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プラチナとは?
密度・性質・用途など
金との違いも交えて解説

プラチナは、婚約指輪や結婚指輪をはじめ、さまざまな場面で用いられている需要の高い貴金属です。

しかし、プラチナ製品を所有している方でも、プラチナにどのような性質があるのかなど、詳しくはわからない方も多いのではないでしょうか。

この記事では、プラチナの概要を紹介するとともに、プラチナの密度や性質の特徴について、金との違いも交えながら解説します。また、プラチナの代表的な用途や「ホワイトゴールド」との違いも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

なお、プラチナや金の「性質」ではなく「価値」の違いを詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

<関連記事>金とプラチナで価値が高いのはどっち?特徴の違いや今後の見通し

プラチナとは

プラチナは、落ち着きのある白い輝きが特徴の貴金属です。和名では、「白金(はっきん)」といいます。

また、プラチナは、「レアメタル」と呼ばれる希少性の高い金属の一つでもあります。金の年間生産量が約3,000tなのに対し、プラチナの年間生産量は約200tにしか達しません。

まだ採掘されていないものも含め、地球上に存在するプラチナの量は限定的です。このような背景から、プラチナは高値で取引される傾向にあります。

プラチナの純度

プラチナの元素記号は、「Pt」です。プラチナの純度(品位)は、「Pt」+「数字」で表され、プラチナ製品に刻印されます。

プラチナの純度と、それぞれに含まれるプラチナの量をまとめたものが、以下の表です。

プラチナの純度 プラチナの含有率
Pt999(純プラチナ) 99.95%
Pt950 95%
Pt900 90%
Pt850 85%

例えば、プラチナのジュエリーに「Pt950」と刻印があった場合、そのジュエリーは、プラチナが95%含まれているという意味です。残りの5%には、「割金」と呼ばれるプラチナ以外の金属を配合しています。

なお、国際基準では、純度がPt950(含有率95%)以上の場合のみ「プラチナ」と呼ぶことができます

プラチナと金の違い(1)密度

ここから、プラチナの特徴を金と比べながら見ていきましょう。

まずは、「密度」についてです。密度とは、「一定の体積に対する物質の重さ」のことで、「密度=質量÷体積」で求められます。

プラチナの密度

プラチナの密度は、「21.45g/㎤」です。これは、自然界に存在する元素のなかで、最も重い値です。

よって、ある程度の大きさがあるプラチナのジュエリーやアクセサリーを身に着けると、重みを感じやすいでしょう。ずっしりとした重みは、高級感を演出する効果もあります。

金の密度

金の密度は、「19.3g/㎤」です。プラチナと比べると、わずかに軽いのがわかります。

とはいえ、金も金属のなかでは、密度が大きい部類に当てはまります。

密度と買い取りの関係性

プラチナや金の買取価格は、その製品にどれくらいの量のプラチナ・金が含まれているかによって決まります。

例えば、金だけで作られた製品と、価値が高くない金属に金メッキを施した製品とでは、見た目は同じでも中身が異なります。

いうまでもなく、金の含有量が多い「金だけで作られた製品」のほうが、価値が高くなるでしょう。

そこで、買取業者は精度の高い専用器具を用い、製品の「密度」や「比重」を調べて価値を判断します。比重とは、「密度を基準となる物質と比較した際の数値」のことです。

ただし、密度や比重だけに注目してしまうと、落とし穴もあります。

「タングステン」と呼ばれる金属は、密度や比重がプラチナ・金とほとんど変わりません。そのため、プラチナや金を装った、タングステンによる偽物が横行しています。

買取業者がプラチナ・金製品を査定する際には、密度や比重以外の査定項目も細かくチェックし、製品の本質を見抜くスキルが求められるでしょう。

プラチナ・金の買取専門店「おたからや」では、実績と経験が豊富なプロの査定員が、細心の注意を払い品物の価値を見極めます。「所持しているプラチナ・金製品が本物かどうかわからない」という方でも、お気軽にご相談ください。

プラチナと金の違い(2)性質

続いて、プラチナと金の「性質」について解説します。

プラチナの性質

プラチナには、以下のような性質があります。

  • 融点・沸点が高い
  • 化学的に安定している
  • やわらかい
  • 粘り強い

融点は「固体が液体に変化する温度」のこと、沸点は「液体が気体に変化する温度」のことを指します。

プラチナの融点は1,769度、沸点は3,827度です。金の融点は1,064度、沸点は2,857度なのと比べると、プラチナの融点・沸点は高いことがわかるでしょう。融点・沸点が高ければ、それだけ熱に強いといえます。

また、プラチナは酸やアルカリに強く、化学的に安定しているのも特徴です。ほかの物質などに反応して、変色・変質するリスクが少ないでしょう。

純度が高くなるほどやわらかくなるという性質は、プラチナも金も同じです。傷が付いたり壊れたりするのを防ぐために、割金を配合して強度を高めています。

金の性質

金には、以下のような性質があります。

  • 錆びにくい
  • 熱・電気の伝導率が高い
  • 展性・延性が高い
  • やわらかい

「金製品を購入したら錆びてしまった」という経験がある方もいるかもしれません。しかし実際には、金には錆びない性質があります。金製品が錆びてしまった場合は、金ではなく、割金が腐食している可能性が高いでしょう。

また、金は熱や電気を素早く伝えられることから、スマートフォンやパソコンの部品などにも使用されています。

さらに、展性・延性が高くやわらかいといった性質は、加工のしやすさにつながっています。

プラチナとホワイトゴールドの違いは?

プラチナの和名である「白金」を、そのまま英語に訳すと「ホワイトゴールド」となります。しかし、実際のホワイトゴールドとプラチナは別物です。

ホワイトゴールドとは、金にパラジウムや銀といった金属を混ぜ、白色に変化させた合金を指します。これに対し、プラチナはそのものが白色をした金属です。

プラチナの代表的な使用用途

プラチナは、さまざまな場面で活用されており、私たちの生活に欠かせない金属です。時代の変化とともに、さらに活躍の場が広がっています。

ここでは、プラチナの代表的な用途を5つ見てみましょう。

婚約・結婚指輪

日本では、婚約指輪や結婚指輪の多くがプラチナ製です。世界で最もプラチナジュエリーを消費しているのが日本とされているのは、プラチナが婚約指輪や結婚指輪に用いられている影響が大きいでしょう。

プラチナ製の指輪が人気な理由の一つに、プラチナの白い輝きが「純潔・純粋」といったイメージを連想させることが挙げられます。また、変色・変質しにくい特性から、プラチナ製の指輪には「永遠」という意味も込められています。

なお、「プラチナの性質」の項目で、プラチナには粘り強い性質があることをお伝えしました。粘性が高いと、指輪のダイヤなどの宝石もしっかりと留められます。

自動車

プラチナは、宝飾品のイメージが強いかもしれませんが、世界的に見ると、工業用途に多く用いられています。その代表例が、自動車の排気ガスを浄化する「触媒」です。

触媒には、排気ガスの有毒物質(一酸化炭素・窒素酸化物・炭化水素等)を無害な物質(二酸化炭素・窒素・水等)に変換する役割があります。

そのため、化学変化を促進できる素材を用いる必要がありますが、触媒そのものは変化しないことが求められるので、プラチナの化学的に安定した性質が適しているのです。

燃料電池

近年、地球温暖化の防止に向けた脱炭素社会への移行を目指す動きがあるなかで、クリーンエネルギーとして燃料電池が注目されています。

化学的に安定したプラチナは、耐酸性・耐食性が求められる燃料電池の電極触媒にも使用されているのが特徴です。

医療器具

プラチナは、体内に入ってもアレルギー反応を起こさない性質があります。

加えて、金には劣るものの電気伝導率にも優れていることから、心臓に埋め込むペースメーカーの電極などに使われています。

宇宙開発

宇宙開発に不可欠な、火星探査機やスペースシャトルなどの部品にも、プラチナが用いられています。

先述のとおり、プラチナの融点は非常に高いため、宇宙という過酷な環境下でも、部品の形状・機能の安定性を保てるでしょう。

プラチナや金を高値で売るなら「おたからや」

プラチナと金には、それぞれ異なる性質があるものの、どちらも価値が高い点では共通しています。

プラチナ・金のジュエリーやアクセサリーなどをお持ちなら、買取専門店の「おたからや」での売却を検討してみてはいかがでしょうか。

「おたからや」は、全国に1,000店舗以上を展開しており、各店舗に在籍するプロの査定員が、細心の注意を払ってお品物を査定します。不要なコストを徹底的にカットし、お客様に最大限還元することで、高価買取が可能です。

また、「近くに店舗がない」などの理由で店舗に足を運ぶのが難しい方は、査定員がお客様の自宅を訪問する「出張買取」を選択できます。出張買取では、店舗と同内容の査定・買い取りができ、出張料もかかりません。

さらに、「純度が不明である」「他社で値段がつかないといわれた」といったプラチナ・金製品でも、「おたからや」で査定すると、買い取りにつながった事例は多数あります。

お手持ちのプラチナ・金製品の価値に自信がない方も、まずはお気軽にお問い合わせください。

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まとめ

プラチナは、希少価値が高い金属です。金と比べると、以下のような違いがあります。

密度

(g/㎤)

性質
プラチナ 21.45
  • 融点・沸点が高い
  • 化学的に安定している
  • やわらかい
  • 粘り強い
19.3
  • 錆びにくい
  • 熱・電気の伝導率が高い
  • 展性・延性が高い
  • やわらかい

日本では、婚約指輪や結婚指輪に用いられることが多いプラチナですが、上記のような性質を活かし、自動車や燃料電池、医療器具、宇宙開発などにも広く用いられています。一方の金も、宝飾品のほか、工業用品や医療器具に用いられることがあります。

プラチナや金を所持しているなら、「おたからや」での売却も選択肢の一つです。プラチナや金の価値は日々変動しているため、「まずは所持しているプラチナや金の価値を知りたい」という方でも、もちろん歓迎いたします。

プラチナや金の正確な査定は、「おたからや」にぜひお任せください。

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