ヒデナイトの特徴と宝石言葉
- ヒデナイトの特徴
ヒデナイトの特徴としてあげられるのは火成岩の一種であることです。火成岩とは、地中から沸き上がったマグマが冷やされて作られる石のことです。地中の深い場所で作られる火成岩のことを深成岩といい、地上に近い場所で作られる火成岩を火山岩といいます。ヒデナイトは火成岩の中でも、ペグマタイトという岩石から採掘することができます。ペグマタイトとはリシア輝石という岩石の一種です。リシア輝石は同じ種類の石でも、含まれている成分によって色に違いがあります。リシア輝石には通常、アルミニウムが多く含まれているのですが、紫色のものにはマンガンイオンが代わりに多く含まれているのです。ヒデナイトはクロムイオンが多く含まれているのが特徴になっていて、この物質のために全体が緑色になっています。
- ヒデナイトの宝石言葉
ヒデナイトの宝石言葉は癒しです。この宝石の輝きを見て心を癒される人も多く、癒しのアイテムとして人気です。知性もヒデナイトの宝石言葉で、緑色に輝くこの宝石には知的な魅力もあります。知性を持つことにより心を穏やかな状態にするという目的で、この宝石を入手する人もいます。勉強をするのが好きな人にも向いている宝石です。パワーストーンとしてもヒデナイトは人気があり、心が穏やかな状態になることを願って、普段からヒデナイトのアクセサリーを持ち歩いている人もいます。受験勉強のためにパワーストーンとして使用している人もいて、ヒデナイトの宝石言葉である知性にあやかって愛用されています。
ヒデナイトの色と魅力
- ヒデナイトの色
ヒデナイトは緑系の色をしているものが多い天然石です。色は石によって違いがあり、濃い緑色をしているものから、黄緑に近い色をしたものまでさまざまです。クロムイオンによって緑色になっているのが通常のヒデナイトですが、石によっては鉄が含まれていることにより、緑色になっているものもあります。鉄を含んでいるものは特殊なものとみなされていて、ヒデナイトには分類されない場合もあります。この緑色を好んでヒデナイトを身に着けている人も多く、緑の宝石が好きな人には非常に魅力的な天然石です。濃い緑色の石と黄緑に近い石にはそれぞれ独自の魅力があり色が大きく違っているものは、別の宝石のように見えることもあります。
- ヒデナイトの魅力
ヒデナイトは数多くの魅力を持っている宝石です。ヒデナイトの大きな魅力としてあげられるのは、宝石の結晶です。ヒデナイトは結晶の状態に個性があり、条線という独特の模様が石の表面に浮き出ています。条線とは石の表面に水平に伸びている線のことで、並行に伸びた複数の線が現れるのが特徴です。一条の光の筋が模様として入るヒデナイトは『猫の目(シャットヤンシー)』とも呼ばれ、コレクターの間で非常に人気があります。条件により宝石の色に違いが出ることもヒデナイトの魅力です。ヒデナイトには光が当たる方向次第で色が変化する特徴があり、宝石を見る角度によっても色が違って見えることがあります。濃い色のものでも光の当たり具合では薄く見えることがあり、色の違いを楽しむこともできる魅力的な宝石です.
ヒデナイトの産出国
- ヒデナイトを産出している世界の国
ヒデナイトは世界各国のさまざまな地域で産出される宝石です。アメリカ大陸からアフリカ大陸まで、その範囲は広く、産出される地域によって石の個性にも違いがあります。アメリカ大陸にはヒデナイトが産出される地域が広くありますが、特に北アメリカ大陸は多くの採掘場所があります。アメリカ合衆国中西部にあるサウスダコタ州に採掘地が存在するほか、東部のノースカロライナ州でも採掘することが可能です。西部ではカリフォルニア州が産地として有名です。アメリカよりも緯度が高いカナダでもヒデナイトは産出され、主な産地となっているのは、東部のケベック州です。メキシコもヒデナイトの産出国で、国内の広い地域に採掘場所があります。
- その他の産出国
南アメリカ大陸にもヒデナイトの産出国があり、ブラジルは国内の全域で採掘できます。特にミナスジェライス州の鉱山は有名です。アフリカ大陸でヒデナイトを採掘できるのはナイジェリアです。ナイジェリアは南側がギニア湾に面している西アフリカの国で、国内の広い地域にこの鉱物の採掘場があります。アフリカ大陸の東側にある島国のマダガスカルも主な産地として知られています。ヨーロッパにもヒデナイトの産出国は存在し、北欧のスウェーデンは特に有名です。ロシアも産出国のひとつです。オーストラリア全域でも産出されています。アジアではアフガニスタンやパキスタン、ミャンマーといった国々の他、日本の茨城県常陸太田市にある妙見山でも産出されています。
ヒデナイトの
お手入れと保管方法
- ヒデナイトをお手入れする方法
ヒデナイトは定期的にお手入れをしていれば、美しい状態を長期間維持することができます。お手入れをする時は、破損しないように注意深く取り扱うことを心がけます。ヒデナイトは宝石として十分な硬度を持ちますが、へき開(結晶や岩石がある特定方向へ割れやすいという性質)が二方向に完全であるため、割れやすいという特徴があります。したがって、床などに落とさないよう、しっかりと手で押さえてお手入れしなければなりません。硬い布を使用して汚れをふき取ると力を入れすぎて傷がついてしまう場合があるので、柔らかい布を使ってのお手入れがおすすめです。軟らかい布でも丁寧にふき取ればヒデナイトの表面についた汚れや手の脂などを、しっかりと取り除くことができます。表面の汚れが取りにくくても、水で洗い流す方法はおすすめできません。水の勢いで表面が傷ついてしまうこともあるため、水を使用する場合には洗面器などに水をためて漬け洗いをする方法ならばヒデナイトを傷つけにくくなります。
- ヒデナイトを保管する方法
ヒデナイトを保管する場合は品質を劣化させないような場所を選ぶことが必須です。ヒデナイトの保管場所で特に避けなければいけないのは日光が多く当たる場所です。日光の中に含まれている紫外線にはヒデナイトの色を変色させる働きがあるため、長期間日当たりの良い場所に放置しておくと色が大きく変わってしまうことがあります。色をずっと鮮やかな状態に保つためには、あまり日の当たらない場所に保管しておいた方がおすすめです。電灯の光でも変色する場合があるので、箱の中などに入れて保管するのが最適でしょう。
ヒデナイトの市場価値
- 市場でも高く評価されている宝石
ヒデナイトは独自の美しさがあることから市場でも高く評価されています。ヒデナイトの市場価値が高い理由のひとつに宝石としての透明度が高いことがあります。かつてエメラルドとともに採掘されていた時は、エメラルドと間違われることもあったそうです。透明なタイプの宝石には他の種類の宝石にはない魅力があり、この透明度の高さを好んで愛用する人が多くいるのです。そのために市場価値もますます高くなっています。リシア輝石の中で最も市場価値が高いのがヒデナイトです。リシア輝石には紫色や桃色に輝くクンツァイトや黄色系の色を持つトリフェーンなどの宝石がありますが、その中でもヒデナイトはもっとも高額で取引されています。この3種類のリシア輝石の中でもヒデナイトが特に高い市場価値を持っているのは、希少価値が一番高いからです。上記の2つのものよりも産出量が少ないうえに流通数も限られているので、市場では高値で取引されています。
- 加工が難しいことが市場価値を高めている
加工が難しいこともヒデナイトの市場価値が高いことの理由のひとつです。加工が難しい宝石は、加工をしている最中に割れてしまう危険性があるので、非常に繊細な作業が必要になります。そのために、時間をかけて職人が作業をしなければいけないことも多いために、完成まで時間がかかります。このような、かけられている手間暇の多さが、ヒデナイトの市場価値をさらに高いものにしていているのです。美しく加工されているものは非常に貴重であるために、市場では高額で取引されています。
ヒデナイトの値段と価格相場
- 販売されている商品の価格
ヒデナイトはさまざまな商品に使用されていますが、商品の種類によって値段に大きな幅があります。1粒のヒデナイトを商品として扱っている店もあり、こうした店では多くの商品が低価格で販売されています。5000円以下という誰でも購入しやすい手ごろな価格帯で、1粒のヒデナイトを購入できる場合も多いです。加工された丸いビーズタイプのヒデナイトの他に、原石のままの商品を販売している店もあります。原石の方が必ずしも価格が安いとは限らず、加工された商品よりも高額なものもあります。加工されたヒデナイトも多数販売されており、球状に加工された商品は取り扱っている店が特に多いです。球状のヒデナイトは玉の大きさによって値段に違いがあり、8mm程度の大きさならば1000円前後の価格で販売されていることもあります。
- 価格相場が高めな商品
ヒデナイトの中で一般の商品よりも価格が高めなのは、サイズが大きめのものです。1粒タイプの球形ビーズでも、10mmを超えるような大きさのものは価格も高額です。13mm程度のものは3000円前後の価格で販売されていて、15mmになると1粒あたり5000円近い値段になります。複数の粒のヒデナイトが使われている商品はさらに価格が高くなり、丸いビーズをつなぎ合わせて作ったブレスレットなどは、1万円以上の価格で販売されていることが多いです。使用しているビーズの数が20個以上だと、1粒の大きさが7mm程度でも、5万円以上の価格で販売されていることがあります。10㎜以上の大きさのビーズを使ったブレスレットになると、数十万円単位になることもあります。
まとめ
宝石として人気があるヒデナイトについて紹介してきました。ヒデナイトは世界のさまざまな国で産出されている宝石で、アメリカ合衆国やカナダなどが産出国として有名です。緑色をしているのがヒデナイトの外観の特徴で、石によっては黄緑に近い色をしているものもあります。石の表面には条線という模様がついていて、この線もヒデナイトの魅力です。パワーストーンとしても人気のある石で、ブレスレットなどのアクセサリーに加工されて販売されています。
ダイヤモンドなどの宝石の高価買取は「おたからやへ」
関連記事
タグ一覧
- #A.ランゲ&ゾーネ
- #GMTマスター
- #IWC
- #K10(10金)
- #K14(14金)
- #K22(22金)
- #K24(純金)
- #MCM
- #アクアノート
- #アンティーク時計
- #イエローゴールド
- #ヴァシュロンコンスタンタン
- #ヴァンクリーフ&アーペル
- #エアキング
- #エクスプローラー
- #エメラルド
- #エルメス
- #エルメス(時計)
- #オーデマ ピゲ
- #オパール
- #オメガ
- #カルティエ
- #カルティエ(時計)
- #グッチ
- #グリーンゴールド
- #ケイトスペード
- #ケリー
- #コーチ
- #サファイア
- #サブマリーナー
- #シードゥエラー
- #シチズン
- #ジッピーウォレット
- #ジバンシィ
- #ジミーチュウ
- #シャネル
- #シャネル(時計)
- #ジュエリー
- #ショパール(時計)
- #スカイドゥエラー
- #セイコー
- #ゼニス
- #ターノグラフ
- #ダイヤモンド
- #タグ・ホイヤー
- #チェリーニ
- #チューダー
- #デイデイト
- #デイトジャスト
- #デイトナ
- #ティファニー
- #ティファニー
- #ノーチラス
- #バーキン
- #パテック フィリップ
- #パネライ
- #ピーカブー
- #ピアジェ
- #ピンクゴールド
- #フェンディ
- #ブライトリング
- #プラチナ
- #フランクミュラー
- #ブランド品
- #ブランド品買取
- #ブランド時計
- #ブルガリ(時計)
- #ブレゲ
- #ホワイトゴールド
- #マークジェイコブス
- #ミュウミュウ
- #ミルガウス
- #モーブッサン
- #ヨットマスター
- #リシャールミル
- #ルイ・ヴィトン
- #ルビー
- #レッドゴールド
- #ロエベ
- #ロレックス
- #ロンシャン
- #地金
- #宝石・ジュエリー
- #宝石買取
- #時計買取
- #珊瑚(サンゴ)
- #真珠・パール
- #色石
- #財布
- #金
- #金・プラチナ・貴金属
- #金アクセサリー
- #金インゴット
- #金の純度
- #金価格・相場
- #金歯
- #金縁メガネ
- #金貨
- #金買取
- #銀
- #銀貨
-
店頭買取
-
査定だけでもOK!
買取店舗数は業界最多の
約1,200店舗以上!おたからやの店舗数は全国 約1,200店舗以上(待機店舗を含む)。これは、数ある買取店の中で最多を誇ります。日本全国津々浦々にて、地域密着でお買取りを承っております。
-
出張買取
-
査定だけでもOK!
買取専門店おたからやの
無料出張買取。買取専門店おたからやの無料出張買取です。出張料・査定料・買取手数料は全て無料、査定は最短5分です。随時キャンペーンを実施をしております!まずはお気軽にご相談ください!