【マラカイト-Malachite】

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【マラカイト-Malachite】

孔雀石とも呼ばれる美しい緑の宝石であるマラカイトは酸化銅と主成分は同じで、理科の還元の実験でも用いられたりします。昔、クレオパトラのアイシャドウとしても使用されたという鉱物で、宝石以外にも顔料としても用いられてきました。

マラカイトの特徴と宝石言葉

古代から邪悪から身を守ってくれるとされていたマラカイトの特徴

マラカイトを見ているとまるで孔雀の羽を想起させます。実際、孔雀石とも言われています。マラカイトは女神ビーナスを信じた古代ギリシャの人々に大切にされ、偉大な力を持つと考えられていました。ローマでは、稲妻などの天災から守ってくれる女神ユーノーに捧げられましたし、今日でもイタリアでは身を守るためにマラカイトを身につける人がいるそうです。マラカイトの成分は炭酸酸化銅でもあります。銅がさびると青緑色になりますが、主成分は同じです。そして銅の産出されるところはマラカイトが産出されるところと重なります。とても脆く粉末にしやすいので、顔料としても使用されることがあります。人工顔料であるバーディターなどが1800年に入ってから使われるようになるまでは緑を表現する重要な絵の具でした。日本の壁画や浮世絵にも使われています。現在でも銅の炎色反応を利用して、花火の発色剤として利用されています。

少し変わった宝石言葉

マラカイトの石言葉は「危険な愛情」と言われています。何となく不穏な石言葉なのですが、真の意味は「一途な心を応援してくれる」「一途すぎる心は時に危険を伴う」という意味だそうです。ほかには洞察、浄化、破邪、魔よけ、子供の保護とあります。マラカイトは昔から魔よけ、邪気を払うなどの効果を期待されて装身具や装飾に使用されてきましたし、お守りにマラカイトが入っていることもあったそうです。宝石言葉とは少し違いますが、マラカイトには強い浄化作用があるといわれ、気持ちを落ち着かせたり、緊張やストレスを和らげてくれたりするヒーリング効果も期待できます。

マラカイトの色と魅力

マラカイトの色は酸化銅でもある

緑色と青色を混ぜたような美しい色を放つマラカイトは別名孔雀石ともいわれます。マラカイトを細かく砕いた顔料は、明るく鈍い青緑色をしています。ゼニアオイの葉の色に似ていることから、ギリシャ語で「葵のような緑」を意味する「molochitislithos」にマラカイトの名前の由来はあります。また和名である孔雀石は微小な結晶が織りなす石の表面の縞模様がまるで孔雀の羽に見えることから名付けられました。マラカイトは炭酸水酸化銅であり、緑青色は銅によるものなのです。広い意味で塩基性炭酸銅ともいわれるそうですが、孔雀石を分解、還元すれば銅が取り出せるのです。歴史でも青銅器が鉄器よりも前に使用されていたことを習うと思いますが、銅の歴史を見ると木材を燃料に生活していた際の炉壁などから金属が遊離することを知ったからではないかと言われています。

マラカイトの魅力は魔よけだけではない

マラカイトが使用されていた歴史は古いです。クレオパトラがアイシャドウとして使っていたといわれており、アイシャドウを入れるというのは魔よけ、邪なものを跳ね返す役割があったとされています。実用的な面もあり、銅を嫌う虫を寄せ付けない効果もあったようです。マラカイトは危険が迫ると持ち主の身代わりになるように砕けて知らせると伝えられてきました。また、マラカイトは持ち主の洞察力や直観力を高めてくれるといわれています。「セールスマンの石」という異名もあるようで、商売をしている人は身に着けたい装身具であります。そのほか、マラカイトは視力・眼病に不安のある人も身に着けておきたい宝石で、ヒーリング効果として視力を助けて眼病を予防する効果があるといわれています。

マラカイトの産出国

マラカイトの産出国は銅が取れるところでもある

マラカイトの主な産地はアメリカ、ロシア、コンゴ共和国、ザンビアなどがあります。現在はコンゴ共和国が有力な産出地といわれているのですが、ロシアでは19世紀はじめごろにウラル山脈で大規模なマラカイトの採掘地が発見されています。ここで採掘されたものは寺院や宮殿などの壁材として多く利用されたそうですし、ロシアのエミルタージュ美術館にはマラカイトの間というのもあるそうです。マラカイトの歴史は非常に古く、紀元前6000年頃、西アジアのメソポタミア地域で発見されていたといわれています。マラカイトは炭酸酸化銅でもあり、マラカイトを分解して還元して銅を産出していたのです。クレオパトラが化粧に使っていたのはキプロス産であるといわれているのですが、銅はキプロス島から多く産出されています。キプロス島の銅の鉱床は大きかったのですが、島の支配はエジプト人、アッシリア人、フェニキア人、ギリシャ人、ペルシア人、ローマ人へと委ねられ、ローマへの銅の供給はほとんどキプロス島からだといわれています。

実は日本でも産出されていたことがある

日本はかつて世界一の銅の産出国でもありました。新大陸の銅山が開発されていなかったころ、江戸初期の銅の生産量は世界一と言われており、長崎貿易でも有力な輸出物でした。富本銭、和同開珎などの銅銭も奈良時代から鋳造されていましたし、銅自体は弥生時代から使われていました。高松塚古墳の壁画には緑色の岩絵の具として使用されていましたし、浮世絵の着色にも使われていました。日本のマラカイトの産出地としては秋田県の荒川鉱山が有名で、かんざしに使われたこともありましたが、今は鉱脈が尽きてしまったそうです。とはいえ、今でも小さなマラカイトなら取れる場所があります。

マラカイトのお手入れと保管方法

マラカイトのお手入れは乾いた布で拭くので十分

銅が取れる鉱物とはいえ、硬度が低く、割れたり欠けたりしやすいのが特徴です。宝石への加工がそもそもあまり向いていないのです。水分にも弱いため、水での洗浄や超音波洗浄には向きませんし、熱いお湯やぬるま湯、中性洗剤で洗うのも厳禁です。酸やアンモニアにも弱いので、汚れた場合は速やかに柔らかい布でやさしく拭き取るようにします。パワーストーンを扱うサイトで紹介されているお手入れ方法を見るとセージでいぶす、クラスターにのせる、月光浴がいいと書いてあります。クラスターとは水晶の塊のことを言います。クラスターは浄化力に優れており、エネルギーが結晶部分の先端から放出しているといわれています。クラスターは置くだけでももちろん浄化されるのですが、他のパワーストーンを浄化するときにもクラスターに乗せてあげると石がエネルギーを取り戻すそうです。月光浴もクラスター浄化とほぼ同じで、満月の夜に月の光が当たる窓辺に宝石を置くと月からの力をもらって石が本来持っている力を取り戻すといわれています。セージでの浄化方法はホワイトセージを燻して、その煙に宝石をくゆらせるというものです。火気を扱うため、火の取り扱い、火傷には十分注意する必要がありますし、熱に弱い宝石であることも留意したうえで行いましょう。

マラカイトは繊細な宝石なので保管方法にも注意

宝石を身に着ける場所といえば肌に近い場所です。汗などが付着している場合もありますので使った後は乾いた布で拭いてからしまってください。マラカイトはとても繊細な宝石ですので、保管する際も他の宝石とは別の箱に入れてぶつけないようにするなど、摩擦が起きないように注意してください。水や紫外線にも弱い性質がありますので暗所に保管してください。

マラカイトの市場価値

マラカイトの市場価値とは

マラカイトはダイヤモンドの4Cのような決まった価値基準は存在しませんが、濃い緑色の中に、メノウのような縞模様を見ることができるマラカイトは上質なマラカイトと判断されます。その模様をいかしたカットを施すことで、ペンダントやブレスレットなどの装身具に利用されているのです。硬度が低く、加工が容易なことから、飾り食器や壺や置物などのインテリア分野でも活用されています。建築資材として利用されているほどの、大きな石が採石されることから、ジュエリーとしての価値よりも、個々の模様の美しさやパワーストーンとしての価値に、重きが置かれている石(半貴石)として流通しています。

手に入れる際に注意したい偽物

宝石を手に入れたい時に注意したいのが偽物です。マラカイトの情報収集をしてみると、偽物が多いという情報と偽物は少ないという情報の両方があります。縞模様が印象的な鉱物ですが、縞があっても黒がはっきりと出ているタイプは注意して見る必要があります。スイカの様な黒がくっきりとした柄は、偽物の可能性が高いですし、偽物は明るいグリーン、濃いグリーン、黒の3色で作られていることが多いのです。本物は多くの緑のアレンジメントがあり、不規則な模様です。人工マラカイトというのも存在するのですが、人工と書いていないものに比べるとかなり安いですし、中にはプラスチックのものもあります。見た目はぱっとみただけではどちらが本物、どちらが偽物かはすぐには判断しづらい印象でもありますし、写真で写すとプラスチックのものも本物のように見えます。本物かが不安であれば、鑑別書付きのものを選ぶ、鉱物専門店で購入するのがいいでしょう。

マラカイトの値段と価格相場

マラカイトはどのくらいの値段で手に入るか

ものによって大きく値段が変わるというのがマラカイトの値段に対する印象です。小さいペンダントトップですと新品でも中古でも1000円せずに購入できることもありますし、1万円以上出さないと買えないものもあります。置物のように大きいものは1万円以上する場合もあります。原石ですと安いもので2500円くらいから、高いもので2万円近くします。価格が安いから偽物、価格が高いから偽物ではないというわけでもなく、大きさや模様の出方などによって値段は大きく変動する鉱物です。

マラカイトの価格相場はどのくらい

ダイヤモンドの婚約指輪のように0.03Cで30万円程度というはっきりした価格相場があるわけでもないのですが、オークションサイトを見ると、ペンダントトップだと700円、ブレスレッドですと3000~5000円程度、置き飾りとして10,000円以上と価格に差があります。オークションですと安く手に入りそうな印象ですが、通販サイトで見ると数百円で手に入れられるペンダントトップもあれば1万円近くあるいはそれ以上するものもあります。マラカイトの価格相場は、色や模様の出方で大きく異なるとはいえ、他の宝石と比べるとどうなのかも気になります。同じ青系統の宝石であるトルコ石と比べると安いものですと数百円のペンダントトップもありますが、高いものですとペンダントトップだけで1万円以上するものもあります。同じく青系統の半貴石であるラピスラズリを調べてみても同じくらいです。手に入れる方法、見るサイトによって相場はだいぶ変わるという印象ですので、手に入れたいのであれば多数のサイトを比較するのがいいでしょう。

まとめ

日本でも産出されていた美しい緑青の宝石であるマラカイトですが、価格相場は大きさや模様の出方によって大きく開きがあります。とてももろく、紫外線や熱、水にも弱い特徴を持つがゆえに、扱いには気を付けたい宝石でもあります。そして古くから魔よけの効果があると言われて、重宝されてきたパワーストーンです洞察力や直観力を高めたいと思っている時や商売をしている人、自分以外に大切な人を守ってほしい時にはぜひ力を借りたい石です。

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