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金貨の偽物を見分ける方法6選|本物の特徴や購入時の注意点を徹底解説

金貨

金貨の中には、残念ながら偽物が存在します。

市場で流通している金貨は、必ずしも本物とは限りません。

歴史的な価値を持つ金貨は、本物であればこそ、高い価値を持ちます。しかし、金貨が本物か偽物かを見分ける方法については、あまり知られていません。

この記事では、金貨の偽物を見分ける方法について詳しく紹介いたします。

偽物の金貨の特徴や購入時の注意点を知っておけば、偽物を買ってしまうリスクを減らすことができます。

金貨の購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

 

金貨の偽物を見分ける方法6選

金貨の偽物を見分ける方法6選!偽物の特徴や購入時の注意点を徹底解説

金貨が本物か偽物かを見分ける方法は、全部で6つあります。

精巧に作られた偽物の金貨も存在しますが、見分け方を知っていれば安心して購入することができます。

ぜひ金貨を購入する際の参考にしてください。

 

本物と比較して、見た目を確認する

金貨が偽物かどうかを見極めるときには、本物との比較がおすすめです。

本物がお手元にないときは、以下の方法で確認してみてください。

 

  • インターネット上で画像を検索する
  • 専門機関のデータベースを活用する

 

特に参考となるのは、PCGS社(Professional Coin Grading Service)やNGC社(Numismatic Guaranty Corporation)など、海外の権威ある第三者鑑定機関のデータベースです。

これらの機関は、コインの鑑定と格付けを専門的に行っており、それぞれのウェブサイトでは画像とともに詳細な情報を閲覧できます。

金貨を見た目で判断するときは、図柄の彫りの深さやコインのエッジ部分に注目してみてください。

本物の金貨は、非常に緻密で深い彫りが特徴的です。一方、偽物は彫りが浅く、細部の仕上がりが雑になりがちです。

コインのエッジ部分のギザギザや刻印を確認すると、その精密さや均一性から、本物かどうかを見分けることができます。

 

刻印を確認する

金貨が本物である場合、日本を含むアジア諸国では、純金を示す「K24」や18金を表す「K18」など、数字の前に「K」がつく特徴があります。

一方、海外産の金貨では、金の純度を1000分率で表示することが多く、純金なら「1000」、18金相当なら「750」などの刻印が特徴です。

金貨に施された刻印を確認すれば、偽物かどうかを見極められる可能性があります。

ただし、刻印の存在だけで偽物かどうかを判断することは危険です。偽造技術の進歩により、近年は偽物の金貨にも精巧な刻印が施されているケースが増えています。

刻印の有無だけでなく、デザインや刻印方法の細部まで注意を払う必要があります。

刻印の大きさ、深さ、配置、さらには文字のフォントに至るまで、できるだけ詳細に比較検討することで、より正確な判定が可能となります。

 

  • 刻印の大きさ
  • 彫りの深さ
  • 刻印の位置
  • 文字のフォント

 

インターネットで本物の金貨の刻印デザインを確認し、詳細に比較すると正確な判定がしやすくなります。

 

重さやサイズを測る

偽物の金貨は、重さやサイズが本物と異なる場合があります。

本物の金貨の多くは、重さやサイズが決まっています。

例えば、日本や世界で価値のある金貨では、以下の通りです。

 

金貨の名称 重さ 直径サイズ
天皇陛下御在位

60年記念金貨

22g 33mm
天皇陛下御在位記念

10万円金貨

30g 33mm
ウィーン金貨

1トロイオンス

31.1g 37mm
メイプルリーフ金貨

1トロイオンス

31.1g 30mm
カンガルー金貨

1トロイオンス

31.1g 32mm

 

金貨を調べるときは、重さやサイズを測り、重さやサイズのわずかな違いも、しっかりと確認することが大切です。

とは言え、精巧に作られた偽物は、重さやサイズまで本物とそっくりの場合もあるため、他の方法と合わせて確認するようにしてください。

 

熱の伝達力を確認する

本物の金貨は、優れた熱伝導性を持っています。

一方で、偽物の金貨で用いられる金属には、金ほどの熱伝導性を持ち合わせていないケースが多いです。

金貨における熱の伝達力を確認することも、偽物かどうかを見極められる方法の1つです。

本物の金貨に触れると、金属特有の冷たさが強く感じられます。しかし、短時間で手の温もりが金貨に伝わるため、冷たい感触はすぐに消失します。

一方、偽物の金貨に触れると、冷たい感触は続き、なかなか金属に手の温もりは伝わりません。

そのため、本物の金貨と比べることで、熱の伝わりやすさの違いを確認できます。

 

磁石にくっつかないか確認する

金貨は磁性を持っていません。金貨が本物か偽物かを判断するときは、磁石を使った方法もおすすめです。

本物の金貨なら、磁石に反応して引き寄せられることはありません。一方、金貨が引き寄せられる反応が見られた場合は、偽物である可能性が高いと判断できます。

ただし、金貨の素材である「金」以外にも、磁性を持たない金属があります。銅や銀は磁石を近づけてもくっつきません。

磁性を持たない素材が使われている偽物の金貨である場合、磁石を用いた方法だけで本物と判断することは危険です。他の方法と併せて、本物と偽物の違いを見分けるようにしてください。

 

買取業者に査定してもらう

金貨が本物か偽物かを確実に判断するには、金貨の買取実績が豊富な専門業者に査定を依頼するのが最適です。

買取業者では、経験豊富なプロの鑑定士が金貨を丁寧に査定し、本物か偽物かを正確に見極めます。

一般の方が判断する場合と比べて、専門知識や精密な機器を駆使した査定が可能なため、安心して任せることができます。

金貨の真贋についてお悩みの際は、ぜひ私たちのような、金貨に精通した買取業者へ査定をご依頼ください。

 

  • おたからや査定員のコメント
長谷川

買取業者の査定員は、様々な種類の金貨を扱っています。本物の金貨の特徴を知り尽くしているため、偽物との区別が可能です。

「おたからや」では、金貨の市場に精通し、取り扱い実績が豊富な査定員が金貨の査定を行っています。

お手元にある金貨が本物かどうか気になる方は、ぜひ「おたからや」の無料査定をご利用ください。

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金貨の偽物が市場に出回る理由とは

残念なことに、金貨の偽物は市場に多く出回っています。

ここでは、なぜこれほどまでに金貨の偽物が数多く市場で見かけるようになってしまったのか、その理由について迫っていきます。

 

金に高い価値があるから

金貨の偽物が多く作られる背景には、金そのものが持つ高い価値が大きく関係しています。

金の買取相場に大きく影響するのは、その重量です。

金の価値が高ければ、それだけで1枚の金貨が高額な金銭に換えられるため、違法な利益を狙う者が、偽物の金貨を製造・流通させることがあります。

特に、金貨の種類や保管状態によっては、10万円から70万円を超える高額な買取相場が付くこともあります。

偽物の製造者は、金メッキや他の金属を使った精密な加工を施し、純金の金貨のように見せかけた偽物を作り出しています。

こうした偽物が市場に流通することで、金貨を購入する際に慎重な確認が求められるのです。

 

希少価値の高い金貨があるから

金貨の中には、希少価値の高い「プレミアム金貨」が存在します。

希少な金貨は、金としての価値に加えて、歴史的価値や希少性による付加価値があるため、より高額で取引されています。

2021年には、アメリカのオークションで「ダブル・イーグル」と呼ばれる金貨が、当時の日本円で約20億7,000万円で落札されました。アメリカで流通用として鋳造された最後の金貨として大きな価値があったからです。

特に、プレミアム金貨のように高い価値が認められるものは、市場に多くの偽物が出回っている可能性が高いと考えられます。

 

レプリカが販売されているから

金貨で偽物が作られる背景には、「レプリカ」として販売されている金貨の存在も挙げられます。このような販売方法自体は合法です。

レプリカの金貨は、偽物であることを明確に示した上で販売されています。しかし、中にはレプリカを本物と誤認して購入してしまう人も少なくありません。

さらに悪質なケースでは、レプリカであるにもかかわらず、本物と偽って販売されている場合もあります。

このような被害を防ぐためにも、信頼できる店舗から購入することが重要です。

 

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ナポレオン金貨の買取相場は?金貨の種類から本物の見分け方まで紹介

 

実際に起きた戦後最大規模の偽造事件「金貨大量偽造事件」

1986年に発行された「昭和天皇御在位60年記念10万円金貨幣」は、国内外で大規模な偽造事件の対象となり、話題を集めました。

偽造された金貨は約10万3,000枚、被害総額は当時の価値で約2,103億円と推定されています。

この事件は、世界でも例を見ない規模のものとして知られています。

事件が発覚したのは、老舗のコイン販売業者が、銀行に金貨を預けた際、銀行員が金貨のパッケージに違和感を抱き、警視庁に通報したことがきっかけでした。

その後の調査で、預けられた金貨がすべて偽造品であることが判明しました。

さらに、1988年頃から偽造金貨が海外から日本に流入し、国内の買取業者や銀行、日本銀行にまで広がっていたことが分かりました。

その背景には、この金貨が額面10万円で保証されていたという特性が影響していました。

 

「金貨大量偽造事件」が社会に与えた影響

「昭和天皇御在位60年記念10万円金貨幣」は、大量の偽造金貨が流通したことで、日本社会に大きな混乱を引き起こしました。

当時、為替レートが円高だったことから、海外で購入された金貨が額面通りの価値で国内で扱われるケースが増え、偽造金貨が流通していても疑われにくい状況でした。

このため、事件の発覚が遅れ、大規模な被害を招く結果となりました。

そして、事件後、この金貨は額面10万円としての価値を失い、金そのものの価値としてしか取引されなくなりました。

当時の金価格に基づき、1枚あたり約2万6,000円程度の価値でしか取引されなくなり、市場価値が急落したのです。

この事件をきっかけに、日本の記念金貨には高度な偽造防止技術が導入され、金価格を超える特別価格で販売される「収集用金貨」という形式が採用されるようになりました。

そして現在も、偽造対策は日々進化しています。

 

世界三大金貨における偽物の特徴とは?

世界三大金貨は、高い価値を持つ金貨として知られています。

 

  • メイプルリーフ金貨
  • ウィーンハーモニー金貨
  • カンガルー金貨

 

世界三大金貨は、純金であることや希少価値の高さから、高い相場で取引されています。

そのため、市場には偽物の金貨が多く流通している可能性があります。

金貨を購入する際には、この記事でご紹介する偽物の特徴を参考にして、安全な取引を心がけてください。

 

メイプルリーフ金貨

メイプルリーフ金貨は、カナダ造幣局が発行する法的通貨です。世界的な人気を誇る金貨ですが、残念ながら多くの偽物が出回っています。

メイプルリーフ金貨の偽物の主な特徴として、金メッキが挙げられますが、これは、銅やニッケルなどの安価な金属に金メッキを施したもので、見た目は本物の金貨とそっくりです。

しかし、偽物のメイプルリーフ金貨は、光の当たり方によって、メッキの不均一さが目立つ特徴があります。重量も本物とは異なり、純度表示の偽装も見られるケースもあります。

本物のメイプルリーフ金貨には、純度を示す「9999」の刻印が明確に刻まれています。一方で、偽物は刻印が不鮮明だったり、数字の形が異なったりすることがあります。

メッキ加工であるにもかかわらず、「GP」といった刻印表示が、欠落しているケースも少なくありません。

 

ウィーンハーモニー金貨

ウィーンハーモニー金貨は、オーストリアの造幣局が発行する金貨で、ヴィーナス誕生の刻印が特徴です。

本物と偽物を見分けるときは、ウィーンハーモニー金貨の表面のデザインに注目してください。

ウィーンハーモニー金貨の表面には、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の会場である黄金の間が施されています。パイプオルガンの柱のような部分には、胸部を隠す女性の姿が見つけられるはずです。

本物のウィーンハーモニー金貨は、女性の胸部が膨らみを帯びていますが、偽物の金貨は、金属で作られているため、胸部の膨らみが再現できていないことが多くあります。

また、側面に施されたギザギザの装飾も、偽物を見極めるポイントとなります。

本物は、等間隔で装飾がギザギザになっていますが、偽物は等間隔ではなく、ところどころに隙間があるのが特徴です。

 

カンガルー金貨

カンガルー金貨は、オーストラリアの造幣局で発行されています。高い投資価値や、コレクターからの人気が相まって、世界中で注目を集めている金貨の1つです。

しかし、その人気の高さゆえに、多くの偽物が市場に出回っています。

見た目だけでカンガルー金貨の偽物を判断することは、非常に困難です。

本物のカンガルー金貨は純金で製造されているため、手に取ると純金特有の重厚な質感が感じられます。

一方、偽物のカンガルー金貨は、銅やニッケルといった比較的安価な金属が用いられているため、本物と比べると明らかに軽い傾向があります。

このように、カンガルー金貨は、金貨の重さで偽物かどうかを判断することが重要です。

純金製の金貨にしては軽すぎると感じる場合は、偽物である可能性がありますので注意してください。

 

  • おたからや査定員のコメント
長谷川

知名度の高い金貨や希少価値の高い金貨は、高い相場で取引されることが多いため、偽物も多く市場に流入しています。

実家で見つけた金貨や、自宅に保管されている金貨が本物か偽物かを見分けることは、知識や経験がなければ困難なケースが多々あります。

金貨が偽物かどうかを知りたいときは、ぜひ「おたからや」の無料査定をご利用ください。金貨に精通した査定員が、お預かりした金貨の価値を見落とすことなく丁寧に査定いたします。

 

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金貨が偽物だったら返金できる?

購入してしまった金貨が偽物だった場合、返金は困難だと考えられます。

本来、偽物の金貨を販売すると、3つの法律違反となります。

 

  • 商標法違反
  • 不正競争防止法違反
  • 詐欺罪

 

偽物を販売した者がこれらに違反していた場合、逮捕される可能性もあります。

ただし、販売者が「偽物だと知らずに販売した」場合、罪に問われないこともあるため、返金を求めても認められないことが多いです。

一方で、販売者が常習的に偽物を販売している場合は罪に問われる可能性があり、その場合は返金を求める訴えが成立することもあります。

こうしたことから、金貨を購入される際は、信頼できる業者で購入することが重要です。

 

偽物の金貨を購入しないためのポイント

金貨を購入するとき、偽物の金貨を手にしてしまわないよう、3つのポイントに注意しておいてください。

 

金貨専門店や信頼できる店舗で購入する

金貨を購入する際は、専門知識を持つ金貨専門店や、信頼できる店舗を選ぶことが重要です。

専門店では、入荷時に金貨の真贋を査定しており、本物であることを確認しています。しかし、金貨に詳しくない店舗から購入すると、偽物を手にしてしまうリスクが高まります。

購入前には、本物の金貨の特徴を事前に調べておき、安心して取引できる店舗を選ぶよう心がけましょう。

 

ネットオークションでは購入しない

金貨はネットオークションでも簡単に購入できますが、出品者の情報が不明確な場合が多く、偽物を購入してしまうリスクが高まります。

本物の金貨を確実に手に入れたい方は、ネットオークションよりも、信頼できる店舗で対面購入することをおすすめします。

 

安価すぎる金貨は疑う

金貨に使われる金は非常に高価な素材です。そのため、金貨の価格は金の市場価格に連動しており、相場を大きく下回る価格の金貨は、偽物の可能性があります。

金貨を購入する際は、金の市場価格や金貨の相場を確認し、不自然に安価なものには注意を払いましょう。

 

  • おたからや査定員のコメント
長谷川

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