ロレックスのペプシとは、GMTマスターⅠ、GMTマスターⅡのベゼルカラーに付けられた愛称です。

GMTマスターの中でも屈指の人気を誇るペプシモデルは、買取・中古販売ともに高値で取引されています。

この記事では、ロレックスペプシの定価や中古相場をご紹介します。

また、人気モデルなどを解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。

ロレックス 「ペプシ（BLRO）」とは

ロレックスのペプシとは、GMTマスターⅠ、GMTマスターⅡに搭載されている24時間表示ベゼルが青と赤色のツートンカラーのモデルの愛称のことです。

GMTマスターは、異なる場所の時刻を把握できるGMT機能を備えたロレックスのパイロットウォッチです。

24時間表示のベゼルは、ツートンカラーで分けられたモデルがあり、色から想起されるイメージにちなんだ愛称がつけられることが多いです。

ペプシ以外にも以下のような愛称で呼ばれるモデルがあります。

• 赤黒ベゼル→コーク
• 青黒ベゼル→バットマン
• 茶色ベゼル→ルートビア
• 緑黒ベゼル→スプライト

ロレックス ペプシの特徴

ロレックスペプシの特徴は、赤と青のツートンカラーの24時間表示ベゼルです。

ベゼルが2色になった理由は、昼と夜の区別をひと目で把握できるようにするためとされています。

GMTマスターのベゼルカラーには、いくつかの種類がありますが、ペプシは特に人気の高いカラーです。

型番末尾の「BLRO」はベゼルカラーを表しており、フランス語の「BL」＝Bleu（青）、「RO」＝Rouge（赤）を示しています。

人気の理由

ロレックスペプシが人気を集める理由の一つに、ベゼルの色の変化があります。

ヴィンテージのGMTマスターは、アルミニウム製ベゼルのため、色が退色することがあります。

色の退色というとマイナスに思えますが、現行モデルにはない独特の色味から、ヴィンテージウォッチファンから高く評価されています。

特に、赤色の部分が明るい紫色のような色味になった個体は、「バイオレットベゼル」と呼ばれ、ヴィンテージ市場で高値で取引されています。

GMTマスターⅠとGMTマスターⅡの違い

ロレックスのペプシは、GMTマスターⅠとGMTマスターⅡがありますが、両者の違いについて疑問に思う方もいるでしょう。

GMTマスターⅡはGMTマスターⅠの後継機で、一番の違いは「GMT針を単独で動かせる」という点です。

これによってGMTマスターⅠでは2カ国の時間を把握できましたが、GMTマスターⅡでは3カ国の時間を把握できるようになったのです。

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ロレックス ペプシの定価一覧

ロレックスペプシの現行モデルの定価一覧は下記のとおりです。

ロレックス ペプシの価格推移

近年、ロレックスは頻繁に価格改定を行っており、GMTマスターⅡをはじめロレックスの定価は、全体的に値上がりしています。

これは原材料や人件費の高騰、為替相場などが影響していると言われています。

実際に、2024年6月1日の価格改定では、主にゴールドを使ったモデルを中心に価格改定されていました。

GMTマスターⅡのステンレススチールモデルRef.126710BLROの価格は据え置きでしたが、ホワイトゴールドのRef.126719BLROは、値上がりしました。

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ロレックス ペプシの人気モデル

ロレックスペプシの人気モデルを3つご紹介します。

現行モデル：Ref.126710BLRO

2018年に登場した現行モデルのGMTマスターⅡです。

2007年に前モデル「116710LN」の登場で赤青ベゼルは姿を消していましたが、今作でステンレススチールモデルのペプシが復活しました。

前作のステンレスのペプシモデルであるRef.16710は、2007年までの生産だったため、技術や機能のあらゆる面で、飛躍的に進化を遂げています。

とくに、ロレックスの新世代ムーブメント、Cal.3285は耐衝撃性や精度を高め、パワーリザーブも約70時間とより実用に即した作りとなっています。

廃盤モデル：16710

1988年頃から2007年にかけて生産されていたペプシモデルです。

製造期間が長いことから、中古市場での流通量が多く入手しやすいモデルとして知られています。

また、現行モデルにはないアルミニウム製ベゼルが搭載されているため、あえてこちらのモデルを選ぶ方もいらっしゃいます。

レアモデルの存在も確認されており、「GMTマスターⅡ」の「Ⅱ」の横棒がない通称「スティックダイヤル」と呼ばれるモデルはコレクターからの人気が非常に高く、高値で取引されています。

また、後期の2006年頃からのごく一部の個体には、次世代機で使われていたCal.3186が搭載されています。

こちらも非常に数が少ないため、プレミア価格がついています。

廃盤モデル：Ref.1675

1959年から1980年頃まで製造されたGMTマスターⅠです。

長い製造期間の間に、度々マイナーチェンジが行われており、愛好家から人気を集めています。

主にダイヤルが変わっており、初期に製造された艶感のあるミラーダイヤルと、後期のマットダイヤルに分けることができます。

一部のレアモデルを紹介すると、以下のようなレアモデルがあります。

• ミニッツサークル＋ミラーダイヤル＝通称MMダイヤル
• 先端が尖った形状のリューズガード＝通称ポインテッドクラウンガード（POG）、ヒラメ
• 「ROLEX」の「E」の真ん中の横線が長い＝通称ロングE

こうした、年代によってさまざまなレアモデルがあることも、コレクター心を掴むポイントの一つと言えます。

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おたからやでのロレックス ペプシの参考買取価格

ロレックスペプシの中古市場について解説します。

※状態や付属品の有無、時期によって価格が異なりますので詳細はお問い合わせください。

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