エルメスのエールバッグはクラシカルなルックスで斬新なディティールを持ち合わせたバッグです。

キャンバス素材のボディに、フラップやハンドル部分にレザーを使用したデザインは個性を引き立て、エルメスファンの間でも高い評価を得ています。

エールバッグはエルメスのバッグの中では比較的手に入れやすい価格が魅力ですが、「実際の定価はどれくらいなのか」「定価で購入する方法はあるのか」など、疑問を持つ方も多いでしょう。

そこで今回は、エルメスのエールバッグの定価や購入方法について詳しく解説します。

さらに、エールバッグの種類や中古市場での買取相場についてもご紹介しますので、購入や売却を検討されている方はぜひご参考ください。

エルメス エールバッグとは？

1998年、エルメスを代表するケリーバッグからインスピレーションを受け、エールバッグは誕生しました。

エールバッグの注目すべき最大の特徴は、「バッグを分解できる」ということで、フラップ、ハンドル、ベルト、ショルダーストラップやクロシェットといったパーツに、裏地がないシンプルな牛革が使われています。

バッグ本体には、主に軽くて丈夫なキャンバス素材が使われ、当時エールバッグを購入すると付属品として、異なるキャンバス素材や色、高さ（深さ）などが違う「付け替え用のバッグ」が同梱されました。

これらを分解・組み立てることにより、その日の気分や予定に合わせて文字通り「バッグを変える」ことができ、発表後すぐに絶大な人気を得ることになります。

ですがその後惜しまれながらも製造が終了しましたが、現在クラシカルでエレガントなデザインを受け継ぎながらも、より機能的に使いやすくなった「エールバッグ ジップ」が製造されています。

エルメス エールバッグの定価情報

前述の通り、現在ではエールバッグは製造されておらず、エールバッグ ジップのみの製造となります。

2024年秋冬コレクションで全サイズの製造が発表されている「トワル・ミリテール×ヴァッシュ・ハンター」素材のエールバッグ ジップの定価をご紹介します。

値上げの傾向と将来の価格予測

物価や為替のレート、世界情勢などの影響により、今後の価格を予測することは不可能ですが、これまでの価格動向から様々なことが見てとれます。

エールバッグが登場した1990年代後半、当時は10万円台で購入できたことから、幅広い年齢層に人気があり、特に初めてのエルメスとして選ばれるケースが多く見られました。

前述の通り、その後製造がなくなり現在のエールバッグ ジップへと変わりました。

ファスナーポケットの追加や原材料高騰などの様々な要因により、2024年11月現在では、50万円ほどの価格になるといえます。

エルメスは熟練の職人により、丁寧に時間をかけて1つのアイテムを作り上げるため、1度上がった価格が下がることは考えづらく、緩やかではあると思いますが、今後も価格は上がっていくことが予想されます。

エルメス エールバッグの種類

現在製造されていないエールバッグは様々なサイズ展開や種類がありましたが、ここでは現在2024年秋冬コレクションにおいて製造されているエールバッグ ジップについて詳しくご紹介します。

デザイン・特徴

特徴的なフラップに、ワンハンドルで、肩がけを可能とするショルダーストラップにベルトやクロシェットなど、随所にケリーを思わせる上品なデザインとなっています。

ケリーと異なるポイントは、「よりシンプルでカジュアルになっている」ということです。

エールバッグ ジップに使われている革は切りっぱなしを思わせる裏地なしのレザーで、ケリーのような繊細で正確なステッチは施されておらず、ハンドルも丸みを帯びた立体感のあるものとは異なり、ピコタンロックを思わせる平らなデザインになっています。

ベルト部分にも金具はついておらず、煌びやかな印象とは反対の控えめで落ち着いた雰囲気です。

極力シンプルに仕上げたケリーという印象の強いデザインですが、より存在感を放つ部分があります。

正面上部中央とフラップの両端にある「HERMES PARIS」と刻まれたエルメスを象徴するアイコンの1つ、クルー・ド・セルで、とくに中央のものはケリーのターンロック式の金具に代わるもので、ベルトを差し込み留める効果があります。

エールバッグからの変更点

本体の外側背面にファスナー付きのポケットと、内部にはストラップにより取り外し可能なコンパクトなポーチが新しく追加されています。

これによりケリーやエールバッグ以上の機能性が加わり、カードやパスポートといった大切な小物を分けて収納できるようになりました。

またエールバッグ ジップでは付け替え用のバッグが付属されなくなったのですが、元々のエールバッグと同じように分解することが可能です。

色や大きさのように分かりやすく変えることはできなくなりましたが、裏技的にバッグ本体を裏返し、内縫いと外縫いで雰囲気を変えられます。

内縫いの場合、前述の通りファスナーポケットは背面外側に来るため、よりカジュアルな印象となりますが、裏返し外縫いにするとファスナーポケットは背面内側になるため、シンプルでほどよいフォーマル感を演出することが可能です。

エルメス エールバッグを定価で購入する方法

エールバッグはエレガントな雰囲気も持ちながらもカジュアルで使いやすく、価格も他のバッグに比べ抑えられているため非常に人気が高いバッグです。

またブラックやブラウン、ボルドーなどのレザーに、ナチュラルなアイボリーやダークトーンのキャンバスが多く、年齢を問わず使いやすい組み合わせでの作りが多いことから、直営店で入荷してもすぐに売れてしまうことが考えられます。

そのため毎日のように直営店を数ヶ所巡ったり、時間を問わずオンラインストアを常に見続けたりする「エルパト（エルメスパトロール）」を念入りに行えば出会える確率はあがるかもしれません。

ですがエルパトをしても出会えないことが多いです。そんな方は、リユースショップをおすすめします。

• おたからや査定員のコメント

おたからやでの「エルメス エールバッグ」の参考買取価格

※状態や付属品の有無、時期によって価格が異なりますので詳細はお問い合わせください。

エールバッグは、キャンバス×レザーの組み合わせと刻印によって価値が変わる人気モデルです。

特に状態や金具の種類により、高額査定が期待できるアイテムです。

エルメス エールバッグの売却をご検討の方は、おたからやのHPで詳しい情報をご確認ください。

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おたからやでは、エルメス エールバッグの買取をはじめ、エルメスの買取に精通した専門家が在籍しています。

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