※下記の画像は全てイメージです
ロレックス GMTマスターIIは、複数のタイムゾーンを同時に管理できる高機能パイロットウォッチです。この記事では、基本の特徴と初代モデルとの違い、バリエーションの選び方、相場の目安、購入時の注意点、そして高く売るコツまでを体系的に解説します。
初めての方にも、買い替え・売却を検討する方にも役立つ実務的なガイドを目指します。
Contents
ロレックス GMTマスターIIとは
GMTマスターIIは、独立可動の時針と24時間針、両方向回転ベゼルを組み合わせて、旅先の「現地時間」と自国の「ホームタイム」を直感的に読み取れるモデルです。視認性の高いダイヤル、防水性や耐磁性を備えた堅牢なケース、着用感に優れたブレスレットなど、実用性を重視した設計が特徴です。日常から出張・海外旅行まで幅広い場面で機能を発揮します。
一方で、ベゼルの色や素材の選択肢が豊富で、装いに合わせたコーディネート性も高く評価されています。スポーツモデルならではの耐久性と、ドレスウオッチに通じる端正なデザインを両立しており、初めての機械式としても、コレクションの軸としても長く満足度を保てます。以降の章で、違い・選び方・相場を順に整理します。
GMTマスターは2種類ある
ロレックスの航空時計は、1955年に誕生した初代GMTマスターと、機能拡張版として1982年に登場したGMTマスターⅡの二系統に大別されます。本節では両シリーズの開発経緯と基本設計を概観し、後続の中見出しで世代別の特徴を詳しく深掘りしていきます。
GMTマスターの特徴
GMTマスターはパンアメリカン航空の要請で開発され、24時間表示のGMT針と両方向回転ベゼルを組み合わせることで出発地と目的地の2タイムゾーンを即時把握できる実用時計として1955年に登場しました。
初代の青赤“ペプシ”配色を皮切りに、1960年代のケースサイズ拡大、1980年代のサファイア風防採用など四世代で改良を重ね、視認性重視のダイヤルレイアウトと瞬時日付変更機構が特徴です。プラスチック製インサートゆえの経年変化も愛好家からは味わいと見なされ、現在もヴィンテージ市場で高い人気を誇ります。
GMTマスターⅡの特徴
GMTマスターⅡは1982年、通常時針を単独可動させる新キャリバーを搭載して誕生しました。ベゼル操作と合わせれば三つのタイムゾーンを同時表示でき、長距離フライトや国際業務の利便性を大幅に向上しています。
2007年以降は退色や傷に強いセラクロムベゼル、耐磁・耐衝撃性に優れるブルーパラクロムひげゼンマイ、70時間駆動のCal.3285を順次採用し、精度・耐久性・メンテナンス性を総合的に底上げしています。左リューズ仕様や多彩なツートンカラーも追加され、現行ロレックス屈指の人気スポーツモデルとして地位を確立しました。
ロレックスGMTマスター ⅠとⅡの違い
初代と現行モデルは外観が似ていても、時針制御、日付機構、ムーブメント素材、防水・耐磁性能など多方面で世代差があります。本節では実用性を左右する五つのポイントに絞り、両モデルの相違を具体的に比較します。
タイムゾーンの数
GMTマスターⅠは24時間針と回転ベゼルの組み合わせで2地点時刻を表示します。対してⅡは独立可動時針を備え、ベゼル操作と併用することで3地点の時刻を瞬時に読み取れます。地上・滞在先・目的地を同時管理できる利便性は国際線パイロットや多拠点ビジネスパーソンに大きな優位性をもたらしました。
クイックチェンジ機能の有無
GMTマスターⅠには0時瞬時に日付が切り替わるクイックチェンジが搭載されています。Ⅱでは時針単独可動を優先した結果、日付はゆっくりと切り替わる方式に変更され、部品点数の削減と故障リスク低減を実現しました。瞬時更新の爽快感を取るか、耐久性を取るかが選択ポイントとなります。
ゼンマイの性能
Ⅰのヒゲゼンマイは一般的な合金製で衝撃や磁気の影響を受けやすい一方、Ⅱではブルーパラクロムひげゼンマイを採用し耐磁性が約10倍向上しています。
カルシウム ニオブ合金の特性により温度変化にも強く、COSCを超える日差±2秒の高精度を安定して維持します。
ベゼルの素材
Ⅰはプラスチックやアルミニウム製インサートを用いたため退色や細かな傷が避けられませんでした。
Ⅱは硬度がダイヤ近似のセラクロムを採用し、紫外線や摩耗に強く発色の鮮やかさも長期間保持できます。美観と実用性の両立が図られています。
機能・耐久性・実用性
GMTマスターⅡは三地点表示やセラクロム採用、強化ムーブメントにより総合実用性が飛躍的に向上しています。防水ケースはねじ込みリューズとツインロック構造で100m耐水を確保し、時差修正は数秒で完了。
外観は伝統を踏襲しつつ内部は全面アップグレードされた“現代版ツールウォッチ”と言えるでしょう。
- おたからや査定員のコメント
初代GMTマスターはアルミベゼルと瞬時日付が味ですが、耐磁性と3地点表示を得たⅡは実用面で秀でます。ブルーパラクロムひげゼンマイとセラクロムベゼルが精度と外観を長期維持できます。付属品がなくても未研磨ケース、夜光の揃い、時針操作の節度が良好なら高査定を狙えます。旧型は色焼けベゼルも風合いとして評価されるため、劣化と個性の見極めが鍵です。
GMTマスター Ⅱのベゼルカラーの種類
GMTマスターⅡは、ロレックス独自のセラクロム技術によって退色と傷に強い七つのカラーバリエーションを実現しています。
視認性の確保だけでなく着用シーンに合わせた個性の演出が可能であり、多彩な配色がコレクション性を高めています。以下では代表的な配色ごとの特徴と適したシーンを解説いたします。
青×赤(ペプシ)
青赤ツートンは1955年の初代から続く伝統色です。セラクロムでも鮮やかな発色を維持し、昼夜判読のしやすさに加えブランドの象徴として世界的に認知されています。
ビジネスからカジュアルまで幅広く調和し、初めてのGMTマスターⅡとして選ばれる割合が高いことも特長です。資産価値が安定しているため長期保有を検討する方にも適しています。
黒
単色ブラックはフォーマル度が高く、会議や商談といったビジネスシーンでも違和感がありません。深みのある黒光りを放つセラクロムは小傷や退色に強く、美観を長期間キープできます。
装飾を抑えることで文字盤とハンズの視認性が向上し、一本でオンオフをこなしたい利用者に向いています。中古相場も安定しており堅実派に支持されています。
黒×赤(コーク)
黒赤ツートンは1982年デビューのRef.16760に採用され、視認性と精悍な印象を兼備しています。現行モデルには設定がないため希少性が高く、ヴィンテージ市場でプレミアム価格が付くこともしばしばです。
スポーティーながら大人びた色気を演出できるため、個性と資産価値の両立を重視するコレクターに人気があります。
黒×青(バットマン)
2013 年発表の黒青ツートンは青赤より落ち着きつつ個性を主張でき、若年層を中心に高評価を獲得しています。GMT針のブルーがダイヤルを引き締め、ジュビリーとオイスターブレスの両方を選択できる点も魅力です。
供給不足により新品・中古ともにプレミアムが続いており、将来的な資産価値にも期待が持てます。
茶×金
ブラウンとゴールドの組合せはロレゾール仕様限定で採用され、温かみと上質感を両立します。ブラウンがゴールドの艶を引き立て、ビジネスカジュアルやリゾートスタイルで落ち着いた華やかさを演出します。
セラクロムの光沢で高級感を長年維持でき、希少価値を重視する方に選ばれています。
茶
単色ブラウンはゴールド無垢モデル専用色で、重厚かつエレガントな雰囲気を醸し出します。肌なじみが良くフォーマルシーンでも品位を損なわないため、ハイエンドユーザーに好評です。
流通量が極めて少なく、正規店でも予約必須となる入手難度の高さが魅力を後押ししています。
黒×茶(ルートビア)
2018 年にエバーローズゴールドモデルで復活した黒茶ツートンは、ブラックのクールさとチョコレートブラウンの柔らかさを融合した新感覚の配色です。
ローズゴールドとの統一感が高く、ビジネスでも華美になり過ぎません。将来性とデザイン性を兼ね備えたバリエーションとして注目度が高まっています。
GMTマスター Ⅱのブレスレットの種類
GMTマスターⅡにはスポーティーなオイスターブレスレットと、ドレッシーなジュビリーブレスレットの二系統が用意されています。
どちらも微調整機構を備え、装着感やシーン適性で好みが分かれます。以下でそれぞれの特徴を比較いたします。
オイスターブレスレット
オイスターブレスレットは三連リンク構造による高剛性と防水性能を備え、激しい動作でも伸びにくい設計です。フラット面の光反射が控えめでビジネススーツにも自然に溶け込みます。
グライドロックやイージーリンクシステムが装備されており、気温差による手首周りの変化にも工具不要で対応可能です。日常使用からアウトドアまで一本でこなしたい方に最適な万能ブレスレットといえます。
ジュビリーブレスレット
ジュビリーブレスレットは五連リンク構造によるしなやかなフィット感と華やかな光沢が特徴です。中央リンクが小さいため長時間装着しても圧迫感が少なく、パーティーや商談などフォーマルな場面で品格を保てます。
外側サテン、中央ポリッシュ仕上げによりスポーティーさとエレガンスを両立。セーフティクラスプとイージーリンクによる 5 mm 延長機構で季節や長旅でも快適性を確保できます。
GMTマスター Ⅱの素材の種類
GMTマスター Ⅱには3種類の素材があり、それぞれ異なる特徴があります。
1つずつチェックして、どのモデルが自分に合っているかを見ていきましょう。
オイスタースチール
オイスタースチールはSUS904L系合金を用いたロレックス独自素材で、316Lより高い耐蝕性と光沢保持力を備えます。軽量で傷に強く、スポーツモデルの実用性と資産性を両立するため最も人気の高いカテゴリです。
青赤・黒青・黒など多彩なベゼル色を選択でき、左リューズ仕様といった派生も登場しています。価格帯は比較的手が届きやすくリセールも堅調なため、初めてのGMTマスターⅡを検討する方におすすめです。
Ref.126710BLRO
126710BLROは青赤“ペプシ”ベゼルをステンレスモデルで復活させた現行機種です。Cal.3285を搭載し、70時間パワーリザーブと高耐磁・高精度を実現しました。
ジュビリーブレス標準装備で装着感と煌びやかさを両立し、正規店でも入手難が続く希少性が資産価値を押し上げています。
Ref.126710BLNR
126710BLNRは黒青“バットマン”ベゼルを採用し、2021年にオイスターブレス仕様を追加して選択肢を拡大しました。Cal.3285による長時間駆動とブルーパラクロムひげゼンマイで耐磁性を確保しています。
青いGMT針が視認性を高め、オンオフ問わず使える洗練された配色が特徴です。
Ref.116710BLNR
116710BLNRは2013年に登場した黒青ベゼルの初代モデルで、Cal.3186を搭載しました。
初めてセラクロムにツートンカラーを実装した技術的里程標とされ、市場では“ファーストバットマン”として高いプレミアム価格を維持しています。やや厚みのあるケースがタフな印象を与えます。
Ref.116710LN
116710LNは2007年にセラクロム単色黒ベゼルを採用したパイオニア的存在です。マキシダイヤルで夜光面積を拡大し、視認性を向上しました。
Cal.3186が安定した精度を提供し、シンプルな外観ゆえビジネスシーンに溶け込みます。2019年の生産終了で希少価値が上昇中です。
Ref.126720VTNR
126720VTNRは2022年発表の左リューズ“レフティ”仕様で、黒緑“スプライト”ベゼルを備えます。Cal.3285により70時間駆動を確保し、日付表示も左側に移設しました。
左右対称の装着感とユニークなデザインが話題となり、従来ユーザーはもちろん左利きの愛好家からも高い注目を集めています。
オイスタースチール&ゴールド
ロレゾールはステンレスの実用性と18Kゴールドの華やかさを兼備し、オンオフをまたいで使える中庸のテイストが魅力です。
リンク中央のゴールドが光を受けて輝き、セラクロムベゼルの濃色と好対照を成すため高級感が際立ちます。価格は無垢より抑えられつつ、ステンレスよりリセールが堅調なことから投資用としても評価されています。
Ref.126711CHNR
126711CHNRは2018年に発表されたエバーローズロレゾール仕様で、黒茶“ルートビア”ベゼルを採用したモデルです。
Cal.3285搭載で70時間駆動を確保し、ローズゴールドの温かみとブラウンの落ち着きがレトロモダンな雰囲気を演出します。ビジネスカジュアルからリゾートまで幅広く映える一本です。
Ref.116713LN
116713LNは2006年登場のイエローロレゾール×黒ベゼルモデルで、無垢コマを用いた高剛性ブレスを装備したモデルです。
Cal.3186が安定した精度を支え、セラクロムとイエローゴールドのコントラストがラグジュアリー感を高めます。2019年までの長期生産で流通量はあるものの人気は根強く、今後の価格上昇も見込まれます。
ゴールド
ゴールド無垢モデルは18Kイエローまたはエバーローズを全面に用い、圧倒的な存在感と資産価値を誇ります。セラクロムとの組合せで耐傷・退色性も確保され、華やかさと実用性を両立しています。
重量は増しますがジュビリーブレスが手首に沿うため装着感は意外に軽快です。高額ながらリセール強度が高い点も魅力となっています。
Ref.126715CHNR
126715CHNRはエバーローズゴールド無垢ケースに黒茶ベゼルを組み合わせた2018年発表モデルです。Cal.3285により70時間駆動と高耐磁性を実現しました。
ピンクがかったゴールドとチョコレートブラウンの相性が抜群で、スポーティーながらエレガントな印象を与えます。
Ref.126718GRNR
126718GRNRは2023年発表のイエローゴールド無垢モデルで、黒灰ベゼルが昼夜を色分けします。
新型クラスプとジュビリーブレスの採用により重量感を抑えた装着性を確保しています。希少な配色と圧倒的なゴールドの輝きで、ハイエンドユーザーのコレクション価値を一段と引き上げる一本です。
GMTマスターの選び方
現行モデルは高耐磁・高パワーリザーブで整備周期が読みやすく、旧型は軽快さと経年変化を楽しめます。本節では世代ごとの特長を整理し、使用シーンや将来の売却価値まで見据えた選択指針を提示します。
世代で選ぶ
現行Cal.3285 搭載機は70時間駆動と耐磁ブルーパラクロムひげゼンマイを備え、長距離移動やデスクワークでも時差修正と精度維持が容易です。一方、アルミベゼル期の旧型は軽量で風合いの変化が魅力となり、価格帯も広いので予算に合わせやすいのが利点です。
整備費や部品供給の安定度は現行が優れますが、ヴィンテージ特有の味を優先するなら旧型も選択肢に入ります。まずは使用頻度とメンテナンス計画を洗い出し、ライフスタイルに合う世代を決めると長期満足につながります。
使用シーンに合わせたの素材で選ぶ
日常使い中心で傷や汗を気にせず着用したい場合は、耐蝕性に優れるオイスタースチールが安心です。ビジネスとフォーマルをまたぐ場面が多ければ、スチール&ゴールドのロレゾールが程良い華やかさを添えます。
社交行事やドレスコードが厳しい席では、ゴールド無垢が装飾品としての格を高めますが、重量増と保険料の上昇も念頭に置きましょう。素材の選択は見た目だけでなく取り扱いコストにも影響しますので、購入前に保険・研磨・メンテ費を含む総コストを試算することが失敗を防ぐ鍵です。
ベゼル配色とワードローブの相性で選ぶ
青赤“ペプシ”はカジュアルスタイルを引き立て、ネイビー系スーツとも好相性です。黒青“バットマン”は落ち着きと個性を両立し、オンオフ兼用しやすい万能色といえます。単色黒はフォーマル度が高く、商談や式典でも品位を保ちたい方に最適です。
ブラウンや黒茶系はウォームトーンの服やレザー小物と合わせると統一感が生まれ、リゾートやビジネスカジュアルで映えます。手持ちのジャケット・シューズ・ベルトの色数を棚卸しし、最も着用機会が増えそうな配色を選ぶと稼働率が高まります。
リセールを意識した付属品や人気色で選ぶ
将来的な売却を視野に入れるなら、国際保証書・箱・駒・タグが揃ったフルセットを確保することが価格維持の基本です。人気色は青赤と黒青が双璧で、市場流通量が多くても需要が上回るため価格下落が緩やかです。
限定色や左リューズ仕様など話題性の高い派生は短期でプレミアムが付く反面、需給変動リスクもあります。購入時には直近の取引相場と在庫推移を複数店で確認し、付属完備の美品を選択すると将来の下取り交渉で優位に立てます。
ロレックス GMTマスターIIの価値・相場の目安
GMTマスターIIは現在定価で約160万円〜で販売されています。モデルによっては200万円以上のものもあり、幅広いモデルが展開されています。
人気のステンレス製では青赤や青黒など需要が厚く、中古でも定価超えの水準で推移しがちです。無垢やコンビは素材価値と希少性が上乗せされ、流通量の少なさが価格を押し上げます。状態や整備履歴も評価差の要因になります。
中古相場も約160万円〜と新品価格と変わらない価値があり、新品よりも高い価格で販売されているモデルも存在するほどの人気ぶりです。
ロレックス GMTマスターIIの購入時の注意点
高額なGMTマスターIIを安心して手に入れるには、販売店の信頼性と個体の健全性を多角的に確認する姿勢が欠かせません。新品入手が難しい現状では中古購入が現実的で、見るべき項目を事前に整理すれば失敗を避けられます。
以下では真贋と状態確認の要点、そして価格判断の進め方を順に解説します。付属品や整備履歴の確認方法、相場の読み方まで押さえ、納得の判断につなげましょう。
信頼できる販売店を利用する
購入先は真贋保証とアフターサービスの体制で選びます。実店舗を持つ専門店や正規販売店系のリセールが安心で、返品規定や保証期間、整備明細の開示姿勢も指標になります。オークションや個人取引は価格が魅力でも、写真だけでは細部の不一致を見落としやすく、リスク管理が難しいです。
個体確認ではケース・ブレスの刻印、シリアルと保証書の一致、夜光や針の仕様、ベゼル書体など年代整合性を総合でチェックします。裏蓋開封は避けつつ、精度・巻上げ感・針合わせの節度も試すと安心です。迷う場合は第三者鑑定や自社工房での検品を条件に交渉すると良いでしょう。
価格相場をリサーチして適切な製品を選ぶ
相場把握は“複数ソース×同条件比較”が基本です。販売価格だけでなく買取相場も並べ、年式・付属品・状態・ブレス仕様を揃えて中央値を見ると判断がぶれにくくなります。短期変動を避けるため、直近3か月程度の推移でトレンドを確認し、極端な高値・安値は除外します。
実際の購入では、総額に含まれる整備・保証の内容まで可視化し、将来の売却見込みも織り込みます。人気配色は回転が速い一方で在庫薄に伴う上振れもあり得ます。焦らず候補を絞り、試着と比較を経て納得価格で決める姿勢が結果的に満足度を高めます。値引き交渉は付帯条件の改善から始めると通りやすいです。
ロレックス GMTマスターIIを高く売るためのポイント
GMTマスターIIを好条件で手放すには、査定前の準備と提示資料、そして売却時期の見極めが成否を分けます。
ここでは「付属品の完備」「時計自体のコンディション管理」「相場が上向くタイミング選定」という3つの軸から、高値成約へ直結する実践策を詳しく解説いたします。
付属品は揃える
保証書・外箱・取扱説明書・余りコマ・タグなどを一式で提示すると、真贋確認や再販コストが省けるため査定額が上振れしやすくなります。特に2010年以降の個体はシリアルがランダム化されているため、国際保証カードの有無が年式判定の鍵となり、金額差が大きく生じます。
加えて正規サービスセンターのオーバーホール領収書、購入店舗の名刺やレシートのコピーなど来歴を裏付ける書類を添えると信頼度が向上し、減額要因の回避に役立ちます。ブレス調整で外した駒や保護シールの残存も未使用度を示す材料となるため、忘れずにそろえておきましょう。
時計のコンディションを整える
査定前は過度な研磨を避け、柔らかいクロスでケースとブレスの皮脂を拭き取り、隙間は乾いたブラシで埃を落とします。研磨痕はマイナス評価につながるため、自分で磨かず現状を正直に申告する方が無難です。
可動部の異音がないかチェックし、防水や精度は自己調整せずプロに委ねましょう。保管時は乾燥したケースに収め、タバコや香水の匂い移りを防ぐと印象が向上します。保護シールが残っている場合は剥がさず提示すると“未使用感”の加点が期待できます。
適切な売却タイミングを選ぶ
ロレックスは定価改定や新作発表、人気配色の供給減、円安などで二次相場が急変します。価格改定直後やボーナス期、話題性の高い限定モデルの登場時は需要が強まり、高値提示を引き出しやすいです。反対に在庫が潤沢な局面や相場が軟化している時期は急がず様子見が賢明になります。
複数社から同条件で事前見積もりを取り、提示額の根拠や手数料、入金スピードまで比較して総額で最良の選択を行いましょう。下取りや委託販売を併用すれば実質的な手取りアップも狙えます。
「おたからや」では、ロレックスに精通した鑑定員が常駐しているため、いつでも市場価格を反映した正確な査定額を提示いたします。全国どこの店舗でも無料査定を実施しているので、価値を知りたいという方でもお気軽にご来店ください。
まとめ
GMTマスターIIは、独立可動の時針と回転ベゼルにより複数時間帯を同時に把握できる実用性と、豊富なベゼル配色や素材展開を併せ持つコレクションです。人気と流動性が高く、適切に維持された個体は中古市場でも安定した評価を得やすい点が大きな魅力になります。
旧型の風合いと現行の堅牢性、二極の魅力も併存し、好みに応じた選択ができます。ベゼル素材の違いによる見え方や装着感、ブレスレットのキャラクターも体験を豊かにします。
購入時は信頼できる販売店で真贋・状態・相場を丁寧に確認し、売却時は付属品の完備と簡易クリーニング、複数査定とタイミング判断で条件を引き上げます。知識と準備を積み重ねれば、愛用と資産性の両立が可能です。相場が揺れる局面でも、情報の更新と冷静な意思決定が結果を導きます。用途と予算に整合する1本を選べば、日常でも旅先でも頼れる相棒として長く活躍します。
「おたからや」での「GMTマスター」の参考買取価格
「おたからや」での「GMTマスター」の参考買取価格をご紹介します。
商品画像 | モデル名 | 参考買取価格帯(目安) |
---|---|---|
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ロレックス GMTマスターII SS 126710BLRO | 3,513,400円 |
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ロレックス GMTマスターⅡ SS 126720VTNR | 2,909,500円 |
![]() |
ロレックス GMTマスターII SS ブラック 126710BLNR | 2,871,000円 |
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ロレックス GMTマスターII SS ブラック ペプシ 16710 | 2,123,000円 |
![]() |
ロレックス GMTマスター 1675 ブラック | 2,865,500円 |
※状態や付属品の有無、時期によって買取価格が異なりますので詳細はお問い合わせください。
GMTマスターはセラクロムベゼルの発色均一性とクリック感、ブレスレットの伸びやポリッシュ歴が評価の要です。
現行機の自社ムーブメントは精度安定性が加点要素となり、ヴィンテージ個体はオリジナル夜光の色味と針・インデックスの揃い具合が重視されます。付属品がなくても査定可能ですので、まずは店頭でご相談ください。
- おたからや査定員のコメント
独立時針とセラクロムベゼルで実用性と彩度を両立するGMTマスターIIは、夜光焼けのないダイヤルとクリック感の良いベゼルが高評価に直結します。ブレス伸びや過度の研磨が少なく、日差±2秒内を維持できれば高評価の期待ができるでしょう。付属品がなくてもシリアルと整備履歴が確認できれば流動性は高く、配色人気のBLRO・BLNRは継続的な需要が期待できます。特に未研磨ケースのエッジとオリジナル針夜光の揃いはプレミアムを後押しします。
GMTマスターの買取なら「おたからや」
GMTマスターを高く売りたい、そんな時は買取専門店「おたからや」にお任せください。
全国に1,450店舗以上を展開する業界最大級の買取チェーンで、2000年の創業以来20年以上にわたり高価買取サービスを提供してきた歴史があります。
ロレックスをはじめとする高級腕時計の買取実績も非常に豊富で、各店舗にはブランド時計の知識に精通した鑑定士が在籍しているため、お持ちのGMTマスターもしっかりと適正評価してもらえます。
GMTマスターのコンビモデルを売却検討中の方は、ぜひ一度「おたからや」の無料査定を試してみてはいかがでしょうか。
高級ブランド時計の多くは価格改定がされており、新品・中古問わず需要が高まり買取価格も上昇傾向にありますので、売却にはベストなタイミングといえます。
ブランド時計の高価買取はおたからやにお任せください。
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期間:8月11日(月)-17日(日) 5,000円以上ご成約で 抽選で10名様に買取金額最大3倍現金プレゼント ※:抽選はお一人様1回までとなります。 ※:1回の当選につき10万円を上限金額といたします。 ※:当選者様へはキャンペーン終了後1ヶ月以内にDM発送にてご連絡いたします。 ※:DM送付不可のお客様は当キャンペーンの抽選対象外となります。 ※:当選金の受け取り方法は、DMに記載の「問い合わせ窓口」へお問い合わせください。受け取り方法をご案内いたします。 ※:DMに記載の期限内にお問い合わせいただけない場合は、当選辞退とさせていただきます。予めご了承ください。 ※:他キャンペーンとの併用はできません。 ※:ご不明な点がございましたら査定員またはお電話にてお問い合わせください。
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