やわらかく上品な輝きで、多くの人を魅了するピンクゴールド。「肌なじみが良さそう」と思われる一方で、「自分の肌色に合うのかな？」「黄色く見えてしまわない？」と迷われる方もいるのではないでしょうか。

実は、同じピンクゴールドでも、肌や髪の色、合わせるファッションによってその表情は大きく変わります。

本記事では、パーソナルカラー別の似合わせ術から、2025年の最新トレンド、そして長く愛用するためのお手入れ方法までを網羅しました。

自分にぴったりのピンクゴールドを選びたい人は、ぜひ参考にしてください。

ピンクゴールドとは？魅力を引き立てる素材の秘密

ピンクゴールド特有の色味や強度がどのように生まれるのか、その理由を紐解いていきましょう。

純金に銅や銀などの金属を混ぜて作られている

ピンクゴールドは、金そのものに色がついているわけではありません。純金はやわらかく、形が変わりやすいため、そのままではジュエリーに向きません。

そこで、銅や銀などの金属を少し混ぜて、強度を高めながら色を調整します。銅を多く入れると赤みが強くなり、温かみのあるピンク色に変化します。

純金より変形しにくく傷にも強い

純金はやわらかく、少しの力でも曲がったり傷ついたりしやすい性質があります。そのため、毎日使う指輪やネックレスなどには、より強い素材が必要です。

ピンクゴールドは、銅など強度を補う金属を混ぜているため、純金よりも丈夫で形がくずれにくい特徴があります。日常生活の中で使っても形を保ちやすく、長く愛用できます。また、表面の傷にも強いため、普段使いのアクセサリーとしても安心です。

プラチナやホワイトゴールドと比べると、少し色が変化しやすい傾向があります。そのため、柔らかい布で軽く拭くなど、日々のお手入れで輝きを保つことが大切です。

金と銅の含有比率により色味が異なる

一口にピンクゴールドといっても、製品によって色味が少しずつ違います。淡いピンクから深みのあるローズ色まであるのは、金や銅、銀の割合が異なるためです。

たとえば、金の含有量が多いK18は、やや黄色味が強い色で落ち着きます。一方で、銅の割合が多いK10は、赤みが強く鮮やかな温かみのあるピンク色です。また、銀を加えることで全体の色が落ち着き、透明感のあるピンクに変化します。

ブランドごとに配合が異なるため、同じ「ピンクゴールド」でも色味に微妙な違いが生まれます。自分の肌の色に合うトーンを見つけることで、より満足のいくジュエリー選びができるでしょう。

ピンクゴールドが似合う人の特徴は？

やわらかな光と優しい色合いが魅力のピンクゴールド。肌の色や髪の色、服の雰囲気によって似合い方は変わります。ピンクゴールドが映える人は、肌や髪の色との調和がとれている人です。

ここでは、肌のパーソナルカラー（肌の色のタイプ）と髪色の2つの視点から、ピンクゴールドが最も美しく見える人の特徴を紹介します。

パーソナルカラーで肌が夏と冬のブルーベースタイプの人

ピンクゴールドのやわらかな色味は、青みがかった肌とよく合います。中でも「夏タイプ」と「冬タイプ」は、ピンクゴールドの上品な輝きを最も引き出せるタイプです。

どちらもブルーベース（青みを含む肌色）に分類されますが、似合うデザインは少し異なります。ここからは、夏タイプと冬タイプそれぞれに合うピンクゴールドの特徴を見ていきましょう。

夏タイプは装飾のないシンプルなピンクゴールドと合う

透明感があり、ほんのりとした血色感を持つ「夏タイプ」の方には、淡いトーンのピンクゴールドが自然に溶け込みます。

おすすめは、装飾を控えた細身のチェーンや、曲線美を生かしたシンプルなデザインです。肌本来の透明感を引き立ててくれます。

逆に、赤みの強すぎるピンクや重厚な装飾は、夏タイプの繊細な肌質を隠してしまうことがあるため、引き算の美学を意識するとよいでしょう。

冬タイプは光沢のある装飾とピンクゴールドが合う

冬タイプの人は、青みを帯びた白い肌を持ち、シャープで都会的な印象があります。このタイプには、ピンクゴールドの中でも輝きがはっきりしたデザインがよく似合う傾向です。

ストーン付きのリングや、鏡のように光を反射するミラーフィニッシュ（表面を磨いて光沢を出す加工）のアクセサリーは、肌の澄んだ印象を引き立てます。輝きのあるピンクゴールドが肌の白さを際立たせ、クールな雰囲気の中にやわらかさを添えます。

フォーマルな場でも上品に映え、大人っぽく洗練された印象を演出したい人はぜひ、着用してみてください。

黒髪またはブラウン・ゴールド系の髪色の人

ピンクゴールドは、髪のトーンによっても印象が変わるジュエリーです。黒髪ならコントラストで上品に、ブラウンやゴールド系の髪なら自然で温かみのある雰囲気に仕上がります。

髪の色とピンクゴールドのバランスを意識すると、顔まわりが明るく見え、全体の印象がきれいにまとまる効果があるのです。ここでは、髪色別にピンクゴールドの見せ方を紹介します。

黒髪はシンプルさ・洗練された印象を与える

黒髪の人は、髪の深い色が顔立ちを引き締め、ピンクゴールドの輝きが映えるタイプです。細めのチェーンやシンプルなリングなど、控えめなデザインが黒髪の落ち着いた印象とよく合います。

ほどよいツヤのあるピンクゴールドを選ぶと、顔まわりに自然な明るさが生まれるのです。ピンクゴールドの温かみが黒髪のクールさをやわらげ、上品で洗練された雰囲気を演出します。

仕事でも使いやすく、フォーマルな場にも自然になじむスタイルです。

ブラウン・ゴールド系の髪色はナチュラルな印象を与える

ブラウンやゴールド系の髪の人は、全体のトーンに温かみがあるため、ピンクゴールドとの相性が抜群です。金属のやさしい光沢が髪に溶け込み、ナチュラルで明るい印象をつくります。

淡いピンクゴールドを選ぶと、髪のツヤと調和して、肌がいきいきとして見えるのです。小ぶりのイヤリングや丸みのあるペンダントなど、やわらかい形を選ぶと全体に優しさが加わります。

【パーソナルカラー別】おすすめのピンクゴールドの金含有量

ピンクゴールドは、金の純度によって色の見え方が変わります。純度が高いほど色は淡く上品に、純度が低いほど赤みが強く温かみのある雰囲気です。

自分の肌のトーンに合った純度を選ぶと、顔まわりを明るく見せることができます。ここでは、春・夏・秋・冬のパーソナルカラー（肌の色のタイプ）に合わせたピンクゴールドの選び方を紹介します。

春タイプ：ピンクっぽい色味が強く出ているK10を

春タイプの人は、明るくやわらかな印象の肌が特徴です。黄みがかった肌には、温かみのあるK10ピンクゴールドがよく映えます。

K10は金の純度が約42％で、銅を多く含むため赤みのあるピンク色が特徴です。このやや濃い色味が、春タイプの明るくフェミニンな雰囲気と調和します。

全体をやさしくまとめるには、華奢なチェーンや小ぶりのリングなど、軽やかなデザインを選ぶとよいでしょう。春タイプの人は、血色がよく見える色を選ぶと、肌を明るくするツヤが生まれます。

夏タイプ：K10よりも色味が白っぽいK18のアクセサリーを

夏タイプの人は、透明感のあるほんのり血色をおびた明るい肌が特徴です。このタイプには、白みを帯びたK18ピンクゴールドが似合います。

K18は金の含有量が約75％と高く、銅の割合が少ないため淡いピンク色が特徴です。このやわらかなトーンが肌の清涼感を引き立て、自然になじみます。

細めのリングや繊細なネックレスのような、装飾をおさえたデザインを選ぶと上品さがさらに引き立ちます。K18の淡い輝きは肌を明るく見せ、フォーマルにも普段使いにも適した万能素材です。

秋タイプ：深い色味が魅力的なK10のジュエリーを

秋タイプの人は、黄みを帯びた落ち着いたトーンの肌を持っています。温かく深みのある色がよく似合うタイプです。

銅を多く含むK10ピンクゴールドは、秋タイプに特におすすめです。赤みがしっかり出た色味が肌の温かさを引き立て、上品で大人っぽい印象をつくります。

アンティーク調のジュエリーや、マット加工（光沢をおさえた質感）のアクセサリーを選ぶと、落ち着いた雰囲気がさらに際立つ印象です。普段使いにも華やかな装いにも合わせやすく、存在感のある上品さを演出します。

冬タイプ：強い輝きを放つ宝石がデザインされたジュエリーが合う

冬タイプの人は、青みを帯びた白い肌を持ち、クールで凛としたイメージです。クールな印象を持たれやすいため、強い輝きを放つダイヤモンドなどの宝石がデザインされたピンクゴールドジュエリーと合うでしょう。また、ストーン付きのリングや鏡のように輝く表面仕上げを選ぶと、華やかさが目立ちます。フォーマルシーンでも自然に映え、冬タイプの肌の美しさをより引き立てます。

ピンクゴールドアクセサリーの肌映えさせる合わせ方

ピンクゴールドの効果は、肌を明るく見せることです。また、合わせる服やアクセサリーの色や素材によって印象が大きく変わります。

高価なジュエリーは、服との調和をとることで、そのよさがさらに魅力的となるでしょう。ここでは、ピンクゴールドをより美しく見せるコーディネートのポイントを紹介します。

上品で自然な輝きを引き出すために、服の素材や色、アクセサリー同士の組み合わせ方を意識してみてください。

やわらかい印象のファッションと合わせると相性がよい

ピンクゴールドは、金属の中でも温かみのある色をしています。そのため、硬い素材の服よりも、やわらかく軽やかな雰囲気のファッションと合うのが特徴です。

たとえば、ベージュやアイボリー、淡いピンクなどの服と合わせると、肌の血色がよく見え、全体が明るくまとまります。ここからは、ピンクゴールドを引き立てる具体的なファッションアイテムを紹介します。

フレアスカート

フレアスカートは、動きのあるシルエットと女性らしいラインが特徴です。その柔らかな揺れがピンクゴールドの光を反射し、上品な印象を作ります。

ピンクゴールドの色味と自然に調和させるためには、淡いベージュやくすみピンクのスカートを選ぶとよいです。トップスを白や生成り色（きなりいろ）にまとめると、ジュエリーの輝きがより引き立ちます。

足元は、ヌーディーカラーのパンプスやベージュのヒールを合わせてみてください。そうすると、全体に統一感が生まれ、ピンクゴールドのやさしい色が際立ちます。

ふんわりとしたブラウス

ふんわりしたブラウスは、ピンクゴールドのやさしさと自然になじみます。軽い素材のブラウスに、小ぶりのネックレスや細めのピアスを合わせると、清楚で上品に見えて魅力的です。

特に、シフォンやオーガンジーなどの透け感のある素材は、ピンクゴールドの柔らかな輝きを際立たせます。色味は、オフホワイトや淡いピンク、ブルーがおすすめです。

フリルやリボンが多いブラウスの場合は、アクセサリーを控えめにしてバランスを取ると上品に仕上がります。

自然光の下では、布の質感とピンクゴールドの反射が溶け合い、顔まわりを明るく見せてくれるでしょう。

すべてピンクゴールドのアクセサリーで統一させる

アクセサリーの色味をそろえると、全体にまとまりが生まれます。ピンクゴールドの特徴は、ほかの金属に比べて控えめな輝きを放つことです。リングやネックレス、ピアスを同じ色でそろえると統一感が出ます。

たとえば、小さなモチーフのピアスに細身のリングを合わせると、主張しすぎず自然な華やかさを演出できます。統一感を出したいときは、異なる金属色を混ぜると落ち着きがなくなることもあるため、全体のトーンをそろえることが大切です。

シルバーアクセサリーとの重ね付けもおすすめ

ピンクゴールドは、シルバーアクセサリーと組み合わせても美しく映えます。温かみのあるピンクゴールドと、クールなシルバーが合わさると、バランスの取れた大人の雰囲気です。

たとえば、シルバーのリングにピンクゴールドの細いリングを重ねると、自然なグラデーションが生まれ、手元が洗練されます。重ね付けをするときは、どちらも細めのデザインを選ぶとバランスが取りやすいです。

カジュアルな服装にはこなれ感を、フォーマルな服装には上品さをプラスできます。全体の印象に深みを生むために、色味の調和を意識してみてください。

上品で控えめに見せたい場面にぴったり

ピンクゴールドは、派手すぎず落ち着いた輝きを放つため、上品さを求める場面にも適しています。ビジネスシーンでは、ゴールドのような強い光沢をおさえたピンクゴールドが好印象を与えます。

知的で落ち着きのある印象を出したい場合は、小ぶりのピアスやシンプルなブレスレットを選んでみてください。また、フォーマルな場では、ネックレスやリングを1つに絞ると清潔感が際立ちます。

ピンクゴールドの魅力は、肌になじむ色合いで、派手にならず自然な華やかさを演出できる点です。上品さと優雅さを両立したいとき、ピンクゴールドは心強い味方となります。

ピンクゴールドを長く愛用するためのお手入れ・保管方法

ピンクゴールドは、上品でやわらかな輝きが魅力です。一方で、正しくお手入れや保管をしないと、少しずつくすみや色の変化が進んでしまいます。

特に、ピンクゴールドは銅を多く含むため、湿気や皮脂に反応して色が変わりやすいことが特徴です。毎日少しのケアを続けるだけでも、美しい輝きを長く保つことができます。

ここでは、自宅でできる簡単なお手入れ方法から、保管のポイントまでをわかりやすく紹介します。

やわらかい布を使ってやさしく拭く

使い終わったら、やわらかい布で表面をやさしく拭きましょう。ピンクゴールドは繊細な金属なので、強くこすったり研磨剤入りの布を使ったりすると傷がつくことがあります。

おすすめは眼鏡拭きやジュエリー専用クロス（柔らかい布）です。クロスで、指紋や皮脂がつきやすい部分を、軽くなでるように拭き取ります。

汗や化粧品が残ると変色の原因になるため、外した直後に拭くと効果的です。日々のちょっとしたケアで、ピンクゴールド本来の上品な輝きを保てます。

汚れがあるときは中性洗剤に浸して拭く

くすみや汚れが目立つときは、中性洗剤（台所用洗剤など）をぬるま湯に薄めて使いましょう。

洗浄後は、しっかり乾かしてから保管してください。酸性やアルカリ性の洗剤や研磨剤入りクリーナーは、金属を傷める恐れがあるため避けましょう。正しい洗浄を行えば、くすみが取れて輝きが戻ります。

購入店舗のアフターサービスでクリーニングできることも

自宅でのケアで落ちない汚れや小さな傷がある場合は、購入店やブランドのアフターサービスを利用しましょう。多くのジュエリーブランドでは、無料または低価格で超音波洗浄（細かな振動で汚れを落とす方法）や表面磨きを行っています。

貴金属や宝石などを取り扱うプロのスタッフによるクリーニングなら、同時に石のゆるみや破損の確認も可能です。半年〜1年に1度のペースで店舗メンテナンスを受けると、長くきれいな状態を保てます。

変色防止のため水気や化粧品がつかないように保管する

ピンクゴールドは、湿気や化学成分に弱い金属です。化粧品や香水、ハンドクリーム、汗などに含まれる成分は、変色の原因となります。

使い終わったら必ず布で拭き、完全に乾かしてから保管しましょう。また、浴室や洗面所など湿度の高い場所での保管は避けてください。

基本的にピンクゴールドは、水仕事や入浴のときは外します。「つけたら拭く」「濡れたら外す」を意識するだけでも、色の変化を防げます。

アクセサリーケースやジュエリーボックスで保管する

ピンクゴールドを保管するときは、ほかのアクセサリーと重ならないようにしましょう。金属同士が触れると、細かい傷がつきやすくなります。

仕切りのあるジュエリーボックスや、アクセサリーケースを使うと安心です。袋で保管する場合は、柔らかい布のポーチやファスナー付きの袋に乾燥剤を入れて、湿気を防ぎます。

空気に長く触れると酸化が進むため、なるべく密閉に近い状態で保管してください。ときどき状態を確認しながら、大切なジュエリーを守りましょう。

ピンクゴールドの2025年以降のトレンド事情

ピンクゴールドは、一時的な流行ではなく、時代に合わせて進化を続けているジュエリーカラーです。近年は「やさしさ」と「上品さ」をあわせ持つ色として注目され、男女を問わず幅広い年代に人気が広がっています。

2025年以降、トレンドとして際立っているのは、シンプルで洗練されたデザインや異素材との組み合わせなど、さまざまなスタイルに対応できる点です。ここでは、最新のトレンドを具体的に紹介します。

ミニマルで都会的なメタルジュエリーとしてピンクゴールドが人気

2025年以降のジュエリートレンドでは、過度な装飾をおさえたミニマルデザインが注目されています。メタルジュエリーとは、ピンクゴールドやマットな仕上がりのメタルのことです。

ピンクゴールドは、落ち着いた色合いと温かみのある輝きが特徴で、シンプルなデザインにぴったりです。

特に、地金（じがね）と呼ばれる金属そのものの美しい点を生かしたジュエリーが人気を集めています。プレーンなリングや細めのバングル、華奢なチェーンなど、無駄を省いたデザインは都会的でスタイリッシュな印象を与えます。

ピンクゴールドは、シルバーやイエローゴールドよりも控えめな光を放ち、肌なじみがよいのも魅力です。オフィスやカジュアル、フォーマルなど、どんな場面にも自然になじむ万能な金属として人気が続いています。

異なるカラーを組み合わせたジュエリーが注目：ピンクゴールド × ミントグリーン

2025年の新しい流行として、異なる色や素材を組み合わせたジュエリーが注目されています。その中でも、ピンクゴールドとミントグリーンの組み合わせが特に人気です。

ピンクゴールドの温かみとミントグリーンの透明感が合わさることで、爽やかで上品な印象を与えます。ミントグリーンのストーン（例：エメラルドやグリーンアメジスト）をピンクゴールドの枠に合わせると、柔らかさとモダンさを両立可能です。

春夏のコーディネートにも映え、軽やかで優しい印象をプラスします。単色ジュエリーでは表現しにくい個性を出せるため、ファッション感度の高い人たちから人気です。

若い世代の婚約指輪にピンクゴールドやイエローゴールドが人気

これまで婚約指輪といえばプラチナが主流でしたが、近年はピンクゴールドやイエローゴールドを選ぶ人が増えています。

特に20代〜30代のカップルは、「自分らしさ」や「温かみ」を重視する傾向があり、やわらかい色味のピンクゴールドが人気です。

肌になじみやすく、普段のファッションにも合わせやすい点が支持されています。また、K18ピンクゴールドの婚約指輪は、プラチナよりも少しカジュアルな印象があり、日常使いしやすいのも魅力です。

最近は、クラシックなデザインよりも、細身でシンプルなデザインが人気を集めています。ブライダルジュエリーにも「個性を表現したい」という流れが広がっている傾向です。

これからの時代は、華やかさよりも自分らしさを大切にするスタイルがトレンドです。

ピンクゴールドジュエリーを手放すときのチェックポイント

ピンクゴールドのジュエリーを手放すときは、見た目の美しさだけでなく、金の相場や付属品の有無など、いくつかの要素が買取価格に影響します。

買取店では、素材の純度や重量のほかに、保存状態やブランドの信頼性も重視されます。ほんの少しの工夫で査定額が上がる場合もあるため、売却前にポイントを確認しておくことが大切です。

ここでは、手放す前にチェックしておきたい代表的な3つのポイントを紹介します。

金価格が高くなっているか

ピンクゴールドを売るタイミングを見極めるうえで、金の相場を確認することが大切です。金の価格は日々変動しており、需要や為替相場、世界情勢などの影響を受けて上下します。

一般的に、金価格が高いときほど買取額も上がる傾向があります。インターネットの金相場サイトや、買取専門店が公開している「1gあたりの買取価格」をチェックしてみましょう。

また、K18（純度75％）やK10（純度42％）など、金の純度によっても価格が変わります。自分のジュエリーの刻印を確認しておくとスムーズです。相場が高い時期に売却すれば、より高い査定額が期待できます。

傷・サビ・変色・黒ずみがなく良好な保存状態か

ピンクゴールドは、使っているうちに表面に細かい傷やくすみがつくのが欠点です。査定時には、金の重量や純度だけでなく見た目の状態も大きく影響します。

変色や黒ずみがあると査定が下がる場合があるため、売却前の軽いお手入れがおすすめです。やわらかい布で軽く拭くだけでも印象が変わります。

深い傷やサビがある場合は、無理に磨くと表面を傷める恐れがあるため、購入した店舗へクリーニングに出すとよいです。見た目を整えてから査定に出すことで、買取価格アップにつながる可能性があります。

ギャランティーカードなどの付属品があるか

ブランドジュエリーを売るときは、ギャランティーカード（保証書）や箱、袋、領収書などの付属品を確認しましょう。これらは「本物であると証明する書類」として扱われるため、そろっていると高く評価される傾向があります。

特に、カルティエやティファニーなどの有名ブランドでは、付属品があることで再販時の信頼性が上がり、査定額が上がるケースもあります。もし、購入時の箱や袋を保管しているのであれば、すべて一緒に持ち込むとよいです。

同じジュエリーでも、付属品をそろえて提出するだけで査定額が上がることがあります。売却前に1度、付属品をまとめて確認しておきましょう。

ピンクゴールドの買取相場は？

多くの人は「いくらで買い取ってもらえるのか」と相場が気になります。買取価格は、金の相場や純度、ジュエリーの状態などによって変動する傾向です。

さらに、知っていただきたいのが、ブランドの知名度や付属品の有無によっても査定結果が異なる点です。ここでは、最新の買取相場の目安や、価格が変動する理由、査定時に確認しておきたいポイントを紹介します。

金1g当たりK10は約8,700円、K18は約16,000円

ピンクゴールドの買取価格は金の純度によって大きく異なります。2025年11月現在、ピンクゴールドの買取価格は「K10（純度約42％）：1gあたり約8,700円前後」「K18（純度約75％）：1gあたり約16,400円前後」です。

金の含有量が多いほど、買取価格も高くなります。これらの金額は日々変動する参考値であり、金相場の上昇や下落によって変わります。

ピンクゴールドは純金よりも買取価格が低くなる

ピンクゴールドは美しい色味が特徴ですが、純金（K24）より買取価格が低い傾向があります。その理由は、ピンクゴールドが「合金（ごうきん）」だからです。

銅や銀を混ぜて強度を高めているため、金の含有率が下がり、純金に比べて金属としての価値が低下します。さらに、再精錬（金属を再び精製する作業）の際に、混ざった金属を分ける手間がかかるため、その分コストが引かれます。

ただし、ピンクゴールドのジュエリーはデザイン性が高いものが多いため、状態が良ければ「製品としての価値」が評価されがちです。素材だけでなく、デザインやブランド性も意識して査定に出すとよい結果が期待できます。

有名ブランドのジュエリーやよい状態のアイテムはプレミア価格の可能性も

同じピンクゴールドでも、ブランドや状態によって査定額は大きく変動しがちです。カルティエやティファニー、ブルガリなどの高級ブランドは人気が高く、素材の価値以上の価格がつくことがあります。

ブランドロゴや刻印、購入証明書（ギャランティーカード）が残っていると、再販時の信頼性が上がり、査定額もアップしやすいです。

また、傷やくすみが少なく購入時に近い状態なら「プレミア価格」がつく可能性もあります。査定前にやわらかい布で軽く拭くなど、見た目を整えるだけでも印象がよくなるでしょう。

「おたからや」で買取鑑定実施中

全国展開の高価買取「おたからや」では、ピンクゴールドをはじめとする金製品の買取を積極的に実施しています。店舗ごとに貴金属に詳しい鑑定士が在籍し、金の純度や重量、デザイン性などを丁寧にチェックすることが特徴です。

ジュエリーの状態やブランド価値も考慮されるため、他店より高い価格がつく場合もあります。査定は無料で、店頭・出張買取・オンライン査定・LINE査定など幅広く対応可能です。

ピンクゴールドを売りたい人は、1度「おたからや」の無料査定を利用して、最新の相場を確認してみましょう。

ピンクゴールドについてのよくある質問

ピンクゴールドは、やわらかく上品な色味で多くの人に愛されている金属です。一方で、使い方やお手入れについて疑問を持つ人もいます。

ここでは、ピンクゴールドを長く美しく楽しむために知っておきたい質問と、その答えをわかりやすくまとめました。

Q.ピンクゴールドは、年齢を選びますか？

A.ピンクゴールドはどの年代にも似合う万能な素材です。若い世代にはフェミニンで明るい印象を、年齢を重ねた世代には上品で落ち着いた印象を与えます。

赤みが強すぎず、黄みや白みをほどよく含んだ色合いのため、肌を明るく見せてくれる性質です。20〜30代は華奢なデザイン、40代以降は少しボリュームのあるデザインを選ぶと自然に調和します。

年齢で似合わなくなる素材ではないため、デザイン選び次第で一生楽しめる金属です。

Q.ピンクゴールドは、男性でも似合いますか？

A.ピンクゴールドは女性だけでなく、男性にも似合う色です。やわらかな光沢が肌を健康的に見せ、イエローゴールドより落ち着いた雰囲気が出ます。

スーツやフォーマルスタイルとの相性もよく、上品で知的な雰囲気を演出できます。最近では、ペアリングや時計などでもピンクゴールドが人気です。

明るい色が苦手な人は、マット加工（光沢をおさえた仕上げ）やシルバーとのコンビデザインを選ぶと自然に取り入れやすくなります。

Q.ピンクゴールドは、変色しやすいですか？

A.ピンクゴールドは、純金に銅を混ぜて作られた合金です。銅は湿気や汗と反応しやすいため、長期間使うと少しずつ色が暗くなることがあります。

そこで、使用後にやわらかい布で軽く拭くだけでも変色を防げます。保管は湿気の少ない場所で行いましょう。

変色しても、専門店でクリーニングすれば元の輝きを取り戻せます。日々のお手入れが、長く美しく使うためのポイントです。

Q.ピンクゴールドとローズゴールドは、何が違いますか？

A.どちらも金に銅を混ぜた合金ですが、銅の割合によって色味が異なります。銅が多いものが赤みの強い「ローズゴールド」で、銅が少なく銀を含むものが淡いピンク色の「ピンクゴールド」です。

ローズゴールドは温かみがあり、ピンクゴールドは上品で優しさを与えます。ブランドによって色味が少し異なるため、購入時は実際の色を確認すると安心です。

Q.ピンクゴールドの黒ずみは、元に戻せますか？

A.軽い黒ずみなら、中性洗剤をぬるま湯に薄めてやわらかい布で拭くだけで十分です。しつこい汚れは、ジュエリー専門店の超音波洗浄や磨きサービスで落とせます。

研磨剤入りの布を自分で使うと傷がつくことがあるため注意しましょう。定期的なお手入れで、黒ずみを防ぎながら輝きをキープできます。

Q.お風呂や温泉に、ピンクゴールドをつけて入るのは危険ですか？

A.変色を防ぐため、お風呂や温泉では外すようにしましょう。シャンプーやボディソープの成分が金属に反応し、くすみや変色を起こすことがあります。

特に、温泉の硫黄成分は銅と反応しやすいため黒ずみの原因です。入浴前には必ず外すようにしましょう。変色しても、購入した店舗でのクリーニングをすれば修復の見込みがあります。

Q.ピンクゴールドを毎日つけっぱなしにしていいですか？

A.ピンクゴールドは丈夫ですが、つけっぱなしにすると汗や皮脂が付着し、くすみが出ることがあります。就寝時や入浴時は外すとよいでしょう。

使用後にやわらかい布で拭くだけでも、十分にきれいを保てます。マット仕上げやコーティング加工のジュエリーを選ぶと、毎日使っても安心です。

Q.ピンクゴールドに金属アレルギーはありますか？

A.金そのものはアレルギーを起こしにくい金属ですが、銀や銅などの割金（わりがね）に反応する人もいます。汗や湿気によって金属イオンが溶け出すと、肌が刺激を受けやすくなるからです。

アレルギーが心配な人は、金の含有量が高いK18ピンクゴールドを選ぶと安心です。最近では、アレルギー対応コーティングを施したジュエリーもあります。初めて着けるときは短時間から試し、肌の反応を確かめましょう。

Q.長期保管するときのベストな環境は？

A.長期間保管する場合は、湿気と空気を避けることが大切です。湿度が高いと銅が酸化し、変色の原因となります。

乾燥剤を入れたジュエリーボックスや、布製ポーチに個別で保管しましょう。ほかのアクセサリーと重ねると擦れて傷がつくため、仕切り付きケースが安心です。直射日光や温度変化の大きい場所も避けてください。

Q.お手入れを怠ると買取価格に影響しますか？

A.お手入れ不足は、査定額の低下につながることがあります。くすみや傷が多いと、再販時の手入れコストがかかり、評価が下がる傾向があるため注意が必要です。売却を考えている人は、普段からやわらかい布で拭く習慣をつけましょう。

汚れがひどい場合でも、購入した店舗でのクリーニングで印象を改善できます。こまめなお手入れが、ジュエリーの価値を守る一番の方法です。

まとめ

ピンクゴールドは、純金に銅や銀などを混ぜて作られた温かみのある金属です。肌を明るく見せる上品な輝きが魅力で、どの年代でも自然に似合います。

お手入れの基本は、使用後にやわらかい布で拭き、湿気の少ない場所に保管することです。正しい扱い方を続ければ、年月を重ねても美しい色合いを保てます。

また、売却を考えるときは、金相場や保存状態、付属品の有無が査定額に影響します。日々のケアと知識を身につけ、ピンクゴールドの輝きを長く楽しみましょう。

「おたからや」でのピンクゴールドの参考買取価格

ここでは、「おたからや」でのピンクゴールドの参考買取価格の一部を紹介します。

画像	商品名	参考買取価格
	ヴァンクリーフ&アーペル ペルレ ブレスレット バングル	1,733,000円
	シャネル ココクラッシュ ブレスレット バングル	1,195,000円
	カルティエ ラブ ブレスレット ピンクゴールド ダイヤモンド	1,039,000円
	ブルガリ セルペンティ ヴァイパーリング 750ピンクゴールド	592,000円
	シャネル ココクラッシュ ネックレス ペンダントトップ Au750	510,000円

※状態や付属品の有無、時期によって買取価格が異なりますので詳細はお問い合わせください。

ピンクゴールドの査定では、金の純度や重量、デザイン、ブランド価値が大きく関係します。K18やK10など純度による相場の違いを踏まえたうえで、付属品の有無や保存状態も評価される点を押さえておきましょう。

特に、カルティエやティファニーなどの人気ブランドは、市場での需要が高く、プレミア査定につながる可能性があります。

• おたからや査定員のコメント

ピンクゴールドの買取なら「おたからや」

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「おたからや」の魅力は、素材としての金の価値だけでなく、ブランドやデザイン、状態、流行も含めた総合的な査定にあります。カルティエやティファニーなどのブランドジュエリーはもちろん、ノーブランドのピンクゴールド製品も丁寧に査定いたします。

「おたからや」は全国約1,590店舗を展開し、世界51カ国との取引実績を誇り、金相場の変動や為替レート、海外市場の需要まで考慮した高額査定を実現しています。

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