新しいデザインではなく、人気モデルのDNAを受け継いでいる点は、ソーホーファンにとっては朗報といえるでしょう。
ブロンディバッグの登場は、グッチが過去の人気モデルの良さを認識しつつ、新たな時代に合わせてアップデートしていく姿勢を示しているともいえます。
まとめ
グッチソーホーは多くの人に愛された製品でした。
実用性とデザイン性を兼ね備え、手頃な価格設定で幅広い層に支持されましたが、ブランド戦略の転換により廃盤となりました。
「おたからや」でのグッチの参考買取価格
ここでは、「おたからや」での「グッチ」の参考買取価格の一部を紹介します。
画像 | 商品名 | 参考買取価格 |
---|---|---|
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グッチ ジャンボGG×バンブー ハンドバッグ キャンバス ベージュ 675797 | 269,000円 |
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グッチ シェリーライン 財布 | 88,000円 |
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グッチ バンブー ジャンボGG キャンバス | 228,000円 |
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グッチ GGスプリーム シェリーライン リュックサック PVC SA | 202,000円 |
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グッチ GGスプリーム スーツケース トランク PVC アルミニウム | 195,000円 |
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グッチ GGマトラッセ レザー AB ショルダ―ストラップ | 194,000円 |
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グッチ ジャケット ブラック サイズ50 | 160,000円 |
※状態や付属品の有無、時期によって買取価格が異なりますので詳細はお問い合わせください。
査定額を決めるうえで、アイテムの状態は重要です。キズや汚れ、角スレの有無はもちろん、型崩れの程度なども評価に直結します。また、保存袋や箱などが揃っていると査定額が上がる傾向にあります。
- おたからや査定員のコメント
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おたからやのブランド買取
査定員の紹介
松任 査定員

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趣味
ゴルフ
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好きな言葉
理路整然
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好きなブランド
ロレックス
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過去の買取品例
バーキン マトラッセ
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