円安になると金価格が注目されるようになる理由とは?
Contents
為替と通貨の価値の関係性
まずは、通貨の価値が為替でどのように変わるのかを解説していきます。円やドルなどの通貨は、「外国為替相場」という交換比率が定められ通貨が交換されますが、その比率は日々変動しているのです。そして、この比率の動きによって起こるのが、円高や円安といわれています。ここでは円高と円安、それぞれの良い点と悪い点を確認しましょう。
「円高」とは?
円高とは、ドルなどの外国の貨幣の価値と比較して円の価値が高い状態を指します。たとえば1米ドルが100円から70円に変わった場合は、円高になっている状況といえるのです。日本円を基準に考えると、同じ金額でより多くの米ドルを入手できます。
しかし視点を米ドルに置き換えた場合、同じ米ドルの額で換金できる日本円は少なくなるでしょう。これが円の価値が上がり、他の外国通貨の価値が下がっている「円高・ドル安」の状態です。
「円安」とは?
円高とは、ドルなどの外国の貨幣の価値と比較して、円の価値が低い状態を指します。たとえば、1米ドルが100円から150円に変わった場合は円安です。同じ1米ドルで、より多くの日本円への換金になるので、米ドルに視点を置くと円の価値が下がっています。
ここで押さえておきたいのは、「円高・ドル安」、「円安・ドル高」と呼ぶように、相互関係にあるということです。シーソーのような仕組みで、一方が上がるともう一方が下がるといわれています。為替相場は24時間取引が行われており、常に円・ドルまたその他の通貨の価値が相互的に変動しているのです。
「円高」の際の良い点・悪い点
円高の良い点は、海外での日本通貨を使用した買い物において、安く買えるようになることです。日本円の価値が高くなった時に、同時に米ドルなどの外貨の価値が下がります。そのため、輸入品やサービスの価格が下がり、同じ予算でも多くのものが購入できるのです。
嗜好品だけでなく、石油や天然ガスなどの資源エネルギーや食材の価格も値下がりします。また、海外旅行にかかる費用も抑えられるでしょう。
一方、円高の悪い点は、企業が海外への輸出で得た外貨を日本円に換金すると利益が少なくなってしまう点です。日本の経済を支える大企業は海外にも事業展開をしている場合が多いのですが、円高だと海外で得た利益を日本円に換算する際に目減りしていまいます。急激な円高が進むと、日本経済への悪影響が生じる可能性もあるのです。
「円安」の際の良い点・悪い点
円安の良い点は、海外でものを売りやすくなることです。日本からの輸出品は安く売ることができ、海外市場における価格競争力が高まります。そして企業が海外への輸出によって得た外貨が、より多くの日本円に換金されるため、円安による利益分は企業の売り上げに加算され、業績に良い影響を与えるでしょう。
一方で、円安には悪い面もあります。天然資源や食材など、輸入された物の価格が高騰することから、私たちの日常の生活に影響を及ぼす可能性があるのです。身近な例だと、小麦粉やバターなどの食料品、ガソリンや天然ガスに代表される光熱費などのサービス価格が上がるでしょう。また、海外旅行も高く感じるようになります。
円安と金価格の関係性は?
実は、世界の金価格は2012年から下落し続けているのです。一方で日本における金価格は、2012年当時よりも現在の方が高いといわれています。なぜなら世界での状況よりも、円高・円安の方が日本の金価格には大きな影響を及ぼしているからです。
世界の金価格は、2012年の1,700米ドル台から2015年には1,200米ドル台まで大きく落ち込んでいます。一方、日本の金価格は、2012年の1g4,000円程度から、2015年には5,000円程、そして現在は4,000円台後半に推移し、2020年には1g7000円を突破しました。このように日本における金価格は、金自体の価値よりも為替によって大きく影響を受けたことが分かります。
円安が金価格に影響を及ぼす理由
日本で金の売買をするときは、一旦米ドルから日本円に換金されて取引します。世界の金市場では、米ドル建ての取引が基本となるためです。そのため円安が進むと、日本での金価格が上昇する傾向となるでしょう。
金を売るなら円安時がおすすめ
円安時は日本での金の価格が上がる傾向があります。円安になればなるほど、日本では金を高く売ることができるでしょう。したがって金を売るのであれば、より高く売れる「円安」のタイミングがおすすめです。
金売却におすすめのタイミングは?
日本での金相場は円安の時に高くなるので、そのタイミングで売ることで最も大きな利益を手にできるでしょう。また、円安の時に買うとより少ない予算で沢山の金を購入することができるとも言えます。
円安の時の売却がおすすめ
先の説明の通り、世界の金価格の実体とは異なり、日本の金価格はドル円の関係に左右されます。そのため、同じ米ドル額の分をより多くの日本円に換金できる円安時に金を売却すると、より高い価格が付くでしょう。
純金積立でリスク軽減を考えよう!
一般的に、金は通貨よりも安定した資産価値があるとされており、世界的な恐慌や政治的な不安が発生した場合にも、「有事の金」とも言われる金の取引は活発になります。その理由は各国が管理する法定通貨とは異なり、金の価値がゼロになるリスクは非常に低いためです。よって手軽にリスク軽減を狙うのであれば、純金積立の検討をおすすめします。
純金積立とは、毎月継続して決まった額だけ金を積み立てて購入するシステムです。たとえば月に1万円などとあらかじめ定めた金額で、金の取扱会社に代理で金を購入してもらいます。
仮に積立開始後に金の価格が上がっていれば、売却して利益を得るのも良いでしょう。万が一金の価格が下落していても、純金積立では価格が下がった分購入できる金の量が増えます。つまり金の価格の上下に一喜一憂する必要はなく、同額を淡々と積み立てることで、長期的には大きな利益を得られる可能性があるのです。
まとめ
金は円安の時に価格が高くなり、円高の時には下がります。金の売却をするのであれば、円安の状態がおすすめであることを理解頂けたでしょうか。また、本記事では円安と円安がどのような状態か、それぞれの良い点・悪い点も解説しました。金を売るときのおすすめのタイミングを理解し、有利な売買を行いましょう。
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