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K18刻印の金の偽物にはどのような種類がある?本物との見分け方についても解説

一口に金といっても、純度に応じて価値が変わります。金製品には、純度に準じた数字が刻印されていることが一般的です。例えば、K18やK24といった数字を目にしたことがある方もいるでしょう。

金製品の価値を見極めるには、純度に関する正しい知識が必要です。また、なかには本物を偽った製品がある点にも注意しなくてはなりません。

そこで今回は、K18刻印の概要や偽物の種類、本物との見分け方について解説します。

K18刻印は「金含有率」を表す

そもそも「K(Karat)」は、金の純度(品位)を表す単位で、24が最高値です。カラットはダイヤモンドでは質量を表しますが、金においては純度を示すことを覚えておきましょう。

「18」という数字は、24分率で表す金の含有率を指しているため、K18の場合は金が75%含有されていることになります。

貴金属の品位証明制度については、1300年代にイギリスのエドワード一世が初めて制定したといわれています。日本では、1929年に造幣局の貴金属製品品位証明規則が定められたことにより、刻印が取り入れられました。

K18も含めた純度別の金含有率は、以下のとおりです。

純度の刻印 金含有率
K24 99.9%~100%
K22 91.7%
K20 83.3%
K18 75%
K14 58.5%
K10 41.6%

「K18」と同じ金含有率を表す刻印

K18以外の刻印として、「18K」「18KT」「18KP」などの種類がありますが、いずれも18金です。

K18という表記が日本産の金製品に使われているのに対し、「18K」はおもに海外で生産された金製品で用いられている傾向にあります。

「KT」や「KP」表示については、見慣れない方も多いでしょう。KTはKと同じくカラットの略です。KPはK(カラット)に、「完全なる、本当に」などの意味を持つ「P(Plumb)」という単語が付いています。いずれも、海外で使われている正式な表記です。

K18刻印の偽物にはどのような種類がある?

K18と表記されている場合でも、なかには偽物も存在します。K18刻印のうち、偽物の製品について種類別に紹介します。

金メッキ・金張りの加工を施している

まずは、金メッキや金張りの加工を施しているにもかかわらず、「K18」など金含有率75%の金製品と偽っているケースです。

本来は、金メッキなら「K18GP」、金張りであれば「K18GF」などの刻印をしなければなりません。

金メッキと金張りは、加工の方法が異なります。金メッキは、電気分解や化学反応によって、金の膜を金属に付着させる加工です。一方、金張りは薄い板状の金を熱で金属に圧着する加工になります。

純度の異なる金を使っている

前述のとおり、K24が純金であるのに対して、数字が小さくなるごとに金の純度は下がっていきます。

しかし、K18と刻印しているものの、実際はK14など純度の低い金を用いているケースもあり、特に海外製の場合は要注意です。

もちろん純度が低い場合も、金製品としての価値は付きますが、虚偽の表示をしているため偽物として扱われます。

日本では厳しい基準が設けられているため、国内店舗で購入する製品が偽物である可能性は低いでしょう。

部分的に偽物の金を使っている

アクセサリーなど複数のパーツで構成される製品の場合、チェーンの接続箇所や留め具など、一部に偽物の金が使用されているケースがあります。

K18と刻印されているにもかかわらず、一部のみ純度の落ちる金や金メッキの部品が使われている場合は、偽物といえます。

留め具などパーツ単位でのごまかしを初見で見破るのは難しいでしょう。細かな部分まで鑑定できる業者に見てもらうことで、正しい価値がわかります。

K18刻印の偽物と本物の見分け方

K18刻印の偽物と本物の見分け方について解説します。見分け方には、おもに以下の5つの方法があります。

刻印を確認する

まずは、18金であることを表す「K18」など、正しい刻印が施されているか確認しましょう。

さらに、各国の造幣局や国の機関などの審査を経て、認定されたことを証明する「ホールマーク」が付いている製品は、本物としての信頼性が高いといえます。日本の場合は、国旗のホールマークが用いられています。

磁石を近づけてみる

金が磁石に引っ付かない性質を利用して、磁石を近づけて偽物か本物かを確かめる方法も有効です。

対象の金製品が磁石に引っ付く場合、メッキ加工などを施された偽物の可能性があります。刻印のない金製品にも活用できる方法です。

ただし、銀や錫(スズ)をベースに使って金メッキが施されている際は、本物の金と同様、磁石に反応しません。

磁石を使用するのは比較的手軽な方法ですが、確実に真偽を判定できるわけではなく、あくまで一つの選択肢として考えておくとよいでしょう。

色味をチェックする

金には純度に応じて、色味が変化していく特徴があります。

純金のK24は濃いオレンジ系の色味をしていますが、純度が下がるほど明るいイエロー系の色味に変わっていきます。純度の低いK10程度になると、金特有の輝きが減り、色味は暗くなるのが一般的です。

ただし、色味で本物であるか判断するには、普段から見慣れていないと難しいでしょう。確実に純金だとわかっている製品が手元にある場合、比較は有効です。

なお、カラーゴールドのバリエーションにも注意が必要です。

例えば、K18に「WG」の刻印があるとホワイトゴールド、「PG」の刻印があるとピンクゴールドとなるため、単純に色味だけで判断するのは難しいおそれがあります。

剥離してないか確認する

金メッキ製品の場合、摩耗や衝撃で傷が付くと、だんだんとメッキが剥がれてくるケースがあります。単なる汚れや傷ではなく、メッキが剥離している場合は、偽物であると判断できます。

さらに磁石にも引き寄せられる場合には、金メッキ製である可能性が高いでしょう。

比重を調べる

金かどうか調べる方法として、水を使って比重を調べる方法もあります。純度によって金の比重値は異なり、K18の比重値は「14.84~16.12」です。

水を使えば、比重値は自宅でも比較的容易に調べられます。

【調べる手順】

  1. 金製品の重さをあらかじめ計っておく
  2. 目盛り付きの計量カップなどの容器に水を入れて、糸につないだ金製品を投入する
  3. 金製品が容器の底につかずに浮かんでいる状態になるよう、糸の長さを調節する
  4. もともとの水の体積から増えた分を金製品の体積として、以下の計算式に当てはめて計算する

比重=「重さ÷増えた水の体積」

比重値から大きく外れるときには、偽物の可能性が考えられます。ただし、中が空洞になっている、宝石など金以外の素材も用いられている製品では、正しい数値を測れません。

■金の刻印がなくても偽物とは限らない!

金製のアクセサリーなどでは、刻印部分の欠けや表面の摩耗などで、刻印が読み取れなくなったり、薄くなったりするケースもあります。また、もともと刻印がない金製品もあります。

刻印が確認できない金製品の価値の判別は難しくなるため、専門的な知識や機器を備えていない買取業者では、査定を断られることが多いでしょう。

ただし、刻印がなくとも、専門的な知識とノウハウがあればそのほかの方法で金の純度を調べることは可能です。金の買取実績が豊富で、正しい価値を見極めてくれる専門業者へ相談しましょう。

「おたからや」なら刻印なしでも、金であれば買取が可能です。

店頭買取と出張買取から自身のニーズに見合った方法を選べるうえ、査定料や出張料などの負担も必要ありません。もちろん査定だけでもかまいません。

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まとめ

金含有率によって、純度の刻印の数字は変わります。K18の場合は金が75%含有されていることを表しています。

ただし、海外では日本と異なる表記をする場合があるほか、なかには巧妙な偽物もあるため、正しいルールと本物の見極め方を理解しておきましょう。

保存状態などによって、元の刻印が確認できなくなる場合もあり、刻印がない=偽物とは限りません。おたからやでは、刻印がないケースでも金であれば買取可能です。ぜひお気軽にご相談ください。

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