ラピスラズリ(瑠璃)の意味や効果とは?石言葉や「怖い」と言われる理由を徹底解説
ラピスラズリ(瑠璃)は、古代から神聖な石として尊ばれてきたため、現代でもパワーストーンやジュエリーとして高い人気を誇っています。一方で、「意味が多すぎてよくわからない」「怖い意味があるという話を見かけて、不安に感じる」といった声も少なくありません。
この記事では、ラピスラズリの意味や石言葉、効果はもちろん、浄化方法や相性の良い石、ジュエリーとしての価値まで幅広く解説します。ラピスラズリを正しく理解し、安心して選ぶための参考にしてみてください。
Contents
ラピスラズリとは
ラピスラズリは、深い群青色が特徴の宝石です。和名では「瑠璃(るり)」と呼ばれ、古来より世界各地の文化や宗教で大切にされてきました。
ここでは、ラピスラズリの基礎知識についてわかりやすくご紹介します。
鉱物としての特徴と組成
ラピスラズリは、単一の鉱物ではなく、複数の鉱物が集まってできた岩石です。主成分はラズライト(lazurite)で、その深い青色がラピスラズリ特有の色調を生み出しています。 共生鉱物としては、白い模様をつくる方解石(カルサイト)や、金色の輝きを放つ黄鉄鉱(パイライト)が挙げられます。
また、透輝石(ダイオプサイド)、ソーダライト、長石、雲母などが微量に含まれることもあります。
こうした構成により、ラピスラズリはロイヤルブルーを基調に、星のように煌めく金色の斑点や、雲のような白い筋模様が現れる、独特で美しい表情を持つ宝石です。古代から装飾品や顔料として、大切にされてきました。
物理的な性質としては、モース硬度が5.5〜6程度で、水晶(硬度7)よりやや柔らかく、傷がつきやすい点に注意が必要です。比重は約2.5〜2.9で、一般的には不透明ですが、条件によってはわずかに半透明に見えることもあります。
瑠璃との違いと語源の由来
「瑠璃(るり)」はラピスラズリに相当する日本の伝統的な呼称です。厳密には鉱物名というより、文化的・宗教的な呼び名であり、時には青色のガラスなども含めて指すことがあります。仏教では「瑠璃」は七宝のひとつとされ、浄土を飾る神聖な宝石として崇められてきました。
語源としては、サンスクリット語の「ヴァイドゥーリャ」や、パーリ語の「ヴェルーリヤ」からの音写とされ、「法華経」や「大智度論」などの経典にも記載があります。また、「瑠璃色」と呼ばれる深い青は、ラピスラズリの色彩に由来する日本の伝統色の一つです。
一方、英語名の “Lapis Lazuli” は、ラテン語の「lapis(石)」と、ペルシャ語の「lazward(青)」を語源とします。これらを合わせると、「青い石」あるいは「天空のような青を持つ石」という意味合いが込められているとされています。和名・英名いずれにおいても、この宝石が持つ神秘的な青を象徴する表現が用いられているのが特徴です。
主な産地と色のバリエーション
ラピスラズリの主な産地はアフガニスタンで、特に古代から高品質の石を産出してきた「サリ・サング鉱山」(バダフシャーン地方)が有名です。このほか、チリ、イタリア、ロシア、アルゼンチンでも採掘されています。産地によって石の風合いや色味に差があり、アフガニスタン産は深い青色、チリ産はやや明るめの群青色が特徴です。
基本の色は濃い群青〜藍色ですが、含有成分により緑や紫がかった青になることもあります。黄鉄鉱が多い石は金色の粒が目立ち、方解石が多いと白っぽく見える傾向があります。
宝石としてもっとも高く評価されるのは、白斑が少なく均一な暗青色に、小粒のパイライトが散在するタイプです。逆に白や灰色の部分が多いものは、装飾性はあっても価値はやや下がります。
- おたからや査定員のコメント
現在の中古市場でも安定した需要があるラピスラズリですが、中世ヨーロッパでは青色顔料「ウルトラマリン」の原料として使われていました。当時は金と同等以上に貴重とされていたと言われ、フェルメールら多くの画家を魅了しました。
この鮮烈な青が、今もなお人々を惹きつけてやまない理由といえるでしょう。
ラピスラズリに込められた意味
ラピスラズリはその美しさだけでなく、古今東西で深い象徴的な意味が与えられてきました。
ここでは、歴史や神話の中で神聖視された背景や、スピリチュアルな側面での解釈について解説します。
歴史・神話から見る象徴的な意味
ラピスラズリは古代より「権威と聖性の象徴」とされてきました。紀元前7000年ごろにはアフガニスタンで採掘が始まり、メソポタミアやエジプトへと交易されました。エジプトではファラオの装飾品として珍重され、ツタンカーメン王の黄金のマスクにも使用されています。
メソポタミア神話では、女神イシュタルのネックレスとして登場し、天と地を結ぶ聖なる石として描かれました。仏教でもラピスラズリ(瑠璃)は七宝の一つであり、薬師如来が治癒と浄化の象徴として「瑠璃光如来」と名づけられた背景があります。
中世ヨーロッパでは、ラピスラズリ由来の青色顔料「ウルトラマリン」が聖母マリアのマントの色として神聖視されました。こうした文化や信仰において、ラピスラズリは「天空・宇宙・真理を象徴する聖なる石」として、神秘的な力を持つと信じられています。
スピリチュアルな意味
ラピスラズリは「第三の目」を象徴する石とされ、直感や洞察力を高めるパワーがあると信じられています。心の迷いを晴らし、持ち主にとって正しい選択を促す「道標の石」として、多くの人に親しまれてきました。
その青は古代より「神とつながる色」ともされ、邪気を払い、周囲にバリアを張る守護石としても重宝されています。ネガティブな感情や雑念を浄化し、精神の安定を助けるヒーリングストーンとしての一面も持ちます。
また、スピリチュアルな観点ではラピスラズリは「魂の成長をうながす石」ともされ、自分自身と向き合う試練をもたらす存在と考えられています。このため「持つ人を選ぶ石」とされることもあり、必要なときにだけ現れる特別な石とも言われています。
総じて、ラピスラズリは「真実」「英知」「霊性の向上」を象徴し、精神性を高めるサポートをすると考えられています。
ラピスラズリの石言葉(宝石言葉)
宝石にはそれぞれ象徴的な石言葉(宝石言葉)が存在します。ラピスラズリにもポジティブな意味合いの言葉が数多く与えられていますが、中には「怖い」と感じさせるような噂もあります。
ここではラピスラズリの石言葉と、それが「怖い石」と言われる理由について解説します。
石言葉に込められたメッセージ
ラピスラズリの石言葉には「真実」と「幸運」が代表的に挙げられます。夜空を思わせる深い青は「天に通じる石」とされ、邪気を払い、持ち主を正しい方向へ導く象徴とされています。特に「真実」は、物事の本質を見抜く力や、誠実さをもたらす意味を含んでいます。
また、日本では「成功の保証」や「健康」といった石言葉も伝えられています。これは、困難を乗り越えた先に幸運や成長があるという信念に基づいており、挑戦の場面で持ち主を後押しする存在として扱われています。
「健康」の石言葉は、薬師如来とラピスラズリの関係に由来するとされ、心身のバランスや活力の回復を象徴するヒーリングストーンとしての側面が強調されています。このように、ラピスラズリは人生を前向きに導く石として、力強いメッセージを内包しています。
「怖い」と言われる理由とその真偽
ラピスラズリについて「怖い石」といった声を見かけることがあります。ラピスラズリが美しく幸運の象徴とされる一方で、なぜそうした印象が生まれるのでしょうか。
代表的な3つの理由と、それぞれの真偽を解説します。
怖いと言われる理由 | 詳細 | 真偽と補足 |
---|---|---|
魔除けや呪術に使われていた | 古代文明では魔除けや悪霊払いの護符として使われた歴史がある | 守護石としての役割が強調されていた証拠であり、「怖い」どころか、持ち主を守るための力を象徴している |
試練を与えると言われている | 持ち主に自己成長の機会を与える石とされ、試練を通じて人生を良い方向へ導く | 不吉な意味ではなく、「必要な課題に気付かせ、乗り越えさせる」導きの石としての意味合いが正しい |
石酔いなど体調への影響がある | ごく稀に頭痛やめまい(石酔い)を感じることがあるが、一時的な反応とされる | 敏感な人が強い波動に反応する場合があるが、これはエネルギーに体が慣れていないだけで、正しい浄化と休息で落ち着くとされる |
このように、「怖い」とされる印象の多くはラピスラズリのエネルギーの強さゆえの誤解です。
実際には、ラピスラズリは古来より人を守り、導く存在として用いられてきた歴史あるパワーストーンです。
正しい知識と向き合い方をもって接すれば、ラピスラズリは人生の試練や迷いに寄り添ってくれる力強い味方になります。不安を感じていた方も、こうした背景を知ることで安心して身につけられるはずです。
ラピスラズリの効果
パワーストーンとしてのラピスラズリには、精神面から人間関係、仕事運や健康運まで幅広い効果があると信じられています。
ここでは、特によく言われる効果をいくつかのカテゴリに分けて解説します。
心の安定や直感力の向上
ラピスラズリには「心を鎮め、精神を安定させる力」があるとされ、古来より怒りや不安を和らげるヒーリングストーンとして用いられてきました。現代でもストレスの軽減や緊張の緩和を目的に、日常に取り入れる人が増えています。
加えて、心の浄化作用があるとも言われ、ネガティブな感情や迷いを晴らすことで本来の直感力を引き出す石とも評されます。心がクリアになることで物事の本質が見えやすくなり、危機察知や勘の冴えといった形で第六感が刺激されると信じられています。
瞑想や深い思索の場面では、ラピスラズリを手にすることで内なる声にアクセスしやすくなるともされ、精神性を高めるサポートとして役立てられています。心の静けさと直感の明晰さを同時に促すことがラピスラズリのもたらす精神的効果です。
人間関係・対人運のサポート
ラピスラズリは、対人関係における「悪縁を遠ざけ、良縁を引き寄せる」石として親しまれています。邪気を払う力があるとされるこの石は、人との間に生まれる不和やトラブルを和らげ、穏やかな関係を築く助けになると信じられています。
特に「誠実なコミュニケーションを促す」面が重視されており、自己表現が苦手な人が本音を素直に伝えやすくなるとされています。その結果、誤解の解消や信頼の構築へとつながり、人間関係全体がスムーズになることがあります。
また、嫉妬や妬みなどのネガティブなエネルギーから守る石ともされており、ストレス環境においても、安心できる人間関係を引き寄せるサポートが期待されます。人付き合いに不安を感じるときや、対人運を高めたい場面で心強い味方となるでしょう。
仕事・学業での集中力アップ
ラピスラズリは、「集中力や判断力を高める石」として知られ、勉強や仕事における心の安定と集中維持に役立つとされています。深い青の波動は雑念を鎮め、思考を明晰にする働きがあると信じられています。
受験生や学生には、集中力のお守りとしてこの石を持つことで、精神的ストレスを和らげ、気持ちを切り替える助けになるでしょう。
また、プレゼンや試験といった場面でも、ラピスラズリを手にすることで平常心が保たれ、迷いを断ち切る決断力が得られるという声もあります。机の上に置いたり、文房具に取り入れたりすることで、日常の中でその力を活用できるでしょう。
恋愛運を高める
ラピスラズリは、「真実の愛を引き寄せる石」とも呼ばれています。誠実な自己表現を促すことで、持ち主が本当に必要とする相手と自然に出会えるようサポートしてくれるとされます。
特に男性にとっては、心を開いて関係を築く助けとなる守護石として紹介されることもあります。女性の場合はローズクォーツなどの恋愛専門石が定番ですが、ラピスラズリも良縁を呼ぶ石として十分に活用できます。
片思いやパートナーとの関係に悩むときには、信頼を深めるきっかけとして身につけてみるのもおすすめです。
金運を引き寄せる
ラピスラズリは直接的な金運石ではありませんが、冷静な判断力と誠実な努力を支える石として、結果的に財運にもよい影響をもたらすとされます。思考をクリアにし、的確な選択をサポートすることで仕事運や昇進運を引き上げ、金運へとつながるという考え方です。
また、風水ではラピスラズリは東の方位(青龍位)と相性がよく、事業や発展を象徴する石とされます。職場や書斎の東側に置くことで良いエネルギーが巡り、財運が安定するといったアドバイスも見られます。
金運ブレスレットにタイガーアイなどと組み合わせて使われることも多く、知性と直感を活かして財を築きたい人におすすめです。
健康を支えるヒーリングストーン
ラピスラズリには、心を穏やかにし、ストレスを軽減するヒーリング効果があるとされます。この作用によって精神面から健康状態を安定させ、結果的に体調を整える効果が期待されています。
また、免疫力を高める・厄を払うといった言い伝えもあり、お守りとして身につけることで病気や事故から身を守る象徴として扱われてきました。ただし、医学的効果を期待するのではなく、心身に栄養を与える石として、日々の健康管理を支える存在と捉えるのが適切です。
穏やかながらも力強い癒しの波動をもつラピスラズリを、健康長寿を祈るお守りとして身につけてみるのもよいでしょう。
誕生石としてのラピスラズリの意味合い
ラピスラズリは誕生石や星座石とも深い関わりがあります。近年では日本でも誕生石の追加や改訂が行われ、ラピスラズリの価値が見直されつつあります。
ここでは、ラピスラズリと誕生月・星座との関係、さらに守護石や風水的な観点での活用について解説します。
誕生月・星座とラピスラズリの関係
ラピスラズリは、生まれや個性と結びついた誕生石・星座石・干支石としての縁でも親しまれてきました。以下、その主な関係性を見ていきましょう。
誕生石としての位置づけ
日本では、2021年の日本ジュエリー協会の誕生石改訂により、ラピスラズリが12月の誕生石の一つとして正式に追加されました。
一方で、9月の誕生石とされるケースもあります。古代ヨーロッパではラピスラズリがサファイアの代替として扱われていた歴史があり、その名残で9月生まれの石としても用いられています。現代では、自分の誕生月に縛られず「意味や色の好みによって誕生石を選ぶ」という柔軟なスタイルも一般的です。
星座石としての関係
ラピスラズリは、西洋占星術において主に天秤座・射手座の守護石とされることがあります。
星座 | 期間 | ラピスラズリとの関係 |
---|---|---|
天秤座 | 9/23〜10/22 | 調和と真実を象徴する星座であり、誠実さとバランスをもたらすラピスラズリとの相性が良いとされます。 |
射手座 | 11/23〜12/21 | 知性・直感・理想主義を象徴し、真理を求める石であるラピスラズリと強く結びついています。 |
干支との関係(戌年)
東洋思想においては、戌年(いぬ年)生まれの守護石としてラピスラズリが紹介されることがあります。忠誠心や誠実さを象徴する戌年の気質と、「真実の石」であるラピスラズリが調和し、正しい道を選ぶための導きとなるとされています。
守護石や風水での活用シーン
ラピスラズリは古くから魔除け・幸運・厄除けの守護石として用いられてきた歴史を持ちます。現代でも「総合的な運気アップを願う石」として高い人気を誇り、風水アイテムとしても幅広く活用されています。
守護石としての使い方
ラピスラズリは、自分の誕生月・星座・干支と一致していなくてもあらゆる願いに対応できるオールマイティな守護石として知られています。
厄年のお守り、受験合格祈願、人生の転機などにおいて「困難を乗り越える石」として選ばれることも多く、開運グッズに用いられることがあります。アクセサリーやタンブル(磨き石)として持ち歩くことで、ご加護を意識的に取り入れられるでしょう。
風水的な活用法
風水の五行説では、ラピスラズリは主に「木」の気を持ち、東の方角と特に相性が良い石とされています。
東以外の方位とも相性が良いと言われていますが、ここでは東の方角に着目してご紹介します。
運気の種類 | 配置場所 | 効果・意味 |
---|---|---|
仕事運・出世運 | オフィスや書斎の東側 | 成長と発展を象徴する「木の気」が活性化し、運気を底上げできるとされる |
家庭運・調和 | リビングの東 | 原石やインテリアとして飾ることで、家庭内に活気が巡るといわれる |
浄化・開運 | 玄関の東側 | 良い気を取り入れ、場の浄化につながるとされる |
目的別の配置例
ラピスラズリは、基本的には東の方位と相性が良いとされますが、目的に応じてさまざまな方位に配置する応用的な使い方も可能です。
以下に、風水における代表的な配置例をまとめました。
目的 | 配置する方角 | 期待される効果 |
---|---|---|
金運(正財運) | 北 / 東南 | 安定した財の流れ、計画的な収入の確保 |
恋愛・愛情運 | 西南 | 人間関係の調和、愛情表現力の向上 |
学業・集中力 | 東 | 思考の明晰化、集中力アップ、学習効率の向上 |
仕事・出世運 | 東(書斎・デスク) | 成長運の活性化、リーダーシップ強化 |
家庭運・調和 | リビングの東 | 家族間の円満、家庭内の気の流れの改善 |
他のパワーストーンとの相性
パワーストーンは組み合わせによって相乗効果が生まれることもありますが、一方で相性の悪い組み合わせも存在すると言われます。ラピスラズリはエネルギーが強い石ゆえに、他の石との相性についても知っておくと安心です。
ここではラピスラズリと相性が良いとされる石、逆に注意が必要な石の特徴を解説します。
※石の相性に関する考え方は、スピリチュアルな伝承をもとにしたものであり、諸説あります。
相性の良い石の組み合わせ
ラピスラズリは、その精神性とバランス力から、他のパワーストーンと組み合わせることで相乗効果を発揮する石とされています。
以下に、特に相性が良いとされる石とその組み合わせ効果を一覧でご紹介します。
石の名前 | 石の特徴 | ラピスラズリとの相乗効果 |
---|---|---|
ローズクォーツ | 愛と癒し、母性的なエネルギー | 精神の安定と人間関係運アップ。優しさと直観のバランス |
アメジスト(紫水晶) | 洞察力・知性・スピリチュアルな守護 | 瞑想や創造的作業に効果的。直感と理性の相乗効果 |
水晶(クリアクォーツ) | 浄化と増幅。万能の調和石 | 魔除け効果を強化。ラピスラズリの力を増幅し調和 |
ターコイズ(トルコ石) | 旅のお守り・表現力・勇気 | 信念を貫くサポート。創造性・発信力を強化 |
シトリン(黄水晶) | 金運・商売繁盛・前向きなエネルギー | 知恵と富を融合させ、成功と成果の実現へと導く |
相性が悪いとされる石の特徴
ラピスラズリは基本的に多くの石と調和しやすいとされますが、エネルギーの性質や方向性によっては相性が合わない石も存在すると言われています。
以下に、相性が悪いとされる代表的な石とその理由を整理しました。
石の名前 | 石の特徴 | ラピスラズリとの相性上の注意点 |
---|---|---|
ガーネット | 情熱・活力・個性の強さ | ラピスラズリの知性と衝突しやすい。主張がぶつかる可能性 |
ルビー | 火のエレメント、強い生命力と情熱 | エネルギーが拮抗し、精神が落ち着かなくなることがある |
カーネリアン | 行動力・活性化・陽性エネルギー | ラピスの冷静さと相反し、調和しづらいケースがある |
黒曜石(オブシディアン) | 鋭い個性・防御特化型 | 波動の質が大きく異なり、干渉し合う場合がある |
ラピスラズリの浄化方法と取り扱い方
ラピスラズリを長く愛用するためには、正しいお手入れ(浄化)方法と取り扱いの注意を知っておくことが大切です。
ラピスラズリは繊細な部分もある石なので、ここで紹介する方法を参考にして、大切にケアしましょう。
ラピスラズリの浄化方法
ラピスラズリはスピリチュアルなエネルギーが強いため、定期的に浄化を行うことで本来の力を保つとされています。
ただし、石の性質上、向いていない方法もあるため注意が必要です。以下に、ラピスラズリに適した代表的な浄化方法を紹介します。
おすすめの浄化方法
- ホワイトセージやお香の煙(スマッジング)
- 水晶クラスター・さざれ石の上に載せる
- 月光浴(満月の夜が理想)
- 日光浴(朝の弱い光で短時間)
ラピスラズリにもっとも安心して使える浄化法の一つが、ホワイトセージやお香の煙によるスマッジングです。煙が石全体を包み込み、ネガティブなエネルギーを優しくリセットしてくれます。
水晶クラスターやさざれ石の上にしばらく置く方法も、石への負担が少なく非常におすすめです。特に、複数の石を持っていてまとめて浄化したいときにも有効です。
月光浴もラピスラズリに向いた方法で、満月の夜に窓辺に置いて月の波動を取り入れることで、静かで深い浄化効果が得られます。曇っていても波動は届くとされているため、天候に左右されず実践できます。
日光浴は短時間であれば使用可能ですが、退色リスクがあるため朝の弱い光に限るのが安全です。常用せず、時折取り入れる補助的な方法として活用するのが良いでしょう。
避けた方がよい方法
- 塩や塩水を使った浄化
- 流水に長時間さらす
ラピスラズリは塩分に弱く、表面が曇ったり成分が変質したりするおそれがあります。 盛り塩や塩水に浸ける浄化は避けましょう。
また、流水での浄化も、長時間になると石の表面が変質するリスクがあります。どうしても水を使いたい場合は、短時間さっと流し、すぐに拭き取るようにしてください。
ラピスラズリの保管方法と長く使うための注意点
ラピスラズリを長く美しい状態で保つには、日常の扱い方と保管環境に注意することが大切です。
以下のようなポイントを意識することで、色褪せや劣化を防ぎながら、大切な石を長く使うことができるでしょう。
- 直射日光を避ける
- 他の硬い石とぶつけないようにする
- 湿気の少ない場所で保管する
- 洗浄は優しく、短時間で行う
ラピスラズリは紫外線に長時間当たると退色の可能性があるため、日差しの強い窓辺などでの保管は避け、光の当たらない場所に置くのが基本です。柔らかい布袋や、内部が布張りのジュエリーボックスに個別に収納すると、他の石とぶつかって傷がつくのを防げます。
また、石の構成には多孔質の成分(方解石など)が含まれており、湿気や汗がダメージの原因になることもあります。使用後はすぐに柔らかい布で拭き取り、風通しの良い場所に保管すると安心です。乾燥剤を活用するのも効果的です。
汚れが気になる場合は、中性洗剤を薄めたぬるま湯で指でやさしくなでるように洗浄します。ブラシは使わず、洗浄後は真水ですすいでから素早く水分を拭き取りましょう。超音波洗浄やスチーム洗浄は、内部の亀裂に影響を与えるため避けるのが無難です。
ラピスラズリを使ったブランドジュエリーの例
ラピスラズリはその神秘的な青と金色の斑点で、世界の一流ジュエリーメゾンにも採用されている素材です。
ここでは、ラピスラズリを用いている代表的な3ブランドをご紹介します。
Van Cleef & Arpels(ヴァンクリーフ&アーペル)
Van Cleef & Arpels(ヴァンクリーフ&アーペル)の「アルハンブラ」コレクションでは、四つ葉のクローバーモチーフにラピスラズリを配したモデルが展開されています。厳選された高純度の石が用いられ、ゴールドと調和した美しい輝きが魅力です。
Cartier(カルティエ)
Cartier(カルティエ)では、アールデコの時代からラピスラズリを取り入れてきた歴史があり、ミステリークロックやブローチ、カボションリングなどに用いられています。現行モデルでもラピスラズリをアクセントに使った作品が展開され、カルティエらしい造形美とクラシックさを感じられます。
BVLGARI(ブルガリ)
BVLGARI(ブルガリ)では、「ディーヴァ ドリーム」や「セルペンティ」などのアイコニックなシリーズに、ラピスラズリを取り入れたモデルが登場しています。カラーストーン使いを得意とするブルガリらしい、大胆かつ気品あるデザインが特徴です。
まとめ
ラピスラズリ(瑠璃)は「真実」「幸運」などを象徴する聖なる石で、古代から現代まで多くの人々に愛されてきました。「怖い」といわれることもありますが、それは誤解であり、正しい知識を持てば安心して取り入れることができます。
石言葉や効果だけでなく、浄化方法や相性の良い石、ジュエリーとしての魅力まで理解することで、より深く楽しめるでしょう。ご自身の暮らしやお守りとして、ラピスラズリを取り入れてみてはいかがでしょうか。
「おたからや」での「ラピスラズリ」の参考買取価格
ここでは、ジュエリーを例に「おたからや」での「ラピスラズリ」の参考買取価格の一部を紹介します。
画像 | モデル名 | 参考買取価格 |
---|---|---|
![]() |
タサキ ラピスラズリ・パール ネックレス | 913,000円 |
![]() |
ヴァンクリーフ&アーペル ヴィンテージアルハンブラ ラピスラズリ ピアス イヤリング WG |
432,000円 |
※状態や付属品の有無、時期によって買取価格が異なりますので詳細はお問い合わせください。
ラピスラズリのジュエリーは、素材の希少性に加えてブランドやデザインによって査定額が大きく変わります。特にヴァンクリーフ&アーペルやカルティエなど、完成度の高いデザインで用いられているものは、石の品質以上にブランド価値が重視される傾向があります。
- おたからや査定員のコメント
ラピスラズリはパイライトの入り方や色の深さで印象が大きく異なり、見た目の美しさがそのまま価値につながりやすい素材です。「おたからや」では、ブランドごとのデザイン性や石の個性も含めて丁寧に査定します。
「ブランド物か分からない」「状態が不安」というお品でも、お気軽にご相談ください。正しく価値を見極めます。
「ラピスラズリ」の買取なら「おたからや」
ラピスラズリのジュエリーは、石そのものの色合いや輝きだけでなく、ブランドごとのデザインや素材の組み合わせによって評価が大きく変わります。特にヴァン クリーフ&アーペルのアルハンブラや、カルティエのジュエリーなどは、石の美しさとデザインの完成度が相まって、高い評価を得やすいアイテムです。
「おたからや」では、GIA認定の宝石鑑定士が在籍し、ブランドの背景や素材の特性を正確に見極めたうえで、国際相場をもとに査定を行っています。使用感があっても、ラピスラズリの発色やパイライトの入り方などを丁寧に確認し、価値をしっかりと反映した価格をご提示しています。鑑定書や箱がなくてもご相談いただけますので、まずは気軽に査定からお試しください。
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