地金型金貨の歴史と世界で発行されている種類

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地金型金貨の歴史と世界で発行されている種類

金貨には、収集型金貨と地金型金貨の2種類があります。収集型金貨は金としての価値よりも希少性やデザイン性が重要視されており、場合によってはかなりの高額で取引されることも。一方、主に投資用として製造されているのが地金型金貨です。この記事では、個人が気軽に投資できる方法として人気を集めている「地金型金貨」について解説します。

地金型金貨の国内史

日本では、皇室行事やオリンピックなどの大規模イベントの際に発行される記念金貨は昔からあったものの、投資目的の金貨にはあまりなじみがありませんでした。1979年に初めて地金型金貨が流通しだしてから、その存在が認識され始めたのです。

 

金貨の単位はg=グラムではなく、toz=トロイオンスで表示されます。トロイオンスは単に「オンス(oz)」と表示されることもありますが、秤の単位の1つである「オンス」とは異なる単位です。1tozはグラムに換算すると、約31gとなります。

 

現在流通している地金型金貨には、1tozや1/2toz、1/4tozなど複数のサイズがありますが、日本で流通され始めた当初は、1toz金貨しかありませんでした。

 

その後徐々に小型金貨も販売され、入手しやすくなってきた地金型金貨は、金相場の高騰した1980年代以降一気に注目されるようになっていったのです。

 

世界各国の地金型金貨

日本では、金の採掘量が多くはないこともあり、地金型金貨の製造はされていません。しかし地金型金貨が投資用として多く所有されるようになった近年では、数多くの外国製金貨が国内で流通しています。そのなかから4つの金貨をご紹介しましょう。

 

クルーガーランド金貨

南アフリカ共和国で1967年から発行されている金貨で、現在世界で取引されている地金型金貨のなかでは最も古いもののひとつです。表面には元大統領のポール・クリューガーの肖像が、裏面には南アフリカ地域に生息するスプリングボックと呼ばれる動物が描かれています。

 

1980年代には日本でも人気がありましたが、その後アパルトヘイトへの抗議が高まり輸入自粛が行われました。そのため、国内での流通量はかなり少なくなっています。

 

メイプルリーフ金貨

1979年から毎年カナダで発行されている金貨です。表面には女王エリザベス2世の肖像、裏面にはサトウカエデの葉が描かれています。カナダ政府が品質を保証している通貨であり、評価も高く国際的な信頼があるため、日本のみならず世界で最も多く流通している金貨です。

 

ちなみに法定通貨となっているため、額面通りの金額として現地で使用できます。とは言え、地金型金貨の額面価格は販売価格よりも極めて低く設定されていますので、貨幣として使うことはほぼないでしょう。

 

カンガルー金貨

オーストラリアで1982年から発行されている金貨です。表面には女王エリザベス2世の肖像が、裏面にはオーストラリアでおなじみのカンガルーが描かれています。このカンガルーの絵柄は毎年違うものが発行されているため、コレクションする人も多い金貨です。発行年によっては希少価値が高く、高いプレミアがつくものもあります。

 

ちなみに、昔はカンガルーではなく自然金塊=ナゲットがデザインされていたため、ナゲット金貨と呼ばれることもある金貨です。

 

ウィーン金貨ハーモニー

比較的最近の1989年からオーストリアで発行されている金貨です。表面にはパイプオルガンが、裏面には6種類の管弦楽器が描かれています。ウィーンといえば有名なウィーン・フィルハーモニー管弦楽団。金貨のデザインもこの楽団の楽器がモデルです。

 

美しいデザインから、投資だけでなくコレクションとしても非常に高い人気を誇っています。

 

メイプルリーフ金貨、カンガルー金貨と並んで「世界三大金貨」と評されるほど、有名な金貨です。

 

まとめ

上記で紹介した金貨以外にも、中国のパンダ金貨やアメリカのイーグル金貨など、世界各国でさまざまな地金型金貨が発行されています。毎年絵柄が変わるものもあるので、金としての価値だけでなくデザインもチェックして、購入してみてはいかがでしょうか。

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