シンプルかつ上品なデザインが目を惹くエルメスのチョーカーの魅力

シンプルかつ上品な
デザインが目を惹く
エルメスのチョーカーの魅力

世界有数のファッションブランド・エルメスと聞いて、まず高級バッグを思い浮かべる方が多いことでしょう。
バーキンやケリーなど、高級馬具店としてスタートしたブランドならではのレザーを活かしたモデルは非常に魅力的です。
しかしバッグだけでなく腕時計や宝飾品・香水などさまざまなアイテムを手掛けており、その中には当然チョーカーも含まれます。
ここではエルメスやそのチョーカーの特徴・魅力、魅惑のラインナップについて解説していきます。

Contents

エルメスのチョーカーが上質かつ魅力的である理由
チョーカーに採用されている厳選されたレザー
ブランドアイコンが印象的なポップアップや愛らしいヴィヴィリデ
存在感のあるモチーフのチョーカーたち
まとめ

エルメスのチョーカーが
上質かつ魅力的である理由

チョーカーについて触れる前に、まず重要なレザーとエルメスそのものについて見ていきます。世界的なハイブランド・エルメスは、パリの9区にあたるバス・デュ・ルンパール通りのマドレーヌ寺院エリアにて事業をスタートしました。1837年に始まった当初の事業内容は馬具工房であり、当時から質の高いレザーを提供していたことが現在のエルメスの品質にも大きく影響しています。
馬具工房から事業を転換したのは、自動車の発展による馬車の衰退を予測したからです。創始者ティエリーの孫・三代目のエミールが予見して、1890年にはポシェット入れが付いた女性用の革製コルセットを作り出すに至っています。ロゴにも、馬具工房に由来しているデュックおよびタイガーが描かれています。
エルメスの革製品の質が高く美しいとされるのは、このように高級馬具店としての土台があったからです。1892年には女性向けのバッグが、1927年には腕時計を発表していずれも多くの人々に愛されてきました。厳選された革素材を使っていること、熟練の職人による手作業によって作られていることが高い品質の秘密です。
もちろん革製品だけでなく、香水やアクセサリーなど多彩な分野のモデルを発表していきました。特にアクセサリーの分野で培った技術と、元々のレザーの高い技術の結晶とも言えるのがエルメスのチョーカーという訳です。上質な素材をチョイスして職人の手作業による丁寧な仕上がり、アクセサリー分野における精巧な細工が重なり合った魅力的な出来映えと言えます。もちろんシンプルかつエレガントな見た目、風合いである点も世界的なファッションブランドであるエルメスならではと言えるでしょう。

チョーカーに採用されている
厳選されたレザー

1837年にパリで馬具工房としてスタートして以来、エルメスは実に170年以上にわたって革素材・革製品と真摯に向き合ってきました。トップブランド・エルメスが採用するのは、牛革の場合であれば背中部分にあたるバットという希少部位のみとなっています。加えて希少な部位であるにもかかわらず質を確かめたり、キズのないものだけを選び取るためさらに希少性は高まります。一説では1万頭ほどの中から、採れる革素材はわずか30枚程度と言われるほどです。
採取した革の保管にも非常に気を配っていて、上質な状態を保つための温度・湿度管理も徹底的に行っています。部位の希少さもさることながら、状態も最善を尽くした素材を一人の職人が最後まで担当して製品を作り上げる訳です。品質が高く、高級品であることが窺い知れる事実です。馬具工房からスタートした、革製品にかける情熱とプライドがエルメスの魅力の所以と言えるでしょう。
そしてそんな上質なレザーをふんだんに使いつつも、比較的手頃な価格に落ち着いているのもエルメスのチョーカーの魅力の1つです。高級バッグやアクセサリーのイメージがあって、憧れてはいるもののなかなか手が出ないと思っている方は多いことでしょう。しかしエルメスのチョーカーは、高級バッグのようなフラッグシップ製品とは違い手を伸ばしやすい傾向にあります。エルメスのシンプルでありながら優雅なデザイン、高品質なレザーを手に取ってみたいという方にもチョーカーはおすすめです。シルバーで大人に決められるアイテムから、ハート型の愛らしいモデルまで幅広いラインナップが取り揃えられているため一度チェックしてみてください。

ブランドアイコンが印象的な
ポップアップや
愛らしいヴィヴィリデ

エルメスを象徴するアルファベットの「H」を印象的にあしらった、ポップアッシュは人気の高いチョーカーの1つです。「H」の文字はフランス語でアッシュと呼ぶためであり、非常に分かりやすいながらも印象に残りやすい逸品でもあります。濃い赤色の文字部分はリング状になっていて、チェーン部分はシンプルなシルバーカラーでありバランスの取れた色んな服装に合わせやすいアイテムです。
続いてシンプルかつクールなイメージの製品が、ジャンボです。シルバーの金具とゴールドの金具でのバリエーションが存在していて、曲線が魅力的なフックが特徴となっています。ワイルドな印象も漂うため、男性へのプレゼントにもおすすめです。レザーの長さは36cm前後となっていて、そのカラーリングによっても受ける風合いが違うのも魅力と言えるでしょう。
一方でレザーだけでなく金具にまでこだわる方には、アピが良いです。コレクションは合計で3つ存在していて、それぞれ見た目・デザインが異なることを覚えておきましょう。一番手に登場したアピ1は、小さなベルトのような金具を使った十分な存在感を放つモデルです。細身の金具をあしらったアピ2に関しては、金具の主張が控えめでシックに決めたい方におすすめします。アピ3はエルメスらしく「H」を象った金具がつけられていて、スタイリッシュにまとまっています。
ハートマークのカデナが可愛い、遊び心に溢れているのがヴィヴィリデです。黒色のレザーにシルバーの組み合わせは大人で落ち着いた雰囲気に、茶色のレザーとゴールドの組み合わせは華々しく明るいイメージに演出できます。服装や肌の色味と合わせてお好みの組み合わせを選ぶと良いでしょう。

存在感のあるモチーフの
チョーカーたち

一目で地球儀があしらわれていることが分かる、存在感のあるモデルがゾディアックです。アンティーク調の雑貨を思わせるような、金属素材を使いつつもクラシカルな風合いを醸し出す地球儀のモチーフを採用しています。中央の球体の大きさは縦・横ともに2.8cmと、小振りながらも印象的なアイテムです。革の長さは60cmと十分な長さがあるため、色んなスタイルに合わせられます。上着は無地などシンプルなものに留めて、アクセントアイテムとして使うのもおすすめです。
シンプルな長方形でありながら、洗練された印象のモチーフが使われたマンボも人気の逸品の1つです。高級なパラジウムであしらわれた、マンテルジョイント部分も非常に目を惹きます。茶色の落ち着いたレザーがあまり主張をせず、自然に取り入れられる製品でもあります。ナチュラルなスタイルにも違和感なくマッチするため、可愛くてなおかつ上品にまとめられるアイテムとして候補に入れておくことをおすすめします。
シンプルな見た目の南京錠から、個性的な手の形をしたモチーフまで幅広いデザインが楽しめるのがカデナのチョーカーです。ブランドの年間のテーマが発表されるごとに、新たなモチーフが発表されるためファンの中では欠かせない品としても知られています。
セリエボタンを主なモチーフとした、エルメスの中でも人気を誇るセリエも外せません。バッグやカードケースなど色んなアイテムに採用されているボタンが印象的で、シンプルでありながらも一度見たら忘れられないような個性を放っている不思議な逸品です。円形のボタンは決して派手になりすぎることはなく、大人な雰囲気からカジュアルまで幅広くマッチします。

まとめ

馬具工房からスタートしたエルメスはレザーの品質にこだわっていて、仕上がり・デザインともに秀逸なものばかりです。高級バッグや財布といった定番アイテムはもちろん、チョーカーにも惜しげもなく採用されています。エルメスらしさが満点のアイコンがあしらわれたモデルから、シンプルかつ優美なチョーカーまで好み・スタイルに応じて選べるのも魅力的です。