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    -MaliGarnet】

【マリガーネット
-MaliGarnet】

マリガーネットの
特徴と宝石言葉

マリガーネットは透明感が非常に強いグリーン色の天然石になります。グリーンだけではなく、含まれる成分によって黄色、茶色といった色になることもありますので、幅広い色を持っている天然石です。ガーネットの中の一種であり、マリ共和国で近年発見されたグロッシュラーとアンドラダイトの混ざり合ったものがマリガーネットと呼ばれています。

成分的にはツァボライトやヘソナイトなどのグロッシュラーと、デマントイドで有名なアンドラダイトが混ざり合った天然石であり、二種類の成分を持っているガーネットの固容体になります。

宝石言葉は、勇気・情熱・権力・勝利などです。何にでも挑戦する力を高め、未来を開拓する勇気と情熱を持つという意味があります。困難を突破することができると言われていて、厳しい状況下になるほど、強いパワーを与えてくれるパワーストーンです。その他には、エネルギーバランスを調整して気の流れを良くするといった効果もあるといわれています。金運にも効果がある石だといわれており、非常に人気がある石になります。

 

マリガーネットの色と魅力

マリガーネットは、非常に魅力的な天然石で、自然が作りだしたさまざまなカラーがあります。緑色や茶色・黄色などが一般的です。マリガーネットの中に含有しているグロッシュラーとアンドラダイトの成分の比率によって色が決まります。グロッシュラー成分が多いと緑色系になり、アンドラダイトの成分が多いと鉄成分が増えてくので、黄色や茶色のカラーになるのです。

単色だけでなく、2色で構成されているバイカラーや2色以上の色で構成されているパーティカラードなど色が混在している場合もありますので、個体によって石の表情が変わってくるところが、マリガーネットの最大の魅力になります。珍しい2色以上の石は混色宝石コレクターに非常に人気があります。非常に稀にあるのが、蛍光灯下ではくすんだ黄緑色、白熱灯下では茶色系のカラーになるといった変色効果があるマリガーネットで、とても珍しいです。茶系になるほど屈折率が高くなり、他の茶系のガーネットに比べて圧倒的に美しい輝きがあり透明感もとてもありますので、たくさんの人々を魅了しています。

 

マリガーネットの産出国

マリガーネットは、1990年代に発見された比較的新しい宝石で、西アフリカにあるマリ共和国のケイズ周辺で産出される天然石です。最近では、スリランカやマダガスカル・タンザニアなどの国でも産出されています。

マリガーネットは、産出国であるマリ共和国の名前が由来になっていて、1994年にセネガルとモーリタニアの国境近くのサハラ砂漠で美しい黄色の色調を持った天然石が発見されました。産出がマリ共和国に集中しているといった特徴があります。マリ共和国の西部には5億年から4億年前といわれている苦灰席石と石灰岩によって作られた大きな層があるのです。その付近は金緑石などの天然石が多く発掘されているエリアになります。

マリガーネットの発見によって、マリ共和国は世界中で認知されるようになりました。ですが、質の良いマリガーネットは産出量が非常に少なくなり、なかなか市場に出回ることが少ないのでとても希少価値が高い天然石になります。ガーネットは古代から愛されている天然石ですが、マリガーネットは最近発見された新しい天然石です。

 

マリガーネットの
お手入れと保管方法

マリガーネットのお手入れ方法についてですが、普段お手入れする場合は石を傷つけないようにやわらかい布でお手入れします。マリガーネットの表面を優しく拭うだけで普段のケアは大丈夫です。布で丁寧に拭うだけで汚れが取れない場合は、水やぬるま湯で汚れを洗い流すか、薄めた中性洗剤を使用して汚れを取ると良いです。その際にはやわらかい仕様のブラシなどで丁寧に優しく擦り洗いをすると良いでしょう。中性洗剤を使用した場合は、よく洗い流すことが重要になります。マリガーネットは熱に弱い性質がありますので、温度が熱いお湯などを使用するようなことは厳禁になりますので注意が必要です。洗い流したら乾いた布やタオルで丁寧に水分を吸い取ります。

収納する際には、他の宝石同士が触れ合わないように注意をして収納すると良いです。日ごろから布で定期的にお手入れしていれば、汚れるようなことはまずありません。宝石の品質を維持させるために、料理をするときやお風呂に入るときなどは、マリガーネットのアクセサリーは外すようにしましょう。

 

マリガーネットの市場価値

マリガーネットは希少な天然石になりますのでとても市場価値が高く、ほかのガーネットに比べて高値で取引されています。そしてマリガーネットの石の色でも価値が変わります。

クロム要因で鮮やかな緑色の発色をしている石は、とても評価が高いです。石の発色具合によっても評価が変わり、黄色系や黄緑色でも、固体の発色が良ければ高い評価が付くようになります。透明感がなく濁っているような茶色系は一番低い評価です。緑色や黄色の場合も、暗い色目になってしまうと価値が下がる傾向にあります。

2色以上ある色が混ざっているバイカラーのものは珍しいのですが透明感がない場合が多く、高品質のものがなかなかありませんので、高品質な単色カラーのマリガーネットに比べて安い価格です。濁りがなく内包物がないものは特に高額で取引されます。

良いカットを施すことで、まばゆい輝きにすることができる性質がありますので、他のガーネットに比べて高額で取引がされることが多いです。特に茶色系は、カットすると輝きが増しますので、市場価値が高くなる傾向にあります。

 

マリガーネットの
値段と価格相場

マリガーネットは指輪やネックレスなど、さまざまなジュエリーアクセサリーに使用されている天然石であり、綺麗で上品な輝きを放ちますので幅広い年齢層に人気があります。

内包物や窪みなどがなく、クリア感が際立つビビッドなイエローカラーのマリガーネットは希少で、1.32ctのものが70,000円ほどで取引されています。美しい輝きが人気のイエローゴールドのマリガーネットは、1,99ctで3,000円ほどの相場です。美しい色のライムイエローカラーのマリガーネットは、レアな色のため小さくても高値が付くことが多く、0,79ctで7,000円ほどの価格になります。一般的にオレンジ褐色のカラーがほとんどになりますので、ライムイエローはとても希少価値が高い色です。

アクセサリーとして加工されているものは10,000円台から50,000円台で購入することができますので、使用しているマリガーネットの大きさやクオリティーによって幅広い価格になっています。石の品質などにこだわらなければお手頃な価格で購入することが可能です。

 

まとめ

マリガーネットの最大の魅力は、含まれている成分によって石自体の色が変わることです。産出国も限られていて、マリ共和国でほとんど産出されています。

マリガーネットのアクセサリーを購入した場合、日ごろからお手入れしておくと良い状態を長く維持することが可能です。お手入れ方法は、やわらかい布などで拭き取ると良いでしょう。

マリガーネットの価値は透明度が高く、高品質なものは高値で取引されています。特に緑色や黄色などの濁りがないカラーは評価が高いです。

 

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