コーティング技術はダイヤモンドに新たな価値観を生み出す

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コーティング技術はダイヤモンドに新たな価値観を生み出す

ダイヤモンドはカットや研磨により輝きを生み出すことで高い価値が付きます。20世紀以降はさらに新しい加工技術によってさまざまな魅力が引き出されてきました。その加工技術の中でもポピュラーなコーティングについて紹介していきます。

これまでのダイヤモンドの価値観

ダイヤモンドは、質の高い原石を職人がカットして磨いたり、装飾品向けに加工したりする過程を経ることで輝きを増し、価値があるとされていました。質の低い原石は不純物が多いため、質の高いものと同じように適切なカットをして磨いても若干濁ってしまい、透明感を出すことができません。そのため、粉末にされて工業用品として利用されています。高品質なダイヤモンドだけが特別な物として取り引きされ、古くから主にヨーロッパの貴族らによって支持されてきました。その名残で現代も著名人や権力者のコレクションとして、また結婚などの特別な記念として購入するものという価値観があります。

コーティング処理にどんな効果があるのか

コーティング処理は質の低いダイヤモンドの表面に人工的に色を付けることです。高価なダイヤモンドを手に入れることが難しい人たちにも手が届き、一方、工業用の粉末にするため安く取引されていた原石に加工を施せば価値を高めることができます。ダイヤモンドのコーティング技術は2007年あたりから普及し始めました。色付けには金属や樹脂を使い、天然のカラーダイヤモンド(ファンシーカラーダイヤモンド)のように見せることが可能です。ただし、ダイヤモンドの表面をコーティングしているだけなので、使っているうちに被膜が剥がれ、色落ちしてしまいます。

ダイヤモンドを超音波洗浄する際の注意点

コーティング処理されたダイヤモンドは超音波洗浄に弱く、何度も洗浄すると被膜が剥がれることがあるため、柔らかい布で拭くことをおすすめします。通常、ダイヤモンドが超音波洗浄で割れることはありません。しかし、不純物の多いダイヤモンドの中にはフェザーという白い羽のように見えるヒビが発生していることがあり、最悪の場合、超音波洗浄で割れてしまいます。フェザーには「クリベージ」と「フラクチャー」という2種類があり、前者は結晶方向と平行にヒビが入っているヒビ、後者はへき開が割れているヒビのことです。硬いことで有名なダイヤモンドでもフェザーがあると脆くなってしまいます。

コーティングによりどれだけ付加価値が付けられるのか

粉末にするダイヤモンドと比べれば多少の価値は上がるものの、天然のカラーダイヤモンドのような価値は付きません。しかし、どれだけ質が悪くてもダイヤモンドであることは変わりないので、多少値の張る宝石といった程度です。ただし、あくまでも処理する原石が天然ダイヤモンドであることが前提で、人工ダイヤモンドにコーティングした場合はもっと価値が下がってしまいます。とはいえグラム換算でまとめ売りされていた工業用のダイヤモンドが装飾品として生まれ変わることに加え、コーティング処理に掛かる人件費や経費なども加算されるので、多少のぜいたく品程度にはなるでしょう。

コーティングされたダイヤモンドのグレーディングとは

グレーディングとは、ダイヤモンドの品質を鑑定することです。天然のダイヤモンドやカラーダイヤモンド、サファイヤなどはグレーディングが行われて価値を証明することができます。しかし、コーティング処理されたダイヤモンドと分かっている場合はグレーディングを行いません。ただし、所有している方が処理されたものなのか天然なのか分からない場合は、グレーディングを行って判別してもらうことが一般的です。質の高いコーティング処理の場合、一見しただけでは本物のカラーダイヤモンドと区別がつかない場合があるため、専用の設備のあるラボで検出します。

まとめ

コーティング処理は、ダイヤモンド本来の輝きに近く、希少なカラーダイヤモンドを安価で楽しみたい方に向いています。比較的新しい技術であるため、コーティングダイヤモンドに対する価値観が広く浸透するまではもう少し時間が掛かるでしょう。まだまだ低品質のものと扱われることが一般的ですが、加工技術の発達によって今後価値が上昇することも十分に考えられます。無理せず手に入るダイヤモンドとして気軽に楽しむことができることがコーティングダイヤモンドのメリットです。

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