レッドベリルの特徴と宝石言葉
レッドベリルはエメラルドやアクアマリンなどと同じベリル鉱物グループの一種です。他のベリル鉱物と比べても採掘されること自体が稀で、その中でも宝石品質の原石は1カラットにも満たないものがほとんどです。世界でも限られた地域でしか採掘されないため、幻のジェムストーンと呼ばれるほど希少な宝石となります。
かつてはビクスバイト(bixbite)と呼ばれていたこともありましたが、全く同音の鉱物ビクスビ石(bixbyite)が存在していたことから紛らわしいと問題になりました。ビクスビ石もアメリカ・ユタ州が主な産地で、名前が似ていることで混乱を招く結果となりレッドベリルと呼ばれるようになりました。レッドベリルの宝石言葉は、聡明・機知・誠実・浄化・清廉な心・気品です。赤い宝石は「自信」との結びつきが強いといわれており、レッドベリルは持ち主の自信を引き出し前向きに判断していけるようにサポートしてくれます。また直感力や洞察力を刺激して、思考をはっきりさせることで聡明さが生まれ、状況に応じて素早く考えて対応することができます。分別のある行動が取れることから人間関係を円滑にし、自立できるようにサポートしてくれるという意味を持った宝石です。
レッドベリルの色と魅力
レッドベリルは芳醇な赤ワインをイメージさせるような濃い赤色が特徴です。ベリル鉱物はベリリウムを含む六角柱状の鉱物ですが、純粋なベリルは無色透明で、生成過程において鉱物中に含まれる少量のアルミニウムが他の元素に置き換わったことによって色合いが変わるのです。レッドベリルのこの濃い赤色は、宝石の中に含まれるマンガンによるものといわれています。ピンク色のベリル鉱物のモルガナイトもマンガンを含んでいますが、含有量が異なりレッドベリルの方が沢山マンガンを含んでいますので、赤ワインのようなキリッとした濃い赤色に発色するといわれています。
レッドベリルの魅力は上品で美しいカラーだけではありません。また宝石の美しさもさることながら石に秘められたパワーも魅力の一つです。赤は情熱の色とされており、赤色の宝石を身に着けると活力を与えてくれるといわれています。さらに癒しの力が強く、身に着けた人のストレスを開放して心を穏やかにし、心身のバランスを整えてくれる効果がありますので、病からの回復のサポート力も強いといわれています。長期にわたり病を患っていた人は心身共に疲弊していることが多いのですが、心身共にしっかりとサポートしてくれますので病気回復や病気平癒のお守りにもぴったりです。
レッドベリルの産出国
レッドベリルの主な産出国はアメリカです。一般的に鉱物は世界各地にある複数の鉱山で発掘されていることが多いのですが、レッドベリルは世界で唯一アメリカ・ユタ州中西部にあるワーワー鉱山で1958年に宝石品質の大鉱床が発見されました。ワーワー鉱山以外の産地は、ニューメキシコ州のシエラ郡などしかなく、この宝石の価値の高さは原石が発掘される鉱山が世界の中でアメリカにしかないことにあります。レッドベリルが幻のジェムストーンと呼ばれているのは、採掘される産地自体が極めて少ないという希少性の高さと、今後新たに原石が採掘される可能性は限りなく低いことが理由です。
鉱山から採掘される原石は基本的に小粒です。エメラルドと同様インクルージョンが多いため、カットが難しいといわれています。インクルージョンが多い場合、カットしたときに割れてしまう可能性が高くなりますので、ジュエリーに加工されるレッドベリルは0.2カラット以下のものがほとんどです。1カラットのレッドベリルに出会う可能性は奇跡に近いといわれるほど、大粒の原石が産出されることは非常に稀です。
レッドベリルの
お手入れと保管方法
レッドベリルはモース硬度が7.5〜8程度と比較的硬い鉱物ですが、インクルージョンの内包されていることが多いので衝撃にはあまり強くありません。ベリル鉱物の特徴として、皮脂などの油分を吸収しやすい性質がありますので、着用時には出来るだけ肌につかないよう服装などを工夫すると良いでしょう。ただ宝石に皮脂や汗がついてしまっても、使用後に柔らかい布で皮脂や汗を拭けば美しさを持続させることができます。日常的なお手入れをしていても汚れが目立つ場合は、ぬるま湯に中性洗剤を溶かして浸け置きし筆などで優しく洗ってください。ただしインクルージョンや表面の傷割れなどがある場合には、筆の洗浄でも破損する可能性がありますので十分注意しながら洗うようにしましょう。
レッドベリルの保管はジュエリーケースや袋などに個別に収納してください。レッドベリルは硬い宝石ですので、他の宝石とぶつかってしまうと傷をつけてしまう可能性があります。またレッドベリル自体が衝撃に弱く、当たりどころが悪いと割れてしまうこともありますので、必ず個別で保管することをおすすめします。
レッドベリルの市場価値
ベリル鉱物グループの中で最も市場価値があるといわれているものがレッドベリルです。宝石は大きさが大きいほど価値は上がるのですが、小粒の原石で発掘されたものが多く、大きなレッドベリルが採掘されることは少ないので、赤色の濃さと透明感が評価の基準になることが多いようです。したがって、品質の高いものであれば小さなルースでも高額で取引されています。しかし色味が濃くてもインクルージョンの影響でどんよりとした印象のレッドベリルも存在しますので注意しましょう。
レッドベリルはもともと採掘量の少ない鉱物ですが、その中でも宝石質の石自体が珍しく、採掘量が限られていました。また宝石質の大鉱床があったワーワー鉱山も既に閉山されていますので、現在ではほとんど採掘されていません。とても希少性が高く、現在は採掘されていないというレッドベリルですが、市場での取引が全くされていないというわけではなく、以前に採石されたものがカットされ市場に流通しています。今後新たな宝石質が発見されない限り、以前採石されたものをカットして市場に流通させるだけですので、希少性がとても高い宝石として扱われているのです。
レッドベリルの値段と価格相場
宝石質のレッドベリルは小粒の原石がほとんどで、稀に大きめの原石が採掘されてもインクルージョンが沢山含まれているものが多いのでカットが非常に難しい宝石です。大きくなればなるほど市場に流通する確率は下がり、現在市場に流通しているレッドベリルの多くは0.1~0.3カラットです。宝石の大きさが0.5カラットを超えると一気に価格が上がり、1カラットの宝石に出会えることは奇跡的といわれているほどになっています。したがって、宝石の大きさよりも赤色の濃さと透明感が価値を左右することが多いようです。
色味や透明感の高いレッドベリルは0.1カラット前後で数万円程度が価格相場になっています。市場ではほとんど見かけないといわれている1カラット以上の大きさのレッドベリルは、高品質なものであればルースで数百万円、ジュエリーに加工されたものでは1千万円を超える価格がつくものもあります。幻のジェムストーンと呼ばれている通り、品質が良いレッドベリルの市場価値はとても高く、同じカラット数のダイヤモンドよりも高額で取引されていることも珍しくはありません。
まとめ
レッドベリルはエメラルドやアクアマリン、モルガナイトなどと同じベリル鉱物の一種です。赤ワインのようなキリッとした濃い赤がとても美しく、宝石コレクターに人気の宝石ですが、アメリカでも限られた鉱山でしか産出されておらず、産出量が少ないため非常に希少性の高いレアストーンです。品質が高く女王様のような凛とした輝きを持つレッドベリルは、持ち主に自信をもたらし明るく前向きな気持ちにしてくれます。また、心身を癒す効果に優れていますので病気回復や平癒のお守りにも最適です。
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