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ロレックスの裏蓋に刻印はある?構造の特徴とは

ロレックスの裏時計の裏蓋部分を見ると刻印がないことに気付き、不思議に思う方もいるでしょう。この記事では、ロレックスの裏蓋に刻印はあるのかどうか、刻印の意味や、裏蓋の構造、ロレックスならではの裏蓋の特徴やこだわりなどについても、ご紹介いたします。

 

ロレックスの裏蓋に刻印がないのはニセモノ?

 

腕時計の裏蓋部分には、ホールマークと呼ばれる、ブランドのロゴであったりモデルの型番、シリアルナンバーなどが刻印されていたりすることが多くあります。アンティークの腕時計の場合は、ホールマークによって、いつ頃製造されたのか、どこで作られたのか、どんな品質かを推測する手がかりともなります。しかしロレックスのモデルは、裏蓋部分を見ていただけると分かりますが、何も刻まれていません。何も刻まれていない=ニセモノ?と疑ってしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、実は、何も刻印されていないことが本物のロレックスである証のひとつであると言えるのです。

 

ロレックスの裏蓋に刻印があるモデル

 

ロレックスの場合、ほとんどのモデルにおいて、裏蓋に刻印がされていないことが特徴です。そのこともあって、ロレックスの真贋を見極めるチェックポイントの一例とされています。ただ、「ほとんど」というのは、裏蓋に刻印がされているロレックスのモデルも数例ですが、存在しています。まずひとつめが、1967年に発売のシードゥエラーRef.1665の一部のモデルです。シードゥエラーはサブマリーナーの上位機種で、深海の強力な水圧にも耐えられる、プロユースのダイバーズウォッチです。フランスの潜水会社の協力で発売されました。裏蓋には王冠のマークと「ROLEX」の文字が横一文字で刻印されています。裏蓋の外周に沿ってカーブした刻印がされているのが通常です。オイスターケースが用いられていないノンオイスターのモデルの一部にも確認ができます。アンティークとしても希少価値が高い初期のノンオイスター、Ref.9576などで、王冠と「ROLEX」の刻印を確認することができます。また、TUDOR(チューダー)の腕時計の裏蓋にも「ROLEX ORIGINAL OYSTER CASE BY ROLEX GENEVA」という文字や、王冠マークなどが刻まれています。TUDORは、ロレックスの兄弟ブランドです。刻字はロレックスと同じケース、部品を用いていることをアピールしているのではないかと考えられています。

 

腕時計の裏蓋の構造にはどんな種類があるのか

 

腕時計の裏蓋には、大きく3つの種類に分けられます。最初はスナップバック(はめ込み)式です。ポコ蓋と呼ばれることもあります。ケースと裏蓋に凸凹部分があり、形に合わせてそのままはめ込んでいきます。シンプルな形状で、1970年ごろの時計は、ほとんどの腕時計がスナップバック式でした。ケースが薄くなることで、シンプルなデザインであることが特徴です。横から見るとスキマがあり、修理やメンテナンスの際にはこじ開け器などの工具を差し込むことで、裏蓋を開けます。ロレックスは初期のモデルで使われていました。防水性が低く、現在は薄さを重視するデザインの時計などで用いられています。開けるときに際に傷がつきやすい、長年メンテナンスをしていないと固着する可能性がある、変更することもあるなどマイナス面もあります。次はスクリューバック(ねじ込み)式です。1920年ごろに、ロレックスが開発した裏蓋です。裏側には、一見すると分からないほどの細かい溝が刻まれていて、ネジのような形状になっています。はめ込んで裏蓋を回すことで、開閉をする構造となっています。スナップバック式と比べると、スクリューバック式は厚みがあり、衝撃に強い堅牢で防塵構造となっています。また、防水性の高さがもっとも大きな特徴でパッキン(ガスケット)を組みわせることによって、気密性も高めています。パッキンはゴム製やフロンなど、いくつかのタイプがあります。スクリューバック式は、裏蓋部分に小さな溝が6か所ほど刻まれています。専用のオープナーを用いて、溝に引っ掛けて回すことで開閉をおこないます。スクリューバック式はダイバーズウォッチなど、スポーツタイプのモデルに使われることが多い方式です。ロレックスでは、1950年代ごろからダイバーズウォッチモデル「サブマリーナー」などで用いられるようになりました。溝部分に汚れが溜まりやすいといった注意点があります。最後の構造がねじ止め式です。ケースと裏蓋とをねじで止めることで固定している構造です。ねじで留めているために、スナップバック式よりも高い防水性が特徴です。デジタルの時計で用いられています。

 

ロレックスの完全防水へのこだわり

 

通常のスクリューバック式の時計では、開閉するためのオープナーをひっかけるために、くぼみが裏蓋に対象になるように付けられています。くぼみがあることで均一な厚みとはなりません。また、開閉をする際に、くぼみの部分に力が加えられることになります。修理やメンテナンスなどで何度もオープナーで裏蓋の開閉をしているうちに、蓋が少しずつ歪んでいってしまい、防水性が失われてしまう可能性もあります。ロレックスの場合はオリジナルのスクリューバック式となっています。スクリューバック式の完全防水へのこだわりを実現するために、緻密な加工技術をもって、裏蓋の外周すべてに同じ刻みつけを非常に細かくおこなうことによって、裏蓋の厚みを同じにしています。また専用オープナーを使っても力が均一に伝わるので、歪む危険性がなくなりました。その分、誰でも勝手に裏蓋を開けられないことにもなりました。メンテナンスをする必要が生じた場合には、専門業者に依頼をして、ロレックス専用のオープナーで開閉してもらう必要があります。専門家にメンテナンスをゆだねることで、管理が行き届くようにもなっているのです。さらにスクリューバック式のリューズにも、ロレックスならではの防水性能が使われています。「トリプルロックリューズ」は、ばね式のリューズで、1952年に特許が取得されています。リューズにはリューズガードが備わっています。リューズガードによってリューズが変形することを防いでいます。このように裏蓋は何重もの防水構造となっているのです。

 

まとめ

 

ロレックスの腕時計の裏蓋には刻印のないのが通常となっているため、ニセモノかどうかの手がかりにもなりますが、刻印があるモデルも一部存在します。腕時計の裏蓋に使われている方式の種類やロレックスの防水機能に対するこだわりもご紹介いたしました。メンテナンスは専門家に依頼するようにしましょう。

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