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金参考買取
相場の
推移グラフ

金買取の際に参考になる金相場情報を掲載しています。
金やプラチナの相場は毎日変動します。

金参考買取相場の価格推移グラフ

相場価格(円/g)

上記の参考買取価格に関しては時期や相場により変動致します。
また、金額は形状によっても異なりますので詳しくはお電話でお問い合わせください。

過去の年度別の金買取相場

その年の最高買取価格・最低買取価格と平均買取価格(インゴット1gあたり)を表記しています。

年度 最高価格 最低価格 平均価格

※9:30時点と14:00時点の金相場の中での最高値を表示しています。
※金額は、形状や品質によって異なりますので詳しくはお電話でお問い合わせください。

2025年9月の金相場専門家コメント

日付/金相場/前日比

金相場の専門家コメント

17,809
+192
渡辺智

8月29日(日本時間8月30日)のニューヨーク金相場は上昇しました。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で、取引高が最も多い中心限月の12月物は、1トロイオンス3,530.70ドルと、前日比42ドル高で取引を終えました。金価格が上昇する背景にはいくつかの大きな要因があります。まず、景気後退や金融不安が高まると「安全資産」として投資資金が金に流入します。次に、ドル安や各国通貨の信用不安が進むと、価値保存手段として金が買われやすくなります。また、インフレ局面では現金の実質価値が目減りするため、購買力を守る目的で金需要が増加。さらに近年では、中国やインドなど新興国の宝飾需要に加え、各国中央銀行が外貨準備として金を積極的に保有する動きも顕著です。投資マネーの流入も相まって、需給両面から金価格は押し上げられています。

18,156
+347
児島 裕子

9月1日の金相場は大きく続伸しました。国内商品先物市場で、取引高が最も多い2026年8月限は、1グラム16,619円と336円高で取引を終えました。米個人消費支出物価指数が市場の予想通りであったことから、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ見通しが色濃くなりました。また、FRBの独立性や米国の関税政策について国際緊急経済権限法(IEEPA)に基づく不透明感の広まりなどを要因として、金相場は上値を伸ばしています。トランプ政権における米中央銀行に対する政治的圧力や、中国の輸入品に対する多額な関税の将来への疑問は、米経済に影響を与えかねない状況と言わざるをえません。なお、今週は米雇用統計の発表があり、非農業部門雇用者数の結果は金相場に大きく関係します。そのため、為替相場とともに金相場の推移に注目しておく必要があります。

18,499
+343
児島 裕子

9月2日の金相場は続伸しました。国内商品先物市場で、取引高が最も多い2026年8月限は、1グラム16,760円と141円高で取引を終えました。氷見野日銀副総裁が、当面は関税政策の影響が大きくなる可能性や、引き続き不透明性が高い世界経済について言及したことを背景に、為替相場では円安・ドル高が進行しました。そのため、円建て取引の金相場は、割安感が広まり買い優勢に繋がっています。先週、連邦準備理事会(FRB)クック理事の解任もドル売りに繋がり、リスク資産として金相場に注目が集まっていることも、金相場が上値を伸ばしている理由の1つです。金取引への注目が集まるなか、今後は各国の金保有率にも注視しておく必要があります。投資家だけでなく、中央銀行が金の購入を増やすと、希少性の高い金は供給不足から上値を伸ばす可能性があります。一方で、金相場は日米の金利差や為替相場の影響を受けやすく、短期・長期ともに見据えた投資が大切です。

18,493
-6
渡辺智

9月3日の金相場は上昇しました。国内商品先物市場で、取引高が最も多い2026年8月限は、1グラム17,052円と、292円高で取引を終えました。金は伝統的に安全資産として位置づけられており、経済や政治に不安定要素が生じると投資家のリスク回避需要が高まります。インフレが進行すると実物資産である金の価値保全機能に注目が集まり、景気後退懸念や金融市場の混乱時にも資金の逃避先として選好されます。金融政策面では、中央銀行が金融緩和を実施し金利が低下すると、利息を生まない金の機会コストが軽減され相対的な魅力が向上します。最近の上昇はアメリカの利下げの可能性が高まっていることが大きいでしょう。今後も大きな動きが予想されますが希少価値の高い金の上昇は長期的に見込まれそうです。

18,499
+6
渡辺智

9月4日の金相場は下落しました。国内商品先物市場で、取引高が最も多い2026年8月限は、1グラム17,027円と、25円安で取引を終えました。金の下落要因にはいくつかの要素があります。まず長期金利の上昇で金利を生まない金は相対的に魅力を失います。さらにドル高が進むと他通貨建てでの金価格は割高となり需要が減少します。景気が堅調な局面では株式などリスク資産に資金が移りやすく、金への資金流入が弱まります。加えて中央銀行の売却や投資ファンドのポジション解消も価格を押し下げる要因となります。相場が短期的には荒れそうなので金の価格も激しい動きをするかもしれませんが長期的に見れば金の希少性に注目が集まり上昇する可能性が高いでしょう。

18,499
0
児島 裕子

9月5日の金相場は反発しました。国内商品先物市場で、取引高が最も多い2026年8月限は、1グラム17,088円と61円高で取引を終えました。金相場が高値圏を維持している背景には、米国の利下げ観測や財政悪化への懸念による、ドル建て現物相場が堅調であることが挙げられます。1ドル148円前半で推移していた為替相場は、円安が一服したことで金相場は上値を抑えられたものの、日米の金利差を理由としたドル売りで、一時上げ幅を拡大しています。しかし、今夜発表される8月の米雇用統計や国内の自民党総選挙の有無など、国内外の情勢見定めから、積極的な値動きは見られず拡大幅を縮小して引けています。特に注目を集める非農業部門雇用者数の市場予測は、前回と同水準となっており、9月の利下観測への影響や金相場の値動きが予測されます。

18,724
+225
児島 裕子

9月5日(日本時間9月6日)のニューヨーク金相場は反発しました。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で、取引高が最も多い中心限月の12月限は、1トロイオンス3,653.3ドルと、前日比46.6ドル高で取引を終えました。8月の米雇用統計では、非農業部門利用者数が市場予測を大きく下まわりました。また、失業率が上昇している発表もあり、米経済に対する懸念や年内の利下げ観測が高まりました。米経済の停滞やインフレへの懸念は、地政学的リスクとしてニューヨーク金の相場を上昇させます。ニューヨーク市場では、優良株で構成されているダウ工業株30種は、前日比220.43ドル安と下落しており、リスク回避の資産としてニューヨーク金に投資資金が流入したと考えられます。

18,895
+171
渡辺智

9月8日の金相場は上昇しました。国内商品先物市場で、取引高が最も多い2026年8月限は、1グラム17,253円と、165円高で取引を終えました。金価格は最近大きく上昇し、本日も過去最高値を更新しています。その背景には米国の利下げ観測があり、景気の先行き不透明感やドル安傾向が投資家心理を刺激しています。株式市場の変動が大きい中、安全資産として金に資金が集まりやすくなっているのも特徴です。さらにインフレ懸念や新興国の中央銀行による積極的な買い増しが支えとなり、投資家の間では強気な見方が広がっています。金市場全体は落ち着いた調整を挟みながらも、長期的な上昇基調を意識した取引が続いています。金投資を行う際は長期目線が大切です。余裕資金で行うようにしましょう。

18,801
-94
渡辺智

9月9日の金相場は上昇しました。国内商品先物市場で、取引高が最も多い2026年8月限は、1グラム17,412円と、159円高で取引を終えました。金価格は最近大きく上昇し、本日も過去最高値を更新しています。金価格は最近記録的な上昇を続けており、史上最高値を更新し続けています。この急騰の背景には、世界各地での地政学的リスクの高まりがあります。ウクライナ情勢や中東情勢の緊迫化により、投資家が安全資産としての金に注目しているのです。また、各国中央銀行の金融政策の変化や、インフレ懸念の高まりも金需要を押し上げています。金は実物資産として発行体の信用リスクがなく、経済の不確実性が高まる局面で資金の避難先として選ばれやすい特性があります。さらに、世界的な金争奪戦が激化しており、各国の中央銀行や機関投資家が金の保有を増やしていることも価格上昇の要因となっています。専門家の間では、構造的な需要増加により今後も上昇トレンドが継続するとの見方が強くなっています。

18,880
+79
児島 裕子

9月10日の金相場は小幅に続伸しました。国内商品先物市場で、取引高が最も多い2026年8月限は、1グラム17,441円と29円高で取引を終えました。2日連続で市場小売価格を更新していた金相場ですが、本日の朝は為替相場の影響でやや下向きとなりました。しかし、市場取引における金相場は、前日の米長期金利の上昇を要因として為替相場が円安に動いたことを受け、堅調なドル建て現物相場を背景に上昇に転じています。なお、金相場の取引終了間際には、全限月が一代高値を更新しています。現在、金相場が高値を更新しているのは、米雇用統計の2025年3月までの年次改訂で、91万1,000人の下方修正があったことが挙げられます。米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測が強まっており、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)への注目が集まっています。

18,952
+72
児島 裕子

9月11日の金相場は小幅に反落しました。国内商品先物市場で、取引高が最も多い2026年8月限は、1グラム17,431円と10円安で取引を終えました。8月の米生産者物価指数(PPI)が予想外に低下したことを受け、日経平均株価は連日最高値を更新するなど、強気の姿勢を維持しています。海外では日本株の含み益で為替リスクを回避するため、円売り・ドル買いが目立ち、円高に傾いた為替相場が金相場の重しとなりました。ポーランド内に侵入したロシアのドローンを巡り、地政学的リスクが金相場の下値を支える要因である一方、ドル建て現物相場の下落拡大によって、マイナスサイドで引けています。なお、今夜は8月の米消費者物価指数(CPI)の発表が予定されています。発表後は、利下げ観測の強まりなどで金相場に値動きが見られる可能性があるため、注視しておく必要があります。

18,952
0
渡辺智

9月12日の金相場は上昇しました。国内商品先物市場で、取引高が最も多い2026年8月限は、1グラム17,471円と、40円高で取引を終えました。最近の金価格の上昇は、いくつかの要因が重なっています。まず、世界各地で経済不透明感が強まっており、投資家が株や債券といったリスク資産から逃避して、安全資産として金を選ぶ動きが活発になっています。次に、米国を中心とした金利の先行きに関する期待が変化していて、特に利下げの可能性が示唆されることで、金が持つ魅力が増しています。また、米ドルの価値が相対的に弱くなると金の価格が上がる性質があり、このドルの弱さも追い風となっています。さらに、中銀による金の購入の増加や地政学的リスクの高まりも、金の価値を押し上げる要因です。

19,073
+121
渡辺智

9月12日(日本時間9月13日)のニューヨーク金相場は上昇しました。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で、取引高が最も多い中心限月の12月物は、1トロイオンス3,686.40ドルと、前日比12.80ドル高で取引を終えました。最近の金価格は安定感を増しながら上昇基調を維持し、投資家に安心感を与えています。世界的な不透明感や地政学リスクが続くなか、金は揺るぎない価値を持つ資産として再評価され、中央銀行の買い増しや需要拡大が下支えとなっています。さらに、アメリカで利下げ予想が強まっていることも大きな追い風です。利下げは金を保有する機会コストを下げ、ドルの弱含みを通じて海外投資家の需要を高める効果があります。加えて、インフレ懸念に対するヘッジ需要も強まり、金は資産保全の手段として存在感を一段と高めています。全体として、先行きにはポジティブな展望が広がっていると言えるでしょう。

19,006
-67
渡辺智

9月16日の金相場は上昇しました。国内商品先物市場で、取引高が最も多い2026年8月限は、1グラム17,584円と、113円高で取引を終えました。過去最高値を再び更新。金の価格が過去最高値を更新しました。背景には、米国の利下げ観測とドル安の進行があります。投資家は安全資産としての金に資金を振り向けており、地政学的な不安定要因も需要を後押ししました。株式市場が高値圏にある一方で、先行きの景気減速やインフレの持続に対する警戒感が根強く、資産を分散させたい動きが広がっています。安全性と流動性を兼ね備えた金が改めて評価され、買いが集中した結果、史上最高水準へと押し上げられました。ただし今後は荒い動きになるかもしれません。

18,940
-66
児島 裕子

9月17日の金相場は反落しました。国内商品先物市場で、取引高が最も多い2026年8月限は、1グラム17,456円と128円安で取引を終えました。市場では、9月17日(日本時間9月18日)の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げ織り込みが強まり、為替相場は円高に傾きました。米政権の利下げ圧力が米連邦準備理事会(FRB)の独立性を脅かすことや、ドルに対する信頼性が低下する懸念も、円買い・ドル売りに拍車をかけ、金相場にとって重しとなりました。FOMCの積極的な利下げが示された場合、ドル売りは更に広がる可能性があり、金相場にも影響を与える可能性があります。一方で、金は世界共通の資産です。世界経済の状況によっては、リスク資産である金へ、投資が流入することも考えられます。今夜のFOMCは、金相場にとっても大きな意味を持つものであり、市場でも注目されています。

18,971
+31
児島 裕子

9月18日の金相場は小幅に続落しました。国内商品先物市場で、取引高が最も多い2026年8月限は、1グラム17,424円と32円安で取引を終えました。米連邦公開市場委員会(FOMC)で、米連邦準備制度理事会(FRB)が、「リスク管理のための利下げ」と語ったうえで政策金利を0.25%引き下げることを示しました。日米の金利差が意識され、一時的にドル売りが急増したものの、ハト派への傾きは少ないとの見方から、円売り・ドル買いが金相場の重しとなりました。また、年内に2回に分けた0.5%の追加利下げの見方も広まっており、円安に傾くと金相場にとって追い風となる可能性もあり、金取引の市場では強気相場が続いています。しかし、当面は米金利政策に振り回される可能性もあり、短期的な値動きに注意しておいてください。

18,971
0
渡辺智

9月19日の金相場は上昇しました。国内商品先物市場で、取引高が最も多い2026年8月限は、1グラム17,495円と、71円高で取引を終えました。金価格の上昇要因にはいくつかの要素があります。まず、アメリカの利下げが大きな要因です。金は利子を生まない資産ですが、金利が下がると債券や預金の魅力が低下し、相対的に金が買われやすくなります。さらに、インフレ懸念や地政学リスクも安全資産としての需要を高め、金相場を支えます。このように金融政策・通貨動向・不安心理が重なり、金の上昇圧力が強まるのです。金は今年に入り、過去最高値を何度も更新していますが、過熱感が出ていることもあり大きな調整があるかもしれません。ポジション管理には注意しましょう。

19,271
+300
渡辺智

9月19日(日本時間9月20日)のニューヨーク金相場は上昇しました。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で、取引高が最も多い中心限月の12月物は、1トロイオンス3,705.80ドルと、前日比27.50ドル高で取引を終えました。最近の金価格の上昇は、アメリカの利下げが主な要因とされています。金利が引き下げられると債券や預金の利回りが低下し、利息を生まない金の投資魅力が相対的に高まります。そのため資金が安全資産としての金へ流れやすくなります。地政学的な不安定要因も金需要を下支えしています。さらに各国の中央銀行による金の積極的な購入も相場を押し上げており、複合的な要因が絡み合って堅調な上昇基調を形成しています。

19,617
+346
渡辺智

9月22日の金相場は上昇しました。国内商品先物市場で、取引高が最も多い2026年8月限は、1グラム17,849円と、354円高で取引を終えました。茲許、大きく金価格は上昇していますが、主な要因はアメリカの利下げです。金利が低下すると、ドル建て資産の魅力が薄れ、代わりに安全資産である金への資金シフトが強まります。また利下げはドル安を招きやすく、海外投資家にとって金の購入コストが下がるため需要が拡大します。さらに金融緩和はインフレ圧力を高める可能性があり、購買力を守る手段として金が選ばれやすくなります。景気減速リスクも意識される中、安全資産としての需要増加が金価格を押し上げています。ただし大きな調整が入る可能性もあるためポジション管理には注意してください。

19,622
+5
児島 裕子

9月24日の金相場は大幅に続伸しました。国内商品先物市場で、取引高が最も多い2026年8月限は、1グラム18,133円と、284円高で取引を終えました。米国の利下げが要因となって円高・ドル安が続く為替相場を背景に、ドル建て現物相場が上値を伸ばし、金相場の追い風となりました。世界の基軸通貨の米ドルが売られドル安になると、ドル建てで取引されている金相場の上昇圧力が強まるからです。株価上昇に伴ってドル高が一服したあとも、金取引への流入は止まらず、金相場は上げ幅を拡大しています。しかし、今週の米経済指標の発表があり、労働市場への懸念が後退すれば、ドルの買戻しによって、金相場は調整売りに直面する可能性があります。上値を伸ばしている金相場ですが、短期的な値動きが懸念されるため注視しておく必要があります。

19,749
+127
渡辺智

9月25日の金相場は下落しました。国内商品先物市場で、取引高が最も多い2026年8月限は、1グラム18,087円と、46円安で取引を終えました。金価格の下落は、需給面での一時的な調整として捉えられます。金の上昇傾向に代わりはないですが株式市場の上昇に伴い投資資金がリスク資産へ移動したことも一因です。ただし、中央銀行の保有意欲や地政学リスクの存在は根強く、下落はあくまで過熱感を冷ます調整局面と見る向きが多い状況です。多少の調整は今後もありそうですが、長期的に見ると金の価格は今後も堅調に推移するのではないでしょうか?もちろん短期的には大きく動く可能性があるので長期投資は基本になります。金投資はあくまで余裕資金で行うようにしましょう。

19,749
0
渡辺智

9月26日の金相場は上昇しました。国内商品先物市場で、取引高が最も多い2026年8月限は、1グラム18,218円と、131円高で取引を終えました。金価格の急騰は、複数の要因が重なっています。まず、米国の利下げ観測によりドルが弱含み、安全資産である金に資金が流入しています。さらに、世界的な地政学リスクの高まり(中東・ウクライナ情勢など)や、中国・インドを中心とする実需の強さも下支え要因です。加えて、各国中央銀行が外貨準備の分散として金を積極的に買い増していることが需給を逼迫させています。インフレへの懸念も根強く、資産防衛としての金需要が強まっているため、価格上昇が加速しているのです。ただし短期的には値動きが大きいので注意も必要です。

19,941
+192
児島 裕子

9月26日(日本時間9月27日)のニューヨーク金相場は続伸しました。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で、取引高が最も多い中心限月の12月限は、1トロイオンス3,809.0ドルと、前日比37.9ドル高で取引を終えました。8月の米個人消費支出(PCE)や米個人所得・支出の発表は、市場予測をやや上回り、おおむね予想通りの結果でした。しかし、PCE価格指数が前年比2.7%と大きく上昇していることから、米国の個人支出は底堅く、堅調な米経済が意識されています。一方で、米連邦政府は「つなぎ予算」の未成立による一部機関の閉鎖が現実味を帯びてきており、リスク回避や米政府に対する懸念から安全資産である金を購入する動きも強く、ニューヨーク金相場の上昇を後押ししました。職員の大量解雇が懸念されており、ニューヨーク金相場を意識する際は、今後も米トランプ大統領の発言に注意しておく必要があります。

20,204
+263
児島 裕子

9月29日の金相場は大幅に続伸しました。国内商品先物市場で、取引高が最も多い2026年8月限は、1グラム18,447円と229円高で取引を終えました。ドル建て現物相場が過去最高値を更新したことが、金相場が上値を伸ばす追い風となりました。ドル建て現物相場の背景には、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ見通しや米政府機関の閉鎖リスクなどが挙げられます。市場では、リスク回避のために金をはじめとする貴金属に資金が流入しており、先週末を上回る上昇がみられました。また、日本時間9月28日には対イラン国連制裁が10年ぶりに復活するなど、世界情勢の悪化も、安全資産である金相場の上昇要因の一つです。今夜は米トランプ大統領が米議会指導部との会談を予定しており、発言内容によっては金相場に短期的な値動きの影響を与えると考えられます。

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