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    ポイントや売り時も紹介

金を買うタイミングは
いつが最適?
金価格変動の
ポイントや売り時も紹介

金価格の上昇について、2023年9月には販売・買取価格のいずれもが大台の1万円を超えたこともあり、テレビ等で大きく報道されるなど、世間では金への関心が高まっています。金を売買するときは、金価格の動向に細心の注意を払わなくてはなりません。

金価格の変動には世界情勢や為替相場といった複合的な要因が絡んでいます。金を売買するタイミングは、金価格変動のポイントを知ることでより見極めやすくなるでしょう。

この記事では、これまでの金価格の推移や、金価格が変動するタイミング、適切な売買の機会について解説します。

金の最高値はいつ?
買う前に知りたい金価格推移

一般的に、金の価格が上昇すると株価は下がります。世界経済や社会情勢が悪化して投資家心理に不安が生じると、安全資産である金を買う投資家が増えるのです。

金は有事に強い資産であるとされています。株には社会情勢の影響を大きく受ける性質があり、戦争などが起こった際には価値が急落する場合がほとんどです。

一方、金は情勢変化の影響を受けにくく、有事の際はかえって価格が上がる傾向にあります。それ自体が希少な現物資産である金の価格がゼロになる可能性はほとんどありません。

その金価格が過去最高値を付けたのは、2024年4月22日です。田中貴金属の国内小売価格が1gあたり1万3,105円に設定されました。

相場上昇の要因としては、ロシアによるウクライナ侵攻などの影響で高まる社会不安や、それにともなうドルの信用低下が挙げられます。新型コロナウイルスの流行で世界経済が受けたダメージの大きさも見逃せないでしょう。

とはいえ、コロナ禍は金価格上昇のきっかけの一つにすぎません。金価格が上がる兆しは新型コロナウイルスが現れるずっと前から見られていました。2001年の世界同時多発テロや2008年からのリーマンショックといった歴史的事件を受けて、投資家たちは金のリスクヘッジ効果を再認識するようになりました。そうした金への評価の高まりは今、史上最高値更新という形で明確化しています。

金の値段は比較的安定しており、上がるときも下がるときもじわじわと時間をかけて推移していく特徴があります。ここ20年の金価格の動向を見ても、長い期間をかけて少しずつ上昇してきたことがわかるでしょう。

金を買うタイミングは
短期投資なら「有事の前」が
ベスト

前述のとおり、金価格の変動には有事の発生などが関係しています。短期的に見た場合、これらの事象が収まると金価格の上昇が落ち着くほか、価格が下降する恐れもあります。

そのため、短期投資の目的で金を買うのであれば、有事が起こって世界情勢が不安定になる前のタイミングがベストだといえるでしょう。また、金価格が急落したときや、下落が続いたあとで上昇の兆しが見えたときなども買い時です。

ただし、金価格の推移を見極めることはプロでも難しく、個人が短期投資を行なうことは困難だとされています。金の短期投資では、多かれ少なかれ運の要素が絡んでくることを認識しておきましょう。

金の長期投資は
買うタイミングよりも
継続を意識

短期投資とは異なり、金の長期投資では売買のタイミング以上に大切な心がけがあります。

「なるべく安く買いたい」という気持ちは誰にもあるものですが、金の底値を見極めることは困難です。特に、価格が上がり続けている昨今ではいつ買うべきなのか迷ってしまい、買いそびれてしまうこともあるでしょう。

そこで、視点を転換して「金価格は長期間上がり続けている」という事実に注目します。短期的な価格の上がり下がりを無視し、長期的にはさらに上昇する可能性が高いと考えて投資を行なうのです。

ただし、一度に大量の金を買うと、運悪く相場が高値のときに当たってしまうこともあります。長期投資で金を買うときは、リスクヘッジとしてタイミングを分散しながら、コツコツと購入して保有資産を増やしていく方法がおすすめです。

<関連記事>純金積立とは?メリット・デメリットや始める際の注意点を解説

金は長期投資がおすすめといわれる理由

金は短期投資よりも長期投資に向いた資産だといわれています。ここでは、金が長期投資に適している2つの理由を紹介します。

運用資産のリスクヘッジとなるから

そもそも金を保有する大きな目的はリスクヘッジにあります。前提として、大きな利益を上げるために投資するのではなく、通貨や株式などの価値が下がったときに資産を守るための手段と考えるのがよいでしょう。

世界同時多発テロやリーマンショックのような事件は、予期せぬタイミングで起こるものです。金を買うのに遅すぎるということはないため、有事に備えて少しずつ金の積立を始めることをおすすめします。

緩やかに上昇する見込みがあるから

10年、20年単位の長期的な視点で見ると、金価格は今後さらに上昇することが見込まれています。その理由として挙げられるのが、金の埋蔵量には限りがあり、そもそも物質としての希少性が高いことです。

工業分野において、導電性が高く加工もしやすい金は電子機器などで多く使われており、IT化が進むにつれて金の需要も高まることが予想されます。人工的に作ることが極めて難しいことも考慮すると、希少性の高さは今後も金価格上昇の要因となるはずです。

また、金の採掘コストはこれから高騰する可能性があります。地球上の採掘しやすい場所にある金はほとんど取り尽くされているため、今後は採掘が難しくなっていくでしょう。そのため採掘コストが高騰し、それにともなって金価格も上昇する可能性が高いのです。

金を買うタイミングを
見極めるために!
相場変動はいつ起きる?

金を買うタイミングを見極めるうえで、相場が変動しやすい状況を知っておくことは大切です。ニュースや為替市場に日頃から目を通し、金相場の変動がある程度予測できるように備えておきましょう。

ここでは、金相場が変動するタイミングを紹介します。

有事が発生したタイミング

現物資産である金は、戦争勃発などの地政学リスクが高まったり、経済状況が不安定になったりすると需要が増え、価格上昇につながります。

株式や投資信託などの金融資産は、会社や国が破綻すると価値がゼロになる恐れがあります。一方、金はそれ自体に価値があるので価格が暴落するリスクは低く、有事の際に投資家は資産を守るために金を保有する動きが活発化するのです。

地政学リスクという点では、ロシアのウクライナ侵攻などが近年の金価格上昇の要因として挙げられます。また、アメリカの大手銀行の経営破綻なども金の需要の高まりに拍車をかけました。

米ドルの信用が下がったタイミング

通常、金は世界の基軸通貨である米ドルで取り引きされるため、米ドルの動向も金の相場に影響を与えます。米ドルの信用が上がれば価値も高まるので相対的に金の価値は下がり、反対に米ドルの信用が下がれば金の価値は上がります。

金融危機などで米ドルの信用が急落したときは金相場が上昇する傾向にあるため、普段から経済界の動向にアンテナを張っておくことが重要です。

ちなみに、円建てでの金価格は円の価値が下がると上昇します。近年の金価格高騰には円安、つまり円の価値が下落している影響もある点に留意しましょう。

株安のタイミング

前述の「有事が発生したタイミング」とも関連しますが、経済が安定しているときは金融商品である株式に投資する人が増えます。一方、経済が不安定になると現物資産である金を求める人が増えます。つまり、株価と金価格は逆相関の関係になりやすいのです。

<関連記事>金相場と株価の関連性は?逆相関になる仕組みを徹底解説

インフレのタイミング

持続的に物価が上がるインフレの状況になると、相対的にお金の価値が下がっていきます。その結果、インフレヘッジとして株式などの金融資産から現物資産、特に世界共通の価値を持つ金の需要が高まる傾向にあります。

1970年代のオイルショックでインフレが発生した際は、金価格が急騰したことで「金はインフレに強い」というイメージが世界的に定着しました。

インフレが起こる一つの原因は、経済危機を乗り越える目的で世界各国の主要な中央銀行が通貨を大量に発行することです。それにより市場のマネーサプライが増加すると相対的にお金の価値が下がり、モノの値段が上昇する現象が起きます。

政策金利引き下げのタイミング

各国の中央銀行が設定する政策金利の変動も金価格に影響を与える要因の一つです。政策金利が引き下げられると銀行に預金しておくメリットが小さくなり、市場に出回る通貨の量が増えます。通貨の価値が下がることでインフレの懸念が高まり、安全資産である金を買い求める人が増えて金価格が上がるのです。

このように、基本的に金価格は政策金利の引き下げにともなって上昇しやすいので覚えておきましょう。ただし、近年は投資家がそのほかの政治的要因も考慮するようになり、政策金利の引き下げが必ずしも金価格の上昇につながらないケースもあるので注意が必要です。

金価格上昇のタイミングは
売り時でもある!

近年の金価格の上昇にともない、買取価格も高騰しています。金の売却を検討しているのであれば、なるべく高く買い取ってもらえるタイミングを見計らって売るのが賢明です。

今日の金の買取価格を確認する

ここからは、金を売る際の注意点について解説します。

金の売り時を逃さないための注意点

金の適切な売り時を把握するためには、金相場のチャートはもちろん、世界情勢や為替などの情報を新聞やWebメデイアでこまめに確認することが大切です。

先述のとおり、金価格は有事の発生やインフレの発生など、さまざまな要因によって変動します。常にアンテナを張り世界情勢を把握することで、金価格の動向は予測しやすくなり、売り時も逃しにくくなります。

1日単位の変動幅はあまり大きくありませんが、金相場は日々移り変わっています。価格が下がるタイミングを予想するのは難しく、金価格が暴落するリスクもゼロではありません。今後も安定した相場が続くとは限らないため、相場が高い時期で、かつ金価格が継続的に上昇しているタイミングで売るのがベストだといえます。

<関連記事>金の売り時はいつ?売却のタイミングを見極めるには相場を知ろう

高純度・高重量な金ほど高く売れる

金の買取価格は基本的に金の含有率で決まります。

一般的に金製品には、品位と呼ばれる「24K」「18K」「999」「750」といった刻印がされており、この数字が金の含有量を示しています。

24K(999)の金含有率は99.99%~100%、18K(750)の金含有率は75%、というように、刻印されている品位の数字が大きいほど金の含有率が高い・純度が高いことを示しています。

高純度・高重量な金は高く売れるため、適切なタイミングを見極めて現金化することをおすすめします。

まとめ

金相場は政策金利の引き上げ・引き下げや、有事の発生といったタイミングで変動するといわれています。金を買うときは、世界情勢や為替相場などの情報をこまめにチェックし、相場が下がるタイミングを見極めることが重要です。

また、金の価格は近年、長期にわたって安定的に上昇しています。購入した金を手放すなら、史上最高値を日夜更新している今は良いタイミングだといえるでしょう。金の売却を検討している方は、出張買取に関する費用が無料の「おたからや」で査定を依頼してはいかがでしょうか。

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