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偽物のアメジストの見分け方とは?
本物のアメジストの価値や種類も紹介

アメジスト

アメジスト(アメシスト)には、本物と偽物が存在することをご存知でしょうか?

紫色の代表的な宝石であるアメジストは、ハイジュエリーからカジュアルなアクセサリーまで幅広く愛用されており、近年ではパワーストーンとしても高い人気を誇っています。

しかし、宝石の中でも比較的入手しやすいとされるアメジストにも、数多くの偽物が存在します。

この記事では、アメジストの偽物の特徴や、本物との見分け方について詳しくご紹介いたします。

アメジストの真贋や価値について理解を深めたい方は、ぜひご参考にしてください。

 

本物と偽物のアメジストの違いとは?偽物の種類も紹介

アメジスト

アメジストは、美しい紫色が特徴の水晶であり、日本語では「紫水晶」と表記されます。

深く上品な紫色を持つアメジストは、国内外で人気の高い宝石の1つです。

主な産地はブラジルですが、日本国内で採れる国産のアメジストも存在します。

ただし、国産のアメジストは色が淡いものが多く、一般的に知られている濃い紫色のアメジストのほとんどは海外産です。

しかし、そんな魅力的なアメジストには、多くの偽物が出回っています。

偽物にはいくつかの種類があり、それぞれ異なる特徴を持っています。

ここでは、代表的なアメジストの偽物についてご紹介いたします。

 

合成アメジスト

人工的に作られた合成アメジストは、天然のアメジストと化学的な構造が全く同じです。

見た目だけでなく、結晶構造も天然石とほとんど違いがないため、外観だけで判別するのは非常に難しいという特徴があります。

そのため、合成アメジストと天然アメジストを見分けるためには、専門家による詳細な検査が必要となります。

 

他の宝石や合成石

アメジストの偽物には、似た色合いや特徴を持つ他の宝石や合成石が使われることがあります。

偽物に使われる材料は、アメジストよりも安価なものが多く、中には紫色にするために、色加工が施されたものも含まれます。

アメジストと非常によく似た外観のものから、注意深く観察すれば判別できるものまで、その仕上がりには幅があります。

 

ガラスやプラスチック製の模造品

安価なアメジストの偽物としてよく見られるのが、ガラスやプラスチック製の模造品です。

模造品は人工的に製造されるため、アメジストとほぼ同じ紫色を再現することが可能です。

しかし、模造品は細部の仕上がりが粗いことが多く、注意深く観察することで見破れる場合があります。

 

張り合わせ石(ダブレットまたはトリプレット)

張り合わせ石とは、2〜3種類の異なる素材を上下に重ねて、接着した石を指します。

例えば、無色の水晶を紫色の接着剤で張り合わせることで、上部から見るとアメジストのように見える石を作り出すことが可能です。

張り合わせ石を使った偽物は、ジュエリーとして台座に固定されると接着部分が隠れるため、外観だけで見分けるのが難しくなる場合があります。

 

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本物と偽物のアメジストの見分け方5選

アメジスト

アメジストの本物と偽物を見分けるためのポイントを5つご紹介いたします。

ただし、多様な偽物が存在するため、正確な判定には深い知識と経験が求められます。

最も確実な方法は、専門家に査定を依頼することです。

おたからやでは、宝石に精通した査定員が豊富な経験を駆使し、正確にアメジストの真贋を見極めますので、安心してお任せください。

ご自身で見分けたい場合は、以下のポイントを参考にしながら、複数の方法を組み合わせ、多角的に観察して判断することをおすすめします。

 

色ムラ

天然アメジストは、部分的に色が薄くなる「色ムラ」が見られることが多い宝石です。

一見すると、均一な色合いに見えても、角度を変えて観察すると、紫色が極端に薄く見える部分や、色がほとんどない箇所が確認できる場合があります。

この色ムラは、白い背景でしっかり観察すると肉眼でも確認できることがあり、天然アメジストを見分ける1つの手がかりとなります。

一方で、ガラスやプラスチック製の偽物は、通常、均一に色が付けられているため、色ムラはほとんど見られません。

ただし、高品質な天然アメジストにも色ムラが少ないものも存在するため、「色ムラがない=偽物」とは限りませんが、色ムラが確認できた場合は、天然石である可能性が高いと言えるでしょう。

 

クラリティ(透明度)

クラリティ(透明度)は、アメジストが天然石かどうかを判断する際の重要な手がかりの1つです。

高品質なアメジストは、インクルージョン(内包物)が少なく、透明感が高いのが特徴です。

一方、品質が低下するほどインクルージョンが増えます。特に、ビーズカットのアメジストでは、透明度が低くインクルージョンが目立つものが多く見られます。

ただし、インクルージョンの有無だけで真贋を判定するのは難しい場合があります。

これは、偽物の石にもインクルージョンに似た特徴が見られることがあるためです。

例えば、ガラスや張り合わせ石には、内部に気泡が含まれている場合があります。

そのため、クラリティを基に天然石か偽物かを見分ける際には、天然アメジスト特有のインクルージョンについて十分な知識を持つことが重要です。

 

モース硬度

モース硬度とは、物質が引っかき傷に対してどの程度の耐久性を持つかを10段階で評価する指標です。

硬度が低いプラスチックなどの模造品は、空気中の埃によって表面に擦り傷がついたり、研磨面の稜線が削れて丸みを帯びたりすることがあります。

一方、アメジストのモース硬度は、「7」と比較的高いため、通常の使用では表面に擦り傷がついたり、ファセット(研磨面)の稜線が削られたりすることはほとんどありません。

ただし、硬度を真贋判定の基準にする際には注意が必要です。

特に、手元の石を他の物質と擦り合わせて硬度を確認する行為は避けてください。

この方法では、アメジスト本来の価値を損なう可能性があります。

一度付いてしまった傷は簡単には修復できず、大切な石の外観や価値に大きく影響します。

そのため、硬度に関するテストを自分で試す行為は控えることを強くおすすめします。

 

触れた時の温度

アメジストは、熱伝導率が高いため、触れると冷たく感じるのが特徴です。

一方、ガラスなどの模造品は、熱伝導率が低いため、アメジストほどの冷たさを感じることはありません。

しかし、この方法は触覚による判断に頼るため、ある程度の経験が必要です。

特に、小さなアメジストでは触れた際の温度差がわかりにくく、この方法だけで真贋を判定するのは難しいでしょう。

熱伝導率を基にした判断には、「冷蔵庫で冷やす」や「氷が溶ける速さを確認する」といった方法もありますが、小さなアメジストには適していません。

感覚を用いて真贋を判断する際は、まず実際に天然アメジストに触れて、その感触を理解することが重要です。

 

販売価格

アメジストの真贋を確認する最も簡単な方法の1つが、販売価格をチェックすることです。

アメジストは、ダイヤモンドのような高額な宝石ではありませんが、高品質なものはハイジュエリーにも使用されます。

そのため、外観が美しいにもかかわらず、極端に安価で販売されているアメジストは、偽物である可能性を疑うべきです。

ただし、販売価格は品質や流通経路によって大きく異なるため、価格のみで真贋を判断することは推奨されません。

さらに、本物と偽って販売されている偽物には、天然石に近い価格が設定されている場合もあります。

このように、不自然な点が見られない価格の偽物も存在するため、価格を基準にする際は注意が必要です。

 

  • おたからや査定員のコメント
岩松

アメジストに限らず、宝石の真贋を正確に判断するのは非常に難しい行為です。

中には、プロの査定士であっても、慎重に観察しなければ判定が難しいケースもあります。

さらに、偽物を作成する技術も日々進化しており、簡単な方法だけで偽物を見抜くのはますます困難になっています。

そのため、真贋の判断にはプロの査定が不可欠です。

宝石の真贋を正確に知りたい場合は、経験豊富な査定士が在籍する「おたからや」にお任せください。

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アメジストとは?基本情報を解説

アメジスト

アメジストは、紫色の宝石の中でも特に人気が高く、その高貴な色は西洋・東洋を問わず、古くから人々に愛されてきました。

古代では宗教行事に用いられ、多くの伝説や言い伝えが残されています。

現在でも、その美しさと神秘的な魅力から、パワーストーンとしても広く親しまれています。

一般的にアメジストといえば紫色が特徴ですが、実は様々な種類や色合いが存在します。

ここでは、アメジストの基本情報や種類についてご紹介いたします。

 

アメジストの特徴

アメジストの最大の特徴は、その独特で深みのある紫色です。

紫色の宝石には、サファイアやタンザナイトなどもありますが、アメジストのように深みのある色合いを持つものは多くありません。

この美しい紫色は、アメジストに含まれる鉄元素(Fe)などの不純物と、自然界での放射線照射の影響によって生み出されています。

アメジストは、熱によって変色する性質を持ち、一部の個体では紫外線により退色する可能性もあります。

そのため、高温の環境にさらしたり、直射日光が当たる場所で保管したりすることは避けてください。

 

アメジストの種類

アメジストと言えば、紫色が基本とされていますが、全てが紫色というわけではありません。

中には、希少なものや特殊な処理によって色が変化したものも存在します。

ここでは、代表的なアメジストの種類を4つご紹介いたします。

 

1.ピンクアメジスト

アメジストは、紫外線にさらされると退色し、ピンク色に変化することがあります。

ピンク色に変化したものは、ピンクアメジストと呼ばれていますが、ピンクアメジストという名称は流通名であり、明確な定義は存在しません。

そのため、次に紹介するラベンダーアメジストとの違いも、正式には定められていません。

近年では、ごく一部の産地から、天然の濃いピンクカラーを持つアメジストが産出されました。

この天然のピンクアメジストも同じ名前で流通していますが、産出量が非常に少ないため、カットされた宝石として市場に出回ることはほとんどありません。

通常、この天然のピンクアメジストは、ジオードという原石の状態で流通することが一般的です。

 

2.ラベンダーアメジスト

ラベンダーアメジストもまた、紫外線によって退色したアメジストの一種です。

ピンクアメジストよりも青みが強いという特徴を持っていますが、ピンクアメジスト同様に明確な色の定義はありません。

薄紫色のものから白色に近い淡色のものまで、様々な濃さのものが流通しています。

また、ラベンダーアメジストはインクルージョンが多い傾向があり、透明度が低い半透明の石も存在します。

このような石は、主にビーズとして加工され、パワーストーンや数珠ブレスレットなどに使用されています。

 

3.グリーンアメジスト(プラシオライト)

グリーンアメジストは、淡い緑色が特徴的なアメジストの一種で、「プラシオライト」という名称でも知られています。

天然のグリーンアメジストは非常に希少で、市場に流通しているものの多くは、人工的に加熱や照射処理を施したものです。

通常のアメジストは、加熱すると黄色に変化する性質がありますが、特定の地域で産出されるアメジストは、加熱により緑色に変化します。

この特性を持つアメジストが、グリーンアメジストとして扱われています。

処理方法によっては、濃い緑色に変化することもあり、この際にはアメジスト特有の紫色は見られなくなります。

 

4.アメトリン

アメトリンとは、1つの石の中にアメジスト(紫色)とシトリン(黄色)の両方が含まれている宝石のことです。

アメジストとシトリンは、どちらもクォーツ(石英)という同じ鉱物に属しており、特定の条件下で1つの原石に両方の色が共存することがあります。

このように、1つの石の中で異なる2つの色を持つ宝石は「バイカラー」と呼ばれています。

アメトリンの場合、紫色と黄色がくっきりと分かれており、色が濃く、境界が明瞭であるほど価値が高まります。

 

  • おたからや査定員のコメント
岩松

アメジストには様々な色合いがありますが、基本的な色は紫色です。

ピンクやラベンダーといった色も、よく観察すると紫色のニュアンスを感じることができます。

また、グリーンアメジストのように人工処理によって生まれる色や、アメトリンのような特殊な色合いを持つものもあり、多様な表情を楽しめるのがアメジストの魅力です。

水晶は世界各地で産出される鉱物であるため、新しい色合いのアメジストが発見される可能性も秘めています。

価値の高いアメジストの特徴とは?

アメジスト

アメジストには、天然ピンクアメジストや天然グリーンアメジストといった希少な種類も存在します。

しかし、こうした希少な種類のものは、紫色のアメジストとは異なる基準で評価されるため、同じ尺度で判断することはできません。

そこで、ここでは、紫色のアメジストに限定して、その価値基準について考えていきます。

この基準は、アメジストだけでなく、多くの宝石の評価にも応用可能です。

基本的な評価基準を理解することで、様々な宝石を見極める力を養うことができます。ぜひ最後までご覧ください。

 

アメジストの評価で最も重要視されるのは、その色です。

深みのある紫色が理想とされますが、濃すぎると石全体が暗く見え、美しさを損なうことがあります。

美しいアメジストは、はっきりとした紫色でありながら、適度な明るさを保ったものとされています。

また、アメジストは色ムラが生じやすい宝石であり、一見すると均一な色合いに見えるものでも、よく観察すると「カラーバンド」や「色帯」と呼ばれる色ムラが確認できることがあります。

一般的には、色ムラが少ない方が高品質とされますが、アメトリンのように色の違いが独特な魅力となり、価値を高める場合もあります。

 

透明度

宝石を肉眼で観察した際に、インクルージョンが見つからない状態を「アイクリーン」と言います。

アメジストは比較的インクルージョンが少ない宝石であり、アイクリーンのものも珍しくありません。

とは言え、市場に流通しているアメジストの多くには、わずかなインクルージョンが含まれているのが一般的です。

しかし、肉眼で確認できない程度のものであれば、品質に大きな影響を与えることはありません。

一方で、インクルージョンが透明度を損なったり、色合いに悪影響を与える場合は、アメジストの評価が大きく下がることになります。

 

カット

アメジストを含む色付き宝石(色石)では、カットそのものが品質を直接左右することはありません。

色石の場合、ダイヤモンドのような明確なカット基準が存在しないため、オリジナルカットが施されることも多くあります。

極端に歪んだ形状であっても、デザイン性が優れていれば、品質に影響しない場合もあります。

そのため、アメジストで最も重要視されるのは、カットや研磨そのものではなく、完成した石の色がどのように見えるかという点です。

美しい色合いを引き出せるカットが施されていることこそが、アメジストの価値を最大限に引き出す鍵となります。

 

カラット

アメジストは、世界各地で豊富に産出される宝石であり、20カラット前後の大きなサイズの石も、比較的容易に手に入ります。

そのため、他の宝石と異なり、アメジストではサイズ(カラット数)が価値に大きな影響を与えることは少ない傾向があります。

アメジストの価値を決める上で最も重要なのは、色の評価です。

どれほど大きな石であっても、色合いの評価が低い場合、価値は上がりません。

一方、小さなサイズのアメジストであっても、色合いが美しい場合には高い価値が付けられることがあります。

つまり、アメジストにおいては、カラット数よりも色の質が優先される要素であり、宝石の美しさや評価に直結する重要なポイントとなります。

 

  • おたからや査定員のコメント
岩松

色石の評価を行う際、最も重要な要素は色です。

特にアメジストでは、色が良ければ他の評価項目はそれほど重視されない傾向があります。

ただし、色の判断には深い知識と豊富な経験が必要であり、誰もが簡単に判断できるものではありません。

大切なアメジストの正確な評価は、宝石の専門家である「おたからや」の査定士にお任せください。

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