【ロードクロサイト-Rhodochrosite(インカローズ-Incarose)】

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【ロードクロサイト-Rhodochrosite(インカローズ-Incarose)】

ロードクロサイトは、古い時代から知られていた宝石です。日本ではインカローズという名前でよく知られています。硬度が低いことから貴石には分類されていませんが、色が美しいので宝石の一種として広く取引されています。ここでは、ロードクロサイトの特徴や魅力について、ご紹介します。

ロードクロサイトの特徴と宝石言葉

ロードクロサイトは菱マンガン鉱という和名を持つ鉱物です。方解石の一種で、モース硬度は3.5から4程度です。鉱物としては硬度が低いことから、半貴石に分類されています。ガラスのような光沢を持っていて、複数の色のバリエーションがあります。

ロードクロサイトが世界で初めて産出されたのは13世紀ごろのことと言われていて、当時インカ帝国があった南アメリカの地域で産出されました。これは、現在のアルゼンチンにあたる場所です。ですが、この時はロードクロサイトの価値は高く評価されなかったため、本格的な採掘は始められることはなく、ずっと放置された状態でした。ロードクロサイトの産出が本格的に始まったのは近世に入ってからで、19世紀の初頭にルーマニアの鉱山で採掘されたことがきっかけになりました。

ロードクロサイトには宝石言葉もつけられていて、その一つは「恋」です。それも普通の恋ではなくて、非常に情熱的な恋をあらわす宝石として知られています。「愛」もロードクロサイトの宝石言葉の一つで、愛の炎に包まれた強い愛情という意味があります。激しい愛や恋という宝石言葉がつけられているのは、この宝石が情熱的なピンク色をしていることが理由になっていて、恋や愛を連想させる宝石として、多くの人に愛されているのです。

ロードクロサイトの色と魅力

ロードクロサイトにはさまざまなタイプの色があります。その中でもこの宝石の代表的な色として知られているのがピンク系の色です。石によって色の濃さに違いはありますが、ピンクの色が濃いものほど、宝石として高く評価されています。

透明度が高いこともロードクロサイトの色の特徴になっていて、赤みがあり透明なものはこの石の典型的なタイプです。透明度も石によって大きな違いがあり、透明に透き通っている石ほど市場では高額で取引されています。ピンクが濃くて透明度の高いものが、ロードクロサイトの中では最高級品とみなされていて、特に高額で売買されています。ロードクロサイトの中にはピンク以外の色を持つものもあり、石の赤みが少ないものの中には白に近いものもあるのです。灰色に近いものもあり、ピンクよりは褐色に近い色をしたものもあります。一般的にこれらの石はピンクのロードクロサイトよりも価値が低いものとして評価されることが多く、市場でもあまり高額では取引されていません。ロードクロサイトの中にはピンクと白が交互にあらわれている縞模様のものもあります。表面は単色のものに見えても、研磨することで縞模様があらわれることもあります。ロードクロサイトの別名がインカローズというのも、この縞模様がバラの花のような美しさを持っていることに由来しているのです。

ロードクロサイトの産出国

ロードクロサイトは世界中の広い地域で産出されている鉱物です。この鉱物が世界で初めて採掘されたのは南米のアンデス山脈ですが、現在でもこの地域は、世界的な産地の一つとして知られています。アンデス山脈の中でも、アルゼンチンの国境内にある地域でこの石は多く産出されていて、サンルイスも有名な産地です。アンデス山脈で産出されるロードクロサイトは非常に品質が優れていることでも知られていて、市場でも高額で取引されています。

アンデス山脈ではペルーの国境内でもロードクロサイトを採掘できますが、ペルーとアルゼンチンのものでは、色に若干違いがあります。アルゼンチンで採掘されるものは、色が鮮やかなものが多く、ラズベリー色に近いピンク色をしているのが特徴です。ペルーで採掘されるものはそれよりも赤色が穏やかで、褐色が混じった色の石が多く産出されています。アメリカ合衆国のコロラドも質の高いロードクロサイトを産出できる地域として有名でしたが、近年鉱山は閉鎖されてしまいました。ヨーロッパにもロードクロサイトを産出できる地域があり、この鉱物が再発見されるきっかけを作ったルーマニアのカヴニクも有名な産地です。ロードクロサイトは日本でも採掘することができ、秋田県の尾去沢鉱山や、青森県の尾太鉱山などが有名です。

ロードクロサイトのお手入れと保管方法

ロードクロサイトに汚れがついてしまった時は、しっかりとお手入れをすれば、きれいな状態を長期間維持することができます。ロードクロサイトは他の宝石よりも硬度が低いことから、お手入れをする時には傷つけないように、十分に注意が必要です。硬い毛先のブラシを使って汚れを落とそうとした場合、力を入れすぎると、傷をつけてしまうこともあります。できるだけ安全にロードクロサイトの汚れを落としたい場合には、乾燥した軟らかい布で、優しく汚れをふき取った方が最適です。

ロードクロサイトは保管する場所にも注意する必要がある非常にデリケートな石ですので、環境の悪い場所に長期間放置していると、状態が著しく劣化してしまうことがあります。特に気を付けなければいけないのは直射日光です。ロードクロサイトは日光の中に含まれている紫外線に非常に弱い性質を持っているため、長期間日光のあたる場所に保存しておくと、色があせてしまうことがあります。条件によっては色が黒っぽく変色する場合もあり、ロードクロサイトが持っている美しい色の魅力が、大きく失われてしまいます。こうした失敗を防ぐためには、直射日光の当たらない場所に保管するのがベストな方法です。ロードクロサイトは湿気が原因で色が変わることもあるので、湿気が多い場所も避けて保管する必要があります。

ロードクロサイトの市場価値

ロードクロサイトは石の持つ特徴によって、市場価値に違いがあります。赤みが強く透明なものは特に高く評価されていて、高級な宝石の材料として使用されています。宝石に使用されるロードクロサイトの場合、縞模様が入っていないことも高い価値が付けられる条件です。その一方で縞模様が入っているロードクロサイトも商品として人気があり、縞模様の入ったものは主に置物やアクセサリーの材料として使用されています。こうした商品はジュエリーに比べて、価格が安いものが多くなっています。

どこの土地で産出されたロードクロサイトかによっても、石の価値が違ってくる場合があり、高い価値がつけられる石が多く産出されることで知られているのが、アメリカのスイートホーム鉱山です。この場所で採掘されるロードクロサイトは中に含まれている不純物が少なく、透明度が非常に高いことで知られています。色が鮮やかなものも多いことから、世界でも最高の品質を持つロードクロサイトの産地として人気がありました。ですが、この鉱山はすでに閉鎖されてしまったので、この鉱山で採掘された石はさらに市場価値が上がっています。猫の目のような光を放つロードクロサイトも高額で取引されていて、採掘されてもジュエリーに使用できるような品質の高いものはほとんどないため、市場価値も高くなっています。

ロードクロサイトの値段と価格相場

ロードクロサイトは、手ごろな価格で購入できる商品が多いのが特徴です。ロードクロサイトの中でも、特に安い価格で入手しやすいのは、緑色の石が使用された商品です。ピンク色のものよりは価値が低くなっていますので、3,000円以下の価格で購入できる商品も数多くあります。

緑色の石が多く使用されているネックレスなども安い価格で販売されています。ピンク系のロードクロサイトを使用した商品はそれよりも値段が高額になっていますが、他の宝石と比較すると割安の価格の商品が多いです。小型のペンダントならば5,000円前後の価格で購入できる商品もあります。サイズが大きめになると、10,000円以上の価格がつけられているものも多いです。市販されているロードクロサイトの中には、原石の状態のまま販売されているものもあり、形や大きさによって価格もさまざまとなります。安いものは5,000円から8,000円程度の値段で販売されていることが多いです。原石の中には比較的高額な商品もあり、100,000円以上の価格で販売されている場合もあります。高額で取引されているロードクロサイトの原石は形状が特殊なものが多く、結晶がとがったタイプのものは300,000円以上の価格で取引されることもあります。ロードクロサイトを使用したリングにも高額な商品は多く、50,000円から100,000円台の商品が多いです。

まとめ

宝石の材料としても人気があるロードクロサイトについてご紹介しました。インカローズという名前でも知られていますが、これはインカ帝国で初めて発見されたことと、バラの花に似ていることに由来しています。ロードクロサイトの中でも宝石用に使用される石は、色の赤みが強いものの方が高い価値を持っています。透明度が高いことも、高く評価されるための条件です。縞模様がついているものもありますが、こちらは置物などの材料として使用されることが多いです。

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