カルティエの「トリニティリング」は、3色のゴールドが絡み合う独特のデザインが特徴で、長年愛され続けているジュエリーです。クラシックな魅力がある一方で、「時代遅れなのでは?」と気になる方もいるのではないでしょうか。
この記事では、トリニティリングが「古い」と言われる理由と、それでも支持され続ける理由を詳しく解説します。流行し始めた時期と現在の価格比較や、買取相場についてもまとめました。購入を検討している方はもちろん、売却を迷っている方も、ぜひチェックしてみてください。
Contents
カルティエ トリニティシリーズとは?
カルティエの「トリニティ(Trinity)」シリーズは、カルティエの代表的なデザインの一つです。このデザインの歴史と込められた意味を解説します。
カルティエ トリニティシリーズの誕生と歴史
カルティエのトリニティシリーズは、1924年にルイ・カルティエによって生み出されました。その原点となるのが、3つのリングが絡み合う「トリニティリング」です。
このデザインは、フランスの芸術家ジャン・コクトーも愛用していたことで知られています。彼がカルティエにデザインを依頼したという説もありますが、明確な記録は残っていません。
発売当初から高い評価を受け、カルティエを代表するジュエリーの一つとしての地位を確立しました。さらに、現在ではリングだけでなく、ブレスレットやイヤリング、ネックレスなど、シリーズとして幅広く展開されています。
カルティエ トリニティシリーズのデザインと意味
トリニティリングは、異なる色のゴールドを組み合わせた、シンプルでありながら、存在感のある造形が特徴です。ピンク・イエロー・ホワイトの3色のリングが滑らかに連なり、一体となる構造になっています。ピンクゴールドは「愛情」、イエローゴールドは「忠誠」、ホワイトゴールドは「友情」を象徴するとされ、それぞれの色に込められた想いも、このリングの魅力です。
カルティエを代表するデザインの一つであり、単なる装飾品にとどまらず、ジュエリーの枠を超えた、タイムレスな名品として高く評価されています。
カルティエ トリニティリングが時代遅れと言われる理由
カルティエ トリニティリングが時代遅れと言われる理由には、過去に一世を風靡したこと、そしてその存在感のある特徴的なデザインが挙げられます。
バブル期に流行したイメージがあるため
クラシカルで普遍的な魅力を持つトリニティリングですが、日本では一部で「時代遅れ」や「レトロな印象がある」と指摘されることもあります。
その主な理由として、バブル期に流行したイメージが挙げられます。その時代を知る世代にとっては、「かつて流行したアクセサリー」という印象が強いようです。
また、親世代が愛用していたジュエリーであることから、若年層の中にはクラシックすぎると感じる人もいるようです。しかし、ヴィンテージジュエリーの人気が高まる中、トリニティリングもタイムレスなデザインとして再評価されつつあります。
存在感のあるデザインで、時期によっては受け入れられにくいため
デザイン面では、リングのボリューム感が理由として挙げられることもあります。トリニティリングは3連構造のため、一般的なシングルリングよりも存在感があり、繊細なデザインを好む人にとってはやや重厚に感じられることもあります。
また、ジュエリーのトレンドは時代とともに変化し、ミニマルで華奢なデザインが人気を集める時期には、このボリューム感が「自分のスタイルに合わない」と感じられることもあるようです。
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カルティエ トリニティリングが時代を超えて愛される理由
ネガティブな意見がある一方で、トリニティリングは今なお、多くの人を魅了し続けています。その背景には、以下のような理由があります。
カルティエを代表するデザインのため
トリニティリングは、カルティエを象徴する代表的なアイコンジュエリーの一つであり、その歴史的価値とデザインの完成度は高く評価されています。
シンプルでありながら、3色のゴールドを組み合わせた独創的なデザインが特徴のこのリングは、誕生から100年ほど経った今も、カルティエを代表するジュエリーの一つとして、確固たる地位を築いています。
ブランドの伝統と哲学が凝縮されたタイムレスなデザインであることが、世代を超えて支持される大きな理由です。
年齢やシーンを問わず使いやすいため
トリニティリングは、性別や年代を問わず愛されるデザインであり、時代とともにユニセックスなジュエリーとしても広く受け入れられてきました。
3色のゴールドは肌なじみがよく、どんなスタイルにも自然と溶け込み、カジュアルからフォーマルまでさまざまなファッションにマッチします。
近年は伝統的な3色遣いだけでなく、ブラックセラミックを使ったモデルや絵柄の入ったモデルも登場し、コーディネートの幅がさらに広がっています。どんな場面でも上品に手元を彩る汎用性の高さが、長年愛される理由の一つです。
ハイブランドとして変わらない価値があるため
カルティエは、世界を代表するハイジュエリーメゾンの一つであり、その品質とステータスは、長年にわたり高く評価されています。
トリニティリングもその例外ではなく、流行に左右されない普遍的なデザインと高度な職人技による耐久性を兼ね備え、「一生もののジュエリー」として愛されています。
年月を経ても色褪せない洗練されたデザインのため、親から子へと受け継がれることも少なくありません。また、カルティエのジュエリーは資産的な価値が比較的安定していることもあり、時を経ても価値が損なわれにくいことが、ファッショニスタからの信頼を集める要因となっています。
セレブやタレントも愛用する人気アイテムのため
トリニティリングは、歴史的に見ても、多くの著名人に愛されてきたジュエリーです。詩人のジャン・コクトーは、小指に2本重ね着けしていたことで知られており、ハリウッド俳優のゲイリー・クーパーもカルティエのジュエリーを愛用していました。
その後も、多くのセレブリティがカルティエのアイコンジュエリーとしてトリニティリングを愛用してきたとされています。近年では、K-POPスターのJISOO(BLACKPINK)がブランドアンバサダーとして着用し、その姿が話題になりました。
日本においても、多くの著名人がカルティエのジュエリーを着用しており、トリニティリングもファッションアイコンとして高く評価されています。
カルティエ トリニティリングの価値と買取相場
カルティエのトリニティリングは、発売当初から高級ジュエリーとして人気を集め、金相場の変動やブランドの価格改定を受け、長年にわたり価格が上昇し続けています。
例えば、トリニティリング SM(スモールモデル)の価格は、1990年代には約5万円前後で販売されていたと言われており、定期的な価格改定により、徐々に値上がりしています。
実際に、2025年時点では約22万円以上で販売されており、現在もなお、価格の上昇が続いています。
トリニティリングの代表的なモデルの価格は以下の通りです。
モデル名 | 価格(税込) |
---|---|
トリニティ リング SM(スモールモデル) | 224,400円 |
トリニティ リング クラシックモデル | 308,000円 |
トリニティ リング LM(ラージモデル) | 550,000円 |
トリニティ リング セラミック クラシックモデル | 292,600円 |
トリニティ リング クラシックモデル 5ダイヤ | 445,500円 |
トリニティ リング クラシックモデル セミパヴェ | 1,544,400円 |
※2025年3月時点で公式サイトに掲載されている価格です。最新の価格は販売店へお問い合わせください。
また、定価の大幅な上昇に伴い、買取価格も高騰しています。特に、最近の金相場の高騰により査定額が上昇するケースが増えており、買取を検討するなら今が好機と言えるでしょう。
「おたからや」での参考買取価格は以下の通りです。
モデル名 | 参考買取価格(相場) |
---|---|
トリニティ リング ホワイトゴールド | 497,000円 |
クラシックトリニティ リング | 138,000円 |
- おたからや査定員のコメント
地金価値の高さも、トリニティリングの強みのひとつです。ゴールドを贅沢に使用しているため、金相場の高騰も追い風となり、地金そのものの評価額が上昇することも期待できます。
さらに、使用キズが少なくコンディションの良好なものは、ブランドジュエリーとしての付加価値も評価されやすくなり、中古市場でも高値で取引されることが期待できます。
長年眠っていたトリニティリングが「思った以上の高値で売れた」というケースも少なくありません。
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カルティエ トリニティリングの選び方
トリニティリングを購入する際は、リング幅や素材の種類など、事前に確認しておきたいポイントがあります。それぞれ詳しく見ていきましょう。
カルティエ トリニティリングのリング幅の種類で選ぶ
カルティエのトリニティリングは、リングの幅の違いによって、主に3種類が展開されています。指輪の号数とは異なる基準であるため、混同しないよう注意が必要です。
モデル名 | 特徴 |
---|---|
SM(スモールモデル) | 幅2.5mmの華奢なデザインで、重ね着けやピンキーリングにも適しています。 |
MM(クラシックモデル) | 幅3.2mmの標準的なサイズで、バランスの取れた存在感があり、男女問わず人気の定番モデルです。 |
LM(ラージモデル) | 幅4.4mmとボリュームがあり、ゴールドのリッチな輝きが際立つため、単体でも手元を華やかに演出できます。 |
リングの幅によって印象が大きく変わるため、手の大きさや着ける指を考慮し、自分に合ったサイズを選ぶことが重要です。
カルティエ トリニティリングの素材の種類で選ぶ
トリニティリングといえば、ピンク・イエロー・ホワイトの3色ゴールドの組み合わせが定番ですが、近年では、より多彩なバリエーションが展開されています。
例えば、ダイヤモンドをあしらったモデルは、ゴールドの輝きに加えて高級感が増し、結婚指輪やアニバーサリージュエリーとしても人気です。
一方、ブラックセラミックを採用したモデルも登場しており、高い耐久性とモダンなデザインが特徴の新世代のトリニティとして注目を集めています。ブラックとホワイトゴールドのコントラストが際立ち、クールな印象を与え、従来のデザインとは異なるスタイルを楽しめます。
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カルティエトリニティリングをおしゃれに身につけるコツ
時代を超えて愛されるトリニティリングを、よりおしゃれに身につけるためのコツを紹介します。
他のリングと重ね付けを楽しむ
複数のリングを大胆に重ねづけするスタイルは、トリニティリングとの相性も抜群です。特に、MM(クラシックモデル)以上の幅広サイズを重ねると、手元が一気に華やかになります。
例えば、トリニティリングと細いゴールドリングを組み合わせたり、トリニティリングを2本同時に着けるのもおすすめです。
また、薬指につけることで「愛のパワーがアップする」とも言われており、ジンクスとして楽しむ人もいます。
ピンキーリング(小指の指輪)として楽しむ
トリニティリングは、どの指にはめるかによって印象が大きく変わります。ピンキーリングは「幸運を呼ぶ」とも言われており、特にトリニティリングのような存在感のあるデザインは、お守りジュエリーとしても楽しまれています。
ダイアナ妃も小指にトリニティリングを着けていたとされており、ピンキーリングブームの火付け役になったとも言われています。
あえて小指に主役級のリングを着けることで、手元全体がぐっと印象的になります。シンプルなコーディネートの日でも、小指にトリニティリングをひとつ着けるだけで、エレガントさと遊び心を演出できます。
カルティエ トリニティリングはつけっぱなしでも大丈夫?
カルティエ トリニティリングは、優れたデザイン性と高い品質を兼ね備えており、日常使いにも適しています。しかし、不要なダメージを避けるためには、水回りでは着用を控えるのが無難です。石鹸や洗剤などの化学物質が金属に反応すると、変色やくすみの原因になる可能性もあります。
特にトリニティリングは、3つのリングが擦れ合う構造になっています。少しでもダメージを避けたいなら、外して作業することで結果的にリングを長持ちさせることにつながります。
まとめ
カルティエのトリニティリングは、誕生から現在に至るまで、100年近くにわたり愛され続けてきたタイムレスな名品です。バブル期の流行を背景に「時代遅れ」と評されることもありますが、実際には、「愛情・忠誠・友情」という普遍的なメッセージを宿したデザインと、カルティエを代表する格調高さが相まって、時代を超越した魅力を放ち続けています。
年代や性別を問わず、多くの人々や著名人に支持され、その価値は新品購入時だけでなくリセール面でも健在です。カルティエのトリニティリングは、これからも変わることのない価値を持つジュエリーとして評価され続けるでしょう。
「おたからや」での「カルティエ トリニテリング」の参考買取価
ここでは、「おたからや」での「カルティエ トリニテリング」の参考買取価格の一部を紹介します。
モデル名 | 参考買取価格 |
---|---|
トリニティ リング ホワイトゴールド | 497,000円 |
クラシックトリニティ リング | 138,000円 |
※状態や付属品の有無、時期によって買取価格が異なりますので詳細はお問い合わせください。
カルティエのトリニティリングは、長年にわたり愛され続ける定番ジュエリーです。中古市場でも需要が高く、安定した買取価格が期待できます。シンプルなデザインのため、時代に左右されにくい点も魅力です。
傷や擦れが少ない美品は高額査定を受けやすく、ダイヤ付きモデルでは、ダイヤモンドの品質も査定の重要なポイントとなります。特に輝きが保たれているものは高値がつく傾向があります。
また、購入時の箱や保証書が揃っていると、査定額がアップする可能性があります。
- おたからや査定員のコメント
ベーシックなトリニティリングはゴールド製で、純度と重量が査定額に大きく影響を与えます。金の相場は日々変動するため買取価格もその影響を受けますが、現在は金の価値が上昇傾向にあり売却の好機と言えるでしょう。
また、ダイヤ付きモデルをお持ちの場合は、ダイヤモンドの鑑定書が手元にあるかどうかを確認してみてください。鑑定書にはダイヤモンドの品質が詳しく記載されているため、査定の際には、ぜひご一緒にお持ちいただくことをおすすめします。
カルティエ トリニティの買取情報をチェックするカルティエの買取情報をチェックする
カルティエ トリニテリングの買取なら「おたからや」
カルティエのトリニティリングを売却するなら、買取専門店「おたからや」へご相談ください。おたからやには、GIA(米国宝石学会)認定のGG資格を持つ鑑定士が在籍し、国際基準に基づいた正確な査定を行います。そのため、大切なジュエリーを最大限に評価し、納得のいく買取価格をご提示いたします。
また、鑑定書や鑑別書がない場合や、リングにキズや汚れがある場合も買取可能です。長年眠っていたトリニティリングでも、安心してお持ちいただけます。ぜひ一度、おたからやへご相談ください。
ブランド品の高価買取はおたからやにお任せください。
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