金の価格推移と今が売り時の理由について

近年のコロナショック以降、金の価格は日に日に上昇傾向にあります。「有事の金買い」という言葉があるように、今回のコロナショックや過去のリーマンショックの様に市場が荒れると金の価格は上昇する傾向にあるので、こうしたチャンスを逃さずチェックしておきましょう。
2021年9月現在の金の価格推移は?
2021年は年初から金の価格は上昇をつづけ、9月現在もその価格は高騰中です。コロナショックで不安定な経済状況が続いていることもあり、実物資産の需要がどんどん高くなっているというのも大きな理由です。
戦後に金の価格が同じように上昇したのは、1970年代後半の米国のスタグフレーションに伴う金価格の上昇や、2011年のリーマンショックのたった2度だけになります。どちらも景気の回復に伴い、金の価格は落ちてしまっていました。そんな中、今回のコロナショックは市場を大きく揺るがし、再び金の価格を高騰させることになったのです。
高まる金の投資への需要
金貨や金地金を購入し保有するという金投資は、もっとも手軽にできる投資です。さらに今回のように価格が高騰しているタイミングを見計らって買取を行うことで、まとまった資金を得られるというメリットもあります。
今、厳しくなりつつある日本の財政を見て、資産の一部として金を保有する人も増えてきました。国内の財政問題が今後も厳しくなるかもしれないと考えるのであれば、価格低下や暴落のリスクがついていたとしても、インフレから資産を守ることのできる投資なのです。もちろん常に経済状況などを見て判断する必要はありますが、現在はこうした理由からも、金の需要は今後高まっていくと考えて良さそうです。
持っている金を売るには最適な状況
今後の日本の財政を懸念して注目を浴びている金投資ですから、その買取り価格も現在上昇しています。過去に購入したジュエリーやネクタイピンなどであっても、高値で取引されています。特にジュエリーなどは、ブランド物であれば地金の価値に加えブランド価値、デザイン性、宝石が付いていればその分の価格とどんどん上乗せされます。
コロナショック以降、経済状況が悪くなってしまったということであれば、自宅にある金製品を査定に出してみてもいいかもしれません。古いジュエリーなどであれば、金以外の価値もあり、自身が思っていた以上の価値になる可能性もあります。
まとめ
上昇し続ける金の価格は、2021年9月現在ではまだ直ぐに暴落するとは考える必要はないように感じられます。市場が荒れると金の価格は大きく動きますので、新聞などで慎重にチェックしながら、査定にだしたり買い取ったりの判断をしましょう。