ダイヤモンドなどの大きさを示す際にはカラットという単位が用いられますが「1カラットのダイヤモンド」と聞いても、実際どのくらいの大きさで、どれほどの価格なのかピンと来ないという方も多いでしょう。
そこで今回は、1カラットのダイヤモンドの大きさや価格相場、購入時のポイントについて解説します。
これから宝石を購入しようと考えている方はぜひ最後までご覧ください。
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1カラットとは?
まず「カラット(carat)」は宝石の重さを表す単位です。1カラットは0.200グラム(200ミリグラム)と定義されています。
つまり、1カラットのダイヤモンドは重さが0.2gということです。この単位はダイヤモンド以外の宝石にも使われますが、特にダイヤモンドの重量表現としてよく知られています。
「カラット=大きさ」と思われがちですが、正確には重さの単位であり、ダイヤモンドの大きさ(直径)ではありません。
ただし一般的には重さが増えれば石のサイズも大きくなるため、カラット数が大きいほど見た目も大きい傾向があります。
1カラットのダイヤモンドのサイズと直径
1カラットのダイヤモンドの大きさは、カットの形にもよりますが、もっとも一般的なラウンドブリリアントカット(真円に近い丸いカット)の場合、直径が約6.5ミリメートルと言われています。
これは日本の1円玉(直径約2cm)の約1/3程度の幅程度で、「1カラット=0.2g」の重さからは想像しにくいかもしれませんが、直径6〜7mmほどの輝く石が1カラットのダイヤモンドです。
ダイヤモンドは0.1ct あたり 0.2~0.3mm 前後サイズが変わると言われています。
例えば、ラウンドカットの場合は0.5カラットなら直径約5.2mm、2カラットなら直径約8.2mm程度になります。
カラット数 | 直径(ラウンドカット) |
---|---|
0.5カラット | 約5.2mm |
1.0カラット | 約6.5~6.6mm |
2.0カラット | 約8.2mm |
※こちらはラウンドカットの場合の一般的な目安です。カット方法によって直径は変動します。
ダイヤモンドのカットの形によってもサイズ感は異なります。例えば、同じ1カラットでもエメラルドカット(長方形のステップカット)のダイヤモンドは約縦6.0mm×横4.8mm程度の大きさです。
見た目への影響
ダイヤモンドの大きさや存在感は、単にカラット数(重さ)だけで決まるものではありません。
カットの形状や指輪のセッティングなどで見た目の印象が大きく変わるので、それぞれどのような要因があるのかを見ていきましょう
カットの形状による違い
前述のように、ダイヤモンドはカット(形状)の違いで同じカラット数でも見え方が変わるものです。
ラウンドブリリアントカットは輝きが強く均整の取れた丸い形ですが、他のファンシーシェイプ(ラウンド以外のカット)には以下のような特徴があります。
カット名 | シェイプ・特徴 | 見た目の効果・特徴 |
---|---|---|
マーキスカット (マーキーズ) |
両端が尖った細長い形状 ラウンドよりも大きく見えやすい |
指や首筋をほっそり見せる効果がある 存在感が大きい |
オーバルカット | 楕円形の細長いカット ラウンドよりも大きく見えやすい |
柔らかい丸みがある 細長さで指や首筋をすっきり演出 |
ペアシェイプ (しずく型) |
片側が尖ってもう一方が丸みを帯びた雫形 ラウンドよりも大きく見えやすい |
縦長のフォルムにより指・首筋を細く見せる効果がある 存在感も強い |
プリンセスカット (正方形に近い形) |
シャープな角が特徴のスクエア形状 ラウンドよりも若干小ぶりに見える |
テーブル面(上面)が広く、独特の輝きを放つ スクエアのラインがモダンな印象を与える |
クッションカット (角の丸い四角形) |
四角形だが角が丸く、柔らかい印象 ラウンドよりも若干小ぶりに見える |
テーブル面が広く、丸みを帯びた角が可愛らしさと優雅さを演出 輝きに深みがあり存在感も十分 |
エメラルドカット | コーナー部分が面取りされた長方形に近い ラウンドよりも小さく感じる |
ステップカットならではの上品な輝きがある 透明度の高さが際立つカットで、落ち着いたエレガントな印象に |
同じ1カラットでも、マーキスやオーバルは大きく見え、ラウンドはバランスが良く、エメラルドカットは控えめで上品、といった具合に印象が変わります。
指輪におけるセッティング(石座デザイン)の違い
ダイヤモンドが指輪にセットされる際の留め方(セッティング)によっても、見た目の印象は大きく変わります。
主なセッティングの例と特徴は以下のとおりです。
セッティング名 | ダイヤの見え方 | メリット |
---|---|---|
爪留め(プロング) | 露出多くダイヤが際立つ 輝きがより美しくなる |
シンプルで大きく見せることが可能 様々な場面に好適 |
ベゼル(覆輪) | 枠が強調され、輪郭鮮明 大きく見えやすい |
ダイヤを保護し安心感がある 洗練された印象も魅力 |
ハロー(取り巻き) | メレが一体化しボリューム増 華やかで存在感大 |
小さめな石でもゴージャスに見える 指全体へきらめきを拡大 |
高さ調整セッティング | 高めは光多く取り込み、大きく映える 低めは一体感を感じさせる |
着け心地を自在に調整可能 好みに応じたデザイン幅にできる |
このように、指輪のデザインや石座(セッティング)の工夫によって、同じ1カラットのダイヤモンドでも「大きく見える」「輝いて見える」「落ち着いて見える」など印象が変わります。
購入時にはデザインごとの特徴も踏まえて選ぶと良いでしょう。
身に着けるアクセサリーの種類による違い
ダイヤモンドは、身に着けるジュエリーの種類によっても見え方や感じ方が異なります。
1カラットのダイヤが使われることの多い指輪・ネックレス・ピアスそれぞれで、どのように印象が変わるかをまとめた表をご覧ください。
装着タイプ | 1カラットダイヤの特徴 | メリット |
---|---|---|
リング | 指元で特別感漂う大粒 平均サイズを超える |
視線を集め、華やかさを存分に楽しめるリング |
ネックレス・ペンダント | 胸元を華やかに彩る大粒 自然に取り入れやすい |
上品な存在感で、様々なスタイルに難なく馴染む |
ピアス・イヤリング | 両耳なら2カラット級 顔まわりを華やかに照らす |
アップヘアで映え、特別感を一瞬で際立たせる美しさ |
上記のように、リング・ネックレス・ピアスそれぞれで1カラットのダイヤモンドの見え方や魅力は少しずつ異なります。
リングでは手元で強い存在感、ネックレスでは胸元を品良く彩り、ピアスでは顔周りを明るく豪華に演出してくれるでしょう。
シーンや好みに合わせて、どのジュエリーで1カラットのダイヤを楽しむか考えるのも楽しいですね。
- おたからや査定員のコメント
ダイヤモンドの見た目はカラット数だけでなく、カットの形状や指輪のセッティング、さらには身に着けるアクセサリーの種類でも大きく変わるものです。
マーキスやオーバルは同じ重さでも大きく見え、ラウンドはバランス重視、エメラルドは上品な印象など、それぞれ個性が異なります。
また、デザイン次第で「より輝く」「ボリューム感が出る」などの効果も期待できます。
ダイヤモンドの価値を決める要素(4C)とは
ダイヤモンドの品質と価値を評価する国際基準である4Cは、以下の4つの要素から成り立っています。
- カット(Cut)
- カラット(Carat)
- カラー(Color)
- クラリティ(Clarity)
この4つの頭文字がすべてCで始まるため4Cと呼ばれています。
ここでは、それぞれのCが具体的に何を指し、ダイヤモンドの見た目や価値にどう影響するのかを見ていきましょう。
カット(Cut)
カットは、ダイヤモンドの研磨の技術とプロポーションの評価です。カットが良いほどダイヤモンドは光を効率よく反射・屈折し、強い輝きを放ちます。
カット評価は一般的にExcellent, Very Good, Good, Fair, Poorという等級で評価され、理想的なカットの石には「Excellent」、特にカット・対称性・研磨が全て最高ランクのものは「3EX(トリプルエクセレント)」などと呼ばれます。
カットという言葉がややこしいのは、「形状(ラウンドカットやプリンセスカット等)」を指す場合と、「カットの優劣(エクセレント等)」を指す場合があることで、ここでは後者のカットの優劣を指しています。
カット評価が高いダイヤは、同じカラット数でもよりキラキラと明るく輝き、魅力的に見える一方で、カットが悪いと重量があっても光が漏れてしまい、輝きが弱くなってしまうことがあります。
したがってカットの良し悪しはダイヤモンドの美しさと価値の要と言えます。
Carat(カラット)
カラットは前述の通り宝石の重量を表す単位です。1カラット=0.2gで、数値が大きいほど石が重く(大きく)希少になります。
カラット数はダイヤモンドの大きさ(サイズ)と密接に関連していますが、重さの分布(厚みなど)によっても見た目の大きさは変わる点に注意しましょう。
一般的には大きい(カラット数が多い)ダイヤほど希少で価値が高いため、価格も高額になります。
特に1カラットを超えるようなダイヤモンドは流通量も少なく一気に価格が跳ね上がります。ただし、大きければ無条件に美しいというわけではなく、先に述べたカットの質やカラー・クラリティが伴って初めて価値が高まります。
そのため、予算内でなるべく大きい石を選びたい場合は、多少カラーやクラリティのグレードを下げてカラットを優先するといった選び方もあります。
Color(カラー)
カラーはダイヤモンドの色味(透明度合い)を評価する基準です。ほとんどのダイヤモンドは無色〜薄い黄色の範囲の色味を持っており、無色に近いほど高評価・高価になります。
評価グレードはアルファベットD(アルファベットの最初)からZまでの段階で示され、Dが完全無色の最高ランク、以降E・Fが無色、G~Jがほぼ無色、K~Mでわずかに黄色味、さらに下位になると黄色味が増すという具合です。
肉眼で見ると、たとえばD~Fあたりはほとんど差を感じませんが、Jあたりになるとわずかに「ほんのり暖色っぽい?」と感じる人も出てきます。それ以下になると明確に薄い黄色を帯びているのが分かるでしょう。
一般的なジュエリーでは無色〜ほぼ無色(D~Hあたり)が好まれるため、その範囲のダイヤは価格も高くなります。一方、I以降のカラーは肉眼ではあまり気にならない場合も多いですが、市場価格は抑えめになるので「大きさ優先で多少色がついていてもOK」という方には狙い目かもしれません。
Clarity(クラリティ)
クラリティはダイヤモンドの透明度(内包物や表面の傷の少なさ)を評価する基準です。ダイヤモンドは天然石であるため、内部に微細な鉱物の結晶や亀裂(インクルージョン)を含んでいることがあります。
また、表面に極小の傷がついている場合もあります。クラリティグレードは、それら内包物や傷の大きさ・数・位置などを10倍拡大して検査し評価します。
グレードの一覧は下記の通りです。
グレード | 詳細 |
---|---|
FL (Flawless) | ダイヤモンドの内部・外部に傷や内包物が全く見られない状態。非常に希少で最高位の評価 |
IF (Internally Flawless) | 内部には傷や内包物が存在せず、外部にわずかな表面傷がある程度 プロが研磨跡などを特定の装置で確認すれば発見可能なレベルで、肉眼ではほぼ確認できません |
VVS1 / VVS2 | 拡大しても極めて微細な内包物しか存在しない状態 専門家による10倍ルーペで注意深く探してやっと発見できるレベルで、肉眼では確認がほぼ困難です |
VS1 / VS2 | 10倍ルーペで比較的容易に見つけられる内包物がある状態 ただし、肉眼で見てもほとんど気にならないレベルの内包物です |
SI1 / SI2 | 10倍ルーペで容易に内包物が確認できる状態 肉眼ではほぼ目立ちませんが、VSクラスよりも内包物がわずかに大きかったり、数が多い場合があります |
I1 / I2 / I3 | 肉眼でも確認できる内包物が存在する状態 内包物の大きさや位置、量によっては、美観や耐久性への影響が出る場合があります |
基本的に肉眼で見て明らかな欠点がないグレード(VSやSIクラス以上)であれば、見た目の美しさとしては十分と言われます。
特にVS2~SI1あたりはコストパフォーマンスが高く、ほとんどの人が気にならない透明度でありながら価格はFLやVVSより抑えられます。
もちろん、内包物が少なく透明度が高い石ほど希少で価値が高いため、クラリティが上がると価格も上昇します。大きなダイヤモンドでは内部の欠点も目立ちやすくなるため、1カラットともなるとVS以上が望ましいと言われることが多いです。
- おたからや査定員のコメント
ダイヤモンドの価値は「4C」と呼ばれるカット、カラット、カラー、クラリティによって大きく左右されます。カットの良否は輝きに直結し、カラットが大きいほど希少性が増すのが特徴です。
カラーは無色に近いほど評価が高く、クラリティは内包物の有無によって透明度が決まります。
これらの要素が総合的に美しさと価格を形作るため、査定の際にはそれぞれを丁寧に確認することが重要です。大きさやグレードに応じて市場価格が変動するため、目的に応じてバランスの取れた石を選ぶと満足度も高まります。
1カラットのダイヤモンドが向いているジュエリー
1カラットのダイヤモンドは、その大きさゆえにジュエリーデザインの主役として扱われます。
ここでは特に1カラットダイヤの利用が多い婚約指輪、ネックレス、ピアスの各ジャンルで、1カラットダイヤモンドの魅力と人気のデザインについて紹介します。
婚約指輪(エンゲージリング)
一生に一度の贈り物として、1カラットのダイヤは特別感と圧倒的な存在感を放ちます。平均的な0.2〜0.3ctを大きく超えるため、指に映える華やかさは格別です。
1カラットという響き自体に憧れを抱く人も多く、大きなダイヤを贈りたい想いにぴったりでしょう。
王道のソリティアや取り巻きデザインなど、好みに合わせた豊富なバリエーションがあり、一生ものの象徴となる高い満足度を得られます。
国内では1カラットを着ける人はまだ少なく、その分ステータス感を強くアピールすることが可能です。大きいダイヤを支える爪留めやハローデザインなど、多彩なアレンジで自分らしさを表現することもできます。
ネックレス・ペンダント
1カラットのダイヤネックレスは、胸元に上品な輝きを添える憧れのジュエリーです。
大粒ながら指輪より日常的につけやすく、どんな服装にも合わせやすいのが魅力のひとつとなっています。シンプルな一粒ペンダントなら、白シャツや黒タートルなどの定番スタイルがぐっと洗練されるでしょう。
結婚式やパーティーでは主役アクセとして映え、普段着にも程よい存在感があります。価格は数十万円後半から100万円以上と高価ですが、一生ものの投資として選ばれる方も多いです。
指輪に比べて気兼ねなく着けられるため、自分へのご褒美や記念日プレゼントにもぴったりでしょう。一粒ダイヤは流行に左右されにくく、長く愛用できる点も大きな魅力です。
ピアス・イヤリング
耳元を華やかに彩る1カラットのピアスやイヤリングは、大きなダイヤを楽しみたい方に最適です。一般的には合計1カラット(片耳0.5ct)でも十分存在感があり、髪をアップにすればきらめきがいっそう際立ちます。
もし片耳1カラットの大粒を選べば、フォーマルな場でも圧倒的な華やかさを放つでしょう。その分、重さへの配慮や挟む力などの着け心地も大切です。
価格は品質次第で数十万円から数百万円になることもあるため、トータル1カラットを選ぶ方が多いです。顔周りを明るく見せる効果が高く、日常から特別なシーンまで使いやすい憧れのジュエリーです。
ジュエリーを購入する際の注意点
念願の1カラットダイヤモンドを購入する際には、失敗しないためのポイントを押さえておくことが大切です。
高価な買い物なので、品質や信頼性をしっかり見極めて選びましょう。
ダイヤモンドの品質(4C)を確認する
ダイヤモンドの品質は、カット・カラット・カラー・クラリティの4Cで評価されます。大きさだけでなく色味や透明度、輝きを左右するカットも重要です。例えば多少カラーやクラリティを下げれば予算内でカラットを上げられる場合もあります。
逆に、色や透明度にこだわるならサイズを抑えるのもひとつです。自分の優先順位を明確にし、鑑定書の情報をしっかり確認しましょう。こうしたバランス調整こそが、自分にぴったりのダイヤを見つける鍵になります。
鑑定機関の評価基準は微妙な違いもあるため、いくつか比較してみるのも安心です。納得いくまで下調べし、自分の理想を叶えましょう。
鑑定書の有無を確認する
1カラット級のダイヤを選ぶなら、鑑定書(グレーディングレポート)の有無を必ず確認しましょう。
GIAや中央宝石研究所など、信頼できる鑑定機関の証明があれば、カラーやクラリティなどの評価が客観的に示されます。鑑定書があると購入後の価値証明にも役立ち、万一手放す場合にも安心です。
逆に、鑑定書が付かない理由が明確でない場合は、本物かどうかや品質レベルが不確かになるリスクが高まります。
高額な投資をするなら、正規の鑑定を受けた石を選ぶのが鉄則です。特に1カラット以上の高額品では、鑑定書の有無が大きく価格に影響することも覚えておきましょう。
信頼できる販売店を利用する
高額なダイヤを買うなら、実績と信用のある販売店を選ぶのが安心です。専門知識を持つスタッフが在籍し、アフターサービスや保証内容が充実しているかを確認しましょう。
試着や現物確認に親身に対応してくれるかも重要なポイントです。インターネットでの購入の場合も、鑑定書の発行元や返品ポリシーなどをしっかり確認することで、万一のトラブルを避けられます。
初めての購入なら特に、店舗やスタッフへの信頼感が満足度に大きく影響するため、慎重に選ぶと失敗を防げます。購入後のサイズ直しやメンテナンス対応など、アフターケアの充実度もチェックしておくと安心でしょう。
実物をしっかりと確認する
ダイヤモンドは写真や数値だけでは分からない魅力があり、実物を見ると色味や輝きの印象が大きく変わることがあります。
特に1カラット以上は価格も高いので、店舗で複数の石を比較し、照明の下や自然光など、異なる環境での見え方をチェックしましょう。
オンライン購入の場合は、写真が実物以上に美しく見える場合もあるため、4Cや鑑定書の情報を重視し、返品や交換ポリシーなども確認することが大切です。
実物を見比べることで、自分が本当に惹かれる運命の石に出会える可能性が高まります。できれば複数店を回り、様々なダイヤを見比べると好みが明確になるでしょう。
不自然に安い価格の場合は注意する
1カラットのダイヤが相場より極端に安い場合は、何か理由があると考えられます。
カラーやクラリティが極端に低い、もしくはラボグロウン(人工)ダイヤや処理ダイヤの場合もあるため注意が必要です。悪質なケースでは本来の情報を隠して売られている場合も考えられます。
中古品やキズ有りなど、訳ありだから安いケースもあるため、購入前に必ず理由を確認しましょう。
オークションやフリマアプリでは真贋や品質が不透明な場合も多く、適正価格を調べ、リスクを把握したうえで慎重に判断することが大切です。安さに飛びつく前に、信頼性や品質の確認を優先しましょう。
1カラットダイヤモンドの買取と査定のポイント
お気に入りの1カラットダイヤモンドを手に入れたら、ずっと大切にしたいものですが、場合によっては手放す(売却する)ことがあるかもしれません。
ここでは、1カラットのダイヤモンドを買取に出す際のポイントや高く売るコツについて紹介するので、いざというときの参考にしてください。
鑑定書・付属品を準備する
ダイヤを売却する際は、鑑定書や保証書、箱やケースといった付属品の有無で査定額が変わります。特に一カラットなどの高額ダイヤでは鑑定書の存在が大きなポイントです。
ブランドジュエリーの場合は付属品が揃っているほど次の購入者に好印象を与えられ、高値で買い取ってもらえる可能性が高まります。
万が一、鑑定書を失くしてしまった場合でも再発行を依頼できるので、労力に見合う査定額アップが期待できるなら検討してみましょう。
できる限り付属品を揃えておくことが、納得いく売却の第一歩です。高額買取を目指すなら、まずはこれらの書類や付属品の確認を徹底しましょう。
ダイヤモンドをベストな状態で見せる
ダイヤを査定に出す際は、可能な限り最良の状態に整えておくことが大切です。日常使用で付着した皮脂やほこりは輝きを損なう要因となるため、ジュエリークリーナーや超音波洗浄などを活用し、しっかりと汚れを落としておきましょう。
指輪の歪みや石の緩みなどがあれば簡単に直すか事前に相談するのも有効です。ただし査定は主にダイヤ本体の品質に基づくため、無理に大掛かりな修理をする必要はありません。
まずは掃除や軽いメンテナンスでダイヤを美しく見せる工夫をするだけで十分です。そうした手間ひとつで査定士の印象が大きく変わり、最終的な買取価格にも影響することを忘れずに。
査定の評価ポイントを理解する
ダイヤモンドの査定では4C(カット、カラー、クラリティ、カラット)が基礎となり、鑑定書がある場合はその評価が大きく参考にされます。
重量や色味、内包物の有無、カットの仕上がりなどを入念にチェックし、市場相場を掛け合わせて査定額が決定されます。ブランド品の場合は付加価値がプラスされることもありますが、ノーブランドでも質の高いダイヤであれば十分に高評価を得られます。
海外需要や円安の影響で良質なダイヤが高値で取引されるケースも多いため、自分の石の4Cグレードを把握し、ある程度の相場感を持って査定に臨むと安心です。
複数の業者で査定比較する
ダイヤモンドを売却する際は、必ず複数の買取業者で査定を比較しましょう。店舗ごとに査定基準や販売ルートが異なるため、提示額に大きな差が出ることが珍しくありません。
複数の査定結果を照らし合わせることで、自分のダイヤが持つ本来の価値をより正確につかむことができます。また、各店の対応や説明を聞く中で、評価の要点やマイナスポイントを把握できるのも大きなメリットです。
特に高額な一カラット以上のダイヤでは、数万円から十万円単位で査定額が変わることも多いため、オンライン査定や宅配査定なども活用し、無理なく比較検討するのがおすすめです。
信頼できる買取店に依頼する
ダイヤモンドを売る際は、適正な評価ができる専門知識と多彩な販売ルートを備えた買取店を選ぶことが肝心です。GIA GGなどの資格を持つ鑑定士が在籍していれば、確かな目利きにより正当な価格を提示してもらえます。
海外にも販路を持つ業者は円安時により高い買取額が期待でき、買取実績を積極的に公開している店は透明性が高く安心です。また、手数料や条件を明確に示してくれるかどうかも重要なポイントになります。
対応や説明に不信感があれば、無理に売らず別の店を検討しましょう。大切なダイヤを手放すなら、納得できる業者と気持ちよく取引することが欠かせません。
まとめ
輝く1カラットのダイヤモンドは、多くの人にとって特別な存在です。その大きさゆえの迫力と美しさ、そして手にしたときの満足感は格別でしょう。
専門的な視点で見れば考慮すべき点も多いですが、本記事がお伝えした知識を参考にしていただければ、より安心して理想の1カラットダイヤに出会えるはずです。
宝石の王様とも称されるダイヤモンドの煌めきが、これからも末永くあなたの人生を彩ってくれることでしょう。
「おたからや」での「ダイヤモンド」の参考買取価格
「おたからや」での「ダイヤモンド」の参考買取価格は下記の通りです。
型名 | 参考買取価格 |
---|---|
Pt850/Pt ダイヤモンド イヤリング 1.32・1.03・1.15・1.15 ct 14.8 g | 265,000 円 |
Pt・Pm900 ダイヤモンド リング 2.081 ct 0.895 ct 7.6 g | 902,000 円 |
Pt・Pm900 ダイヤモンド ネックレス D10.28・3.22 ct 101.3 g | 962,000 円 |
※上記の買取価格はあくまで参考価格であり、ダイヤモンドの品質や市場の動向、付属品の有無などによって実際の査定額が変動する場合があります。
「おたからや」では熟練の査定士が丁寧に価値を見極め、納得のいく価格を提示できるよう努めております。
また、査定は無料で行っており、全国の店舗やオンライン査定など複数の方法でご利用可能です。
大切なダイヤモンドを売却する際は、ぜひ一度「おたからや」の査定をお試しください。
- おたからや査定員のコメント
1カラットのダイヤモンドは、その存在感や美しさから多くの方にとって特別な憧れです。査定の視点では、クラリティ・カラー・カットなど多岐にわたる要素が相互に影響し、わずかな違いで大きく価値が変わる点が特徴といえます。
「おたからや」では、熟練の査定士が宝石の品質を丁寧に見極め、市場動向を踏まえた納得感のある価格をご提示しています。店舗での無料査定や郵送など複数の査定方法があるため、初めての方でも安心です。ぜひ、お客様の大切なダイヤモンドをお任せください。
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・0.5カラットのダイヤモンドの大きさは?直径・重さや結婚指輪の相場を解説
ダイヤモンドの買取なら「おたからや」
ダイヤモンドは地球の深部で高温・高圧下に生成される最も硬い天然物質で、その価値は4C(キャラット、カラー、クラリティ、カット)によって大きく左右されます。
「おたからや」では、宝石鑑定士資格(GG)を持つ専門査定士が常駐し、ダイヤモンドの指輪やネックレスなどを正確に評価し、高価買取を実現しています。鑑定書や保証書がない、デザインが古い、汚れやくすみがあるなど、訳アリ品でもしっかり査定が可能です。
必要に応じて鑑定書の再発行もご案内しており、手数料は1,000~15,000円程度が相場です。大切なダイヤを安心して売却したい方は、ぜひ一度「おたからや」にご相談ください。
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