アクアマリンのジュエリーは、透明度の高い爽やかなブルーが魅力的です。
その美しさに加え、近年の価格高騰も相まって、その価値が気になる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、買取査定の専門家の視点から、アクアマリンジュエリーの価格が高騰している理由を、市場動向とともに詳しく解説します。
さらに、アクアマリンの持つ魅力やおすすめの有名ブランド、そして、アクアマリンジュエリーを高く売るためのポイントについてもご紹介いたします。
アクアマリンジュエリーの購入を検討している方や、売却を考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
Contents
アクアマリンジュエリーが高い理由
ラテン語で「海の水」を意味するアクアマリンは、清潔感や気品を演出してくれる宝石として有名で、高価で取引されています。
アクアマリンジュエリーが高価とされる理由には、大きく2つの要因があります。
上質な色の天然アクアマリンは希少なため
アクアマリンジュエリーが高価な理由の1つは、天然かつ上質な青色を持つアクアマリンの希少性にあります。
特に、加熱処理を行わずに純粋な青色を保つ天然アクアマリンは、さらに希少性が高く、市場では高額で取引されています。
一般的に、アクアマリンの多くは加熱処理によって緑色を除去し、鮮やかな青色を引き出していますが、自然のままの青色を持つアクアマリンには、特別な価値が認められます。
需要が高まっているため
アクアマリンジュエリーが高価で取引される理由には、アクアマリンの宝石としての需要の高まりや、ジュエリー全体の需要の増加が背景にあります。
アクアマリンは、ルビーやサファイアと比べて大粒の原石が発掘されやすく、比較的大きな素材が手に入りやすいため、これまで希少価値が低いとされてきました。
しかし、ここ数年は海外での人気が急上昇したことで手に入りにくくなり、その結果、価値が大幅に上がる傾向が見られます。
また、近年では、資産価値としての需要も高まっています。
年々、産出される宝石の量が減少していることに加え、新興国の富裕層がジュエリーをコレクションする動きが活発化していることも、要因の1つです。
- おたからや査定員コメント
一般的に、色を持つ宝石(色石)は、色が鮮やかなものほど高い評価を受けます。
アクアマリンの場合は、色の鮮やかさに加えて、透明度の高さも評価に影響を与える重要なポイントです。
しかし、アクアマリンには、ダイヤモンドの「4C」のような明確な査定基準が存在しません。
そのため、色や透明度を適切に評価するには、豊富な知識と経験が不可欠です。
お客様の大切なお品物を正しく評価するためにも、宝石に精通した「おたからや」の査定員にお任せください。
アクアマリンジュエリーの魅力
ここでは、アクアマリンジュエリーが持つ魅力をご紹介いたします。
これからアクアマリンジュエリーの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
透明感ある美しさ
アクアマリンジュエリーの最大の魅力は、何と言ってもその透明感あふれる美しさです。
「海の水」を意味する名前の通り、爽やかで清涼感のある青色が特徴です。
さらに、アクアマリンは、比較的大きな結晶になりやすい性質を持ち、インクルージョン(内包物)が少ない部分を選んでカットすることができます。
このため、他の宝石と比べて、透明度の高い部分を取り出しやすい点も、アクアマリンが美しいとされる理由の1つです。
石のサイズが豊富
先述の通り、アクアマリンは大きな結晶を形成する性質があり、そのため大粒の宝石が多く流通しています。
この特徴は、アクアマリンが、火成岩の一種「ペグマタイト(花崗岩)」の中で生成されることに起因しています。
ペグマタイトは、残留したマグマが岩石の割れ目に入り込み、冷え固まることで形成されます。
この過程で、ペグマタイトの中には空洞が発生し、その中で鉱物が育ちます。
この空洞環境では、鉱物が長い時間をかけて成長できるため、比較的大きな結晶が形成されやすいのが特徴です。
心身を清め、気持ちを穏やかに導く効果
アクアマリンは、その美しさだけでなく、パワーストーンとしての魅力も高いジュエリーです。
「水」は穢れや汚れを浄化する象徴、「海」は命の源とされることから、「海の水」を意味するアクアマリンにも同様の浄化や再生の力が宿ると信じられています。
具体的には、心の平和や癒しをもたらすヒーリング効果が期待されています。
心を潤し、心身を清めることで、気持ちを穏やかに整える力を持つとされています。
心身ともに疲れを感じるときや、ネガティブな感情に支配されそうなとき、アクアマリンジュエリーを身に着けることでお守り代わりとなり、あなたを支えてくれるでしょう。
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アクアマリンの歴史と産地ごとの特徴
ここからは、アクアマリンの歴史と産地ごとの特徴を詳しくご紹介します。
アクアマリンの歴史
アクアマリンの歴史は、紀元前5世紀頃の古代ギリシャまでさかのぼり、ギリシャ神話にも登場しています。
約2,000年前には、古代ローマ人によって「アクアマリン」と名付けられ、海神ポセイドンの怒りを鎮めるお守りとして、船乗りたちに重宝されていました。
中世ヨーロッパでは、アクアマリンは夜会用の宝石として貴族の女性たちから絶大な人気を誇りました。
特に、ろうそくの灯りの中で美しく輝くことから、「夜の宝石の女王」とも呼ばれていました。
歴史的な著名な人物にも愛され、マリー・アントワネットやロシアのエカテリーナ2世も、その美しさに魅了されていたと言われています。
アクアマリンはエメラルドと同じベリル族
アクアマリンは、「ベリル(緑柱石)」に属する宝石です。
ベリルに含まれる成分によって色が変わり、鉄を含むとアクアマリン、クロムを含むとエメラルドになります。
以下は、ベリルの色相変化によって生成される宝石の一例です。
ベリルに含まれる元素 | 宝石名(色) |
---|---|
鉄 | アクアマリン(淡青~青) |
クロム、バナジウム | エメラルド(淡緑~緑) |
マンガン、セシウム | モルガナイト(ピンク) |
マンガン | レッドベリル(赤) |
アクアマリンの色合いは、ベリルの結晶に含まれる鉄の割合によって変化します。
透明感のある美しい青色は、微量の鉄が含まれることで生み出されているのです。
アクアマリンの産地ごとの特徴
ここからは、アクアマリンの産地ごとの特徴について詳しくご紹介します。
1.ブラジル産
ブラジルは、アクアマリンの代表的な産地として知られており、柔らかい色合いと高い透明度を持つ石が多いのが特徴です。
特に有名なのが、最高級品質を誇る「サンタマリア」です。
この名称は、ミナスジェライス州にある「サンタ・マリア・デ・イタビラ鉱山」で採掘された深い青色のアクアマリンを指します。
しかし、近年では鉱山の枯渇が進み、アクアマリンの産出が非常に少なくなっています。
2.モザンビーク産
モザンビークは、ブラジルに次ぐアクアマリンの産地として有名で、その採掘地は1970年代に発見されました。
モザンビーク産のアクアマリンは、ブラジル産のサンタマリアに似た、鮮やかな青色を持つのが特徴です。
この高品質なアクアマリンは、ブラジル産の「サンタマリア」と区別するために、「サンタマリア・アフリカーナ」と呼ばれています。
3.ナイジェリア産
ナイジェリアの鉱山でも、高品質なアクアマリンが採掘されています。
ただし、ブラジル産やモザンビーク産に比べると、傷やひび割れが多い傾向があります。
ひび割れがある原石は、亀裂が進行するリスクがあるため、加熱処理で色味を強調することは避けられる傾向があります。
そのため、ナイジェリア産のアクアマリンは、自然のままの状態で流通することが一般的です。
- おたからや査定員コメント
市場に出回っているアクアマリンジュエリーは、緑がかったブルーカラーが主流です。
一方で、「サンタマリア」のような深く鮮やかなブルーは非常に希少であるため、買取時には高く評価されます。
また、ブラジル産のアクアマリンは、産出量が激減しており、市場に流通することが非常に稀です。
そのため、「サンタマリア」でなくても、ブラジル産のものは希少価値が高く、高値で取引される傾向があります。
アクアマリンジュエリーがおすすめな有名ブランド4選
ここからは、アクアマリンジュエリーの購入を検討している方に向けて、おすすめの有名ブランド4選をご紹介します。
それぞれのブランドが持つ特色やおすすめポイントを詳しく解説しますので、アクアマリンジュエリーを選ぶ際のご参考にしてください。
ティファニー(Tiffany&Co.)
「ティファニー」は、1837年創業のラグジュアリーなジュエリーブランドです。
独自のカッティング工房を持ち、特にブライダルジュエリーの分野で高い人気を誇っています。
ティファニーが手がけるアクアマリンジュエリーは、熟練の職人によって精巧に作り上げられた優美なデザインが魅力です。
高級ジュエリーブランドでありながら、数万円台のリーズナブルな価格帯から展開されているため、初めてジュエリーを購入する方にもおすすめです。
ブシュロン(Boucheron)
「ブシュロン」は、1858年創業のフランス発祥の高級ジュエリーブランドです。
創業以来、ハイジュエリーを中心に展開しており、世界中の王侯貴族やセレブリティに愛され続けています。
ブシュロンのアクアマリンジュエリーは、ダイヤモンドとのコンビネーションが人気を集めています。
特に、八角形のフォルムが美しいアールデコ調デザインの「ヴァンドームリズレ」は、エメラルドカットを施した大粒のアクアマリンが特徴で、身に着ける人の個性を際立たせます。
ショーメ(Chaumet)
「ショーメ」は、1780年にパリで創業した高級宝飾ブランドです。
ナポレオンの妃である皇后ジョゼフィーヌが愛したことで有名で、世界中の王族や貴族に愛され続ける由緒あるブランドとして知られています。
ショーメのアクアマリンジュエリーは、ダイヤモンドとの調和が美しい淡いブルーが特徴です。
特に、ペアシェイプカットを施したアシンメトリーなデザインが魅力的で、エレガントさと個性を兼ね備えています。
ポメラート(Pomellato)
1967年創業の「ポメラート」は、イタリア・ミラノ発祥の高級ジュエリーブランドです。
ミラノの伝統的な金細工をルーツに持ちながらも、カラーストーンを活かしたモダンで独創的なデザインで、注目を集めています。
ポメラートのアクアマリンジュエリーは、洗練されたミニマルなデザインと、水滴を閉じ込めたかのようなみずみずしさが特徴です。
透き通った青い海のようなアクアマリンは、「空から見た島」をイメージしており、職人が厳選した一級品を採用しています。
アクアマリンのジュエリーを高く売るポイント
最後に、アクアマリンジュエリーの売却を検討されている方に向けて、買取査定時に高く売るための3つのコツをご紹介します。
お手入れしてから査定を受ける
ジュエリーを売却する際は、クリーニングで汚れを落としてから査定を受けることで、買取額がアップする可能性があります。
特にアクアマリンは、透明度が重要視される宝石です。身に着けているうちに脂分を吸着し、くすんで見えることがあります。
そのため、汚れが目立つ場合は、ジュエリークロスで優しく拭き上げ、簡単なお手入れをしてから査定に出すことをおすすめします。
買取相場が高くなったタイミングで売る
宝石や貴金属の市場価値を確認し、買取相場が高くなったタイミングで売却するのがおすすめです。
近年、貴金属の価値が高騰しており、ジュエリーの買取相場も上昇しています。
また、アクアマリンの宝石としての価値が再注目されていることから、アクアマリンジュエリーの査定額が高額になりやすい傾向もあります。
貴金属や宝石の価格は、世界情勢の影響を受けやすく、常に相場が変動しています。
お手持ちのジュエリーの価値が気になる方は、一度査定を受けることをおすすめします。
付属品や鑑別書があれば一緒に査定に出す
アクアマリンジュエリーを査定に出す際は、購入時の付属品を一緒に提出することをおすすめします。
付属品の有無は買取価格に影響する場合があるためです。
特に、宝石の鑑別書やブランドのギャランティカード、証明書などが揃っている場合は、高値での買取が期待できます。
- おたからや査定員コメント
先述したブランドジュエリーを売却する際には、ギャランティカードや保証書、付属品が揃っていると、より高価買取が期待できます。
しかし、保証書や付属品がない場合でもご安心ください。おたからやでは、ブランドジュエリーの買取経験が豊富な査定員が、お品物を正確に査定し、適正な価格で買取しております。
現在、おたからやでは、ブランドジュエリーを強化買取中です。大切なお品物の売却を検討されている方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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これにより、アクアマリンの買取をはじめとする宝石の価値を正確に見極め、高価買取が実現します。
また、鑑定書や鑑別書がなくても買取が可能ですので、安心してご相談ください。
お客様の大切な宝石・ジュエリーを最大限に評価し、ご納得いただける買取価格をご提示いたします。
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