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金を安く買える国はどこ?
海外相場や海外で
金を購入するときの
注意点を解説

世界経済への不安感が高まるなか、安定性の高い資産である金へ投資する人が増えています。2023年9月には、金の買取価格が史上初の1万円台を記録しました。信用度の高い金は、政治や経済が不安定なときに価値が高まりやすい性質を持っており、世界経済が不安定な今こそおすすめの投資先だといえるでしょう。

金を取引するうえで注意したいのが、金の取引価格です。金の取引価格は国によって異なり、金を安く買える国としては、シンガポール、台湾、ドバイなどが挙げられます。

では、なぜ国によって金の取引価格が異なるのでしょうか。今回は、金を安く購入できる国をランキング形式で紹介し、金の取引価格が国によって異なる理由や、金を海外で購入する際の注意点を解説します。

金を安く購入できる
おすすめの国ランキング

現在、金の購入に対して課税しているのは、日本やインド、韓国などの数ヵ国だけです。日本で金を購入すると消費税がかかり、その分、金の購入金額が高くなってしまいます。金を安く購入したいなら、金を非課税で購入できる以下の3ヵ国がおすすめです。

1位 シンガポール

シンガポールでは、金の購入に対して税金がかかりません。そもそも、シンガポールは贈与税や相続税がかからないため、富裕層に人気の国として知られています。

シンガポールで日本と同額の金を購入すれば、消費税10%分がお得になります。金を非課税で購入できる点に加え、昨今の円安や日本経済に対する不安から、シンガポールへ移住する人も少なくありません。

2位 台湾

台湾も金を非課税で購入できる国の一つです。台湾ではシンガポール同様に、消費税10%分お得に金を手に入れられます。日本から近く、金の購入にかかる手間が少ない点も魅力といえるでしょう。

台湾で金を購入する場合は、購入用紙に「氏名」「住所」「パスポート番号」「電話番号」を記入する必要があります。そのうえで、現在の金の取引価格に対して購入したい重量を指定すれば、簡単に金を購入できます。

3位 ドバイ

ドバイでは、金の純度が99%以上の場合、非課税で金を購入できます。ドバイには、「ゴールド・スーク」と呼ばれる金の現物市場があり、ここでは純度91.6%のK22がおもな取引商品ですが、非課税で資産価値が高いK24も取引が可能です。

ドバイでは2017年まですべての金を非課税で購入できましたが、2018年から付加価値税(VAT)の導入により、純度99%未満の金は課税対象となりました。VATはドバイの周辺国であるサウジアラビアでも導入され、ドバイと同率の税率が課されています。

金の価格相場は世界共通

金の価格相場は世界全体で大きな違いはありません。しかし、実際に金を売り買いするときの取引価格は、為替相場などの影響を受けるため各国で異なります。ここでは、金の価格相場が決まる仕組みと、近年の価格相場の推移について見ていきましょう。

世界的な指標で金の価格相場が決定

金は世界各国のさまざまな市場で取引されています。特に、金が最も多く取引されている、ニューヨーク、ロンドン、香港、チューリッヒは、4大市場と呼ばれています。

金の4大市場のなかでも、ロンドン市場は、世界の金の価格相場に大きく影響を与えるとされており、毎日午前と午後の2回、金の取引価格を公表しています。ここでの取引価格を指標として、各国での取引価格の目安が決定されるため、世界全体の金の価格相場がほぼ共通したものになるわけです。

基本的に、金の取引価格は需要と供給のバランスによって決定されます。金を購入する人が多いと金の取引価格は高騰し、反対に、金を売却したい人が多いと金の取引価格は下落します。

また、世界各国の中央銀行による金融政策も、金の取引価格に影響を与える要因の一つです。例えば、金利を下げる政策がとられると、金融機関の貸出金利が下がり、企業や個人が資金調達しやすくなるため、市場における通貨の流通量が増加します。また、預金金利が下がることで銀行預金額が減少するため、同じく通貨の流通量が増加します。これらの結果、通貨の価値が下落し、相対的に金の取引価格が上昇するのです。

このように、需要と供給のバランスに加えて、世界経済を左右するさまざまな要因によって金の取引価格が決定され、価格相場に影響を与えています。

<関連記事>金の相場はどうやって決まる?相場が変動する仕組みを知ろう!

金の価格相場の推移

金は、世界情勢が不安定な時期に価格相場が上がりやすいという特徴を持っています。

2020年、新型コロナウイルス感染症が世界的に流行したことをきっかけに、経済への先行き不安が広がりました。その結果、より安定した資産である金を購入しようと考える人が増え、金の価格相場は大きく上昇しました。

2022年には、ロシアによるウクライナ侵攻の影響を受け、さらに金の価格相場が上昇し、2024年1月現在、金の買取価格は1万円台を推移しており高騰が続いています

上記のグラフを見てもわかるとおり、金の価格相場はここ数年で大きく変動しています。金への投資を考えるなら、価格相場が変動する要因について知り、今後どのように価格相場が変化していくのかを、予想できるようにしておくことが大切だといえるでしょう。

<関連記事>【2024年最新】金価格が高騰している理由とは?金相場の今後の見通しも解説

国によって金の取引価格が
違う理由

金の価格相場は世界共通ですが、なぜ国によって金の取引価格が異なるのでしょうか。ここでは、国によって金の取引価格が異なる理由を解説します。

為替相場で生まれる金の価格差

国によって金の取引価格が異なる最大の理由は、為替相場です。一般的に、金の売買は米ドルで行なわれていますが、米ドル以外の通貨で金を購入する場合は、為替相場の影響を受け、国によって金の取引価格に差が生まれます。

米ドル建てで取引する金の価格は、1トロイオンス(31.1034768g)あたりの価格で決められています。2023年には1トロイオンスあたり約1,900ドルで取引されており、この価格に為替相場が影響を与え、各国の金の取引価格が決定されます。

日本円で金を購入する場合、為替相場が円安ドル高になると金の取引価格は上がり、円高ドル安になると金の取引価格は下落します。金は為替相場の影響を受けやすいため、金を購入する際は、現在の政治や世界経済の状況を知ることが大切だといえるでしょう。

<関連記事>金の相場は為替によって動く?金と為替の深い関係性とは

中国とインドが金の取引価格におよぼす影響とは

世界にある金の量のうち、約60%を購入しているのは中国とインドの2ヵ国のため、今後の金の取引価格を予想するなら、中国とインドの動向を知っておくことが重要です。

中国は金の最大の産出国であると同時に、金の最大の消費国です。産出国であるにもかかわらず、需要に対して供給が間に合っていないため、中国では自国で産出した金に加え、外国からさらに大量の金を輸入することで需要を満たしています。

インドは、古くから金文化が深く根付いている国です。銀行口座に資金を預け入れる代わりに、金を身に着けて資産として保有している人もいます。

金需要の高いインドですが、中国と異なり、金の産出力はほとんどありません。そのため、インドは金の供給を輸入に頼っており、インドでの金需要が世界的な金需要に大きな影響を与える要因となっているのです。

金を海外で購入する際の注意点

海外で金を購入する際に注意したいのが、その国での取引価格を調べてから購入する点です。そもそも、その国の取引価格を知らない状態だと、店頭での表示価格が適正かどうか判断できません。

例えば、ドバイのゴールド・スークでは、電光掲示板に取引価格がカラット別で表示されるため、購入前にチェックすれば適正価格を判断しやすいでしょう。ほかにもインターネットで現地の取引価格を検索してから購入に臨むなど、事前の準備が重要です。

また、金の購入にかかる手数料にも注意が必要です。宝石店などで金を購入する場合は、店頭での表示価格のほかに手数料がかかるケースが多いため、その手数料が適正かどうかも確認しておきましょう。

さらに、海外で購入した金を日本に持ち込む場合は、国が定めたルールに従わなければなりません。海外から日本へ純度90%以上の金地金を1kg以上持ち込む場合は、事前に税関への申告が必要です。また、金地金(純度や量を問わず)も含めて品物の総額が20万円を超える場合にも、申告と納税が必要です。

ルールに違反すると処罰されることもあるため、金を日本に持ち込む際は、持ち込みに関するルールを十分に確認しておきましょう。海外から金を持ち込む際のルールについては、下記関連記事でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

<関連記事>海外から金を持ち込む前に知っておきたいルールを徹底解説

金が高騰している今こそ
金取引がおすすめ

コロナショックやウクライナショックの影響を受け、近年、金の需要が高まり、金の価格相場の高騰が続いています。金が高騰している現在は、金取引におすすめの時期だといえるでしょう。

金取引をおすすめする理由

金は世界中でその価値が認められている、信用性の高い資産です。

株式や債券などは、国の経済状況や企業の経営状況によって、価値がゼロになるリスクがありますが、ジュエリーにも工業製品にも欠かせない金は、価値がゼロになることはまずありません。

信頼性・安定性の高さは、金の資産としての大きな魅力であり、金取引をおすすめする大きな理由です。

実際に、金は戦争や世界的な不況などで世界情勢が不安定になると、需要が高まる傾向にあり、需要に合わせて価格相場も高まっています。金はその特徴から、「有事の金」とも呼ばれており、近年では世界経済への先行き不安から、その価値がさらに高まっています。

なお、日本における金の取引価格は為替相場の影響を受けやすいため、日本で金を取引するなら、世界における金の価格相場よりも為替相場に注目しましょう。

金を売却するなら買取専門店「おたからや」で

近年、世界経済の先行き不安から、金の価格相場の高騰が続いており、今後もこの傾向は続くと予想されています。しかし、今後経済が安定に向かったり、資金確保のため一時的に金が売却されたりすれば、金の価格相場が落ち込む可能性も否定できません。

金の高騰が続いている今は、金を売却する良いタイミングだといえます。金を保有している方は、この機会に金売却を検討してみてはいかがでしょうか。

買取専門店「おたからや」では、経験豊富なプロによる金製品の査定を実施しています。専門的な査定用品を各店舗に完備しており、確実な査定結果を提示できる「おたからや」に、安心して査定をお任せください。

査定はWebから簡単に依頼できます。買い取りに関する質問や相談も受け付けていますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

まとめ

金の価格相場は世界共通ですが、為替相場や金融政策などの影響により、各国での金の取引価格には差が生まれます。海外でお得に金を購入したいなら、金を非課税で購入できるシンガポールや台湾、ドバイで購入するのがおすすめです。

金は価値の安定性や世界的な信頼性の高さから、資産として十分な価値を持っています。金の価格相場が高騰している昨今、今後の世界経済の変化を見据えて、金取引を始めてみてはいかがでしょうか。

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