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    金の資産運用の
    メリット・デメリットや
    投資方法を解説

有事の金と
呼ばれる理由は?
金の資産運用の
メリット・デメリットや
投資方法を解説

安定資産として名高い「金」は、「有事の金」とも呼ばれます。2023年9月には史上初めて、金の買取価格が1万円を超えました。

ではなぜ、「有事の金」と呼ばれるのか、その理由を知らない方も多いのではないでしょうか。

この記事では、金が「有事の金」と呼ばれる理由、金に投資するメリットやデメリットを解説します。併せて、金を活用した投資方法も紹介しますので、金の購入や売却、資産運用に興味をお持ちの方はぜひ参考にしてみてください。

金が「有事の金」
と呼ばれる理由とは?

そもそも、「有事」とはどのような状況を指すのでしょうか。有事とは、「戦争や大規模災害などを含めた非常事態が起こること」を指します。近年では、新型コロナウイルスの世界的な流行やロシア・ウクライナ戦争などが挙げられます。

「有事の金」という言葉は、1970年代に生まれたとされます。アメリカとソビエト連邦(現ロシア)の冷戦期に、戦争による株価暴落などを恐れ、価値がゼロになる心配のない「金」へ投資する動きが加速したのです。

その結果、有事の際は「資産の逃避先として金(現物資産)を買う」という意識が広まり、「有事の金」という言葉が定着していきました。

有事の際に金価格は上昇する

実際に有事の際、金価格はどのように上昇しているのかを解説します。

金価格の動きといつどのような有事が発生したかを照らし合わせると、有事と金価格の関係がわかります。

例えば、2008年には「リーマンショック」が発生しています。リーマンショックとは、同年9月にアメリカの投資銀行「リーマンブラザーズ」の破綻がきっかけで起きた世界的な不況です。このリーマンショック後、金価格が大きく上昇しています。

リーマンショックは日本にも影響をおよぼし、日経平均株価の下落や派遣切り、企業倒産の多発を招いたとされています。

また、大規模な自然災害である東日本大震災が発生した2011年以降も、金の価格は上昇傾向にあったことがわかります。

近年では、2020年のコロナショックや2022年のウクライナショックなど、世界規模で経済に影響を与えた出来事の前後では金価格が大きく変動しています。

以上を踏まえると、世界的な「有事」と呼ばれる出来事と金価格は密接に関係していることがわかるでしょう。上昇幅は一定ではないものの、価格が上昇する傾向にあるといえるのです。

有事の際に金は
買うべき?売るべき?

では、有事が起きたら金を買ったほうが良いのでしょうか。有事で金価格は上昇しますが、だからといって金を買うのはおすすめできません。有事が収まることで、金価格も下落する恐れがあるためです。

そのため、現在史上稀に見る高値で推移しているものの、有事が収まったあとには下落するリスクが十分考えられる点には注意すべきでしょう。

投資面から見ると、プロの投資家たちは戦争などの世界的な有事が起こる半年前から金投資をスタートさせています。一般投資家が参入する頃には、高値掴みによって損をしてしまう可能性もあるのです。

このことから、「有事の金は購入ではなく売却したほうが良い」「金を購入するなら平時を選ぶと良い」という意見もあります。そのため、金の購入・売却は価格相場を見て、慎重に検討することが重要です。

金は有事に強い資産?
金に投資するメリット

金は本当に有事に強い資産なのでしょうか。ここでは、金に投資するメリットを解説します。

世界共通で価値が変わらない

金は、各国が発行する紙幣や株式とは異なり、世界でその価値を認められています。例えば、日本円は基本的に日本国内でしか価値を発揮しません。一方、金は世界のどこでも一定以上の価値が認められ、市場が開けているため換金性にも優れています。

また、採掘量が限られていて希少性が高いことから、今後の需要も見込まれています。将来価値が高まることはあっても、無価値になることはないでしょう。

安全性や信用性が高い

各国が発行する法定通貨や各企業が発行する株式といった資産は、それぞれの信用が落ちてしまうと価値が急落してしまう可能性があります。

一方、金の場合は価値が落ちたとしても、無価値になることはありません。金の価値は特定の国だけで認められるのではなく、世界中で「金そのものに価値がある」と認められているためです。したがって、価値がなくならず、信用性の高い資産として評価されています。

また、金は化学物質による影響をほとんど受けません。経年劣化や腐食、錆びなどが発生する心配がない点も、安全かつ信用できる資産といえるでしょう。

インフレに備えられる

金は、インフレ(インフレーション)になると価値が上昇します。インフレは、円の価値が下がり、物の値段が上がる状態です。そのため、現金や預貯金といった資産の価値は目減りしてしまいます。

このことから、金はインフレに備えるための安定資産としても大きな魅力を持つといえるでしょう。

<関連記事>インフレヘッジと金の市場価格との関係

金に投資するデメリット

ここでは、金に投資するデメリットを解説します。

投資資産として利息・配当はない

金には、投資資産としての利息や配当はありません。金自体の価値が上がることで利益につながります。

株式投資では、利息や配当による利益を「インカムゲイン」、株式を売却して利益を得ることを「キャピタルゲイン」といいます。株などの資産は、運用することでインカムゲイン・キャピタルゲインのどちらも得ることが可能ですが、金にはインカムゲインがありません。

そのため、金に投資して得られるのはキャピタルゲインのみ、と理解しておきましょう。

現物は紛失・盗難のリスクがある

金のなかでも、金地金(金インゴット)などを保管する場合、紛失や盗難のリスクがあります。金の現物保管は、自宅で安全性の高い保管場所を用意する、もしくは貸金庫に預けるなど、紛失や盗難対策をすることが大切です。

ただし、自宅で保管する場合は100%リスクを回避するのは難しいでしょう。貸金庫に預ける場合は、保管手数料がかかる可能性がある点にも留意する必要があります。

資産運用として
金投資する方法4選

金を資産運用に活用する場合の、おもな投資方法を4つ紹介します。

金地金

金地金(金インゴット)は、5g、10g、500g、1kgなど幅広いサイズがそろっているのが特徴です。また、金地金として認められるのは、金の含有率が99.99%の純金に限られます。

金地金投資は、購入した時点よりも金の価値が上昇した際に売却しキャピタルゲインを得る投資方法です。

金地金は現物保管が可能です。そのため、売却益を得るためだけでなく、有事の際にすぐに換金できることもメリットです。ただし、現物保管には盗難や紛失のリスクに注意しましょう。

また、500g以下の金地金購入には、一般的に「バーチャージ」と呼ばれる手数料が発生します。手数料は販売会社で異なるため、事前に調べることをおすすめします。

地金型金貨

地金型金貨とは、金投資のために鋳造された金貨のことです。カナダやオーストラリアなど各国政府の造幣局から発行されています。また、金貨の重量や品位は発行元である政府が保障しているのも特徴です。

地金型金貨の価格は、金そのものの価値に加えて鋳造・流通コストなどのプレミアムが上乗せされます。そのため、金地金などと比べて重さに対する価格が高い傾向にあります。

地金型金貨は、おもにデパートや百貨店などで購入可能です。発行元の国によってカンガルー(オーストラリア)やメイプルリーフ(カナダ)など、デザインが異なります。そのデザイン性の高さから、投資用だけでなく収集型の金貨としての側面も持ち併せています。

<関連記事>地金型金貨の歴史と世界で発行されている種類

純金積立

純金積立は、おもに、金を毎月定額購入し数年単位で長期積立することで、資産総額を増やしていく投資方法です。

純金積立には「定額積立」と「定量積立」があり、定額積立は月々5,000円、1万円など決めた金額分の金を購入します。定量積立は、5g、10gなど金の数量を決めて購入します。

売却時の金額が、購入金額を上回っていれば、差額を利益として得られます。純金積立を始めるには、貴金属商やインターネット証券、金融機関などで口座を開設しましょう。少額からでも積立できるので初心者の方にもおすすめです。

<関連記事>純金積立とは?メリット・デメリットや始める際の注意点を解説

金投資信託

金投資信託は、株式や債券、不動産などの投資信託商品のうち、金を対象とした金融商品です。投資信託とは、ファンドマネージャーと呼ばれる専門家が株式や債券を選定・運用し、発生した利益を投資家へ分配する仕組みです。

金投資信託には、「金そのもの」だけでなく「金関連」の金融商品や、「金価格との連動を狙い利益を出す」ことを目指した投資信託などがあります。

また、金投資のなかでも上場投資信託に該当するものを「金ETF」と呼びます。金ETFでは現物で金の購入はしないものの、実際に金を購入する場合と同等の投資効果が期待できるのが特徴です。

<関連記事>金ETFとは?基礎的な知識について詳しく解説

金価格高騰中!
金の買取査定は
「おたからや」へ

金価格が高騰している今、金を保有している方のなかには、売却を検討されている方もいるのではないでしょうか。は高値で推移している現在、金の買取価格相場も高い傾向にあります。2023年9月には史上初めて金の買取価格が1万円台となりました。

金の売却を検討しているという方は、ぜひ「おたからや」にご相談ください。高価買取専門店「おたからや」は、全国1,000店舗以上を展開しており、世界44ヵ国との取引実績を持っています。

金の買い取りに関しては、専門の査定具を用いて金の含有量を調べたうえで査定を行なうため、適正価格で金の買い取りが可能です。また、「おたからや」は店頭買取と出張買取の2つの買取方法をご用意しています。そのため、お客様のご都合に合わせて自由に選択できる点も魅力です。査定料・出張料・手数料は無料で、即現金化に対応しています。

以下より「今日の金の買取価格」をチェックできますので、ぜひ確認のうえご検討ください。

今日の金の買取価格を確認する

まとめ

金は、世界的な有事が起こった際に価格が上昇する傾向にある点から「有事の金」と呼ばれています。ただ、有事の際に金を取引するのは必ずしも利益が生じるとはいえず、かえって損をしてしまう可能性もあるでしょう。そのため、有事の金は、購入・売却いずれの場合も慎重に検討すべきです。

また、金投資は世界的に価値が変わらない、安全性・信用性が高い、インフレ対策につながるなどのメリットがあります。その反面、利息や配当はない、現物は紛失・盗難のリスクがあるなどのデメリットもある点に留意しましょう。

買取専門店「おたからや」では、店頭買取だけでなく、出張買取も手数料無料で行なっています。お手持ちの金の売却を検討している場合は、お気軽にご相談ください。

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