ナポレオン金貨の買取相場は?金貨の種類から本物の見分け方まで紹介
ナポレオン金貨は、歴史的な価値を持つことから、多くのコレクターが注目しています。
しかし、ナポレオン金貨には様々な種類があるため、本物と偽物を見分けるポイントを知っておくことが大切です。
ここでは、ナポレオン金貨の買取相場や種類ごとの特徴、本物の見分け方まで詳しく紹介します。
ナポレオン金貨を高く売るためのコツがわかるので、ぜひ参考にしてください。
Contents
ナポレオン金貨とは?
ナポレオン金貨は、フランスで19世紀初頭から20世紀初頭にかけて鋳造され、流通した金貨です。
狭義では1852年から1870年にかけて発行され、ナポレオン3世の肖像が描かれた20フラン金を指します。
広義では、フランスの20フラン金貨全般を指すことが多く、さらに広い解釈では、20フラン金貨以外の5フラン、10フラン、40フラン、50フラン、100フラン金貨など、19世紀以降に鋳造されたフランスの金貨全般を指す場合もあります。
ナポレオン金貨の買取相場は?
ナポレオン金貨の買取相場は、金の市場価格に大きく左右されます。
ナポレオン金貨には、希少価値のある「金」が含まれています。金の買取相場が高くなれば、より高い売却が期待できるでしょう。
近年は、金の価格が上昇傾向であるため、ナポレオン金貨を売るタイミングをしっかり把握できていれば、高値で売れる期待が持てます。
- おたからや査定員のコメント
金の価格は2020年後半から大きく上昇しています。
背景には、世界的なインフレや国際社会の分断への懸念などが挙げられます。
金は、金銭の代わりとなる代替資産であり、金銭の価値が低くなったときに金の市場相場は上昇する傾向です。
世界的に金銭の価値が低くなると、金の需要は増え高額な取引になっていきます。
一方で、世界経済が安定し、地政学的リスクが低下すれば、金銭の価値が高くなるため、金相場は下落します。
しかし、金は限りある素材で、希少価値からも金の買取相場は今後少しずつ上昇していくと考えられています。
ナポレオン金貨の種類
代表的なナポレオン金貨について紹介します。
- ナポレオン3世5フラン金貨
- ナポレオン3世10フラン金貨
- ナポレオン3世20フラン金貨
- ナポレオン1世40フラン金貨
- ナポレオン3世50フラン金貨
- ナポレオン3世100フラン金貨
それぞれの金貨の特徴について解説していますので、ぜひ参考にしてください。
ナポレオン3世5フラン金貨
ナポレオン3世5フラン金貨は、フランス第二帝政時代に鋳造された金貨です。
直径 | 16.5mm |
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重さ | 1.6g |
金の純度 | 90% |
表面には、ナポレオン3世の横顔が描かれ、彫刻家である「BARRE」の文字の刻印があります。
裏面には、輪になった月桂樹の中には、額面や発行年が記されています。
ナポレオン3世10フラン金貨
ナポレオン3世10フラン金貨は、フランス第二帝政時代の1855年と1866年に発行されたといわれています。
直径 | 18.8mm |
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重さ | 3.22g |
金の純度 | 90% |
ナポレオン3世10フラン金貨のデザインは、5フラン金貨と酷似しています。
5フランと見分けるときは、裏面に注目してください。
月桂樹の輪の中に額面が「10」と刻まれていればナポレオン3世10フラン金貨です。
ナポレオン3世20フラン金貨
一般的に「ナポレオン金貨」と呼ばれているのは、ナポレオン3世20フラン金貨です。
直径 | 21.1mm |
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重さ | 6.45g |
金の純度 | 90% |
ナポレオン3世20フランには、デザインが2種類あります。
- ナポレオン3世20フラン月桂冠
- ナポレオン3世20フラン月桂冠なし
月桂樹を頭部に巻いた月桂冠は、皇帝の象徴を指しています。
ナポレオン金貨として有名な20フラン月桂冠では、50代になったナポレオン3世の頭部に月桂冠の肖像が描かれています。
裏面には、ナポレオン皇帝の紋章と発行年、額面価値の20フランが記されています。
一方、月桂冠のないナポレオン3世20フランは、ナポレオン3世が皇帝に即位した直後に発行された金貨です。
月桂冠を被った20フランよりも、庶民的なイメージがあり、裏面には月桂冠が描かれています。
月桂冠の有無にかかわらず、ナポレオン3世20フランはフランス第二帝政時代、数多く発行されています。
比較的、手に入りやすい金貨であることが、ナポレオン金貨として人気を集める要因です。
ナポレオン1世40フラン金貨
ナポレオン1世40フラン金貨は、ナポレオン1世皇帝が即位した1804年に、最高額面として鋳造された金貨です。
直径 | 26.15mm |
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重さ | 12.86g |
金の純度 | 90% |
ナポレオン3世が描かれる金貨とは異なり、ナポレオン1世40フラン金貨の表面には、ナポレオン1世の肖像画が左を向いて描かれています。
裏側には、皇帝の象徴である月桂樹の中に、額面フランの40とフランスの象徴である雄鶏が記されている特徴があります。
ナポレオン1世が即位した直後は共和国であったため、フランス革命暦となる「AN」で発行年が記されていました。
しかし、ナポレオン1世の権威が高まった1809年からは、国号の表記が帝国の意味を持つ「EMPIRE」に変更されています。
ナポレオン1世40フラン金貨は、苦難を多々乗り越えてきたナポレオン1世の背景が表されており、歴史的な場面を代表する金貨といわれています。
ナポレオン3世50フラン金貨
ナポレオン3世50フラン金貨は、1857年にフランス第二帝政時代に鋳造されたといわれています。
直径 | 約28mm |
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重さ | 16.129g |
金の純度 | 90% |
ナポレオン3世50フランには、月桂冠のあるデザインと月桂冠のないデザインがあります。
1855年までは、ナポレオン金貨は、17代刻印総監師によって製作されていました。
その後に発行されたナポレオン3世の20・50・100の各フランは、18代刻印総監師によって製作されています。
18代刻印総監師による金貨の製作は、ナポレオン3世の統治下で発行枚数が少なく、ナポレオン3世50フランは希少価値が高いといわれています。
ナポレオン3世100フラン金貨
ナポレオン3世100フラン金貨は、フランス第二帝政時代の末期に鋳造された最高額面の金貨です。
直径 | 34.8mm |
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重さ | 32.25g |
金の純度 | 90% |
ナポレオン3世100フラン金貨には、無冠のデザインと月桂冠のあるデザインの2つがあります。
有冠のナポレオン3世100フラン金貨は、1861年からフランス第三共和政へ移行された1870年までのわずか10年間のみ発行されました。
そのため、希少価値が高くコレクターからも注目されている金貨です。
高価買取が期待できるナポレオン金貨
ナポレオン金貨で高価買取が期待できる金貨には、以下のような種類があります。
- ルイ・ナポレオン・ボナパルト20フラン金貨
- 第一執政ボナパルト20フラン金貨
どちらも時代をうかがえる金貨で希少性が高く、コレクターからも注目されています。
ルイ・ナポレオン・ボナパルト20フラン金貨
ルイ・ナポレオン・ボナパルト20 フラン金貨は、フランス第二次共和政時代(1848年~1852年)に鋳造された金貨です。
直径 | 21.0mm |
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重さ | 6.43g |
金の純度 | 90% |
ルイ・ナポレオン・ボナパルト20 フラン金貨は、一見するとナポレオン3世20フランの無冠と同じデザインです。
しかし、よく見てみると、表面の肖像画を囲んだ文字には「ルイ・ナポレオン・ボナパルト」と本名が刻まれています。
また、裏面にはフランス共和国となっており、まだ帝国の表記はありません。
特に、ナポレオン3世が皇帝となった1852に発行されたルイ・ナポレオン・ボナパルト20 フラン金貨は、希少価値が非常に高い金貨です。
第一執政ボナパルト20フラン金貨
第一執政ボナパルト20フラン金貨は、ナポレオン1世の統治下で「ナポレオン」の文字を残さなかった金貨です。
直径 | 21.0㎜ |
---|---|
重さ | 6.38g |
金の純度 | 90% |
第一執政ボナパルト20フラン金貨は、ナポレオン1世がまだ「第一執政」の地位にいたときに発行されたといわれています。
「BONAPARTE PREMIER CONSUL」と記され、ナポレオン1世を実写的に描いたデザインが特徴です。
ナポレオン金貨が本物か見分ける方法
ここでは、ナポレオン金貨が本物かどうかを見極める方法を紹介します。
ナポレオン金貨のデザインを確認する
ナポレオン金貨は、表面と裏面のデザインで、それぞれ本物を見分けるポイントがあります。
ナポレオン金貨の表面は、中央のナポレオン皇帝の横顔の肖像画が特徴です。
周囲を円形に取り囲むように文字が刻まれた文字は2種類あり、発行時期によって異なります。
- NAPOLEON EMPEREUR(ナポレオン皇帝)
- NAPOLEON III EMPEREUR(ナポレオン三世皇帝)
裏面のデザインは、4つの表記が特徴です。
- 額面金額
- 発行年
- 造幣所の刻印
- フランスの国章や装飾的なデザイン
デザインは発行された年によって異なりますが、基本的な情報の配置は、他の金貨と同様です。
ナポレオン金貨の額面や刻印を確認する
ナポレオン金貨には、正規の額面が定められています。
- 5フラン
- 10フラン
- 20フラン
- 40フラン
- 50フラン
- 100フラン
特に1970年代には、これら以外の額面を記した贋作が多く作られました。
ナポレオン金貨が本物かどうかは、 まずは額面の確認が大切です。
次いで、ナポレオン金貨の刻印の確認も忘れてはなりません。
- A:パリ造幣局
- BB:ストラスブール造幣局
- M:トゥールーズ造幣局
- Q:ペルピニャン造幣局
- U:トリノ造幣局
- W:リール造幣局
ナポレオン金貨は、額面や刻印が異なる偽物も市場に出回っています。
購入や売却時には、本物のナポレオン金貨を見極めるポイントを覚えておくと良いでしょう。
ナポレオン金貨を高価買取してもらうためのヒント
ナポレオン金貨を高価買取してもらうためには、4つのポイントをおさえることが大切です。
- アンティークとしての価値を保つ
- 金の買取実績が豊富な業者を選ぶ
- 価値を見出してくれる業者に売る
- 金の買取相場が高いときに売る
ナポレオン金貨の中には、希少価値の高い金貨も存在します。
高価買取に期待するためにも、ぜひ参考にしてみてください。
アンティークとしての価値を保つ
ナポレオン金貨を高く買い取ってもらえる理由の1つに、コレクターが注目するアンティークとしての価値があります。
ナポレオン金貨をアンティークとして、価値を最大限に保つためには、適切な保存や取り扱いが重要です。
ナポレオン金貨は、金の含有量が多いことから素材が柔らかい特徴があります。
取り扱い方法によっては、傷ついたり変形したりしてしまう可能性があります。
また、ナポレオン金貨には10%の銅が含まれているため、化学的な変化に注意が必要です。
汗や皮脂にも付着すると化学反応を起こし、変色や酸化の原因となる場合があります。
変色や酸化は、ナポレオン金貨の買取価格に影響してしまう恐れもあります。
保管するときには、コイン専用のケースを使用したり、手袋を着用し触ったりなどに注意すると、アンティークとしての価値を保つことができます。
価値を見出してくれる買取店を利用する
ナポレオン金貨は、歴史的に見ても非常に価値のあるものです。
また、金を素材としているため、金の買取相場にも影響します。
金やナポレオン金貨の買取実績が多い業者なら、価値を見出して高く買い取ってもらえます。
「おたからや」では、これまで数多くの金貨の買取実績もあり、金の買取相場にも精通した査定士が多数在籍しています。
ナポレオン金貨の価値を見極め、高い買取相場で査定しています。
金の買取相場が高いときに売る
ナポレオン金貨で使われる素材の90%は金です。
そのため、ナポレオン金貨を売却するときは、金の買取相場を確認すると、高価買取が期待できます。
ただし、金の買取相場は常に変動するため、売却時には注意が必要です。
ナポレオン金貨を売るときは、「おたからや」で本日の金相場を確認してみてください。
毎日その日の買取相場を更新しています。
ナポレオン金貨が高く売れるか気になる方は、査定無料の「おたからや」で気軽に買取査定をご利用ください。
強引な買取は一切ないので安心してご利用いただけます。
- おたからや査定員のコメント
金の買取相場は、世界的なインフレや国際社会の分断が懸念されるなどを背景に、近年上昇しています。
金銭の価値が低下すると、金銭に代わる資産として金の保有量を各国で積み増ししていることも要因です。
ウクライナや中東情勢などの地政学的リスクの影響から、長期的に見て金の市場相場は緩やかに上昇していくと考えられています。
一方で、世界経済が落ち着きをみせれば、金相場の上昇は止まり、一転して下落する可能性もあります。
ナポレオン金貨の買取なら「おたからや」
ナポレオン金貨の買取は、信頼できる買取業者に査定を頼むのが大切です。
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