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プラチナ投資に将来性はある?現状の市場価格から長期予測まで徹底解説

プラチナ

近年の市場動向や価格変動を見て、プラチナ投資の将来性が気になるという方は急増しています。

プラチナは、金と肩を並べるほど貴金属の中で人気の素材であるのに加え、工業や医療分野においても注目を集めています。

この記事では、プラチナ市場における価格変動の状況や将来性、価格に影響を及ぼす要因をご紹介いたします。

プラチナの需要を踏まえた今後の予測や投資におけるポイントもご紹介しますので、プラチナ投資に興味がある方は、ぜひ最後までご覧ください。

 

プラチナ投資の現状と将来性は?

プラチナ投資の現状と将来性は?

 

プラチナは、わずか数年で下落と回復を繰り返している投資資産です。

ここでは、30年前のプラチナ相場と比較したときの推移や、投資資産としての将来性についてご紹介します。

 

30年前と現状のプラチナ相場の違い

プラチナ投資を始めるにあたって大切なのは、直近のプラチナ相場だけでなく、過去の市場相場を確認しておくことです。

今後、プラチナ相場がどのように推移していくのかを予測するとき、これまでに起こった価格の変動やその背景を知っておく必要があります。

例えば、30年前の1994年の平均価格を2024年と比較したとき、次のような違いがあります。

 

平均市場価格

(1グラムあたり)

1994年 1,434円
2024年 5,219円

 

30年という長期的な視点で見てみると、プラチナの市場価格は約3.5倍に上昇していることが分かります。

しかし、プラチナの市場価格は、順調に上昇しながら推移してきたわけではありません。

2008年のリーマンショックや、2015年の世界的なディーゼル車離れは、プラチナの市場価格の大きな下落につながりました。

 

プラチナの価値がゼロになることは考えにくい

プラチナ投資をするにあたって、「価値がゼロになってしまうのではないか」と不安に思う方は少なくありません。

しかし、プラチナの価値がゼロになるのは考えにくいと言えます。

その理由の1つが、採掘量です。プラチナの採掘量の累計は、約7,200トンと言われています。

一方、希少価値が高いと言われる金の採掘量は、約21万2,582トンであり、プラチナは金の約30分の1しか採掘されていません。

また、プラチナはジュエリーやアクセサリーだけでなく、液晶テレビの基板やパソコンのハードディスクなどにも用いられており、私たちの生活に欠かせない素材です。

採掘量の少なさに加え、工業分野における需要が高いプラチナは、将来的にも価値がなくなることは考えにくい投資資産だと言えます。

 

  •  おたからや査定員のコメント
伊東

プラチナは、需要と供給のバランスに大きく影響を受ける素材で、景気の動向にも影響されます。

しかし、変動リスクを持つプラチナは、市場価格の変動から短期的なリターンを得やすい投資資産とも言えます。

そのため、プラチナ投資では、最新の相場を確認することが大切です。

おたからやでは、毎日プラチナの買取相場を公開しておりますので、ぜひご参考にしてください。

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プラチナ投資の将来性に影響する要因とは?

プラチナ投資の将来性に影響する要因とは?

 

プラチナは、将来的に価格の上昇が予想されている投資資産です。

ここでは、プラチナ投資の将来性に影響しやすい要因を具体的にご紹介いたします。

 

工業・産業分野での需要

プラチナは、工業・産業分野での需要が増えれば、市場価値が上昇します。

ジュエリーとして高い人気を誇るプラチナですが、需要の約6割が工業・産業用、約1割が投資用途となり、宝飾品としてはわずか3割程度しか需要がありません。

なお、工業・産業分野において、プラチナが使用される業界には、次のようなものが挙げられます。

 

  1. 自動車産業
  2. 宇宙開発
  3. 水素製造
  4. 燃料技術

特に、自動車産業では、排ガスを浄化する触媒として多く用いられており、将来的には電気自動車の燃料技術においての需要も期待されています。

一方で、工業・産業分野での需要が低迷すれば、価値が下落する恐れがあるのも事実です。

2020年から始まったコロナショックにおいて、自動車産業は稼働停止や生産能力の低下、世界規模の半導体不足によって、大きく業績が下がりました。

しかし、今後は世界的に環境規制が強化され、プラチナを使用するディーゼル車の需要が拡大されると予測できます。

また、電気自動車の電極触媒、ハイブリッド車の燃料電池(蓄電池)に使用されているのはプラチナです。

さらに、脱酸素社会を実現させるための水素エネルギー分野では、水素を作るための固体高分子型水電解装置にプラチナが用いられています。

そのため、工業・産業分野におけるプラチナの需要の高まりは、今後も期待されています。

 

主な消費国の景気

プラチナを多く消費する国の経済情勢も、プラチナの需要に大きく影響します。

特に、自動車産業が盛んな国の景気は大きく影響します。

 

  1. 中国
  2. アメリカ
  3. 日本
  4. ドイツ

上記の4ヵ国は自動車の販売台数が多い国ですが、国内の景気が悪ければ販売台数も減り、需要が低迷します。

逆に、景気が上がれば販売台数は増え、自動車産業が活発化するため、プラチナの需要は高まります。

 

産出国の経済情勢

産出している国の経済状況や政治的な動向も、プラチナの価格変動を引き起こす要因の1つです。

プラチナを供給している産出国はわずかで、半数以上が南アフリカ共和国に偏っています。

 

主な産出国 産出割合
南アフリカ共和国 56.4%
ロシア 11.0%
北米 4.1%
ジンバブエ 7.3%

 

例えば、2014年に起きた南アフリカの大規模ストライキでは、プラチナの供給環境が大きく混乱しました。

プラチナの市場相場は急激に変動し、ストライキ発生前より1,000円ほども上昇したのです。

つまり、1つの国の状況が、プラチナの世界全体での価格を大きく変える可能性があると言えます。

 

医療分野での需要拡大

プラチナは、3つの特性から医療分野での利用に向いていると言われています。

 

  1. 人体に影響しにくい
  2. レントゲンに写りやすい
  3. 電気の伝導率が高い

上記の特性を活かし、ペースメーカーや人工内耳、血糖値測定器などにもプラチナが使用されています。

また、がん治療の最前線でもプラチナベースの抗がん剤(白金製剤)が用いられています。

白金製剤は長い実績をもとに、胃がんや小腸がん、子宮頸がんや扁平上皮のがんなど、多くの固形がんに適用されるようになりました。

今後、新たにプラチナを用いた医療技術が開発されれば、プラチナの需要は更に伸びる可能性があります。

 

  • おたからや査定員のコメント
伊東

プラチナは、需給の低下に影響されやすい素材であると言えますが、将来性の高い素材でもあり、投資資産としても注目されています。

長期的な視点では、様々な分野で需要が高まることも予想されていることから、使用感のあるジュエリーやアクセサリーでも資産価値が見込めます。

プラチナ製品をお持ちの方で価値が気になる方は、市場価値に精通した査定員が在籍する、おたからやの無料査定をぜひご利用ください。

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プラチナ投資の将来性を予測

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将来的な展望を予測しておくことが、プラチナ投資における重要なポイントです。

そこで、投資家が考えるプラチナ投資の見通しを短期・長期に分けてご紹介いたします。

 

短期的な見通し

プラチナ投資は市場価格の変動が激しく、短期的な予想が難しい側面を持っています。

長引く世界的なインフレ経済によってプラチナの価値は上昇しているものの、短期的に大きなリターンを得にくい特性があります。

プラチナは、金と同じ現物資産としての利益を狙いやすい資産ですが、価格に大きく影響するのは、需要と供給のバランスです。

そのため、プラチナの価格は時代の流れや技術の進歩とともにゆっくり上昇しやすく、短期的な上昇には期待しにくいと言えます。

 

長期的な見通し

プラチナ投資を10年や20年先の長期的な視点で見ると、需要拡大から価値を上昇させていくと考えられます。

2030年から2050年代まで先を見据えながら、脱炭素に向けた政策を世界各国が実施していることを背景に、プラチナの需要が高く推移すると予測できます。

希少価値の高さはプラチナが金に勝っていますが、2015年から価格が逆転している状態です。

プラチナの価格は、世界的なインフレで上昇する金とは逆で、世界経済への不安が高まると下落する傾向があります。

リスクヘッジの資産としてプラチナが選ばれることが多いものの、価格変動は経済成長や景気の良さと比例していることも事実です。

プラチナの需要拡大と世界経済の安定の2つが揃えば、再び金とプラチナの価格差が狭まる可能性があると言えるでしょう。

 

プラチナ投資をするときのポイント

プラチナ投資をするときのポイント

 

プラチナ投資は、金と並ぶ代表的な貴金属投資です。

しかし、プラチナは投資先としての魅力を持ちながらも、価格が変動しやすい特徴があります。

ここでは、プラチナ投資で成功するための大切なポイントをご紹介しますので、投資を始める際にはぜひご参考にしてください。

 

プラチナ投資のリスク要因を理解する

プラチナ投資には、以下のリスク要因があります。

 

  1. 産業用の需要に依存しており、景気に影響されやすい
  2. 産出国に偏りがあり、地政学的リスクに弱い
  3. 新たな投資先の出現で、投資価値が下がる

前述の通り、経済や産出国の影響を受けやすく、別の投資先の人気が高まれば、投資価値が下がる可能性があります。

また、金市場と比べるとプラチナ市場の規模は小さく、少しの変化でも価値を短期的に大きく変動させる要因になってしまいます。

プラチナは、有望な投資資産ですが、複数のリスク要因があると理解しておくことが大切です。

 

長期的な視点で投資する

戦略に応じて、短期・中長期どちらにも適した投資である株式やFXとは異なり、プラチナ投資は長期的な視点の投資であると認識しておくことが大切です。

現物資産であるプラチナは、需要と供給のバランスが変化しても、価値がゼロになることはほぼないと言えます。

しかし、プラチナ投資を成功させるためには、プラチナの需要がどのような分野で成長しているのかを長期的に見ていくことが必要です。

 

プラチナ投資の市場を見極める

プラチナ市場は、日々変動しています。

そのため、プラチナ投資を始めるタイミングや、売却するタイミングを見計らっておくことが大切です。

プラチナ市場を見極めるための主なポイントは、以下の通りです。

 

  1. プラチナ価格の過去の推移を知る
  2. プラチナ価格が変動した背景を知る
  3. 現状が上がり始めか下がり始めかを見極める

プラチナ価格は、世界の経済状況や紛争状況などによって変動するため、過去の価格推移とその背景を理解しておくことが大切です。

視野を広く持ちながら、売買のタイミングを見極められるように準備しておくことが重要です。

 

  • おたからや査定員のコメント
伊東

プラチナ投資で大切なのは、最新の市場動向を意識しておくことです。

おたからやでは、最新の市場相場をもとに、プラチナの買取価格を毎日更新しておりますので、最新情報を確認する際はご参考にしてください。

さらに、売却のタイミングで悩んだときも、無料査定で気軽に価値を確認できるメリットがあります。

お手元にあるプラチナの価値を確認したい方は、専門の査定員が在籍するおたからやへお気軽にご相談ください。

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