プラチナの参考買取相場の
価格推移グラフ

プラチナ相場(1gあたり)の期間ごとのグラフ推移を掲載しています。
今日の相場以外にも6ヶ月や1年単位での動きもご参考ください。

相場価格(円/g)

※見出しをスクロールして選択できます。

※9:30時点の相場を表示しています。

※参考買取相場は、国内外の公表相場、市場流通価格および当社取引実績をもとに算出した目安価格です。実際の買取価格を保証するものではなく、査定時の相場変動、お品物の状態・重量・品位等により変動します。

過去の年度別の
プラチナ買取相場

その年の最高買取価格・最低買取価格と平均買取価格(国内インゴット1gあたり)を表記しています。

年度 最高価格 最低価格 平均価格

※9:30時点のプラチナ相場の中での最高値を表示しています。
※参考買取相場は、国内外の公表相場、市場流通価格および当社取引実績をもとに算出した目安価格です。実際の買取価格を保証するものではなく、査定時の相場変動、お品物の状態・重量・品位等により変動します。

2026年6月のプラチナ相場専門家コメント

日付/プラチナ相場

プラチナ相場の専門家コメント

10,688
石坂 貴史

2026年6月1日(月)の今朝の国内プラチナ店頭小売価格は11,110円となり、前日比+85円と上昇しました。今朝のドル円は159.4円台で推移しており、円安基調が円建てのプラチナ価格を押し上げた面があります。 米国株式市場では、主要3指数がそろって終値ベースの最高値を更新しました。デル・テクノロジーズの好決算を受け、AI関連株や半導体株に買いが入り、市場全体の強さにつながっています。プラチナは宝飾品だけでなく工業用途も大きいため、景気への期待が強まる場面では買い材料として意識されやすくなります。 ただ、すべてが追い風というわけではありません。トランプ政権がUSMCAを巡り、北米産自動車の域内調達比率を引き上げるよう求めているとの報道を受け、自動車メーカー株は下落しました。プラチナは自動車の排ガス浄化装置にも使われるため、自動車産業の先行きに不透明感が出ると、相場の重しになる可能性があります。 また、週明けの中東情勢も引き続き注意が必要です。米国とイランの停戦協議を巡っては、トランプ米大統領が最終判断に向けて会合を開く考えを示しました。一方で、イラン側は実際の行動を見て判断する姿勢を崩していません。原油先物も日本時間1日午前に2%超上昇しており、エネルギー価格の上振れがインフレ懸念を強める展開も考えられます。 本日のプラチナ取引では、米国株高やAI関連の好材料を前向きに見つつも、自動車関連の不安材料や原油高を軽視しないことが大切です。プラチナは金よりも景気敏感な面があるため、価格だけで判断せず、株式市場、自動車業界、原油価格などをセットで確認したいところです。上昇時に慌てて買うより、材料が一巡した後の値動きを見て判断する姿勢が現実的です。

10,694
石坂 貴史

2026年6月2日(火)の今朝の国内プラチナ店頭小売価格は11,115円となり、前日比では5円高となりました。上昇幅はわずかですが、金価格が反落するなかでも、プラチナは下値を保つ展開となりました。 プラチナは貴金属としての投資需要に加え、自動車向けの工業需要にも左右されやすい金属です。排ガス浄化装置に使われるため、欧州の自動車市場や車種構成の変化は、相場を見るうえで外せない材料です。 自動車関連では、中国の上海汽車集団がスペイン・ガリシア州に工場を設ける計画を明らかにしました。同社にとってEU域内初の生産拠点となる予定で、初期投資額は約2億ユーロとされています。必要な承認を得られれば、2028年の操業開始を目指し、最終的には年間12万台規模の生産能力を見込んでいます。欧州で中国メーカーの現地生産が広がれば、自動車産業の勢力図にも影響しそうです。 一方、欧州ではテスラの販売にも持ち直しの動きが出ています。5月の新車登録台数はスウェーデンで71%増、デンマークで136%増、スペインで113%増となりました。電動車市場の拡大は続いており、自動車需要そのものは底堅いといえます。 もっとも、電気自動車は排ガス浄化装置を必要としないため、EV販売の増加が直接プラチナ需要を押し上げるとは限りません。プラチナ相場にとっては、ハイブリッド車やプラグインハイブリッド車がどれだけ伸びるかも重要になります。 原油市場は中東情勢への警戒感から供給不安が続いています。5月の米国の原油輸出量は日量560万バレルと過去最高に達したとされ、アジアや欧州が米国産原油の調達を増やした様子がうかがえます。原油高はインフレや景気見通しにもつながるため、貴金属市場にも波及しやすい材料です。 本日のプラチナは小幅高とはいえ力強く上昇したというより、材料を確認しながら下値を保った印象です。相場を押し上げるには、自動車需要の回復がプラチナ需要にどこまで結びつくかを見極める必要もあるでしょう。目先は、欧州の自動車販売、原油価格、中東情勢の変化などを見つつ、短期的な値動きに振り回されすぎない対応が欠かせません。

10,718
石坂 貴史

2026年6月3日(水)の今朝のプラチナ店頭小売価格は11,115円となり、前日比は0円でした。価格は前日から動かなかったものの、相場の背景には中国の需要鈍化、EV販売の回復、原油高など、複数の材料が並んでいます。 まず気になるのは中国のエネルギー需要です。中国の製油所では、原油を新たに輸入するより、積み上がった在庫を取り崩す動きが強まっています。燃料需要が弱く、原油価格も高いため、精製しても利益を出しにくい状況です。5月の海上経由の原油輸入は、過去10年で低い水準まで減る可能性があるとされ、中国景気の弱さを示す材料といえます。 一方、自動車関連では異なる動きも出ています。テスラの5月の中国生産EV販売台数は前年同月比39.4%増となり、7カ月連続で増加しました。BYDの5月世界販売台数も前年同月比0.3%増となり、続いていた減少にいったん歯止めがかかりました。欧州や新興国向けの販売が伸びている点は、自動車市場全体を見るうえでは前向きな材料です。 ただ、プラチナは主に排ガス浄化装置などに使われるため、EVの普及は長い目で見ると需要を押し下げる面があります。自動車販売が増えても、どの種類の車が売れているのかまで確認する必要があるでしょう。 米国時間の原油先物は約1%上昇し、1週間ぶりの高値をつけました。米国とイランの協議を巡る不透明感が続き、エネルギー価格は振れやすい状況です。プラチナ取引では、今日の横ばいだけを見て安心するより、中国の燃料需要、自動車販売の中身、原油高による景気への影響をあわせて見ることが大切です。

10,367
石坂 貴史

2026年6月4日(木)の今朝のプラチナ店頭小売価格は10,789円となり、前日比326円安でした。前日までの上昇に一服感が出たことに加え、貴金属全体で上値を追いにくい流れとなり、プラチナも大きく値を下げています。 為替はドル円が159.9円台で推移しました。深夜には160.1円付近まで円安が進みましたが、その後はやや戻す場面もありました。円安は国内プラチナ価格の支えになりやすいものの、今回は海外市場の軟調さが目立ち、国内価格にも下押し圧力がかかりました。 中東情勢では、米下院がイラン戦争の停止を求める戦争権限決議案を可決しました。ただ、上院での可決などを経る必要があり、すぐに米国の方針転換につながるとは限りません。一方で、レバノンとイスラエルの停戦実施合意も伝わり、市場では緊張緩和と再悪化の両方が意識されています。 原油市場では、米国時間の原油先物が約2%上昇しました。北海ブレント先物は1バレル97.81ドル、WTI先物は96.02ドルとなり、中東での対立激化や米国とイランの交渉停滞が買い材料となっています。 また、クウェート石油公社は、ホルムズ海峡の通航が再開されれば、6〜8週間で石油生産の約7割を回復できるとの見方を示しました。ただし、完全な正常化には時間がかかるとの見方もあり、原油供給をめぐる不透明感は残ります。 プラチナは金よりも工業需要の影響を受けやすく、自動車触媒向けの需要が相場を見るうえで重要です。さらに、AI向けデータセンター需要の拡大により、メモリー半導体の不足や価格上昇も警戒されています。部品供給に不安が広がれば、自動車生産にも影響しかねません。 本日のプラチナ価格は大きく下落しましたが、円安や中東リスクは下支え材料として残っています。ただ、値下がりだけを見て買い場と判断するのは早いでしょう。原油価格、自動車生産、為替の流れをチェックしながら、短期の反発狙いではなく、余裕資金の範囲で慎重に検討したい状況です。

10,430
石坂 貴史

2026年6月5日(金)の今朝の国内プラチナ店頭小売価格は10,852円となり、前日比+63円でした。前日に大きく売られた流れが一服し、本日は買い戻しが入りやすい展開になったとみられます。 今回のプラチナ相場を見るうえで注目したいのは、米国の自動車政策です。米自動車業界団体である自動車イノベーション協会は、米環境保護局が示した排ガス規制強化の2年延期案を支持しました。EV販売の伸びが鈍るなか、厳しい規制にすぐ対応するのは難しいとして、より現実的な長期基準を求めています。 プラチナは、ガソリン車やハイブリッド車の排ガスを浄化する部品に使われます。そのため、EV化が急速に進むより、内燃機関車やハイブリッド車が一定期間残る流れの方が、需要面では支えになりやすいと考えられます。今回の規制延期の議論は、プラチナにとって無視できない材料の1つです。 一方、自動車業界では別の変化も進んでいます。米配車大手ウーバーは、自動運転技術を持つニューロに約5億ドルを投資すると報じられました。ロボタクシーの普及が進めば、将来的には自動車の保有や利用の形が変わる可能性があります。これは短期の相場材料というより、中長期の需要構造を考える話です。 エネルギー市場では、イスラエルとレバノンの停戦合意を受けて原油先物が約3%下落しました。ただしイランの原油輸出は米国の海上封鎖などで大きく減っており、中東情勢の不安が消えたわけではありません。 金曜日のプラチナ相場は、価格の反発だけを見て判断するより、自動車規制や原油、中東情勢をあわせて確認しましょう。プラチナは金よりも景気や産業需要の影響を受けやすいため、購入を考える場合は一度に大きく動かず、特に週末では相場材料を確認して金額を分けて判断したいところです。

9,960
石坂 貴史

2026年6月8日(月)の今朝の国内プラチナ店頭小売価格は10,382円となり、前日比-470円と大きく値を下げました。週明けのプラチナ相場は、前週末の水準から一気に調整が進んだ形です。 プラチナは金と同じ貴金属に分類されますが、金よりも「景気」と「産業需要」の影響を受けやすい商品として見ます。特に自動車の排ガス浄化装置に使われるため、自動車市場やエネルギー価格の動きは相場を見るうえで外せません。 原油市場では、OPECプラスの有志7カ国が7月の生産目標を日量18万8,000バレル引き上げることで合意しました。ただ、ホルムズ海峡の事実上の封鎖が続く中では、増産がそのまま供給改善につながるとは考えにくい状況です。反対に、海峡が再開されれば供給不足への警戒が後退し、原油相場の見方が一気に変わる可能性もあります。 中東では、米国がイラン資産を湾岸諸国への補償に活用する案を検討しているとの報道に対し、イラン側が反発しています。こうした対立が長引けば、原油価格や投資家心理を通じて、プラチナ相場にも影響が及びやすくなります。 一方で、自動車関連では中国CATLが蓄電事業の拡大見通しを示し、JPモルガンはテスラ株の投資判断を引き上げました。ここで改めて注目したいのは、EVや蓄電、自動運転への期待が広がるほど、自動車産業の構造変化が進むという点です。 プラチナは「貴金属価格」だけでなく「産業の需要」をあわせて見ることが大切です。週明けの本日のような大幅下落時は、短期的な反発だけを期待するより、自動車関連の需要や原油相場、中東情勢などがプラチナにとって追い風なのか向かい風なのかを確認してから判断したいところです。

9,672
石坂 貴史

2026年6月9日(火)の今朝の国内プラチナ店頭小売価格は10,094円となり、前日比-288円の下落となりました。10,000円台は維持しているものの、前日からの下げ幅は大きく、プラチナ相場にはやや重たい空気が出ています。 今朝のドル円は160円台前半で推移しており、円安水準は続いています。円安は国内の貴金属価格を押し上げやすい材料ですが、今日のプラチナはその支えよりも、海外相場や需要面への不安が強く出た形です。今朝の日経平均株価は9時半時点で高値65,042円をつけており、投資家心理は極端に悪化しているわけではありません。ただ、プラチナは金と違い、工業用需要の影響を受けやすいため、景気や自動車関連のニュースに反応しやすい面があります。 特に注目したいのが、中国の自動車市場です。中国乗用車協会が発表した5月の販売台数は153万台となり、前年同月比で22.3%減少しました。これで8カ月連続の減少です。1月から5月までの累計でも19.7%減となっており、自動車需要の弱さが長引いています。プラチナは排ガスを浄化する装置などに使われるため、自動車販売の減速は相場の上値を抑えやすい材料です。 一方、原油市場では中東情勢が引き続き意識されています。米国時間の原油先物は、取引序盤に5%を超えて上昇しました。その後、イランとイスラエルが相互攻撃の停止を示したことで上げ幅は縮小しましたが、北海ブレントは1バレル94.25ドル、WTIは91.30ドルで取引を終えています。原油高が続けばガソリン車の販売に影響し、間接的にプラチナ需要にも響く可能性があります。 今日のプラチナの下落を「買いやすくなった」とだけ見るのは少し早いかもしれません。プラチナは円安で下支えされる一方、自動車販売や原油価格の動きなどでも見方が変わりやすい商品です。購入を検討する場合は、価格の安さだけでなく、需要回復の兆しがあるかもあわせて確認しましょう。

9,487
石坂 貴史

2026年6月10日(水)の今朝のプラチナ店頭小売価格は9,909円となり、前日比-185円と下落しました。1万円台を割り込む水準が続いており、足元のプラチナ相場はやや弱含みの印象です。 為替市場では、今朝のドル円が160.4円付近で推移しています。円安は本来、国内のプラチナ価格を押し上げやすい要因です。ですが今回は、円安による下支えよりも、海外商品市場や需要見通しへの慎重な見方が強く、国内価格は下落しました。 プラチナ相場を見るうえでは、自動車関連の動きも重要です。ベトナムのEVメーカー、ビンファストは2026年第1四半期に大幅増収となり、東南アジアでのEV需要の強さが確認されました。一方、増産投資の負担で赤字は拡大しており、自動車市場全体の勢いを見極めたい状況です。 資源価格では、カナダの4月貿易黒字が原油高を背景に15カ月ぶりの高水準となりました。また、米エネルギー長官はホルムズ海峡の船舶通航が増えていると述べた一方、エネルギー供給の正常化には時間がかかるとの見方も示しています。原油や中東情勢は、製造コストや景気を通じてプラチナ需要にも影響しやすい材料です。 足元では9,000円台まで下げており、以前より買いやすい水準に見えるかもしれません。ただ、プラチナは金と違い、景気や自動車生産の見通しによって価格が振れやすい資産です。今の局面では「安くなったから買う」と単純に判断するより、EVの伸び、ガソリン車・ハイブリッド車の需要、原油価格、為替の動きをあわせて確認したいところ。購入を検討する場合も、まずは金額を抑え、相場の落ち着きを見ながら段階的に判断するのが良さそうです。

9,183
石坂 貴史

2026年6月11日(木)の今朝のプラチナ店頭小売価格は9,606円となり、前日比-303円と大きく値下がりしました。9,600円台の水準は12月中旬以来で、足元ではプラチナにも調整圧力が強まっています。為替は一時1ドル=160.5円まで円安が進んだものの、今回の下落を支える材料としては力不足でした。 株式市場では、日経平均株価が一時62,335円まで下げる場面がありました。その後は前日比-1%付近まで持ち直しましたが、市場全体には慎重な雰囲気が残っています。本日は米PPIやECB政策金利の発表もあり、金利、為替、株価の反応を見ながらの展開になりそうです。 プラチナ相場では、本日も自動車市場の動きは見逃せません。欧州では、中東情勢の緊迫化による燃料価格の上昇を背景に、EVへの関心が高まっています。フランスのルノーは、フランスやドイツなど一部市場でEVの受注残が50%増えたと明らかにしました。欧州全体でも、1〜4月の完全EV販売は前年同期比29%増の約100万台に達しており、消費者の選択が変わりつつあります。 一方で、中国の自動車市場は弱さが目立ちます。5月の中国国内販売は前年同月比20.4%減となり、国内需要の落ち込みが続いています。輸出は大きく伸びていますが、プラチナは自動車産業との関係が深いため、中国国内の需要減速は相場を見るうえで注意したい材料です。 米国では5月のCPIが前年比4.2%上昇し、インフレへの警戒感も続いています。トランプ大統領は、イランとの戦争が終われば原油価格や物価は下がるとの見方を示していますが、ホルムズ海峡をめぐる緊張が残る限り、原油高への不安は簡単には消えにくいでしょう。 本日のプラチナは、価格だけを見れば買いを考えやすい水準に近づいています。ただ、プラチナは金よりも景気や自動車需要の影響を受けやすい商品です。今は「安くなったから買う」と見るよりも、欧州のEV需要、中国の販売低迷、原油高による消費への影響がどちらに傾くかを確認しながら判断しましょう。

9,542
石坂 貴史

2026年6月12日(金)の今朝のプラチナ店頭小売価格は9,964円となり、前日比+358円と大きく上昇しました。前日は9,600円台まで下げていましたが、本日は金相場の反発や円安進行に加え、商品市場全体に買い戻しが入りやすい流れとなり、プラチナにも見直し買いが入った形です。 プラチナ取引では、引き続き自動車関連のニュースを見る必要があります。米国デトロイトとカナダ・ウィンザーを結ぶ新たな橋「ゴーディ・ハウ国際橋」は、開通予定が延期されました。米加間の貿易問題が背景にあるとみられ、物流や自動車部品の流れに影響する可能性があります。この地域は北米の自動車産業にとって重要な物流拠点であり、国境をまたぐ輸送の遅れは、生産や部品供給の不透明要因になるでしょう。 一方、中国では長春市が2030年までの自動車産業計画を公表し、BYDや小米などのEVメーカー誘致を進める方針です。さらにGMは、将来のEV向け電池でLFP電池の採用計画を見直し、別の電池技術に重点を置く可能性を示しました。BYDも欧州で第2の組立工場として既存工場の買収を検討しており、世界の自動車産業は再編と競争が一段と強まっています。 プラチナは金と同じ貴金属でも、値動きの背景がやや異なる点を意識したい場面です。本日の上昇は反発としては大きいものの、今後の焦点は、この戻りが自動車需要や産業面の改善を伴うものかどうかです。特に、米加間の物流、EVメーカーの生産体制、欧州での工場再編といった材料は、プラチナ需要を見るうえでも無視できません。価格が戻った局面ほど、勢いだけで判断せず、実需につながるニュースが続くかを確認しながら動きたいです。

9,805
石坂 貴史

2026年6月15日(月)の今朝のプラチナ店頭小売価格は10,227円となり、前日比+263円と上昇しました。週明けのプラチナ相場は10,000円台を保ち、足元では底堅さが見られます。為替市場で円安が進んだことも、国内価格を押し上げる一因になったとみられます。 今回、プラチナ相場を見るうえで気になるのが、中国の燃料消費の落ち込みです。中国石油化工集団、いわゆるシノペックの内部データでは、4月のガソリン販売が前年同月比8%減、ディーゼル燃料販売が6%減となりました。中国では経済活動そのものが止まっているというより、移動手段の変化が進んでいます。鉄道利用が増え、EVの充電量も4月に前年同月比69%増と過去最高を更新しました。 これは原油市場だけでなく、プラチナにとっても無視できない動きです。プラチナは自動車の排ガス浄化装置に使われるため、ガソリン車やディーゼル車の利用が減れば、需要面では慎重に見る必要があります。一方で、ハイブリッド車は引き続きプラチナ需要を支える可能性があり、単純に「EV化=プラチナに悪い」とは言い切れません。 中東情勢では、イラン外務次官がレバノンを含む各戦線での戦闘と軍事作戦の即時かつ恒久的な終結を確認したと伝わりました。ただし、最終合意に向けた交渉は60日間続く見通しで、違反があればイランは独自に対応する姿勢も示しています。地政学リスクは和らいでいますが、まだ不安定さは残ります。 週明けのプラチナ高を短期的な円安要因だけで見るのではなく、自動車・燃料需要の変化もあわせて確認してほしいところです。今日のように価格が上がっている場面でも、短期的な為替要因なのか、実際の需要改善なのかで見方は変わります。上昇しているから強いと決めつけず、直近で為替・自動車需要・地政学リスクの3つを分けて確認しておくと、相場の変化に対応しやすくなります。

9,792
石坂 貴史

2026年6月16日(火)の今朝のプラチナ店頭小売価格は10,191円となり、前日比-36円と小幅に下落しました。前日に大きく上昇した後だけに、本日はやや上値の重さが意識される展開です。ただ、10,000円台は維持しており、急落というよりは一服の動きと見ています。 米国ではフォードなどの自動車メーカーが、中国製ソフトウエアを搭載するコネクテッドカー規制への対応を迫られています。販売継続には政府の認可が必要になる車種もあり、米中対立が自動車の供給網や販売戦略に影響する構図が続いています。 また、米EPAはカリフォルニア州の厳しい自動車排ガス規制を撤回させる動きを進めています。規制が緩和されれば、ガソリン車やトラックの販売には追い風となりやすく、排ガス浄化装置に使われるプラチナ需要にも関係します。一方、欧州ではVW、ステランティス、ルノーが域内生産を促す制度や支援策を求めており、自動車産業への政策対応が相場材料になっています。 原油関連では、米国のガソリン平均小売価格が1ガロン4ドルを下回りました。米国とイランの戦闘終結に向けた合意を受け、ホルムズ海峡の再開期待が高まったことが背景です。ガソリン価格の低下は消費者心理にはプラスですが、前年よりはなお高く、車の利用や販売をどこまで支えるかは慎重に見る必要があります。 本日のプラチナ相場は小幅安となりましたが、10,000円台を維持しているため、まだ大きく崩れたとは見ていません。今日の下落だけで判断するのではなく、米国の排ガス規制緩和がガソリン車やハイブリッド車の販売環境を下支えするのか、一方で欧州の自動車需要の弱さや生産コストの上昇が重荷になるのかを確認したいところです。今後の対応を考えるうえでは、価格が下がったという事実だけに反応するより、自動車政策、原油価格、部品・タイヤなど関連コストの動きがプラチナ需要にどう影響するかを見極めることが大切です。高値圏での一服なのか、需要面への不安が強まった下落なのかを分けて見ると判断しやすくなるでしょう。

10,068
石坂 貴史

2026年6月17日(水)の今朝のプラチナ店頭小売価格は10,470円となり、前日比+279円と上昇しました。今朝にかけてドル円が160.5円付近まで円安方向に振れたことも、国内価格を押し上げる要因になりました。ただ、今夜から明日未明にかけては米FOMCの結果発表と、ウォーシュFRB議長による初の記者会見が予定されています。ここからは、金利見通しと為替の反応を慎重に見たい局面です。 ドイツのBMWは、2026年通期の自動車部門の営業利益率見通しを4〜6%から1〜3%へ引き下げました。中国市場の伸び悩みに加え、中東紛争による消費者心理の悪化やエネルギー価格の上昇も重荷になったとしています。プラチナは排ガス浄化装置に使われるため、自動車メーカーの業績悪化や出荷台数の下振れは、需要面で気になる材料です。 また、中国では大型トラックの電動化を進める具体的な目標が示されました。2030年までに大型トラック新車販売の40%をEVにする計画で、充電や電池交換の拠点整備も進める方針です。すぐにプラチナ需要が大きく減るとは考えにくいものの、ディーゼル車からEVへの移行が進めば、中長期では排ガス浄化装置向け需要にブレーキがかかる可能性があります。 原油市場では、米国とイランの戦闘終結に向けた暫定合意を受け、ブレント原油とWTI原油が約5%下落しました。エネルギー価格の落ち着きは企業や家計には追い風ですが、資源価格全体の過熱感を抑える面もあるでしょう。 本日のプラチナ相場は上昇していますが、値上がりした事実だけで判断せず、何が価格を押し上げたのかを確認することが大切です。今回の場合、プラチナ需要そのものの強さというより、為替の影響も大きいため、FOMC後のドル円の動きと自動車関連の悪材料への反応を見ておきたいところです。購入を考えている方は、上昇局面で急いで入るより、相場が一度落ち着いたあとに、自分にとって無理のない価格帯かどうかを見直す姿勢が現実的です。

9,810
石坂 貴史

2026年6月18日(木)の今朝のプラチナ店頭小売価格は10,191円となり、前日比-279円と下落しました。金相場ではFOMC後に米金利上昇への警戒が強まり、NY金先物が大きく下げました。プラチナも貴金属全体への売りの流れを受けやすく、前日の上昇分を戻すような動きになっています。 トランプ米大統領は17日、自由貿易協定「USMCA」について、米国は協定がない方が良くなるとの考えを示しました。一方で、交渉には応じる余地も残しています。GM、フォード、ステランティスなどを代表する自動車業界団体は、北米の自動車製造や貿易の競争力を高めるため、USMCAの見直しと更新を重視しています。プラチナは排ガス浄化装置に使われるため、北米の自動車生産体制や貿易条件の変化は、今後の需要見通しに影響しやすい材料です。 また、国際エネルギー機関は、ホルムズ海峡の再開により世界の原油市場が緩やかに回復し、2027年には大幅な供給過剰に転じるとの見通しを示しました。原油供給への不安が和らげば、ガソリン価格やインフレ圧力の落ち着きにつながる可能性があります。ただし、在庫は足元で大きく減っており、短期的には原油価格が再び振れやすい点も残ります。 短期的には米金利や自動車関連の材料に左右されやすい一方、中長期では中国需要にも目を向けたいところです。7月の上海プラチナウィークでは、水素や新エネルギー、AI関連分野でのプラチナ族金属の活用がテーマとなっており、需要拡大への期待がどこまで具体化するかが注目されます。 木曜日のプラチナは、貴金属全体の売りに加え、自動車や原油を巡る材料が重なった相場です。直近で見ておきたいのは10,000円台を維持できるかと、米金利上昇への警戒がどこまで続くかです。購入に悩む場合は自動車需要や原油価格の動きが相場の支えになるのかも見たうえで、納得できる水準かどうかを慎重に判断しましょう。

9,394
石坂 貴史

2026年6月19日(金)の今朝のプラチナ店頭小売価格は9,812円となり、前日比-379円と大きく下落しました。ドル円は深夜帯に一時161.8円付近まで円安が進んだ後、今朝は161円台前半で推移しましたが、プラチナ価格を押し上げるほどの支えにはなりませんでした。 欧州では、イラン戦争を背景とした燃料価格の高騰や充電インフラの改善、手頃なEVの増加を受け、5月のEV新規登録が前年同月比で34%増加しました。主要市場のBEV販売台数も34.4%増の21万2,387台となり、新車販売に占める割合は23.6%と過去最高を記録しています。 ただ、ここは少し丁寧に見たいところです。EVの普及が進むことは自動車販売全体の底堅さを示しますが、その一方で内燃機関車向けに使われるプラチナ需要には変化をもたらす可能性があります。プラチナはガソリン車やディーゼル車、ハイブリッド車との関係が深いため、EVだけでなく、燃料価格が下がった後に消費者の選択がどう変わるかも確認する必要があります。 エネルギー面では、EU域内企業が2027年から、第三国向けであってもロシア産LNGの販売を禁じられる見通しです。ロシア産ガスを巡る規制が強まれば、欧州のエネルギー価格や産業活動に影響しやすく、プラチナ相場にも間接的に響くかもしれません。 プラチナは金以上に「景気」と「自動車」の影響を受けやすい商品。価格が大きく下がった場面でも、単に安くなったと見るのではなく、欧州のEV販売、燃料価格、ハイブリッド車需要がどの方向に向かっているかを確認したいところです。週末のプラチナ購入は目先の反発を狙うより、需要の支えが残っているかを見ながら判断する方が落ち着いた選択につながります。

9,307
石坂 貴史

2026年6月22日(月)の今朝のプラチナ店頭小売価格は9,722円、前日比-90円と値下がりしました。週明けのドル円は161円半ばで推移しており、円安は国内プラチナ価格を下支えしやすい状況です。ただ、貴金属全体に売りが出やすい流れもあり、プラチナも上値を伸ばしにくい展開となっています。 今週は、米国の5月新規住宅販売件数やPCEデフレーターなどが予定されています。米国の景気や物価が強いと受け止められれば、利上げ観測が残り、ドル高につながる可能性があります。ドル高は貴金属価格の重しになりやすいため、プラチナを見るうえでも米指標は重要です。 一方、国内株式市場では、日経平均株価が9時半時点で72,310円となり、一時7万2000円を上回りました。取引時間中としては初めての水準です。中東情勢への警戒感はあるものの、村田製作所や三井金属などAI・半導体関連銘柄への買いが続いています。資金がリスクを取る方向にも向かっている点は、貴金属相場を見るうえで意識したいところです。 また、米国とイランの協議は難航しており、ホルムズ海峡を通過する船舶数が大きく減ったとのデータも出ています。原油価格が上がれば、輸送費や製造コストの上昇につながり、自動車や工業向け需要の影響を受けやすいプラチナにも間接的な影響が出やすくなるでしょう。 週明けのプラチナは価格だけでなく、株式市場、為替、原油、自動車関連の材料を一緒に見ることが大切です。日経平均が高値を更新するなかで投資資金は株式にも向かっており、プラチナは金のような安全資産の面と、工業用金属としての面の両方から見られています。9,700円台まで下がったからといってすぐに判断せず、今週のドル円がどう動くか、原油高が産業需要にどこまで影響するかを確認しながら、購入金額を分けて考えましょう。

9,314
石坂 貴史

2026年6月23日(火)の今朝のプラチナ店頭小売価格は9,737円、前日比+15円と小幅に上昇しました。大きな上昇ではありませんが、9,700円台を維持しており、下値では一定の底堅さも見られます。 9時半時点のドル円は161.5円付近で推移。前日は一時161.9円台まで円安が進んだ後、やや円を買い戻す動きもありました。円安は国内プラチナ価格を支える材料ですが、為替介入への警戒が高まると円高方向へ振れる可能性もあります。国内価格を見るうえでは、海外相場だけでなく為替の変化も外せません。 プラチナ相場では、原油と自動車需要の関係を確認しておきたいところです。ゴールドマン・サックスは、ホルムズ海峡に関連した石油供給ショックをきっかけにEV普及が進めば、世界の石油需要が2027年末までに最大で日量32万バレル減少する可能性があるとの見方を示しました。世界のEV販売浸透率は5月に26.1%まで上昇しており、中国やインド、ベトナムでは二輪・三輪EVの広がりも注目されています。 また、ネスレやイケアなど世界の主要企業112社は、化石燃料価格の変動リスクを減らすため、各国政府に電化を経済戦略の中心に据えるよう求めました。企業側でも、燃料価格に左右されにくい体制を重視する流れが強まっています。 ここで見ておきたいのは、EV化の進展がプラチナ需要に与える影響は一方向ではないという点です。確かに長期的には排ガス浄化装置向け需要の伸びが鈍る可能性がありますが、現時点ではガソリン車やハイブリッド車の販売も底堅く、需要が急減する状況ではありません。むしろ足元では、為替や資源価格の動きが価格を左右しやすく、EV化の影響は時間をかけて徐々に織り込まれていくと見ておくのが現実的です。 プラチナは「価格が少し上がった、下がった」だけで判断しないことが大切といえます。火曜日のプラチナ取引について、今の価格だけで割安感を判断せず、自動車需要などがどこまで価格を支えられるかを確認しながら、無理のない水準を探したいところです。

9,215
石坂 貴史

2026年6月24日(水)の今朝のプラチナ店頭小売価格は9,638円、前日比-99円と下落しました。金と同じく上値の重い動きですが、プラチナの場合は為替や地政学リスクだけでなく、自動車需要の変化も価格を見るうえで重要です。 今朝のドル円は161円台半ばで推移しています。円安は国内価格を支えやすい材料ですが、今回は海外価格の弱さや需要面への慎重な見方が重なり、店頭価格は下落しました。 中東情勢では、イランと米国の戦闘終結合意を受け、国際海事機関がホルムズ海峡付近にとどまる船舶の避難計画を進めています。対象は船員約1万1000人を乗せた数百隻とされます。航行の安全が確保されれば、資源価格を押し上げていた不安は和らぎます。ただし、海峡周辺の緊張が完全に消えたわけではなく、輸送リスクはまだ確認が必要です。 自動車関連では、日産が英国サンダーランド工場で予定していたSUV「キャシュカイ」のEVモデル開発を凍結していることが分かりました。EV需要の変動やコスト削減が背景です。一方、欧州の5月新車登録台数は前年比3.6%増となり、BEV、PHEV、ハイブリッド車が販売を支えました。特にハイブリッド車の伸びは、排ガス浄化装置に使われるプラチナ需要を考えるうえで外せない材料です。 本日のプラチナ相場は「価格が下がったか」だけでなく、「需要の前提が変わっていないか」を確認したいところです。EV化が進めばプラチナ需要には逆風と見られがちですが、実際にはEV計画を見直すメーカーもあり、ハイブリッド車の販売は伸びています。今日の下落だけで買いやすくなったとは判断せず、欧州でHV需要が続くのか、日産のようなEV計画の見直しが他社にも広がるのかを見ましょう。金よりも産業ニュースに反応しやすいため、価格と一緒に自動車メーカーの販売戦略まで合わせて確認することが大切です。

8,853
石坂 貴史

2026年6月25日(木)の今朝のプラチナ店頭小売価格は9,276円、前日比-362円となりました。金と同じく昨年の年末以来の水準まで下がっており、足元ではプラチナにも調整圧力が強まっています。 米自動車業界団体の自動車イノベーション協会は、カリフォルニア州の車両技術規制を巡り、対応期限が延長されなければ7月1日から同州で新車・中古車販売が止まるリスクがあると警告しました。カリフォルニア州は米国最大の自動車市場で、販売台数の約1割を占めます。販売に影響が出れば、自動車関連需要を通じてプラチナ相場の重しになりやすい材料です。 また、欧州中央銀行は、エネルギー価格の高騰により2026年のユーロ圏成長率が0.4ポイント押し下げられるとの見通しを示しました。ホルムズ海峡を巡る不安は和らぎつつありますが、燃料価格や景気への影響は遅れて表れる可能性があります。 一方、韓国のSKハイニックスはAI用チップの生産能力増強に向け、大規模な資金調達計画を発表。半導体投資の拡大は産業用金属全体には支えになりますが、プラチナについては、まず自動車需要の不透明感をどう消化するかが焦点です。 木曜日のプラチナ相場としては、9,000円台前半まで下がった価格だけを見て判断するより、自動車販売への影響が一時的で済むのか、欧州景気の減速懸念が広がるのかをまずは見たいところです。プラチナ価格が安く見える水準ほど、反発の材料と下げ止まりの確認を分けて見ることが重要です。

8,936
石坂 貴史

2026年6月26日(金)の今朝のプラチナ店頭小売価格は9,358円、前日比+82円となりました。週末を前に、前日までの下落からいったん反発した形です。 米国では、スウェーデンのEVメーカーであるポールスターが、2027年モデル以降の米国内販売を認められないと発表しました。中国関連のコネクテッドカー規制が理由です。ポールスターの米国売上比率は6%と小さいため、これだけでプラチナ需給が大きく変わるとは考えにくいです。ただ、米国市場で中国系メーカーへの規制が強まると、EVの販売地域や生産体制が変わり、自動車市場全体の流れにも影響してきます。 一方、ルノーは中国メーカーとの競争に備え、フランスの技術部門で2027年末までに800人を削減する計画です。電動化やソフトウエア、AI分野への移行を進め、開発スピードを上げる狙いがあります。欧州では中国勢の存在感が増しており、既存メーカーも対応を急いでいます。 中国はEUに対し、ライバルではなくパートナーとして関係を築くべきだと呼びかけています。ただ、EU内では中国依存を減らしたい国と、中国からの投資を重視する国で考え方に差があります。 今朝の相場は反発しましたが、まだ自動車需要の見通しがはっきり強まったとは言い切れません。引き続き9,000円台前半で下値が固まるかを見ながら、米国の規制がEV販売を抑えるのか、欧州でEV化がさらに進むのかを確認しましょう。プラチナ取引を検討する際も今日の反発だけで判断するより、数日分の値動きと自動車関連ニュースを照らし合わせて判断したい場面です。

9,017
石坂 貴史

2026年6月29日(月)の今朝のプラチナ店頭小売価格は9,416円、前日比+58円となりました。週明けは上昇して始まりましたが、プラチナを見るときは金とは少し分けて考えたいところです。 中国では、5月の工業部門企業利益が前年比21.1%増となりました。一見すると強い数字に見えますが、4月の24.7%増からは伸びが鈍っています。さらに、自動車メーカーの利益は1〜5月で19.8%減少。プラチナは自動車触媒の需要と関係があるため、中国の製造業全体の数字だけでなく、自動車業界の収益悪化も見ておく必要があります。 東京株式市場では、日経平均が高く始まったものの、その後は下落に転じました。AI・半導体関連株が売られており、市場全体の安心感はまだ戻り切っていません。米国ではS&Pグローバルが長期信用格付けを「AA+」に据え置きましたが、個人消費やAI投資の先行きには不透明さも残ります。 中東では、イスラエルがレバノン南部でヒズボラの地下施設を破壊したと発表。停戦に向けた枠組みがあっても、現地では緊張が続いています。ホルムズ海峡を巡る不安もあり、原油価格は上昇しています。原油高は企業のコスト増につながるため、工業需要に支えられるプラチナにとっても無視できない材料です。 月曜日のプラチナは反発していますが、価格が少し戻っただけで流れが完全に変わったと見るのは早いと思います。9,400円台を保てるか、自動車関連の弱さが続くか、原油高が企業活動の重しにならないかを確認したいところです。短期の値上がりを追いかけるより、数日かけて下値の安定を見ながら判断する姿勢が現実的といえます。

8,832
石坂 貴史

2026年6月30日(火)の今朝のプラチナ店頭小売価格は9,255円、前日比-161円となりました。金と同じく下落しましたが、プラチナは価格だけでなく、足元の自動車産業の変化をあわせて確認したい流れです。 ドイツ政府は29日、フォルクスワーゲンの国内工場閉鎖を避けたい考えを示しました。VWは中国勢との競争激化や米国の関税、欧州での需要低迷を受け、国内4工場の閉鎖や大規模な人員削減を検討していると伝わっています。また、ボッシュとの自動運転開発の提携終了も報じられており、欧州自動車産業の苦しさが目立っています。 トヨタ自動車も5月の世界販売が前年同月比7.2%減となり、4カ月連続で前年を下回りました。国内は好調でしたが、中国販売の大幅減が全体を押し下げています。プラチナは排ガス浄化装置に使われるため、自動車販売の弱さは需要面で重しになりやすい材料です。 一方、原油先物は米国時間に1%超上昇しました。米国とイランの攻撃応酬を受け、暫定的な和平合意のもろさが意識されています。ホルムズ海峡を通るエネルギー輸送には回復期待もありますが、完全には戻っておらず、燃料価格の動きは引き続き自動車需要に影響しそうです。 火曜日のプラチナは「下がったから買いやすい」とすぐに見るより、自動車需要の弱さをどこまで価格が織り込んでいるかを確認したいところです。VWやトヨタのニュースを見ると、需要面にはまだ不安があります。一方で、原油高が続けばガソリン車やハイブリッド車の動きにも影響します。プラチナの状況にあたっては、引き続き、自動車販売、原油、為替を合わせて見ることが重要です。

プラチナ相場の専門家コメントのアーカイブ

2024年 プラチナ相場のアーカイブ
2025年 プラチナ相場のアーカイブ
2026年 プラチナ相場のアーカイブ
まずは金額が知りたい方へ!

24時間受付中! 問い合わせフォーム

1
お品物について
2
お客様情報




    プライバシーポリシー

    個人情報の取り扱いについて

    株式会社いーふらん(以下、「当社」といいます。)は、顧客の個人情報の取り扱いについて、以下のとおりプライバシーポリシー(以下、「本ポリシー」といいます。)を定めます。

    <利用目的>
    ・本フォームでご提供いただく個人情報の利用目的は、物品の買取査定サービスをご提供するためです。

    <第三者提供>
    ・当個人情報は法令等に基づく場合を除き本人の同意なく第三者に提供することはありません。

    <委託>
    ・当個人情報の取扱いの委託することがあります。委託にあたっては、その取扱いを委託された個人情報の安全管理が図られるよう、委託を受けた者に対する必要かつ適切な監督を行います。

    <開示等の請求等>
    ・当社は保有個人データの利用目的の通知の求め、保有個人データの開示、訂正等、利用停止等若しくは第三者提供の停止に関する請求、又は第三者提供記録の開示に関する請求を受け付けております。

    <任意項目について>
    ・任意項目の情報のご提供がない場合、最適なご対応ができない場合があります。

    <Cookie等>
    ・当社は上記の利用目的の達成に必要な範囲でcookie等の情報を取得・利用をしています。

    <個人情報保護管理者>
    株式会社いーふらん 情報システム部 部長

    <個人情報苦情及び相談窓口>
    株式会社いーふらん リテール営業本部 コールセンター部
    連絡先 〒220-6115 神奈川県横浜市西区みなとみらい2-3-3 クイーンズタワーB15
    電話番号 0120-555-600