ロレックスは世界で最も有名な高級ブランド時計のひとつです。高級であるといっても、実際はどの程度の価格で購入できるか具体的にわかっている人は少ないのではないでしょうか。

ここでは、ロレックスで人気の高いモデルについて、スペックや新作価格を含めて紹介します。

ロレックスのブランド紹介

世界で最も有名な高級時計ブランドと言えばロレックスといっても過言ではないでしょう。老若男女問わず、誰しもがロレックスというブランド名を一度は聞いたことがあるでしょうし、一度は保有したいと思う高級時計のブランドです。

ロレックスは古い歴史を持ち、各分野のプロフェッショナルを含め、古くからの愛好家も多く、コレクション目的で購入する人も少なくありません。

さらに、近年は高級時計という枠を超えて、値崩れしない資産としても注目が集まっています。資産家たちだけでなく一般人もこぞって購入するようになったことから、人気モデルになると正規販売店では購入が簡単ではなく、長期にわたり入手困難な状態になっていることでも有名です。

ロレックスは、スイスに本社を構える高級時計のブランドです。現在はスイスの会社なのですが、もともとは1905年にロンドンで創業した会社でした。本社をスイスのジュネーブに移したのは1920年なので、約100年以上の歴史を誇る時計ブランドです。

ロレックス時計の歴史は、1926年に世界初の防塵・防水時計であるオイスターを開発し、1931年には自動巻きの腕時計であるパーペチュアルを発表。当時はパーペチュアルの画期的なローター機構で一世を風靡していました。さらに、1953年にはロレックスの代表格であるダイバーズウォッチであるサブマリーナーを発売して、高精度・耐水性・耐食性などで世界的地位を確固たるものにしています。

その他、宇宙とモータースポーツを融合させたコスモグラフデイトナやマリンスポーツのためのヨットマスター、冒険家のためのエクスプローラーなど、様々なジャンルのプロフェッショナル向けに時計を提供し、時計の技術革新と成長を続けてきたブランドでもあります。

使用している素材などでは特許を多数取得しているなど、技術の面でも世界が誇る時計ブランドのフロントランナーです。

ロレックスは
どこで購入できるのか？

世界的な高級時計ブランドのロレックスですが、新品であれば百貨店や路面店などでの正規販売店から購入することが可能です。

それ以外の購入ルートとしては、ロレックスは非常に人気が高いブランドなので中古市場へ売却されることも多く、中古市場での取引も活発であることから、ブランド中古販売店などでも購入や売却できます。

現在ではコロナウィルスの影響や半導体の不足により部品が欠乏し、生産数が激減していました。さらには、一部のロレックスの熱狂的な愛好家や資産家達が資産形成として購入するようになったため、気軽に正規販売店で新品を購入できなくなっています。

まったくの初見でロレックスの正規販売店に行って、その日のうちにお目当ての時計を購入することはかなり難しいとされています。

高級ブランドというイメージを維持するためか、売り手の買い手の信頼関係が成り立たないと、売買が成立しないというちょっと特殊な環境になっているのが現実です。その結果、正規販売店での購入ができないということであれば、どうしてもほしいという人もいるため、中古市場の価格も高騰しています。

中古市場とは中古ブランド品を扱う街中の中古ブランドショップが含まれます。価格が高騰しているため、人気の高いモデルに関しては、入手困難で希少価値が高くなるため、新品価格よりも中古価格が数倍もの値段になっていることも少なくありません。

ロレックスを
購入する際のポイント

次にロレックスの時計を購入する際のポイントについて紹介します。店舗で実物を確認してターゲットの時計を絞ることも大切ですが、ここで紹介するポイントを知った上で購入することをおすすめします。

どこで購入したらいいのか？

ロレックスの時計は数万円で気軽に買えるようなものではありません。そのため、信頼できる店舗で購入することが最も大切です。

特に、初めてロレックスを購入する場合には、百貨店などに入っている正規販売店での購入をおすすめします。正規販売店はロレックスとは正式な契約を行っている店舗なため、接客はもちろん、商品知識やアフターサービスなどロレックスに関して最も信頼がおける店舗ではないでしょうか。

次に紹介するのが、並行ショップと呼ばれる店舗です。並行ショップでは並行輸入モデルを販売しており、正規販売店と同じようなアフターサービスを受けることも可能。正規販売店にはないモデルを販売している可能性があるのが魅力です。ただし、店舗によってアフターサービスが異なるため、よく注意して購入することをおすすめします。また、そのアフターサービスの違いがお店選びのポイントです。

ネットで購入しても大丈夫なのか？

ロレックスの時計はインターネット通販でも購入することは可能。ロレックスの時計に限らず、ネット通販で商品を購入する最も大きなリスクは、現物を見ずに購入する点です。

そのため、信頼できると思われる店舗からの購入が非常に重要。ただし、最近では数百万円の高額な中古車や住宅をリアルな現物を見なくてもネットで購入することも珍しくなく、そう考えるとロレックスをネットで購入してもおかしくありません。店舗を選ぶ際には、店舗のサービスに対する口コミや過去の販売履歴、店舗の営業年数、保有している許可書などを参考にして選ぶといいでしょう。

ロレックス時計の特徴

ロレックスには数多くのオリジナルな素材が存在しています。素材へのこだわりや追求心こそが、世界をリードするロレックスの大きな特徴です。

時計に使用する素材やモーメントによって、同じモデルでも金額に大きな差があります。ここでは、ロレックスに使用されている素材について紹介します。

オイスタースチール

ロレックスの時計に使用されているメタルの多くは、オイスタースチールと言われるステンレスです。耐食性を必要とする時計にはステンレスを使用しますが、このステンレスにも様々な種類があります。耐食性の高いステンレスはSUS316Lとされており、医療機器や半導体製造装置などにも数多く採用されているのです。

ロレックスが独自で開発したオイスタースチールは、SUS316Lよりもより耐食性に優れたSUS904Lをベースにした素材になっています。SUS904Lは宇宙開発や最先端のハイテク企業のごく一部でのみしか使用されていません。オイスタースチールは耐食性だけではなく、光沢性にも優れていることから、デザインと実務を兼用したハイブリッドなステンレスになっています。

エバーローズゴールド

ゴールドの色は一般的にはイエローがメインですが、ロレックスではオリジナルのピンクゴールドを開発。もともとイエロー色であったゴールドに色を付加させると、ゴールドそのものの耐久性にかけ、変色するリスクがあります。

しかし、ロレックスが開発したエバーローズゴールドは変色を起こしにくいのが特徴です。ローズ色を付加する際にプラチナを配合させることで変色を抑え、さらには一般的なピンクゴールドよりも赤くないため上品な色合いを楽しむことができます。

ロレゾール

ロレゾールはオイスタースチールと18金ゴールドを混ぜ合わせた素材です。混ぜ合わせるゴールドの種類によって、イエローロレゾール、エバーローズロレゾール、ホワイトロレゾールの3つを展開。時計の会社にもかかわらず、素材にも特許を取得しているのはロレックスのただならぬこだわりを垣間見ることができます。

オイスターフレックス

オイスターフレックスはロレックスが開発したラバーベルトです。ラバーベルトとは言いつつも、肌に触れる部分はしなやかさを有するエラストマーという高分子素材を表面に使用しています。そのため、非常に手になじむ感覚を得られるでしょう。

また、一般的なラバーベルトは耐久性や耐候性に乏しいと言われていますが、オイスターフレックスでは内部にチタンニッケル合金が入っています。つまり、チタンニッケル合金の外部にエラストマーをコーティングしたものがオイスターフレックスなのです。

チタンニッケル合金は医療業界でも数多く使用され、柔軟性やフレキシブルさがあり、耐久性にも優れています。

肌と触れるエラストマー自身の耐久性も一般的なラバーと比較して非常に高いことから、耐久性と快適性を両立させたブレスレッドになっています。

ロレックスの人気モデルと
その価格

ロレックスにはスポーツモデルからドレスウォッチまで数多くのモデルが存在します。各モデルでは時計に搭載した機能だけでなく、ベゼルやベルトやケースの素材によっても金額が大きく変化。予算に合ったものや形状・機能的に自分にあったものを探してみてください。

コスモグラフ デイトナ

コスモグラフ デイトナはロレックスが販売しているモデルの中で最も人気が高く、正規販売店でも入手困難と言われているモデルです。

デイトナはアメリカのモータースポーツ向けにロレックスが開発したクロノグラフを搭載したスポーツモデル。誕生した1963年からモデルチェンジを行い、今も進化し続けている時計です。

ベゼルの上にタキメーターを配置しており、モータースポーツで時速を測定できる時計として開発されました。

クロノグラフやタキメーターなどスポーツモデルでありながら、優雅で高級感漂うデイトナは若者から50代の人まで特に男性に人気の高いモデルになっています。

現在販売されているデイトナのモデルを紹介します。

コスモグラフ デイトナ

素材：オイスタースチール
ダイヤル：黒
サイズ：40mm
型式：126500LN
価格：2,176,900円

オイスタースチールというロレックスオリジナルの耐食性・耐候性に優れたステンレスを有しています。デイトナとして最もベーシックなモデル。文字盤やタキメーターがブラックで、若者からサラリーマンにも人気があるモデルです。

コスモグラフ デイトナ

素材：オイスタースチール
ダイヤル：白
サイズ：40mm
型式：126500LN
価格：2,176,900円

素材にオイスタースチールを使ったモデルです。文字盤をホワイトにすることで、女性でも違和感なく着用できる人気のモデルです。価格はブラックの文字盤と同じです。

コスモグラフ デイトナ

素材：イエローゴールド
ダイヤル：ブラック
ブレスレット：オイスターフレックス
サイズ：40mm
型式：126518LN
価格：4,592,500円

素材はイエローゴールドを使用し、ブレスレッドにはオイスターフレックスというロレックスオリジナルのエラストマー素材を有したモデルです。汗による浸食に強いのがオイスターフレックスの特徴で、カジュアルで実用的なモデルになっています。

コスモグラフ デイトナ

素材：イエローゴールド
ダイヤル：ブラック
ブレスレット：オイスター
サイズ：40mm
型式：126508
価格：5,941,100円

素材はイエローゴールドを使用し、ブレスレッドにはオイスターを有したモデル。スポーツモデルよりもゴージャス感を楽しみたいかたにはおすすめの時計です。

コスモグラフ デイトナ

素材：ホワイトゴールド
ダイヤル：ブラック
ブレスレット：オイスター
サイズ：40mm
型式：126509
価格：6,371,200円

素材はホワイトゴールド、ブレスレッドにはオイスターと定番のクラシカルなモデルです。
ダイヤルはスチールのグレーとブラックのツートンでシックな感じを演出しています。

コスモグラフ デイトナ

素材：エバーローズゴールド
ダイヤル：ブラック
ブレスレット：オイスター
サイズ：40mm
型式：126505
価格：6,371,200円

素材にはエバーローズゴールドを使っており、ブレスレットはメタル素材のオイスターで、高級時計らしいモデルです。ダイヤルはピンクとブラックのツートンカラーで男性でも違和感なく利用できるでしょう。

コスモグラフ デイトナ

素材：エバーローズゴールド
ダイヤル：ダイヤモンド入りブラック
ブレスレット：オイスター
サイズ：40mm
型式：126505
価格：6,652,800円

ほのかなピンク色を有したエバーローズゴールドを素材にしており、ダイヤルはダイヤモンド入りのブラック。金額は高額の600万円を超えています。

まとめ

現在発売されているロレックスのデイトナとその販売価格を紹介しました。これらのモデルは非常に人気が高く、正規販売店に行ってもその場で即購入することはできないかもしれません。気に入ったモデルがあり、どうしても購入したい場合には、街中のブランドショップで購入するケースも少なくありません。

しかし、人気モデルになればなるほど、価格に関しては中古市場のほうが新品価格よりも高くなってしまう可能性があります。売却を検討する際は、ここで紹介した新作価格をあらかじめ知っておくことも大切です。

ロレックスは資産価値が非常に高く、売却することで大きな利益を出すことも不可能ではありません。時計の評価を行う鑑定士によって売却額が大きく異なってしまう可能性はありますので、信頼できる鑑定士へ依頼することが大切です。

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