11月の誕生石として知られるシトリンは、和名では「黄水晶(きずいしょう)」と呼ばれ、太陽のように輝くイエローオレンジの色合いが特徴の宝石です。
シトリンという名前は、フランス語でレモンを意味する「citron(シトロン)」に由来しており、柑橘類を思わせる明るいビタミンカラーが魅力です。
この記事では、シトリンジュエリーの魅力や特徴、高く売るためのポイントをご紹介します。
シトリンジュエリーの売却をお考えの方は、ぜひご参考にしてみてください。
Contents
シトリンジュエリーの魅力
エネルギーに満ちた明るい輝きを放つことから「太陽の象徴」とされるシトリンは、「幸福の石」として、身に着ける人々に幸せをもたらすと信じられています。
また、手頃な価格と扱いやすさから、ジュエリーとしての人気は年々高まっています。
ここでは、シトリンが持つ魅力を詳しくご紹介します。
金運やポジティブ思考を引き寄せる効果
シトリンの主な石言葉には、「希望」「友愛」「富」「成功」などがあります。
シトリンの鮮やかな黄金色から、「お金(=金運)」を引き寄せると信じられており、古くから商売繁盛や事業の成功を願う人々に愛されてきました。
さらに、太陽のエネルギーのような明るさは、気持ちを前向きにさせ、人間関係のサポートやコミュニケーション能力の向上、恋愛運アップにもつながると信じられています。
また、ストレスの緩和や疲労回復など、心身に癒しをもたらすヒーリング効果も期待できると言われています。
宝石の中でも手頃な価格
シトリンの魅力の1つは、手頃な価格で手に入ることです。
そもそも、宝石の価格は、様々な要素が複雑に絡み合って決定されます。
その要素の1つは希少性で、多くの宝石は天然の鉱物であり、産出量が限られるため、その希少性が価格に反映されます。
しかし、ジュエリーショップで見かけるシトリンの多くは、同じ水晶の仲間であるアメジストに加熱処理を施して、人工的に製造されたものです。
そのため、希少性がそれほど高くないことから、比較的安価な宝石として位置付けられています。
もちろん、天然のシトリンも存在しますが、採掘量はごくわずかであるため、とても希少です。
華やかさと透明感
宝石としての見た目の美しさも、シトリンの大きな魅力です。
シトリンは、薄黄色や琥珀色、赤みがかったオレンジ色など、幅広い色相を持ち、いずれも暖色系ならではの華やかさと透明感を備えています。
また、キラキラと輝く様子は、まるで水面に反射する太陽の光のようで、人々を魅了しています。
そのようなシトリンをあしらったジュエリーは、コーディネートのワンポイントとしても人気です。
特に、ネックレスやピアスは、顔まわりに身に着けるだけで表情が明るくなり、華やかな印象を演出してくれます。
- おたからや査定員のコメント
市場に出回るシトリンの多くは、加熱処理によって作られたものです。
そのため、加工されたシトリンは比較的安価ですが、天然のシトリンはとても希少性が高く、より高値で取引されています。
おたからやでは、色味やカット、透明度などを考慮し、宝石に精通した専門の鑑定士が丁寧に査定いたします。
天然・人工問わず、シトリンジュエリーの売却を検討中の方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。
シトリンの宝石の分類や産地ごとの特徴などの基本情報
ここでは、知っておきたいシトリンの基本情報と、産地ごとの特徴についてご紹介いたします。
シトリンはアメジストの色が変化したもの
シトリンは、水晶(クォーツ)の一種で、石英に分類される宝石です。
天然のシトリンは、同じ水晶の仲間であるアメジストが、地熱や放射線によって長い時間をかけて熱せられることでイエローオレンジの色合いを持つ宝石として生成されます。
その美しいイエローオレンジの色合いは、水晶にごく微量の鉄分が含まれることによって生まれます。
天然のシトリンは非常に希少で、採掘量も多くありません。
そのため、市場に流通している大半のシトリンは、アメジストに加熱処理を施して作られたものです。
シトリンの産地ごとの特徴
シトリンの主な産地は、ブラジル、マダガスカル、スペインなどです。
これらの地域で採掘されたアメジストを加工してシトリンに変化させると、産地ごとに異なる色味が現れます。
ここでは、産地ごとの特徴についてご紹介します。
1.ブラジル
世界屈指のシトリン採掘量を誇るのがブラジルです。
一口に「ブラジル産」と言っても、採掘地ごとに独自の特徴があります。
- リオ・グランデ・ド・スル州産シトリン
ブラジルのリオ・グランデ・ド・スル州で産出されたアメジストを加熱すると、赤みを帯びたオレンジ色のシトリンが生成されます。
このシトリンは、ポルトガル領のマデイラ島で醸造されるマデイラワインの色に似ていることから、「マデイラシトリン」と名付けられました。
マデイラシトリンは、シトリンの中で最も色が濃く、希少性が高いため、小粒でも高値で取引されています。
- バイア州産シトリン
ブラジルのバイア州で採れるアメジストを加熱することで製造されたシトリンは、「バイアシトリン」と呼ばれます。
バイアシトリンは、ほかの産地で採掘されるものと比較して原石が大きく、淡い黄色になるのが特徴です。
一般的に、シトリンの中でも比較的安価で取引される傾向があります。
2.マダガスカル
アフリカ大陸東海岸のインド洋に浮かぶ島、マダガスカルもシトリンの主要な生産国の1つです。
マダガスカルで採掘される代表的なシトリンには、濃いオレンジ色を持つ「マデイラシトリン」があります。
また、薄いオレンジ色を特徴とする「パルメイラ・シトリン」も有名で、これらのシトリンは、美しい色合いから高い人気を誇ります。
3.ウルグアイ
ウルグアイは、濃い紫色が特徴で、世界的に人気のアメジストの産地として有名です。
そのアメジストに加熱処理を施して作られたものがウルグアイ産のシトリンで、比較的濃い色味を持つことが特徴です。
4.ボリビア
ボリビアのアナイ鉱山は、熱処理を必要としない天然シトリンの重要な産地として知られています。
さらに、アナイ鉱山はアメジストとシトリンが地下で同時に成長し、自然に紫色と黄色が混ざり合った「アメトリン」の唯一の産地としても有名です。
5.スペイン
スペインのアンダルシア地方でも、シトリンが採掘されています。
この地域で産出される代表的なシトリンは、ブラジルやマダガスカルと同様、濃いオレンジ色が特徴の「マデイラシトリン」です。
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・2月の誕生石アメジストの意味とは?宝石としての特徴と価値
・11月の誕生石シトリンの持つ意味は?宝石としての特徴と価値
シトリンジュエリーがおすすめな有名ブランド
シトリンジュエリーは、世界的に有名なジュエリーブランドでも取り扱われており、多くの人々から愛され続けています。
ここでは、シトリンジュエリーがおすすめの有名ブランドをご紹介します。
ブルガリ(BVLGARI)
1884年、イタリア・ローマで創業された高級宝飾ブランド「ブルガリ(BVLGARI)」は、ティファニーやカルティエなどと並び、世界5大ジュエラーの1つに数えられています。
ブルガリのジュエリーの最大の特徴は、巧みな色石使いとスタイリッシュなデザイン性の高さにあります。
中でも、「アレーグラネックレス」は、薄いオレンジ色のシトリンをはじめ、アメジスト、ペリドット、ピンクトルマリン、ブルートパーズ、パヴェダイヤモンドを贅沢にあしらった18金イエローゴールド製のネックレスです。
ブルガリらしい色彩豊かなデザインで、首元を華やかに演出します。
ショーメ(CHAUMET)
1780年、パリで創業したハイジュエラー「ショーメ(CHAUMET)」は、パリの5大ジュエラー「グランサンク」の1つに数えられ、フランス王室や王侯貴族に愛されてきました。
デコラティブなデザインを得意とするショーメのジュエリーは、ヨーロッパブランドらしいエレガンスを体現し、世界のセレブを虜にしています。
特に、「ビーマイラブ」コレクション・エクスクイーズリングは、ハチミツのような薄黄色を持つオーバルカットの「パルメイラ・シトリン」を中心に、165石ものブリリアントカット・ダイヤモンドが取り囲む圧巻のデザインで、優雅な存在感を放ちます。
ポメラート(Pomellato)
1967年、イタリア・ミラノで創業した高級ジュエリーブランド「ポメラート(Pomellato)」は、比較的新しいブランドながら、ファッション大国イタリアならではの革新的でアイコニックなデザインが、世界中で高い人気を誇っています。
特に、大きな宝石を大胆にあしらった「ヌードリング」は、ほかにはない高いデザイン性で、日本でも絶大な支持を集めています。
そのヌードリングをアレンジした「ヌードジュレ」クラシックリングは、豊かな色合いのシトリンと、サテン仕上げのカーネリアンを組み合わせた逸品です。
タサキ(TASAKI)
1954年に創業した「タサキ(TASAKI)」は、日本を代表するパールブランドで、自社で養殖したパールと自社で研磨したダイヤモンドを組み合わせた、エッジの効いたデザインで人気を集めています。
タサキは、日本で唯一、デビアスグループのサイトホルダー資格を有しており、良質なダイヤモンド原石を優先的に仕入れることが可能です。
そのため、パールとダイヤモンドを得意とするブランドですが、パールと誕生石を掛け合わせた「バランスクラス」シリーズも高い人気を誇ります。
11月の誕生石であるシトリンを配した、リング型のかわいらしいチャームは、ネックレスやブレスレットに通して、お守りのように身に着けられるアイテムです。
- おたからや査定員のコメント
おたからやは、有名ブランドジュエリーの高価買取の実績が豊富です。
特に、ブルガリやショーメなどのハイブランドジュエリーは、更に高額な買取価格をご提示させていただいております。
また、ジュエリーとして加工されているものの場合、裸石(ルース)の査定額に加えて、地金の価値もプラスされるため、宝石だけをお持ち込みいただくよりも、高額での売却が可能です。
シトリンジュエリーを高く売るためのポイント
ここからは、シトリンを高く売却するためのポイントについて解説します。
保管環境に気をつける
シトリンは、日光に長時間さらされると退色する可能性があるため、直射日光を避け、ジュエリーケースに保管するよう心がけましょう。
また、ダイヤモンドやルビーなどの硬度の高い宝石と接触すると傷が付く恐れがあるため、これらの宝石とは離して保管することをおすすめします。
お手入れしてから査定を受ける
日頃から丁寧にお手入れすることも、シトリンを高く売るための重要なポイントです。
シトリンは、皮脂が付着しやすいため、使用後は柔らかい布で優しく拭き取ってから保管するようにしましょう。
また、汚れがひどい場合は、温かい石けん水に浸して優しく洗浄することで、綺麗な状態を保つことができます。
このようなお手入れを査定前に行うことも大切です。
付属品や鑑別書があれば一緒に査定に出す
シトリンジュエリーに付属品や鑑別書がある場合は、忘れずに一緒に査定に出しましょう。
鑑別書には、宝石の種類や起源、サイズ、硬度、屈折率、色合いなどの詳細な情報が記載されています。
鑑別書があることで、査定時間を短縮できるだけでなく、査定額に大きく影響を与える可能性があります。
- おたからや査定員のコメント
シトリンジュエリーの鑑別書や付属品をお持ちの場合は、忘れずにご持参ください。
鑑別書には、宝石の正確な情報が記載されているため、査定時間を大幅に短縮できるメリットがあります。
ただし、万が一お持ちでなくても問題ありません。
おたからやには、国際的な資格を有したプロの宝石鑑定士が在籍しており、その場での鑑定が可能です。
シトリンジュエリーの売却を検討している方は、ぜひおたからやへお気軽にご相談ください。
シトリンの買取なら「おたからや」
宝石鑑定士の資格の中でも、GIA(米国宝石学会・Gemological Institute of America)が認定するGG(宝石学修了者・Graduate Gemologist)は国際的にも通用する資格の1つです。
おたからやには、GIA・GG資格を持つ鑑定士が在籍しており、質の高い鑑定士による正確な査定が可能です。
これにより、シトリンをはじめとする宝石の価値を正確に見極め、高価買取が実現します。
また、鑑定書や鑑別書がなくても買取が可能ですので、安心してお気軽にご相談ください。
お客様の大切な宝石・ジュエリーを最大限に評価し、ご納得いただける買取価格をご提示いたします。
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