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サードニクス
(サードニックス)
の特徴と宝石言葉
サードニクスには昔から多くの神話や伝説、民間伝承があります。戦場に赴くローマ人は、軍神マルスの絵が刻まれたこの石を身につけると、疑心暗鬼に陥ったときに勇気を与えてくれると信じていました。さらに、古代ローマでは手紙や重要書類に印鑑を押すためのシグネットリングとして広く使われていたこともあります。サードニクスという名前は、2つの鉱物サードとオニキスを組み合わせて作られたものです。ルネッサンス期のヨーロッパでは、この石は話をするときに雄弁になると信じられていました。古代ギリシャでは、人を食べると信じられていた神話上の生物であるスカラベの形に彫刻されています。大きな分類としては瑪瑙(メノウ)の仲間に含まれ、ガラスや蝋のような光沢を持っている点が特徴です。宝石言葉は夫婦和合や魔除け、幸せな家庭などとなっています。8月の誕生石でもあることから、パートナーや運のない人、新しく家庭を築いた人にプレゼントするのにぴったりでしょう。社会情勢によって人の絆にも変化が生じるため、それを乗り切る力を授けてくれる石を探している人におすすめの石です。
サードニクス
(サードニックス)
の色と魅力
サードニクスの名前は、ギリシャ語で赤褐色を意味するsardと、指の爪を意味するonuxに由来するといわれています。名前の通り基本の色は赤褐色で、さまざまな色の層を持っているのが通常です。大雑把にいえば赤褐色に白い縞模様が入っていることになります。サードニクスとカーネリアンの違いは明確ではありませんが、オレンジ色に近いカーネリアンの色が濃くなるとサードニクスと言われる傾向があります。サードニクスの魅力はカメオ、つまり宝石の彫刻に向いていることです。古代から彫刻を施した形で身につけられてきた歴史がありますが、宝石そのものの輝きだけでなく、彫刻に込められた意味からもアクセサリーとして愛されました。ヨーロッパの著名な彫刻家や芸術家がサードニクスのカメオを製作しており、作品の背景を把握しながら着用できることも楽しみのひとつです。アンティーク調のものが多いため、ブローチなどの形で中間色のファッションと合わせるのに適しています。地味になってしまったジャケットスタイルのときや、ストールを巻いたときにカメオでアクセントをつけるのもおすすめです。サードニクスは魔除けの意味もあるため、嫌な出来事を遠ざけてくれると考えられています。
サードニクス
(サードニックス)
の産出国
サードニクスは世界中なさまざまな場所で採れますが、主要な産出国はインドとブラジル、ドイツとなっています。加えてウルグアイやロシア、アメリカなどでも産出されています。ですが最も人気があるのはインド産です。サードニクスは瑪瑙(メノウ)の一種であることから、瑪瑙が採れる場所であれば採石される見込みがあるでしょう。宝石好き以外にはそれほどイメージがないようですが、インドは宝石の産出国として有名です。ジュエリーを身につける文化も古くから男女、王侯貴族や平民等という階層を問わず広くありました。現在でも伝統的に受け継がれてきています。インドスタールビーやガーネット、ムーンストーンなどもありますし、ダイヤモンドとサファイアが有名です。ダイヤモンドをカットする技術が開発される以前からダイヤモンドを身に付ける文化がありました。サードニクスには人工着色を施したものがありますが、これはブラジル産やウルグアイ産をもとにしていることが多いです。人工着色をしていない高品質なものとしてはインド産が一般的でしょう。主に山岳地帯で採掘されたものであり、美しい茶褐色をしたものが多くなっています。
サードニクス
(サードニックス)
のお手入れと保管方法
宝石は一度身につけた後は柔らかな布で拭くのが一般的です。サードニクスも例外ではなく、着用後は布で拭くのを習慣にするとよいでしょう。また、温かい石鹸水と柔らかいブラシを使って自宅で簡単にクリーニングすることができます。薄めた石鹸液に浸け置きしておくと汚れが浮き上がってくるため、クリーニングが楽になるでしょう。超音波洗浄機やスチームクリーナーを使用することもできますが、人工着色された白や茶色のイミテーションカメオには注意してください。スチームクリーナーなどで着色料が落ちるおそれがあります。さらに、極端な熱や化学薬品に長時間さらされると、宝石にダメージを与える可能性があるため注意が必要です。傷がつくのを防ぐため、サードニクスは必ず布を敷いた箱に入れるか、柔らかい布で包んで保管してください。さらに紫外線に長時間さらされると変色するリスクがあるため避けなければなりません。保管場所は個別のジュエリーケースにするのがおすすめです。宝石はそれぞれ硬度が異なるため、サードニクスよりも硬い宝石と一緒に保管すると傷付くおそれがあります。
サードニクス
(サードニックス)
の市場価値
サードニクスはかつて、ダイヤモンドよりも価値がありました。しかし現在はそれほどの市場価値はなく、原石は100グラムあたり5千円から5万円ほどで流通しています。もちろん宝石の価値は上がったり下がったりするものですから、これから大幅に価格が変動する可能性も否定できません。一般的に高値が付けられるサードニクスは人工着色をしておらず、はっきりとした茶褐色と縞模様が確認できるものです。日本語では赤縞瑪瑙や紅縞瑪瑙という呼び方もあることから、その名前に近いものほど高価になります。ダイヤモンドのようにカラット単位で表されることは少なく、グラム単位で表示されるのが通常です。大きいものになると100グラムを超えることもあります。サードニクスをパワーストーンとして見ている人にとっては、大きなサイズのものが魅力的になるため、高値が付けられることが多いのです。大きなものは水晶玉のように木製台に載せて、リビングや玄関に飾ることができるでしょう。そのような形でサードニクスを所有したい人にとっては、それだけの価値があると考えられます。
サードニクス
(サードニックス)
の値段と価格相場
現在流通しているサードニクスは原石やアクセサリー用の小玉、カメオなどが多いです。原石やそれに近い球は100グラムあたり5千円から5万円ほどで取引されています。アクセサリー用の小玉はパワーストーンショップなどに置いてありますが、あるお店では6ミリのものが40円、8ミリのものが70円、10ミリのものが120円です。ブレスレットやネックレスにできるように穴あけ加工がされているものが多く、現在はインターネット通販でも手に入ります。アクセサリーの完成品も見つけられるでしょう。8ミリのサードニクスが22個使用されたブレスレットは4千円ほどです。水晶と組み合わせたブレスレットや金の台座に固定されたリングなどがあり、その価格相場は他の貴金属や宝石によって大幅に変わります。サードニクスを浮き彫りにしたカメオの歴史は長く、骨董的な価値があるものは値段をつけるのが困難です。現在手に入りやすいアンティークのカメオはヴィクトリア朝に作られたものなどであり、台座を含めて15グラムで30万円くらいになります。ただし、台座の金の純度やカメオのモチーフなどにより価格相場は変化するため注意しましょう。
まとめ
サードニクスは赤褐色に白い縞模様が入った宝石であり、古くから人類に重宝されてきました。神話や伝説、伝承に登場することもあり、古代ローマでは兵士が身に付けるお守りに活用されたのです。宝石言葉は魔除けや幸せな家庭であり、8月の誕生石となっています。世界中で産出されますが、質が高いものはインド産です。美しい茶褐色の価値が認められているのでしょう。原石は100グラムあたり5千円から5万円で取引され、ブレスレットやカメオなどの加工品が多く流通しています。
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