【デマントイドガーネット-DemantoidGarnet】

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【デマントイドガーネット-DemantoidGarnet】

デマントイドガーネットは赤色ガーネットの変種で、ダイヤモンドにも劣らない高い輝きを誇っています。産出量の多いガーネットの中では希少な種類であり、ロシア産のものは人気も市場価値も特に高く美しいと評価されます。

デマントイドガーネット の特徴と宝石言葉

デマントイドガーネットはケイ酸塩鉱物の一種である柘榴石に属する鉱物で、アンドラダイトのバリエーションに含まれます。柘榴石は世界各地で産出されるポピュラーな鉱物種で、アンドラダイトは蛇紋岩あるいは石灰岩や炭酸塩岩からなるスカルンに産する石ですが、アンドラダイトは柘榴石で最も希少性が高いのです。デマントイドガーネットに特徴的な緑色の発色は、わずかに含有されるクロムに由来しており、蛇紋岩鉱床に産する個体は石綿をインクルージョンに含むことがあります。もし、このインクルージョンが放射状に含まれているなら、それはホーステールと呼ばれる特別な模様となり、内包物であっても宝石の美しさを際立たせるものとして珍重されます。デマントイドの名称は『ダイヤモンドに似た』という意味で命名されており、屈折率はダイヤモンドを下回りますが、光を分散する効果はダイヤモンドを上回っており、ガーネットの中ではもちろん宝石の中でも特に強い輝きを見せるのが最大の魅力です。デマントイドガーネットの宝石言葉は、一般的なガーネットと同じく『勝利』と『友愛』、そして『真実』です。マイナスのエネルギーを払い、ポジティブな感情を保つパワーストーンとも考えられており、美しい輝きに元気をもらえる宝石といえるでしょう。

デマントイドガーネット の色と魅力

デマントイドガーネットは透き通った緑色が特徴です。変種ガーネットの中ではこの宝石に次いで人気が高く、濃い緑色が印象的なツァボライトと比べると、透明感が強い黄緑色に近い緑色をしています。デマントイドを含むアンドラダイトは灰鉄柘榴石と呼ばれる鉱物で、鉄分の多いメラナイトやチタン成分を多く含有するショーロマイトのように黒い鉱物になる場合も少なくありません。その中でクロムを含有したことによって透き通った緑色を呈するデマントイドは珍しく、高い屈折率と分散値によって生じる輝きが見て取れます。このバリエーションには黄色のデマントイドとして紹介されることの多いトパゾライトがあり、名前の通りトパーズに似た黄色を持っていますが、緑色と同様に透き通った色味と強い輝きが特徴です。デマントイドガーネットの魅力は強い輝きと希少性にあります。小さな個体でも確かな存在感を発揮するとともに、一般的にはダイヤモンドで見られる七色のファイアが緑色の石に発生するため、見る角度によって表情が異なって見えるのが最大の魅力です。そして、ガーネットの中では最も希少であることもコレクターの収集欲を刺激する要素となっており、石綿の内包で生じるホーステールが現れている個体は非常に価値ある品となっています。

デマントイドガーネット の産出国

宝石になり得るものは限られますが、柘榴石は世界中で産出されるありふれた鉱物であり、赤色ガーネットは手ごろな価格帯の宝石です。その中においてデマントイドを含むアンドラダイトは、18世紀の末にヨーロッパ各地を旅行したブラジル出身の学者によって発見されるまで、その存在が知られてこなかった鉱物です。中でも希少なデマントイドガーネットの最も有名な産出国はロシアで、アンドラダイトが新たに確認されてから半世紀余り後の1853年、ウラル山脈の村で発見されました。1875年には最後のロシア王朝・ロマノフ朝の王族たちもこの宝石を用いるようになりましたが、1917年の革命によって鉱山は閉鎖され、長い間デマントイドガーネットは幻の宝石となったのです。この鉱脈の再発見は2002年に実現し、ロシア産の個体は非常に質の高いものとして人気を博しました。残念なことに資源が枯渇したため、現在では新しくロシア産のデマントイドガーネットが産出されることはなく、流通しているのは過去に採掘された貴重な個体や、中古品のジュエリーといえます。ロシア以外の産地にはイタリアのロンバルディア州があげられ、こちらの鉱山においても蛇紋岩中に産するものは石綿のインクルージョンによるホーステールが見られることがあります。

デマントイドガーネット のお手入れと保管方法

デマントイドガーネットのお手入れは一般のガーネットと同様で、皮脂や汗は地金だけでなく宝石の輝きを損ねる原因になるため、着用後には研磨剤を含まない乾いた布で皮脂や汗を取り除くことを習慣にするのがおすすめです。より汚れ落ちのよい手入れをしたいのであれば、布のようになめされた鹿や山羊の革で作られるセーム革を使うのが適しています。通常の着用であれば水や紫外線を極端に心配する必要はなく、モース硬度も7.5から8なので比較的丈夫です。強い汚れが落ち切らない場合はぬるま湯に中性洗剤を溶かしたものに浸し、柔らかいブラシなどで軽くこすって汚れを落とすこともできます。洗剤を使用した場合は洗剤を残さないように十分なすすぎ洗いをし、水分が残らないように拭った後も風通しの良い場所において乾かします。丈夫な宝石ではありますが、ダイヤモンドほどの強度はないので超音波洗浄を希望するときは宝石店などの専門店に相談して行ってもらいましょう。保管する際は高温多湿と直射日光にさらされない環境を選び、収納前にはお手入れをします。他のジュエリーとの接触は石が傷んだり他の石を傷める原因になるので、ぶつからないように余裕のあるジュエリーボックスに入れたり、個別のボックスを利用して保管することが望ましいです。

デマントイドガーネット の市場価値

デマントイドガーネットは、世界各地で発見される柘榴石の中では産出地の少ないアンドラダイトに属します。アンドラダイトの変種としてまれに発生する緑色変種のデマントイドガーネットの市場価値は高く、鮮やかな緑色と強い輝きが反映される透明感を持つ個体は非常に価値が高いです。トパゾライトとも称される黄色のものであっても産出量の少なさに起因する価値があり、緑色のものの算出が減少していることもあって、緑色のものに大きく劣らないだけの価値があります。特徴的なのは、一般的にはマイナス要素である内包物が評価される場合がある点です。評価されるのは蛇紋岩に産すると石綿を内包しますが、それが放射状に広がっている場合で、これはホーステールと呼ばれる珍しい現象であるため、宝石の輝きはそのままにそれがさらに美しく見える要素として評価されます。ホーステール以外の内包物は宝石の透明感を損なってしまう要素になり、市場価値を下げる原因です。産地による評価も注目すべき点であり、初めて発見された土地であり、かつての王朝にも愛用された歴史的背景のあるロシア・ウラル産は、美しさも格別のものであると同時に、資源の枯渇によって新たな産出が途絶えたため希少性が高いです。世界的に見てもデマントイドガーネットの産出量は減少しているので、今後も市場価値は高まると見込まれます。

デマントイドガーネット の値段と価格相場

ダイヤモンドは大きさや透明度によって価値が大きく変わるため、一概に1カラット当たりの価格を論ずるのは難しいですが、一般的には1カラットで100万円といわれています。それに対して赤色ガーネットは色やカットなどさまざまな条件はありますが、安いものであれば1カラットで千円台、質の良いものでも2万円台からルースが販売されている手ごろな宝石です。それらと比べたとき、デマントイドガーネットの価格は1カラットあたり20万円前後となり、ガーネットの中ではとりわけ高価なことが分かります。ただし、希少ではあるものの最高峰のロシア産や珍しいホーステールの発生している個体でなければ、さまざまなクオリティーや産地のものがルース状態で流通しています。流通しているものの中には、ロシア産と比べるとくすんだ黄緑色のナミビア産があり、ナミビア産はロシア産に比べると半値くらいが相場です。ジュエリーの場合は石の大きさと品質だけでなく、付随する他の宝石や地金によって価格の変動があり、極端に豪華なデザインは価格も跳ね上がりますが、普段使いできるデザインであればおおむね5万円から10万円の範囲で流通しています。新規の産出が少ないため中古市場からも活発に品が流通していますが、信頼性の高い鑑定がされているものもあるので、注意深く探すとよいものが見つかります。

まとめ

デマントイドガーネットはガーネットの中で最も人気の高い緑色ガーネットで、赤色ガーネットに比べると希少性の高い宝石です。デマントイドは『ダイヤモンドに似た』という意味の名前で、ダイヤモンドに次ぐ屈折率と、それに勝る分散値を持ち、透き通った緑色の中に強い輝きが発生するのが魅力です。ロシア・ウラル産は美しく高品質ですが、新たな産出がなくなったため希少性が高く、ガーネットの中では最も高価な宝石となっています。

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