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14金と18金はどう違う?色味・特徴・価値をわかりやすく紹介

14金と18金はどう違う?色味・特徴・価値をわかりやすく紹介

※下記の画像は全てイメージです

金はその輝きと希少性から、古くから人々に愛されてきた貴金属です。ジュエリーや腕時計、資産としても広く利用されています。中でも「14金(K14)」と「18金(K18)」は、代表的な金の素材として多くの製品に使われています。

どちらも純金に他の金属を混ぜて作られる合金です。しかし、その割合や組み合わせによって異なる見た目や特性を持ちます。純金は柔らかく扱いにくいという特性があり、そのままではジュエリーには利用しにくい素材です。そのため、耐久性やデザイン性を高める目的で、金の含有量を調整した18金や14金がジュエリーの主流となっています。

18金は金の含有率が高く、上品であたたかみのある色合いを持つのが特徴です。高級感を重視するジュエリーやブランドアイテムにも多く採用されています。一方で、14金は、日常的に使いやすい強度を備えた素材として親しまれています。金の割合が少ないぶん硬く、変形しにくいという点が特徴です。

この記事では、14金と18金の違いを中心に、金の純度と色の関係、割金の種類を徹底解説します。また、見分け方やお手入れのコツなどもわかりやすく紹介していきます。

14金と18金はどう違う?色味・特徴・価値をわかりやすく紹介

Contents

14金とは

14金(K14)は、金の含有率が約58.5%の合金です。残りの約41.5%には、銀や銅、パラジウムなどの金属が含まれています。純金(K24)は非常に柔らかく、傷や変形が起こりやすいです。そのため、アクセサリーなどには14金のように割金を加えた素材が使われます。これにより、硬度と耐久性が高まり、日常使いにも適した強さを持つのが特徴です。

18金よりも色味はやや淡く、落ち着いた印象を与えます。派手すぎず、上品でモダンな雰囲気を演出できるため、カジュアルジュエリーとしても人気があります。また、硬度が高いことから傷や摩耗に強く、美しい状態を長く保ちやすい点も魅力です。

14金は価格面でも18金に比べて手頃で、実用性とデザイン性を両立できる素材といえます。コスパにも優れ、普段使いからギフトまで幅広く選ばれている金素材といえるでしょう。

 

18金とは

18金(K18)は、金の含有率が約75%の合金で、残り25%に銀や銅、パラジウムなどを配合しています。純金に近い美しさを保ちながらも、割金によって強度と加工性を高めています。そのため、ジュエリー素材として最も一般的で人気の高い金です。

18金の特徴は、なんといってもその深みのある色合いと上品な輝きです。純金特有の温かみを感じさせつつ、繊細なデザインにも対応できる点が18金の魅力。そのため、婚約指輪やハイブランドのアクセサリーにも多く採用されています。

さらに、金の純度が高いため、変色や錆びに強く、長期間使用しても美しい光沢を保てます。肌にやさしくアレルギー反応が出にくい点も魅力で、「高級感」と「実用性」を兼ね備えた素材といえるでしょう。

 

14金と18金の違い

14金と18金は、どちらも金を主成分とする合金ですが、その性質や見た目には明確な違いがあります。最も大きな差は金の含有量。18金は金が約75%、14金は約58.5%含まれています。この割合の違いが、色味・硬さ・価格といった多くの要素に影響を与えています。

一般的に18金は、より濃い金色と柔らかさを持ち、高級感を重視したジュエリーに用いられやすいです。一方、14金はやや淡い色味で傷や変形に強く、普段使いに適した素材です。どちらにも魅力があり、用途や好みに応じて選ばれています。

ここからは、純度や割金など、14金と18金の違いをさらに詳しく見ていきましょう。

 

金の純度による違い(K24・K18・K14の関係)

金の純度を表す「K(カラット)」は、全体を24分割したうち、どれだけ金が含まれているかを示す単位です。たとえばK24は24分の24、つまりほぼ100%の純金という意味です。なので、K18やK14は、金以外の金属を混ぜている合金ということを表しています。

純度が高い金ほど柔らかく、より黄色味の強い鮮やかな輝きを放ちますが、衝撃や摩擦に弱く変形しやすいです。しかし、他の金属を加えることで強度、色を変化させることができます。

このように、K数は単なる「価値の高さ」を示すだけでなく、見た目や扱いやすさにも直結する重要な指標です。ジュエリー製作では、用途やデザインに合わせて最適な純度が選ばれています。

 

14金は金含有率58.5%、18金は75%

14金と18金の大きな違いは、金の含有率です。18金(K18)は金が約75%、残りの約25%が銀や銅、パラジウムなどの金属で構成されています。これに対し、14金(K14)は金の割合が58.5%で、約4割をその他の金属が占めています。

金の含有量が多いほど、色は濃く柔らかくなり、少ないほど硬く丈夫に。そのため、18金はしなやかで上品な輝きを持ち、高級ジュエリーに多く用いられます。一方、14金は硬度が高く変形しにくいため、アクセサリーや時計などの実用品に採用されることが多いです。

このように、金の割合の違いは見た目だけでなく、扱いやすさや用途、価格にも影響します。18金は価値と華やかさを重視する人に、14金は耐久性やコストパフォーマンスを求める人に向いているでしょう。

 

割金(金以外の金属)が色味に与える影響

金は非常に柔らかい金属のため、ジュエリーとして使う際には「割金(わりがね)」と呼ばれる他の金属を混ぜて強度を補います。この割金の種類や配合割合によって、金の色味や質感が大きく変化します。

銀を多く混ぜると明るく黄みの少ないトーンになり、銅を多く加えると赤みが強く温かみのある色合いに。パラジウムを加えると白っぽく上品な輝きを放ち、ホワイトゴールドのような印象になります。このように、同じK18やK14でも割金の種類が異なれば、見た目の印象が大きく変わるのです。

また、割金は色だけでなく、硬さや耐久性にも影響します。銅を多く含む合金は丈夫で傷つきにくく、銀を多く含む場合はやや柔らかく加工しやすくなります。

 

傷つきにくさ・変形のしやすさ

金は純度が高いほど柔らかく、衝撃や摩擦によって傷や変形が起こりやすいです。そのため、18金よりも金の割合が少ない14金の方が硬度が高く、耐久性に優れています。リングなどの日常的に手や腕に触れるものは、14金の方が長持ちする傾向があります。

一方で、18金はしなやかで加工がしやすく、繊細な装飾やデザイン性の高いジュエリーに使われやすいです。ただし、その柔らかさゆえに小さな衝撃でも細かな傷がつくことがあります。これは金属としての性質によるものであり、品質が劣るというわけではありません。

このように、14金と18金は硬さと柔らかさのバランスが異なり、用途によって適した素材が変わります。普段使いの耐久性を重視するなら14金を、華やかさや高級感を求めるなら18金を選ぶのが一般的です。

 

金属アレルギーの出やすさ

金属アレルギーは、肌が特定の金属と反応して炎症やかゆみを起こす症状です。金自体はアレルギーを引き起こしにくい金属です。しかし、金の純度が低いほど混ぜられる割金の割合が増えるため、アレルギー反応が出ることが多くなります。

14金には銅やニッケルなどが多く含まれる場合があり、これらの成分が肌に反応してアレルギーを引き起こすことがあります。特に汗をかきやすい季節や長時間の着用では、金属イオンが溶け出してアレルギーを引き起こすことも多いです。

一方、18金は金の含有率が高いため、割金の割合が少なく、14金よりも比較的アレルギーが起こりにくいです。そのため、肌が敏感な方や長時間ジュエリーを身につけたい方には18金が向いています。

ただし、体質や環境によって反応は異なります。金属アレルギーを予防するには、着用部分の汗や汚れを拭き取るなどのケアも大切です。

 

純度が高いほど濃い金色になる理由

金は純度が高いほど、より濃く深い黄色味を帯びた色になります。一方で、金の純度を下げるために混ぜられる銀や銅などの割金は、金本来の色を薄める働きをします。そのため、18金は純金に近い豊かな金色を保ち、14金はやや淡く落ち着いたトーンに仕上がります。

この違いは見た目だけでなく、ジュエリーの印象にも影響します。高級感や華やかさを重視するなら18金、上品で控えめな輝きを求めるなら14金。このように、色味の差が選ぶ際のポイントになります。

 

割金の種類で変わる色のトーン(銅・銀・パラジウムなど)

金の色味は、混ぜ合わせる金属=「割金(わりがね)」の種類によって大きく変化します。金そのものは鮮やかな黄色ですが、割金の配合次第で、赤みを帯びたり白っぽくなったりと印象が異なります。そのため、同じ18金でもブランドによって色味に微妙な違いが見られます。

代表的な割金は、銅・銀・パラジウムの3種類。銅は赤みを、銀は明るさを、パラジウムは白さを加える働きを持ちます。これらを組み合わせることで多彩な金の色調を作り出しています。

以下では、それぞれの金属がどのように金の色味に影響を与えるのかを詳しく見ていきましょう。

 

銅は、金に温かみと赤みを加える代表的な割金の1つです。金に銅を多く混ぜることで、全体が赤みを帯びた落ち着いた色合いになります。ピンクゴールドやレッドゴールドなどのジュエリーは銅が混ぜられています。

一方で、銅は空気中の成分と反応して酸化しやすいです。そのため、使い続けるうちにわずかにくすみや変色が起こることもあります。このように、銅は強度だけでなく、金の色味にも影響を与える重要な要素です。14金や18金の表情を決める欠かせない金属といえます。

 

銀は、金に明るさとやわらかさを加える割金としてよく使われる金属です。銀を混ぜることで金の黄色味がやや抑えられ、明るく澄んだトーンに仕上がります。18金の場合、銀を多めに加えることで、爽やかで上品な印象を持つイエローゴールドが生まれます。

また、銀を含む合金は比較的柔らかく、加工がしやすいです。細かなデザインや曲線を施すジュエリー制作にも適しており、繊細な装飾を美しく表現できます。一方で、銀は空気中の硫黄成分と反応して黒ずみやすい性質を持ちます。使用後は柔らかい布で軽く拭くなどのケアが必要になるでしょう。

銀は金の色味を明るく整えるだけでなく、デザイン性と加工性を高めるうえでも欠かせない素材として、多くのジュエリーで採用されています。

 

パラジウム

パラジウムは、金に白みと上品な輝きを与える割金として用いられます。銀と同様に金の黄色味を抑える効果があります。より強い白色の発色を持つため、ホワイトゴールドの製造には欠かせない金属です。プラチナと同じ白金族元素に属し、酸化や変色にも強い特性を備えています。

また、パラジウムを加えることで金属全体の硬度が上がり、耐久性が向上します。18金ホワイトゴールドが繊細なデザインで、美しさを保つことができるのはパラジウムのおかげです。しかし、パラジウムは銀や銅に比べて希少性が高く、原材料としての価格も上昇傾向にあります。

白く上品な色調と高い耐久性を両立できる点から、ホワイトゴールドは、高級感と実用性を兼ね備えた素材として人気です。

 

イエローゴールド・ホワイトゴールド・ピンクゴールドの違い

金のジュエリーには、色味の異なる「イエローゴールド」「ホワイトゴールド」「ピンクゴールド」があります。これらはすべて金をベースに作られた合金で、混ぜる金属の種類や割合によって、色調や質感が変化します。

同じ18金や14金でも、印象が大きく異なるため、デザインだけでなくファッションとの相性で選べることも魅力です。ここでは、それぞれの特徴をもう少し詳しく見ていきましょう。

 

イエローゴールド

イエローゴールドは、金の持つ自然な黄色味を最も美しく生かしたカラーです。割金として銀と銅をバランスよく配合。純金に近い温かみを保ちながらも、適度な明るさと輝きを持つ仕上がりになります。そのため、肌なじみが良く、どんなファッションにも合わせやすい万能な素材として人気です。

また、イエローゴールドは変色しにくく、長期間使用しても輝きを失いにくい点も魅力です。カジュアルからフォーマルまで幅広いジュエリーデザインに用いられ、結婚指輪やネックレスなど定番アイテムにも多く採用されています。

イエローゴールドは、金らしい華やかさと高級感を兼ね備えた素材です。日常使いにも適したバランスの良さが、長年愛され続けている理由といえるでしょう。

 

ホワイトゴールド

ホワイトゴールドは、金にパラジウムやニッケルなどを加えて白みを帯びさせた合金です。黄色味を抑え、上品で洗練された印象を与えます。ブライダルジュエリーや高級ブランドのコレクションでも多く採用されています。

見た目はプラチナに近い白色をしており、スタイリッシュで現代的な雰囲気を持つのが特徴です。さらに、パラジウムを含むことで硬度が増し、変形や摩耗にも強くなります。そのため、日常的に使用するリングやピアスなどに適しているでしょう。

ただし、ホワイトゴールドは表面にロジウムコーティングを施して仕上げられることが多いです。長期間の使用によってコーティングが薄くなると、やや黄味がかった地金が見える場合があります。ですが、定期的なメンテナンスを行えば、輝きを長く保つことができるでしょう。

 

ピンクゴールド

ピンクゴールドは、金に多めの銅を加えることで生まれる、やわらかく温かみのある色合いが特徴の合金です。赤みを帯びた優しいトーンが肌によくなじみ、上品で落ち着いた印象を与えます。婚約指輪やファッションジュエリーとして高い人気を誇ります。

銅の含有量が多いことで硬度が上がり、傷がつきにくく丈夫な点も魅力です。しかし、銅は空気中の成分と反応して酸化しやすいです。長期間の使用でわずかにくすみが生じることもあります。そのため、柔らかい布で拭いたり専用のクロスで磨いたりなどのお手入れが重要になります。

女性らしい優しい雰囲気を演出できるピンクゴールドは、可憐さと耐久性を兼ね備えた人気のカラーです。

 

金の純度の見分け方

金の純度を見分ける方法にはいくつかの手段があります。最も身近な方法は、ジュエリーや時計に刻まれた表記を確認することです。また、持った時の重さから、おおまかに判断できる場合もあります。

ただし、金はメッキ加工やデザインによって表面の色味が変わることもあるため、肉眼だけで正確に判断するのは難しい素材です。そのため、純度をしっかり把握したい場合は、専門的な知識や機器を備えた店舗での検査が安心です。

ここからは、純度を見分ける際に注目したい具体的なポイントを紹介します。

 

重さの違い

14金と18金では、含まれる金の割合が異なるため、重さや手触りにもわずかな違いがあります。金の密度は非常に高いため、金の含有量が多い18金の方が、同じサイズでもわずかに重みを感じます。

重さの違いは一見するとわずかですが、実際に手に取るとその差は明確です。

 

刻印による見分け方

金の純度を最も確実に見分ける方法は、ジュエリーに刻まれた刻印を確認することです。刻印は通常、指輪の内側やネックレスの留め具部分などに小さく打たれています。「K18」「K14」「18K」などの表示があり、数字が示すのは金の含有率を表したものです。

刻印が明確に打たれていれば、そのジュエリーがどの純度の金で作られているかを一目で判断できます。ただし、長年の使用や摩耗によって刻印が薄れて見えにくくなっている場合もあります。また、金メッキや金張り製品にも似た刻印があることがあるため、注意が必要です。

確実に判断したい場合は、専門店での検査がおすすめです。「おたからや」のような買取専門店では、専用の機器を使って正確な含有量を測定します。刻印だけでは分からない細かな純度差まで確認することができます。

 

お手入れ方法のポイント

お手入れ

金は錆びにくい金属ですが、汗や皮脂、化粧品の成分などによって表面がくもることがあります。特に14金は銅の割合が多く含まれるため、18金よりもやや変色しやすい傾向があります。日常的に身につけるジュエリーを美しく保つには、正しいお手入れが欠かせません。

お手入れの基本は、使用後に柔らかい布で軽く拭き取ることです。表面についた汗や汚れを落とすだけでも、輝きを長く維持できます。また、化粧品や香水を使用する前にジュエリーを外すようにすれば、くすみや変色を防ぐことができます。

ここでは、変色を防ぐための注意点や、自宅でできるお手入れ方法を詳しく紹介します。

 

変色を防ぐには

金は化学的に安定した金属です。しかし、合金に含まれる銅や銀が空気や汗、皮脂と反応することで、徐々に表面がくすんだり変色したりすることがあります。特に14金は銅の含有量が多いため、18金よりもやや変色しやすい傾向があります。

変色を防ぐためには、使用後のケアが重要です。着用後は柔らかい布で優しく拭き取り、汗や皮脂を落としてから保管しましょう。また、湿度の高い場所や直射日光の当たる場所を避け、密閉できるボックスや袋に入れて保管するとより効果的です。

さらに、温泉やプールなどの塩素・硫黄成分を含む環境での使用は、化学反応によって金属が変色しやすくなります。そのような場所では、ジュエリーを外しておくのが安心です。日常的な少しの配慮で、長く美しい輝きを保つことができます。

 

自宅でできる簡単なお手入れ方法

金のジュエリーは、特別な道具を使わなくても自宅で簡単にケアできます。最も基本的な方法は、中性洗剤を使った洗浄です。ぬるま湯に少量の中性洗剤を溶かし、ジュエリーを数分間浸けたあと、柔らかいブラシや綿棒で汚れを優しく落とします。その後、水でしっかりすすぎ、柔らかい布で水分を拭き取れば完了です。

日常的な汚れであれば、この方法で十分に輝きを取り戻せます。また、研磨剤入りのクロスを使うと、細かなくすみを取り除くこともできます。ただし、強くこすりすぎると表面を傷つける恐れがあるため、優しく扱うことが大切です。

定期的に軽くケアを行うことで、金の輝きを長く保つことができるでしょう。

 

保管時の注意点

金のジュエリーを長く美しく保つためには、使用後の保管環境にも気を配ることが大切です。汗や皮脂が付着したまま放置すると、表面の割金が酸化してくすみや変色の原因になります。使用後は柔らかい布で軽く拭き取り、清潔な状態で保管するようにしましょう。

保管場所は、湿度や温度の変化が少ない場所が理想的です。ジュエリーボックスやチャック付きの密閉袋に個別に入れておくと、空気や他の金属との接触を防げます。複数のアクセサリーを一緒に保管すると、擦れ合って傷がつくことがあります。仕切りを設けたり、個別に保管するのも効果的です。

 

14金・18金の選び方のポイント

価格を虫眼鏡とグラフで比較する

14金と18金は、それぞれに異なる魅力があり、どちらを選ぶかは使う目的や好みによって変わります。耐久性や扱いやすさを重視するなら14金、上品な輝きや高級感を求めるなら18金が向いています。

また、金の純度が高いほど価格も上がるため、用途や予算に応じて選ぶことも大切です。日常使いのアクセサリーには14金。特別な日のジュエリーやブライダルアイテムには18金。このように目的に合わせて選ぶようにしましょう。

さらに、肌の色やファッションの雰囲気に合わせて色味で選ぶのもおすすめです。ここからは、3つの観点から、それぞれの選び方を詳しく見ていきましょう。

 

耐久性で選ぶ

ジュエリーを日常的に身につける場合は、耐久性が重要なポイントになります。14金は金の含有量が少ない分、他の金属の割合が多く、18金よりも硬度が高いのが特徴です。そのため、傷や変形に強く、普段使いのアクセサリーとして安心して使用できます。

一方、18金は柔らかさがあるため、衝撃や摩擦にはやや弱いものの、その分しなやかで繊細なデザイン加工に向いています。

日常生活で頻繁に身につけるジュエリーなら14金を、特別な場面での上品さやデザイン性を重視するなら18金を選ぶのが理想です。

 

資産性・買取価格で選ぶ

資産としての価値を重視する場合は、18金の方が有利です。18金は金の含有率が75%と高く、資産性は金相場に強く影響を受けます。純度が高いほど重量あたりの金の含有量が多く、買取時の評価額も高くなりやすいのが特徴です。

一方で、14金は金の割合が58.5%と低いため、同じ重さでも18金より買取価格は下がります。ただし、14金は耐久性が高く、ジュエリーとして長く使えることから、実用面での価値は十分にあります。

資産としての保有を意識するなら18金、日常での使用やコストパフォーマンスを重視するなら14金と、目的に応じて選ぶのが賢明です。

 

色味で選ぶ

14金と18金は、金の含有量の違いによって色味にも明確な差があります。18金は金の割合が多いため、より濃く深みのある黄色味を帯び、温かみのある輝きが特徴です。高級感があり、華やかな印象を求めるジュエリーに適しています。

一方、14金は割金の割合が多くなることで、やや淡く落ち着いたトーンに仕上がります。上品で控えめな印象を与え、カジュアルなデザインとも調和しやすいのが特徴です。

どちらの色味も美しく、それぞれに魅力があります。肌の色やファッションの系統に合わせて選ぶことで、全身の印象をより引き立てることができます。

 

  • おたからや査定員のコメント
伊東

「おたからや」では、金の純度や色味の違いを細かく確認しながら査定を行っています。同じ18金でも、イエローやホワイト、ピンクなどのカラーによって人気や需要が異なるため、市場動向を踏まえて適正な価格をお出しします。

また、14金は18金に比べて純度は低いものの、アクセサリーとしての実用性やデザイン性が高いです。また、金の価値は重さだけでなく、仕上げや状態も重要です。普段からのお手入れが、査定時の印象を左右するポイントになります。

 

14金・18金を高く売るためのポイント

金をできるだけ高く売るためには、素材の純度や状態を正しく把握し、適切なタイミングと方法で査定に出すことが大切です。金の価格は日々変動しており、相場が上昇している時期を狙うだけで査定額が変わることがあります。

また、ジュエリーの状態も重要なポイントです。指紋やくすみが残ったままでは印象が下がりやすいため、軽く磨いて清潔な状態で持ち込むと好印象です。付属品や保証書がある場合は一緒に提示すると、査定がスムーズに進みます。

ここでは、金をより高く売るために意識したい具体的なポイントを紹介します。

 

適切なお手入れをする

金のジュエリーは、日常的に軽くお手入れをしておくことで査定時の印象が大きく変わります。長期間保管していたものでも、柔らかい布で汚れや指紋を拭き取るだけで輝きが戻り、査定額が上がることがあります。特にネックレスやリングの細部には皮脂やホコリが溜まりやすいため、柔らかいブラシやクロスで優しく掃除しておくのがおすすめです。

また、変色が見られる場合は、市販のジュエリークリーナーや中性洗剤を使った簡単な洗浄でも効果があります。ただし、強くこすったり研磨剤入りの布を使うと傷がつく恐れがあるため注意が必要です。

査定の際は、第一印象がとても大切です。普段から丁寧に扱われているジュエリーは、見た目にも価値が伝わりやすく、高額査定につながりやすくなります。

 

付属品があれば揃える

ジュエリーを査定に出す際は、購入時に付いていた箱・保証書・鑑定書・領収書などの付属品をできるだけ揃えて持ち込むことが大切です。これらは真贋確認やブランドの証明に役立ち、査定額が上がる可能性があります。

特にブランドジュエリーの場合、箱やギャランティカードがあるかどうかで評価が変わることも珍しくありません。付属品があることで「購入当時の状態に近い」と判断され、査定価値が高くなるためです。

たとえ金相場を基準とした買取でも、付属品の有無は査定の印象に影響します。手元に残っている場合は忘れずに持参し、できるだけ完全な状態で査定を受けるようにしましょう。

 

相場を確認してから持ち込む

金の買取価格は、国際的な金相場に連動して毎日変動しています。そのため、査定に出す前におおまかな相場を確認しておくことで、より有利なタイミングで売却できます。貴金属専門サイトでは、金価格が常に更新されているため、参考にするのがおすすめです。

相場が上昇している時期に売却すれば、同じ品物でも査定額が高くなる場合があります。逆に、急落している時は一時的に様子を見るのも選択肢の1つです。

また、店舗ごとに提示する買取価格や手数料の条件が異なるため、複数の店舗で見積もりを比較するのも効果的です。価格だけでなく、対応の丁寧さや信頼性も重視して選ぶことで、納得のいく取引につながります。

 

信頼できる買取店に依頼する

金を安心して売るためには、信頼できる買取店を選ぶことが何より重要です。店舗によって査定基準や買取レートが異なるため、確認してから利用するようにしましょう。

また、査定士が金の純度や重量を正確に測定できる体制が整っているかも大切なポイントです。店舗によっては金相場が上昇しても即時反映しないケースがあるため、リアルタイムで相場を反映しているかを確認しておくと安心です。

「おたからや」のような買取店では、金の種類や状態を細かくチェックし、相場と照らし合わせながら適正価格を提示しています。信頼できる店舗に依頼することで、安心して大切な資産を手放すことができます。

 

14金・18金のよくある質問(Q&A)

Q&Aイメージ

14金と18金は見た目が似ているため、違いが分かりづらいと感じる方も多いです。ここでは、純度や色味、価格、買取などに関するよくある疑問をまとめました。購入や売却を検討する際の参考にしてみてください。

 

Q. 14金と18金、どちらが長持ちしますか?

一般的に、耐久性の面では14金の方が長持ちします。金の含有量が少ない分、他の金属の割合が多くなるため硬度が上がり、傷や変形に強いのが特徴です。18金は柔らかく繊細な輝きを保ちますが、摩擦や衝撃にはやや弱い傾向があります。日常的に使用するなら14金、特別なジュエリーとして長く愛用するなら18金がおすすめです。

 

Q. アクセサリーの色味が違うのはなぜ?

金の色味は、純度と混ぜる金属(割金)の種類によって変化します。18金は金の割合が高く、深みのある濃い黄色味が特徴です。14金は銀や銅の割合が多く、少し明るく落ち着いたトーンになります。また、パラジウムや銅の量を調整することで、イエロー・ホワイト・ピンクといった多彩なカラーバリエーションが生まれます。

 

Q.どちらが高く売れる?

買取価格は金の含有率に比例するため、基本的には18金の方が高く売れます。金の割合が多いほど重さあたりの価値が高く、国際相場の影響も受けやすいです。ただし、ジュエリーとしてのデザイン性やブランド価値、状態によっても査定額は変わります。14金でも人気の高いデザインや限定モデルなどは高額査定になる場合があります。

 

Q.金メッキとの見分け方は?

金メッキ製品は、表面だけに薄く金をコーティングしたものです。見た目は似ていますが、素材全体に金が含まれている14金や18金とは異なります。見分けるには、刻印を確認するのが最も確実です。「K18」「K14」と記載があれば本物の金合金、「GP」「GF」「HGE」などの表記があればメッキ製品を意味します。

GP/GF/HGEとは?

GP=金メッキ、GF=金張り、HGE=厚金メッキ

Q.買取時に純度の違いはどう影響する?

買取では金の純度が査定額を大きく左右します。18金は金の含有量が多いため、1gあたりの買取単価が高く設定されています。一方、14金は純度が低い分、買取価格はやや下がりやすいです。ただし、重量やデザイン、ブランドなども考慮されるため、純度だけで価値が決まるわけではありません。

 

Q.14金と18金では重さに違いはありますか?

はい。金の密度が高いため、18金の方が同じサイズでもわずかに重く感じます。実際に手に取ると、18金はずっしりとした質感があり、高級感を演出します。一方、14金は軽くて扱いやすく、長時間着用しても負担になりにくいのが特徴です。

 

Q. 変色した14金や18金は買取してもらえますか?

はい、変色があっても買取は可能です。表面のくすみや酸化は査定額に大きく影響しません。「おたからや」では専用の分析機器を使い、金の純度を正確に測定するため、見た目よりも実際の含有量をもとに査定を行います。クリーニングなどで状態を整えてから持ち込むと、印象が良くなる場合もあります。

 

まとめ

14金と18金は、どちらも魅力的な特性を持つ金素材です。18金は金の含有量が多く、深みのある輝きと高い資産価値を兼ね備えています。一方で、14金は硬度が高く、傷や変形に強いため、日常的に使うアクセサリーとして人気があります。

色味や価格、用途の違いを理解すれば、自分のライフスタイルに合った選び方ができます。高級感を重視するなら18金、扱いやすさと耐久性を求めるなら14金がおすすめです。どちらも適切なケアと保管を心がけることで、長く美しい輝きを保ち続けることができます。

 

「おたからや」金の参考買取価格

2025年12月05日14:00更新

今日の金1gあたりの買取価格相場表

金のレート(1gあたり)
インゴット(金)23,003
+5円
24金(K24・純金)22,819
+5円
23金(K23)21,945
+5円
22金(K22)20,979
+5円
21.6金(K21.6)20,473
+5円
20金(K20)18,724
+4円
18金(K18)17,229
+3円
14金(K14)13,342
+3円
12金(K12)10,351
+2円
10金(K10)9,247
+2円
9金(K9)8,304
+2円
8金(K8)6,165
+2円
5金(K5)2,990

※上記の買取価格はあくまで参考価格であり、市場の動向、
付属品の有無などによって実際の査定額が変動する場合があります。

※上記は相場の一例であり、実際の価格は店舗やタイミングにより変動します。デザインやブランド価値、付属品の有無などによっても査定額は異なります。

金の買取価格は、国際相場や為替レートによって日々変動しています。金を買取に出す際には、最新の相場をチェックするようにしましょう。

 

金の買取は「おたからや」へ

「おたからや」では、金の種類や純度を問わず、1点から丁寧に査定を行っています。店舗ごとに最新の金相場をリアルタイムで反映。14金や18金はもちろん、古いデザインや壊れたジュエリーでも買取可能です。

査定はすべて無料で、手数料も一切かかりません。査定士が専用の分析機器を用いて正確に純度を測定し、重さや状態、デザイン性などを総合的に評価します。

また、「おたからや」では全国に店舗があり、アクセスの良さとスピーディーな対応にも定評があります。売却を迷っている方も、まずはお気軽に査定相談からご利用ください。確かな知識を持つプロが、お客様の大切な金製品の価値を正しく見極めます。

 

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18金(K18)の買取情報をチェックする

おたからやの金買取
査定員の紹介

伊東 査定員

  • 趣味

    ショッピング

  • 好きな言葉

    有言実行

  • 好きなブランド

    ハリーウィンストン

  • 過去の買取品例

    おりん、インゴット

初めまして。査定員の伊東と申します。 おたからやでは金の買取をする際に、今日の金の1gの買取相場を基に、デザイン性などをプラスで評価して高価買取を行っております。過去に1万点以上の査定をさせていただきましたが、とても多くのお客様に想像以上の金額になったと喜んでいただきました。また、おたからやでは、すべての店舗に比重計を完備しているため、金の含有量を正確に測定することができます。 金額はもちろんのこと、接客も最高のおもてなしができるように心がけております。私共はお品物だけではなくお客様一人ひとりの思いに寄り添い満足して帰っていただけるように丁寧な説明を致します。誠心誠意対応させていただきますので、是非おたからやのご利用をお待ちしております。

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