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ピンクゴールドとは?
似合う人の特徴やお手入れ方法などまとめて解説

女性を中心に人気を集めているピンクゴールドは、肌馴染みが良く、さまざまなコーディネートを楽しめるカラーです。なぜゴールドなのにピンク色になるのか、また、ピンクゴールド特有のお手入れ方法や注意点をご存じでしょうか?

ピンクゴールドには金以外の物質も含まれているため、純金とは異なる特徴や注意点があります。長期的に愛用するためにも、適切な取り扱い方を理解しておくことが大切です。

この記事では、ピンクゴールドの特徴や取り扱い方、さらにアレルギーに関する情報などを詳しく解説します。ピンクゴールドのアクセサリーを持っている方や、購入しようと考えている方はぜひ参考にしてみてください。

2024年12月13日 9:30更新

今日の金1gあたりの買取価格相場表

金のレート(1gあたり)
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Contents

ピンクゴールドとは?おもな特徴を紹介

まずはピンクゴールドへの理解を深めていきましょう。ゴールドなのに「ピンク」が含まれている理由や色味の違いなど、ピンクゴールドのおもな特徴を紹介します。

ピンク色の理由は銅を混同しているため

ピンクゴールドは「金」のなかで分類される種類の一つですが、純金ではありません。例えば、「K18PG」と表記されるピンクゴールドは、金種「K18」とピンクゴールド「PG」を合わせた言葉です。

K18は金純度75%のものを指し、残りの25%にはおもに銅が混ざっています。この25%内に含まれる銅の含有量によって「ゴールド」が「ピンクゴールド」に変わっているのです。

銅は赤みのある色をしているため、含有量が増えるほど濃いピンクになり、少ないほど淡く薄いピンクに変化します。

ピンクゴールドは傷に強い!

金に銅を加えることで硬度が増し、耐久性がアップします。ピンクゴールドはやわらかい金に硬度が高い銅を混ぜることで、純金に比べて変形しにくくなり、傷も付きにくいのです。銅の含有量が増えるほど、硬度が増していきます。

結婚指輪など、一生モノのアクセサリーにピンクゴールドが使われるのは、毎日付けるアクセサリーとして適していることも理由の一つでしょう。近年では、女性の結婚指輪としての需要が増加傾向にあります。

なお、女性はピンクゴールド、男性はイエローゴールドホワイトゴールドにする組み合わせも多いようです。ただし、硬度が高いと指輪などのサイズ直しができないデメリットもあるので注意しましょう。

金の純度に応じて色味も変わる

ピンクゴールドは、銅の含有量によってピンクの色味が変わります。基本的な配合は、K18の「金75%、銅18%、銀5%、パラジウム2%」といわれていますが、ほかの純度のピンクゴールドも存在します。

ピンクゴールドにおける、純度別の一般的な配合率は以下のとおりです。

パラジウム
K14 58.5% 29% 8.3% 4.2%
K18 75% 18% 5% 2%
K20 83.5% 11.6% 3.3% 1.6%
K22 91.7% 5.8% 1.7% 0.8%

ほかのカラーゴールドとの違い

ピンクゴールドのほかにも、イエローゴールドやホワイトゴールドなどの種類があります。それぞれの色合いや融点を構成しているのが、「割金(わりがね)」と呼ばれる金以外の含有物です。

K18を例に挙げると、金75%に対して、銅と銀を合わせて25%分配合したものがイエローゴールドになります。ホワイトゴールドは、金75%に対し、銀とパラジウムを25%分混ぜて作られたものです。

なお、割金の硬度に順位を付けると、銅、パラジウム、銀の順となります。

ピンクゴールドが似合う人のパーソナルカラーを知ろう

一般的にピンクゴールドは肌に馴染みやすいといわれていますが、自身のパーソナルカラーによっては別のカラーゴールドのほうが似合う場合もあります。ここでは、パーソナルカラーの概要や、ピンクゴールドが似合う肌の色について見ていきましょう。

【パーソナルカラー診断】あなたのお肌は何タイプ?

パーソナルカラーとは、肌などの色タイプを「春」「夏」「秋」「冬」で表現したものです。結果は4つに分類されますが、大まかなタイプはイエローベースとブルーベースの2つに分かれます。

春タイプと秋タイプは黄みがかった肌のイエローベース、夏タイプと冬タイプは青みがかったブルーベースが特徴です。詳しくは以下の表をご覧ください。

色タイプ 特徴
春タイプ(イエローベース)
  • 明るめの黄色やベージュの肌
  • 明るく澄んだ色、鮮やかな色と相性が良い
夏タイプ(ブルーベース)
  • 明るめのピンク色の肌
  • 淡いパステル調やさわやかな色と相性が良い
秋タイプ(イエローベース)
  • 色味が強めの黄色や茶色の肌
  • 深みのある暖かな色と相性が良い
冬タイプ(ブルーベース)
  • 鮮やかで明るめの白い肌
  • 無彩色や煌びやかな色と相性が良い

自分のタイプに合わせた色のアイテムを身に付けるのがおすすめです。そうすることで、第一印象が明るくなり、顔色が良く見えるようになります。

ただし、パーソナルカラーの結果がすべてではないため、あくまで色を決めるときの目安の一つ程度に考えましょう。

ピンクゴールドが似合うのは「ブルーベース」

ピンクゴールドが似合う人は、肌が夏タイプと冬タイプのブルーベースの人といわれています。これは、ピンクゴールドがブルーベースの肌に透明感を与えるためです。春タイプと秋タイプは、銅含有量の多い濃いピンクゴールドを身に付けることで、明るい印象になります。

例えば、夏タイプは装飾のないシンプルなピンクゴールド、冬タイプは装飾など光沢感のあるものと組み合わせたピンクゴールドと相性が良いといわれています。また、イエローベースの春タイプと秋タイプも、色味に気を配ることでピンクゴールドの馴染みが良くなるでしょう。

ピンクゴールドアクセサリーのおしゃれな合わせ方

ピンクゴールドのアクセサリーを身に付けるなら、やわらかい印象のファッションと合わせるのがおすすめです。例えば、フレアスカートやふんわりとしたブラウスなど、フェミニンな印象の服と合わせるとよいでしょう。

また、身に付けるアクセサリーをすべてピンクゴールドで統一することでおしゃれに仕上がります。素材だけでなく、アクセサリーのモチーフまで統一するのがポイントです。

さらにゴールドとシルバーは相性が良いことから、シルバーアクセサリーとの重ね付けもおすすめです。同一の質感やラインでそろえるなど、ひと工夫で自然なコーディネートに仕上がります。

ピンクゴールドアクセサリーの取り扱いの注意点

ピンクゴールドは、退色しやすい点や再加工が難しい点など、取り扱いに関して注意しなければならないことがあります。少しでも長く愛用するためにも、取り扱い方に関する注意点を確認しておきましょう。

経年による酸化は錆びる要因になる

ピンクゴールドは、退色しやすい性質を持っています。これは、ピンクゴールドを構成する「銅」との関係によるものです。変色しにくいといわれている金やプラチナと異なり、銅は酸素に触れることで色が変わってしまいます。

対策として有効なのは、水にさらす機会を減らし、定期的にメンテナンスすることです。銅の含有量が多いほど変色は早く、色の変化も大きなものになります。

変色の原因でもある水に触れる機会を減らすためにも、手洗いや入浴時などには着脱を徹底するようにしましょう。

細かな傷が退色の要因になる

表面にできる細かい傷も、ピンクゴールドが退色する要因の一つです。使い続けることで、肉眼では見えないほどの小さな傷が増えていきます。その傷が光を乱反射し、ピンクが薄く見えるのです。

対策として、定期的なメンテナンスに出すことをおすすめします。購入店やメンテナンス店に依頼することで傷を取り除き、ピンクゴールドの輝きを取り戻すことが可能です。

どんなに気を付けて生活していても、傷はできてしまうでしょう。色が薄くなってきたと感じないように、定期的なメンテナンスでプロに研磨してもらうことが大切です。

メッキが剥がれるケースがある

ニッケルなどの下地にピンクゴールドをメッキ加工している場合は、変色や退色でなく表面のメッキが剥げて下地が出てきてしまうことがあります。これは、メッキ加工そのものが悪いわけではなく、加工の技術力の違いによるものです。

優れた技術によって加工されている場合、メッキが剥げることはほとんどありません。明らかに色の異なる下地が出てきた場合は、購入店舗やメンテナンス、リペアの専門店に相談しましょう。そのままにしておくと余計に傷が増えたり、メッキの剥がれている部分が拡大したりする可能性があるため注意が必要です。

再加工は難しい可能性がある

前述したように、銅を含有しているピンクゴールドは、純金に比べて硬度が高くなります。耐久性がメリットとなる一方で、この“硬さ”が原因となり、サイズ直しができない可能性があるのです。

やわらかい金属であれば簡単にサイズ変更できますが、硬い金属では変形や加工が困難です。最悪の場合、壊れてしまうおそれもあるでしょう。購入店であれば再加工に対応してもらえる可能性はありますが、購入店以外では断られるかもしれません。

ひとくちにピンクゴールドといっても、割金の配合率によって硬度が異なり、正確な情報がないと再加工は難しくなります。結婚指輪など、一生モノに使われることの多いピンクゴールドだからこそ、購入後の再加工に対応してもらえるのかまで確認しておきましょう。

錆びや破損を防ぐピンクゴールドの正しい取り扱い方

ピンクゴールドの輝きを保ったまま長期間愛用するためには、正しい取り扱いをしなければなりません。ここでは、日々のお手入れや、変色や破損を予防するための扱い方を紹介します。

変色を防ぐために水気や化粧品の付着に注意する

入浴時にはアクセサリーを外しているものの、化粧品に触れるときはアクセサリーを付けたままという人も多いのではないでしょうか。化粧品には油脂が含まれているため、化学反応を起こして変色の原因になってしまいます。

また、温泉や入浴剤の入っている湯船に浸かる際は、必ず外してください。硫黄成分や溶け出した石鹸の成分など、退色を進めてしまうものが存在するためです。「温泉の湯に触れなければ大丈夫」ではなく、湯気の水分や硫黄成分によっても変色する可能性は大いにあることを理解しておきましょう。

破損を防ぐために丁寧に扱う

ピンクゴールドは硬度が高い分、強い衝撃を受けてしまうと割れやひびなどで壊れてしまう可能性があります。そのため、日頃から強い衝撃を与えないように、優しく丁寧に扱いましょう。

また、使わないときは、蓋付きのアクセサリーケースやジュエリーボックスに入れるのがおすすめです。空気に極力触れさせず、直接強い衝撃が当たらない状態で保管できます。

ほかにも、入浴時などに一時的な専用の置き場所を作ったり、旅行などで持ち運びできるコンパクトアクセサリーケースを準備したりするとよいでしょう。

ピンクゴールドアクセサリーのお手入れ方法

ピンクゴールドは、正しい方法でお手入れすれば、きれいな状態で輝きをキープしやすくなります。高価な道具や難しい作業は必要ありません。

ここではピンクゴールドのお手入れ方法のポイントを紹介しますので、ぜひ毎日の生活のなかで取り入れてみましょう。

こまめに外して優しく拭く

毎日取り入れられる簡単なお手入れ方法は、こまめに外して優しく拭くことです。指輪は特に皮脂や汚れが付着しやすく、汚れが付いたままでは変色が進む原因になります。指輪を外し、自分の目でチェックする習慣を取り入れましょう。

拭くときに使用する布は、ジュエリー専用のクロスや眼鏡用クロスなどがおすすめです。ハンドタオルなどの素材は、細かい傷を付けてしまう可能性があります。また、汚れを落としたいからといって硬い布を使うのも、傷を付ける原因になるため避けましょう。

わからないことがある場合は、購入店やメンテナンス専門店に相談してみてください。

使用しないときはケースに入れて保管する

結婚指輪など、毎日付け続けるアクセサリーの場合はケースがなくても問題ないでしょう。しかし、日々着脱を繰り返すピンクゴールドのアクセサリーは、ケースに入れて保管するのがおすすめです。

ただし、アクセサリー同士が干渉するほどサイズの小さいケースでは、細かい傷が付く可能性があります。アクセサリー同士が干渉しない大きめのサイズで、蓋のあるケースを使用しましょう。

定期的に中性洗剤で洗う

アクセサリーを中性洗剤で洗う方法は、布で拭くだけでは取り切れない汚れを落とすのに効果的です。

洗浄するアクセサリーのサイズにもよりますが、ぬるま湯1、中性洗剤1の割合で洗浄液を作り、アクセサリーを5分ほど浸け置きします。その後、洗浄液から取り出して流水で洗い流してください。洗剤の成分が残っていると、汚れや変色につながるので注意しましょう。

汚れや洗剤を洗い流したら、やわらかい布で丁寧に水分を拭き取って完了です。毎日行なう必要はありませんが、目に見える汚れに気付いたときや、1~2ヵ月に1回洗うなど、定期的に洗う習慣を付けましょう。

ただし、宝石が付いている場合は注意が必要です。中性洗剤を使用できない可能性があるため、以下でご確認ください。

中性洗剤を使用できる宝石
  • ダイヤモンド
  • サファイア
  • アメジスト
  • ルビー
  • ガーネット など
中性洗剤を使用できない宝石
  • エメラルド
  • ラピスラズリ
  • サンゴ
  • マラカイト
  • トルコ石
  • コハク など

※上表はあくまで参考であり、変色・破損などの責任は一切負いかねます。

変色・破損がひどい場合は売却を考えるのも手

変色や破損がひどい場合は買取店に売却するのも一つの手でしょう。現在金の価格は高騰しており、2024年10月には過去最高値を更新しました。金の買取は金そのものに価値があるため状態によらず高価買取が可能です。おたからやでは査定料・買取手数料無料での高価買取を行っています。気になるものがある際は、お気軽にご相談ください。

ピンクゴールドで金属アレルギーは起こる?
原因や対策を解説

女性から多くの人気を集めるピンクゴールドですが、金属アレルギーを発症させる原因物質が含まれています。ここからは、金属アレルギーの原因や対策について確認していきましょう。

金属アレルギーの原因は「イオン」

金属アレルギーの原因は、貴金属から溶け出す「金属イオン」です。金属が汗や体液に触れることで金属が溶け出し、金属イオンが体内のたんぱく質と反応してアレルゲンになってしまいます。

アレルギー症状が出るか、どの程度アレルギー反応が引き起こされるのかは、人によって異なります。ピアスやネックレスなど皮下組織に触れるものや、汗をかきやすい場所に身に付けるアクセサリーは、特にアレルギー反応が出やすいので注意が必要です。

金自体はアレルギーが起きにくい

「金属アレルギー」という名前が付いていますが、「金」自体はアレルギーが起こりにくい性質を持っています。そのため、金はアレルギー発生率がかなり低いです。金の比率が高い金属ほど、アレルギー発生率が下がる傾向にあります。

ただし、皮下組織に直接触れるアクセサリーを使用する場合は、パッチテストなどの対応が必要です。

ピンクゴールドでアレルギーが起きる理由は銅とパラジウム

ピンクゴールドには、アレルギーが起こりにくいとされる金が75%も含まれています。しかし、アレルギーが発生しやすい「銅」は、金の次に多い含有量です。また、含有量は少ないものの、銅よりもアレルギーを起こしやすいパラジウムによって、アレルギーの発生率は格段に上がります。

銅とパラジウムによってアレルギーが引き起こされた場合、湿疹やかぶれのような皮膚症状だけでなく、熱や痛みも発生する可能性があるでしょう。なお、メッキ加工している場合は、メッキの下地金属に対してアレルギー反応が出る可能性もあるため注意が必要です。

購入前にパッチテストを受けるのがおすすめ

「過去にアレルギーを引き起こしたことはない」という人でも、購入前にパッチテストを行なうと安心です。自分では気付いておらず、実はアレルギーを持っていたというケースも多くあります。

購入後にアレルギーが出てしまうと、楽しみにしていたアクセサリーを身に付けられません。面倒に感じるかもしれませんが、購入前にパッチテストでチェックしておきましょう。

ほかにも、リンパ球幼若化検査や血液検査などがありますが、費用や拘束時間などの負担が少ないのはパッチテストです。ただし、簡単にチェックできるパッチテストでも、即日で検査結果が出るわけではありません。

パッチテストは皮膚科医院や大学病院の専門外来などで受けられます。買ってから後悔しないためにも、早めに検査をするとよいでしょう。

購入後にアレルギーが判明した場合はひと工夫しよう

ピンクゴールドを試着したときに何も起こらなくても、購入して長時間着用していると痒くなるという人も、実は多くいます。購入後に軽いアレルギー症状が出る場合は、着用方法を工夫しましょう。

例えば、ネックレスやブレスレットなどは服の上から着用するなど、素肌に直接当たらないように工夫できます。ピアスや指輪といった皮下組織に直接触れるものや、服の上から着用できないものは、短時間のみの着用にするのも有効です。

身に付けるだけでなく、部屋を彩るインテリアとして飾るのもよいでしょう。また、リペアなどをすることで着用できる可能性もあるため、アレルギー反応が出ることを購入店へ相談するのも一つの方法です。

やむを得ずピンクゴールドのアクセサリーを手放す必要があるという方は、以下の記事で高く売るコツについて解説しています。併せてお読みください。

<関連記事>ハイブランド・ゴールド(金)ジュエリーを高く売るコツを解説!

まとめ

ピンクゴールドの色味は、銅を含有することで生まれます。銅を含むと硬度が増して傷が付きにくくなるため、結婚指輪など、長期的に愛用したいアクセサリーとしても最適です。

さらに、自分のパーソナルカラーを知ることで、肌馴染みの良いピンクゴールドの魅力をより引き出せるでしょう。

また、長く使っていないもの、変色や破損がひどいものなどは金相場が高騰している今売却を検討してみるのも良いといえるでしょう。全国に約1,200店舗以上展開している高価買取おたからやにご相談ください。

金相場高騰中!
2024年12月現在金相場は1グラム14,549円を超え歴史的高値を更新中。
金を高く売るためのコツは、「金の価格が高いときに売ること」と「高値で買い取ってくれる専門店に売ること」です。金の価格は現在非常に高騰しているため、売却にはベストなタイミングといえます。
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