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ヴィンテージロレックスは
古き良きロレックスの歴史
ヴィンテージロレックスは、一般的に1970年代以前に製造された時計を指し、かなり前に製造されているものですので壊れてしまうのではないかといった心配をされる人も多いでしょう。しかしながら、機械式時計は50年以上前のものでもしっかりとメンテナンスを行えば現役で使うことができます。新しい洋服や腕時計を買ったけれども、周りにいる人が全く同じものを着ていたり腕時計を使っていたりしていて恥ずかしい思いをしてしまう、このような経験を持つ人も多いことでしょう。しかしヴィンテージロレックスは現行品とは異なり、同一モデルでも年式などにより文字盤の日焼け具合が異なり、また部品が異なるものなど、同じような表情でもよく見ると一つ一つに違いがあります。さらに、時計本体は当時のままでも針やブレスレット、ガラス風防などが現行パーツに交換されていることもありますので、このような時計は世界の中で1個だけで他人と被ることはありません。なお、ヴィンテージロレックスは、古い時代に製造された現代では目にするチャンスが非常に少ない腕時計です。時計の世界の中でもアンティークの言葉が使われることは多いのですが、アンティークは製造から100年以上経過したアイテムといった定義を持ちます。これに対してヴィンテージは、ここまでの歴史はなくとも、古いけれども良いものとしてその価値を認められる時計に使われる言葉です。
ヴィンテージロレックスの
代表的なモデルとは
ヴィンテージロレックスの代表的なモデルはサブマリーナーとエクスプローラーⅠ、シードゥエラーの3機種です。それぞれ登場した時代ごとに異なるリファレンス番号が付いていますが、サブマリーナーのヴィンテージの中で代表的なものはRef.5512です。この腕時計は、1959年に登場し1970年代の初期頃まで製造されていたもので、サブマリーナーの歴代モデルの第三世代になります。リュウズガードが初めて搭載されたサブマリーナーでも有名ですが、Ref.5512にはいろいろなコレクターモデルが存在していることが特徴です。特に生産初期に登場したミニッツサークル付きミラーダイヤルは人気が高く、個体によっては数百万円で取引されることもあります。買取相場は80万円~130万円ですが、時計のコンディションやレア度などを加味すると金額がアップします。エクスプローラーⅠのRef.1016は、1960年代から1980年に掛けて製造されていた機種で、数あるヴィンテージロレックスの中でもトップクラスの人気です。エクスプローラーの第三世代で、シンプルな見やすい表示およびデザインが人気を集める理由となっています。シードゥエラーのRef.1665は、1967年に登場したヴィンテージロレックスで1980年代の前半頃まで製造されていました。赤シードとも呼ばれる文字色が赤になっているこの機種は高額な価格で取引されることが多く、数百万もの価格になることも少なくありません。
ヴィンテージロレックスは
買取専門店でも見極めにくい
ヴィンテージロレックスは、新しいロレックスよりも高値で取引されるケースが多いといわれているのですが、その理由の中には現行モデルにはないレトロ感や個体差が非常に大きく自分に合う時計を見つけることができる、そして周りの人と被らないといった魅力があるためです。この魅力は購入する側が感じるものですが、この中で個体差が非常に大きいといった部分は買取店でも見極めにくい要素につながる部分です。ロレックスは同じモデルでもバリエーションが豊富にあり、査定においてはそれぞれの違いなどを十分知識として蓄えておかなければなりません。シードゥエラーのRef.1665は赤シードなどの特徴がありますが、同じRef.1665でも赤シードとそうではない個体が存在しており、これを知らずに査定をするとお店の信用に傷が付く恐れも出てきます。赤シードは初期シードに存在するもので、文字盤に記載されているSEA-DWELLERSUBMARINER2000の表記が赤文字デザインになっているものです。これはダブルシードと呼ばれるもので、他にもSEA-DWELLERだけが赤文字になっているものや茶色味を帯びてる文字盤の通称赤シードブラウンなど、ヴィンテージロレックスは奥がとても深く、経験や知識がなければ本来の価値を見極めることは困難です。
ヴィンテージロレックスは
状態に注意しよう
買取に出すときには、ヴィンテージロレックスに限ったことではありませんが、時計が動作することを確認してから、可能な限り付属品を揃えるようにしましょう。購入時の箱や取扱説明書などの小冊子、保証書などがあると査定金額もアップしますので、残っているものは全て査定に出すことが基本です。機械式時計は、4年前後に1度の割合でオーバーホールを行うことによって時計の機能がその都度よみがえり、正確な時刻を表示するアイテムになるのです。腕時計が動かないときには、修理やオーバーホールを検討されるケースは多いと思いますが、こういった修理やオーバーホールを行う前に、査定を受けることをおすすめします。時計の修理やオーバーホールは、新しい腕時計であれば比較的リーズナブルな値段で行うことができます。しかしヴィンテージロレックスともなると古い時代の腕時計であることからも、想像以上に高額な費用を請求されてしまうこともあるのです。その点、修理やオーバーホールを行う前に買取査定を受けておけば、買取金額から修理費用などを差し引いて買い取って貰えますので、結果的に安く済ませられお得になることも少なくありません。なお、1社目で買取ができないと言われた場合でも諦める必要はありません。他のお店で査定を依頼すると買取価格が数十万円になることもありますので、いくつかのお店の査定を利用することが高価買取につながります。
ヴィンテージロレックスの
付属品も貴重なアイテム
ヴィンテージロレックスともなると、箱や保証書、取扱説明書など小冊子は既に捨ててしまっていて手元に残っていないケースも多いと言えます。中古で購入したときなどにこのような付属品が揃っていた場合は大切に保管することをおすすめします。ブランド品の買取では、ギャランティーカードやケースなどの箱類、商品に付いているタグや腕時計の余ったコマ、といったこれらは査定金額をアップさせるアイテムでもあり、揃っていることで高価買取につながることが多いのです。そして、ヴィンテージロレックスの場合も、少しでも多くの付属品が揃っていれば買取査定の際の金額もアップする貴重なアイテムといっても過言ではありません。もしご自身で50年前などに購入したものがあれば、箪笥の奥の方にしまい込んだままにしていることなどないでしょうか。附属品をなくても買取して貰うことはできるのですが、あればさらに買取価格の上昇する可能性が大きいので、掃除をかねて探してみると良いでしょう。ちなみに、ヴィンテージロレックスを売る数年前にオーバーホールを行っていて、それを証明するオーバーホール証明書を受け取っている場合、これを査定時に持って行けばギャランティーカードと同じような感覚で利用できますので、このような証明書も忘れずに持ち込むようにしましょう。
まとめ
ヴィンテージロレックスは、50年以上前に製造されていたロレックスの腕時計です。バリエーションが豊富にあることや文字の記載方法などでいろいろな種類がありますので、知識を持つ査定士がいるお店を使うことで価値を最大限に引き出し高価買取につなげることができます。また、付属品はなるべく揃えることが大切です。さらに1940年代から1950年代に販売されたロレックスには歩度証明書と呼ぶものが付属していますので、この時代の腕時計を買取に出すときには用意されると良いでしょう。
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