エルメスと言えばバーキンやケリーなど高級感あふれるレザーバッグを思い浮かべる方が多いでしょう。
しかし実は、エルメスにはカジュアルで実用的な「キャンバストート」と呼ばれるバッグが存在します。
近年、このキャンバストートが再び注目を集めており、使い勝手の良さや手に取りやすい価格帯から根強い人気を誇っています。
この記事ではエルメスのキャンバストートにスポットを当て、その特徴や人気モデル、さらには買取相場や売却のポイントまで詳しく解説します。
エルメスのキャンバストートとは?
エルメスのキャンバストートとは、主にキャンバス地(布地)を素材としたエルメスのトートバッグシリーズの総称です。
エルメス初のキャンバスバッグである「フールトゥ」を皮切りに、さまざまなデザインのキャンバストートが展開されてきました。
上質なレザー製品で名高いエルメスが手掛けるカジュアルバッグということで発売当初から話題となり、今でも多くのファンに愛されています。
高級ブランドの中で異彩を放つ“実用派バッグ”
エルメスのキャンバストートは、高級ブランドバッグの中では異色の“実用派”と言えるでしょう。
通常エルメスといえばエレガントでフォーマルなイメージですが、キャンバストートはあえてキャンバス素材を採用することで比較的安価でカジュアルな雰囲気のバッグに仕上げられています。
デイリーユースに耐える丈夫さと気軽さを備え、男女問わず使いやすいデザインが特徴です。上質でありながら普段使いできる実用性が、エルメスのキャンバストートならではの魅力となっています。
なぜ今、キャンバストートが再注目されているのか?
一度は生産終了となったエルメスのキャンバストートですが、近年になって再び脚光を浴びています。その背景にはいくつかの理由があります。
ヴィンテージブームと懐かしさ
1990年代~2000年代に人気を博したフールトゥやエールラインといったモデルは、当時を知る世代にとって懐かしく、新世代にとっては新鮮なヴィンテージアイテムとして映ります。
ファッション界で過去のトレンドが再燃する中、当時のエルメスキャンバストートも再評価されているのです。
カジュアル×ラグジュアリーのトレンド
昨今は高級ブランドのアイテムをカジュアルに取り入れるスタイルが定着しつつあります。
ジーンズやスニーカーにエルメスのキャンバストートを合わせるようなコーディネートがSNSで注目され、「肩肘張らないエルメス」として人気が再燃しています。
入手のしやすさと実用性
超高額なバーキンやケリーに比べ、中古市場で数万円程度から手に入るキャンバストートは、エルメス入門としても魅力的です。
丈夫で収納力があり日常的に使いやすいため、「せっかく持つなら普段から使えるバッグが良い」という層に支持されています。
中古相場の上昇
需要の高まりに伴い、中古市場での取引価格も上昇傾向にあります。
実際、エルメスのキャンバストートは状態によって良品なら5~7万円前後の価格がつくこともあり、眠っていたバッグに思わぬ高値がつくケースも出てきています。
以上のように、エルメスのキャンバストートは「今だからこそ持ちたい」アイテムとして再評価されており、その価値も見直されているのです。
エルメスのキャンバストート 人気&レアモデル9選
エルメスがこれまで手掛けてきたキャンバストートの中から、特に人気の高いモデルや現在ではレアとなっているモデルを10種類ピックアップしてご紹介します。
定番から隠れた名作まで、それぞれの特徴を押さえていきましょう。
1. エールライン(ナイロン製・南京錠付き)
エールラインは、2000年前後に登場したエルメスのカジュアルラインのトートバッグです。
先に発売されていたフールトゥに続いて企画されたモデルで、素材には撥水性に優れたナイロンキャンバスを採用しています。
そのため雨の日でも気兼ねなく使え、軽くて丈夫なのが特徴です。開口部はファスナー式で、さらに南京錠(カデナ)付きのため防犯面でも安心できる設計になっています。
フールトゥがホック留めのみだったのに対し、エールラインはファスナー+ボタン留めに南京錠を組み合わせた仕様で実用性を向上させています。
デザイン面では、ハンドル部分に配された小さな「H」の織り柄が印象的です。
これはエルメスの頭文字をモチーフにしたもので、エールラインならではのアクセントになっています。サイズ展開も豊富で、PM・MM・GM・TGMの4サイズが展開されました。
書類が入るMMサイズや旅行にも使えるGMサイズまで用途に合わせて選べるため、男女問わず支持されたモデルです。
誕生からわずか数年で2006年に生産終了となりましたが、現在でも中古市場で根強い人気を保っています。
グレーやブラウンといった定番色のほか、リュックタイプ(エールライン アド)やポーチ付きの派生モデルも存在し、使い勝手の良さとカジュアルな魅力でファンの心を掴んでいるキャンバストートです。
2. ガーデンパーティー(現行モデル)
ガーデンパーティーは、エルメスのトートバッグの中でも不動の王道といえる現行モデルです。
名前が示す通り元々はガーデニング用品を運ぶバッグがルーツとなっており、その影響で開口部が大きく開いて物の出し入れがしやすいデザインになっています。
大容量かつシンプルな作りで日常使いに最適なことから、特に女性を中心に高い支持を受けています。
素材にはキャンバス地(トワルオフィシエやトワルシェブロンなど)とレザーを組み合わせている場合が多く、丈夫さと上品さを両立している点も魅力です。
丸みのあるフォルムと片側ずつ留められるホック留めで、荷物の量に応じてシルエットを変えられる機能性も備えています。
サイズは小ぶりなTPM(ピコタンロック18程度)からPM、さらに大きなGM相当まで展開され、カラーもシーズンごとに多彩です。
現在もエルメスのブティックで定番商品として販売されており、キャンバストートの中では唯一新品で入手可能なモデルと言えるでしょう。
上品なデザインと実用性から年代問わず愛されており、「まず一つエルメスのトートが欲しい」という方には真っ先に候補に挙がる人気モデルです。
3. エールバッグ(ケリー系デザイン・交換可能)
エールバッグは、ケリーに似たデザインを持つユニークなキャンバストートです。
1998年に登場し、その革新的なコンセプトで大きな話題を呼びました。
最大の特徴は、バッグ本体(キャンバス地の袋部分)とフラップやストラップ(レザー部分)を丸ごと分解できる構造にあり、付属の替えボディと組み替えることでサイズ違い・色違いの2通りのバッグとして使える点です。
いわば「2WAYどころか2バッグ仕様」の斬新な発想で、当時としては画期的な機能性でした。
見た目は上部のレザーフラップやハンドルがエルメスの名作ケリーに通じるエレガントさを漂わせつつ、ボディ部分はキャンバス素材でカジュアルダウンされています。
レザーの高級感とキャンバスの軽やかさを融合したデザインは、「デイリーに持てるケリー」として人気を集めました。
サイズ展開はPM・MM・GMなど複数あり、さらにリュックタイプの「エールバッグ アド」も存在しました 。
しかしオリジナルのエールバッグは2006年に一旦廃盤となり、その後2009年にフラップ裏にポケットを追加するなどの改良を加えた後継モデル「エールバッグ ジップ」として復活しています。
現在新品で手に入るのはエールバッグ ジップですが、中古市場では初期型エールバッグも取引されており、交換可能な2in1バッグというユニークさからコレクター心をくすぐる存在となっています。
4. ピコタン&ピコタン・ロック(ミニトートの定番)
ピコタンは、2000年代に誕生した小ぶりな巾着型トートバッグです。
コロンとした可愛らしいフォルムとワンハンドルの持ちやすさで人気を博しました。
素材は主にトリヨンなどの柔らかなレザーで、外観はシンプルなワントーンカラーで統一されています。
底面に金属の底鋲(びょう)が付いており、自立させても倒れにくく作られているのも特徴です。
開口部が広く、中身の出し入れがしやすいため、見た目以上に使い勝手が良いミニトートとして愛用者が増えました。
しかし初代ピコタンはすでに廃盤となっており、現在ではピコタン・ロックが主流となっています。
ピコタン・ロックは2008年に登場したモデルで、その名の通りカデナ(南京錠)付きのデザインへと進化しました。
開口部にレザーベルトを通し、錠前で留めることで中身が飛び出さないよう配慮されており、シンプルだったピコタンにエルメスらしい遊び心と防犯性がプラスされています。
両者とも開口部がパカッと大きく開く点は共通しており、荷物の出し入れが容易です。
サイズはPMやGMといった呼称のほか、数字で「18(cm)」「22」などと表現されることもあります。小さいながら収納力が高く、ちょっとしたお出かけに最適なピコタンシリーズは、エルメスのエントリーバッグとしても定番化しています。カラー展開も豊富で、中古市場でも状態の良いものは定価に近い価格で取引されるなど、その人気の高さがうかがえます。
5. アメダバ(シンプルな縦長・廃盤)
アメダバは、エルメスの数あるバッグの中でも極めてシンプルな縦長トートです。
一見エルメスと分からないほど装飾をそぎ落としたデザインで、バッグ上部から垂直に伸びるレザーハンドルをスタッズ(鋲)で留めただけのミニマルな作りになっています。
素材はコットンキャンバスやポリエステルなど軽量な布地が中心で、見た目以上に軽く持ち歩きやすいのもポイントです。
サイズ展開はPMとGMの2種類のみですが、GMサイズでも細長い縦型フォルムのため体に収まりやすく、男性が肩に掛けて使うこともできるユニセックスなバッグとして人気がありました。
また、アメダバにはショルダーストラップが長めの派生モデル「カバ・ドゥ・ポッシュ」が存在します。
こちらはバッグが2つ繋がったような独特のデザインで、荷物を仕分けて入れられる実用性とボヘミアンな雰囲気が魅力です。
アメダバは比較的リーズナブルな価格で、定価は約6万円ほどでした。
2000年代後半(2006~2008年頃)に廃盤となっており、現在新品入手は困難ですが、中古市場では手頃な価格帯で流通しています。
飾り気のないデザインゆえにどんなファッションにも合わせやすい汎用性があり、エルメスらしからぬ実直な作りが逆に「通好み」な一品です。
6. バルパライソ(フラップ付き・隠れた名作)
バルパライソ(ヴァルパライソとも表記)は、フラップ付きのユニークなトートバッグです。
2006年に発売され、フールトゥやエールラインが終了した時期に新たに加わったキャンバストートとして誕生しました。
一見ガーデンパーティーに似たシルエットですが、開口部に折り畳み式のフラップ蓋が付いているのが最大の特徴です。
このフラップによって中身を隠せるため、防犯面やプライバシー保護の点でも優れています。
使うときはフラップを内側に折り込んでオープントートのようにもでき、シーンに応じて見た目を変えられるのが面白いところです。
素材にはヘリンボーン織りのトワルシェブロンが採用され、V字模様の入ったキャンバス地が上品さを演出しています。
持ち手部分にはエルメスの「H」の形を象ったステッチが施されており、さりげなくブランドらしさを主張します。
カジュアルながら細部に高級感を感じさせるデザインで、発売当初は「隠れた名作」として一部で話題になりました。
サイズはPMやMMなどがあり、通勤にも使いやすい容量を備えています。現在はすでに廃盤となっており新品購入はできませんが 、中古市場では比較的程度の良いものが見つかることもあります。
派手さはないものの実用性とデザイン性を両立したバッグとして、一度使うと手放せないファンもいる通好みのモデルです。
7. トロカ・ホリゾンタル(ユニセックス・多収納)
トロカ・ホリゾンタルは、その名の通り横長(ホリゾンタル)シルエットが特徴のユニセックスなトートバッグです。
デザイン自体は非常にシンプルですが、外側に合計4つのポケットを備えているのが最大の特徴で、細々とした物を仕分けて収納するのに便利です。
これらのポケット口や一部にレザー素材をあしらっているため、キャンバス地でもカジュアル過ぎない印象に仕上がっています。
サイズ感はA4ファイルが余裕で収まる実用的な大きさで、ビジネスから普段使いまで幅広く対応します。
底面にはエルメスの「H」マークが入っており、裏側にさりげなくブランドアイコンを忍ばせる遊び心も。
カラーはブラックやベージュ系の落ち着いたものが中心で、性別や年齢を問わず使えるデザインとなっています。
現在公式には展開されていないモデルのため入手は中古が中心ですが、知名度が他のモデルほど高くない分、良品が見つかればお買い得な価格で手に入る可能性もあります。
収納力重視で実用的なトートをお探しの方には、一考の価値があるモデルです。
8. スティープル(大胆柄・超レア)
スティープルは、デザインのバリエーションが豊富なことで知られるレアモデルです。
キャンバス地とレザーを組み合わせたトートバッグで、落ち着いた無地カラーから大胆な柄物まで幅広いデザインが展開されました。
中でも目を引くのが付属している鐙(あぶみ)モチーフのチャームで、馬具メーカー創業のエルメスらしいエッセンスが盛り込まれています。
このチャームが揺れる様子が遊び心を演出し、大人の余裕を感じさせるデザインです。
サイズは比較的大きめで収納力が高く、内ポケット等もしっかり備えているため実用性も兼ね備えています。
名前の「スティープル(=尖塔)」が示すように、どことなくクラシカルで凛とした雰囲気も持ち合わせています。
生産数が少なかったことから中古市場でも滅多にお目にかかれない超レアバッグであり、その希少性ゆえに見つけたら即購入を決めるコレクターもいるほどです。
シンプルな装いのアクセントとしても存在感抜群で、他のキャンバストートとは一線を画す個性的なモデルです。
「人とは違うエルメスが欲しい」「希少なコレクションを手に入れたい」という方には、まさに理想的な一点でしょう。
9. その他モデルの選び方と入手難易度
上述の8モデル以外にも、エルメスのキャンバストートには様々なバリエーションがあります。
たとえばアルザンは取り外し可能なストラップで、トート・ショルダー・クラッチの5通りの使い方ができる多機能バッグです。
カンヌは筒状のユニークな形をしたトートで、開口部をスナップボタンで大きく広げられるため見た目以上に収納力があります。
この他にも、色鮮やかなストライプ柄が特徴のアンビエや、フランス語で“サラブレッド”を意味する名を持つピュールサングルなど、個性豊かなモデルが存在します。
これらのモデルを選ぶ際は、ご自身の用途やファッションの好みに合うデザインかどうかをまず考えると良いでしょう。
エルメスのキャンバストートはシンプルなものから個性的なものまで幅広いため、普段のスタイルに合わせやすいかどうかがポイントになります。
また、入手難易度もモデルによって大きく異なります。
ガーデンパーティーやピコタン・ロックのように現行で入手可能なものもあれば、フールトゥやエールラインのように中古で比較的よく見かけるモデル、スティープルのように市場でも滅多に出
会えない幻のモデルもあります。
希少なモデルほど入手は難しいですが、そのぶん見つけたときの喜びも大きいでしょう。
中古市場を頻繁にチェックしたり、ブランド専門の買取販売店に問い合わせて在庫を探すのも一つの手です。
「手に入りやすさ」と「どうしても欲しいこだわり度合い」を天秤にかけつつ、自分にとってベストな一品を見つけてみてください。
廃盤になった名作「フールトゥ」の魅力とは
エルメスのキャンバストートの話題で欠かせないのが、名作「フールトゥ(Fourre-Tout)」です。エルメス初のキャンバストートであり、今なお色褪せないその魅力について、もう少し掘り下げてみましょう。
エルメス初のキャンバストートとしての位置づけ
フールトゥはエルメスで初めてキャンバス素材を採用したバッグとして、1998年に発売されました 。
「フールトゥ」とはフランス語で「なんでも入る」という意味で、その名の通り気軽に日用品を放り込めるカジュアルバッグとして企画されたのです。発売当初から大人気となり、エルメスと言えば高嶺の花というイメージを覆す親しみやすい価格帯と実用性で、多くの人々の憧れを現実のものにしました。
それまでのエルメスのバッグは高級レザーを使ったフォーマルなものが中心でしたが、フールトゥの登場により「エルメスの日常使い」という新たなジャンルが切り拓かれました。
丈夫なキャンバス地にシンプルなトート形式という実用本位のデザインながら、細部の仕立てや耐久性はさすがエルメスで、まさに質実剛健とエレガンスの融合とも言える位置づけでした。
ラインの変遷とカラー展開
フールトゥは発売以来いくつかのマイナーチェンジやライン拡充が行われました。
初期モデル(1代目)ではハンドル部分に5本ラインのステッチが入っていましたが、その後2代目以降は3本ラインに変更されています。
このストライプ状のラインはフールトゥのアイコンともいえるデザインで、シンプルなキャンバス地にアクセントを加える役割を果たしました。
サイズ展開も豊富で、PM(小)、MM(中)、GM(大)に加え書類バッグ型のカバスやショルダー型のバサスなど派生モデルも登場しました。
MMサイズはA4書類が収まる実用的な大きさでビジネス用途にも人気があり、GMサイズは外側に6つのオープンポケットを備え小旅行にも対応できる容量を持つなど、用途に応じて選べるバリエーションが魅力でした。
カラー展開も実に多彩です。定番のブラックやグレー、ベージュといったベーシックカラーはどんな装いにも合わせやすく男女問わず人気でした。
一方で、レッド、オレンジ、カーキ、パープルなどのカラフルなカラーも揃い、カジュアルシーンでコーディネートのアクセントとして活躍しました。
さらにバイカラー(例:黒×赤、黒×カーキなど)やマルチカラーの限定デザインも存在し、他にはない華やかな配色で注目を集めました。
これほど幅広いバリエーションが展開されたのは、フールトゥがそれだけ多くの人々の日常に寄り添うバッグだった証と言えるでしょう。
廃盤後の市場価値と中古価格の推移
大人気だったフールトゥも、2006年に惜しまれつつ廃盤となりました。
生産終了後は新品で手に入れることができなくなったため、以降は中古市場で取引されるのみとなっています。
発売から年月が経っていることもあり、未使用品はほとんど見られませんが、それでもフールトゥの人気は衰えるどころか中古市場で安定した需要があります。
中古での価格は、素材(キャンバスかオールレザーか)やサイズ、カラー、そして状態によって大きく異なります。コットンキャンバス素材の一般的なフールトゥであれば、おおよそ1万円~2万
5千円前後がひとつの目安とされ、使用感の強いものなら数千円台で取引されるケースもあります 。
一方、状態の良いものや人気カラー、大きめサイズなどは3万~5万円を超える価格で売買されることも珍しくありません 。
さらにごく一部にはオールレザー仕様のスペシャルモデルも存在し、それらは中古でも数十万円の値が付くことがあります。
総じて言えば、フールトゥは中古市場でも値崩れしにくい優秀な資産と言えるでしょう。
発売当時に購入して長年使っていたけれど、今はクローゼットに眠ったまま…という方も多いかもしれません。
しかし状態次第では思わぬ高値で買い取ってもらえる可能性があります。
- おたからや査定員のコメント
廃盤とはいえフールトゥの人気は根強く、コンディションが良ければ想像以上の査定額になることもあります。
特に初代モデルや希少カラーは中古市場でプレミアが付くこともあるので、眠らせておくのはもったいないでしょう。
エルメス キャンバストートの買取相場と売却のポイント
愛用していたエルメスのキャンバストートを手放そうと考えたとき、気になるのが買取相場や高く売るコツではないでしょうか。ここからは、廃盤・レアモデルの買取事情や、査定額アップのポイント、そして信頼できる買取店の選び方について解説します。
廃盤・レアモデルは高額買取のチャンス
エルメスのキャンバストートは廃盤品が多く、新品では入手困難なモデルばかりです。
そのため中古市場では「今となっては手に入らない」という希少性が評価され、高額買取につながるケースが少なくありません。
例えば、先述のフールトゥやエールラインは発売から時間が経っていますが今なお人気があり、中古でも需要が高いアイテムです。
状態が良ければ数万円台後半で取引されることもあり、購入時とあまり変わらない価格で売れたという例もあります。
また、シュヴォーアン・カモフラージュやスティープルといった超レアモデルになると、そもそも市場流通が少ないため買取価格も高騰しがちです。
希少価値の高い限定カラーや限定モデルをお持ちの場合、「こんな布のバッグが高値になるの?」と思うような査定額が提示されることも十分あり得ます。
現行品のガーデンパーティーやピコタン・ロックも、中古市場での人気が高いモデルです。
特にピコタン・ロックは店舗で入手困難な状況もあって中古価格がプレミア化しやすく、人気カラーで美品なら定価以上の値が付く場合もあります。
廃盤品=古いから安いでは決してなく、エルメスの場合は廃盤品やレア物ほど高額査定のチャンスと考えてよいでしょう。
査定額アップのためにやるべきこと
大切なバッグを少しでも高く買い取ってもらうために、以下のポイントを押さえておきましょう。
状態をきれいに保つ
査定前にはバッグのホコリや汚れを落とし、可能な範囲で軽くお手入れしておきましょう。表面のちょっとした汚れを拭き取るだけでも印象は違います。見た目のコンディ
ションが良いほど査定額アップが期待できます。
付属品を揃える
保存袋(布袋)や箱、レインカバーなど購入時に付属していたものがあれば一緒に持ち込みましょう。エールラインやピコタンの南京錠・鍵、フールトゥPMに付属していたポーチなど、欠品がない状態が望ましいです。付属品完備だと買取店側も再販しやすいため、評価がプラスになります。
ニオイやベタつきを除去
長年の使用や保管でバッグに染み付いた匂いや、内ポケットのベタつきがある場合は、陰干しや消臭スプレー(布製品用)などでできるだけ軽減しておきます。タバコや香水の強い香り、カビ臭などは査定にマイナスとなることが多いので注意しましょう。
早めの売却
使わなくなったら早めに売るのも高価買取の秘訣です。時間が経つほど状態が劣化したり、モデルによっては相場が下がる可能性もあります。特にキャンバス地は汚れが蓄積しやすいので、「もう使わないかな」と感じた時が売り時です。
- おたからや査定員のコメント
バッグの状態や付属品の有無で買取価格は大きく変わります。同じモデルでも、型崩れせず綺麗に保管されていたものや付属品完備のものは高評価につながります。
大切に扱っていたバッグほど査定士にもその思いが伝わり、結果的に査定額アップに結び付くでしょう。
どこで売る?信頼できる買取店の選び方
エルメスのバッグを売る際は、信頼のおける買取店を選ぶことが重要です。具体的には以下の点に注目してみてください。
エルメスなどブランドバッグの取扱実績が豊富か
ブランド品専門の買取店や大手の質屋・リサイクルショップなど、エルメスの真贋や相場に詳しい店舗を選びましょう。実績豊富な店ほど適正価格で査定してくれる傾向にあります。
査定は無料か
ほとんどの買取店は無料査定を謳っていますが、中には手数料が発生するケースもあります。事前に「査定だけでも無料でできるか」を確認し、納得いかなければキャンセルできる店だと安心です。
複数店舗で相見積もりを取る
時間に余裕があれば、1店舗だけで決めずに複数の買取店で査定額を比較してみましょう。
同じバッグでもお店によって数万円単位で差が出ることもあります。特にレアモデルの場合、適正な評価ができる査定士がいるかどうかで金額が変わる可能性が高いので、相見積もりは有効です。
口コミや評判をチェック
ネット上の口コミや友人知人の評判なども参考になります。
「対応が丁寧だった」「エルメスに強い○○店が高く買ってくれた」など生の声は貴重です。
ただし極端に高額を謳う広告には注意し、総合的に信頼できそうなお店を選びましょう。
上述のポイントを踏まえ、実店舗への持ち込みが難しい場合は宅配買取や出張買取を利用する方法もあります。
いずれの場合も、身分証の提示など正規の手続きをしっかり踏んでくれる業者か見極めることが大切です。
大事なエルメスバッグを安心して託せるかどうか、納得できる価格かどうかを総合的に判断し、ここぞと思える買取店にお願いしましょう。
- おたからや査定員のコメント
「おたからや」では、キャンバストートバッグを高価で買取受付中です。自宅で眠っているバッグがある場合は、お近くの「おたからや」まで、一度査定に来てみてはいかがでしょうか?
まとめ
エルメスのキャンバストートはモデルによって価値が大きく異なります。
ですから、もしクローゼットに眠っているバッグがあれば、売る前にまずそれがどのモデルかを把握することが大切です。
フールトゥなのかエールラインなのか、あるいは限定デザインのものなのか——ちょっと調べれば判別できる場合も多いですし、分からなければ買取店で査定を依頼すれば専門家が教えてくれます。
モデル名や発売時期が判明すれば、おおよその相場感も見えてくるでしょう。
「ただの古いバッグ」と思っていたら実はレアアイテムだった、ということもあり得ます。
手放してしまった後で後悔しないためにも、ぜひ一度そのバッグの正体と価値を確かめてみてください。
エルメスのキャンバストートは、その多くが廃盤ゆえに高価買取も夢ではないアイテムです。
「こんなカジュアルなバッグが?」と思うかもしれませんが、需要がある今だからこそ思わぬ高値になる可能性があります。
使わずにしまい込んでいるだけではゼロ円ですが、売却すれば次のオーナーに大切に使ってもらえる上にお金も手に入ります。
まずは気軽に無料査定を受けてみてはいかがでしょうか。
査定だけならノーリスクですし、現在の市場価値を知るだけでもきっと参考になるはずです。
エルメスのキャンバストートは、今なお色あせない魅力と価値を持っています。
この機会にぜひその価値を見直してみてはいかがでしょうか??
ブランド品の高価買取はおたからやにお任せください。
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