ロレックスを選ぶなら、多数のモデルがあるため迷うかもしれません。また、ロレックスのデザイン性の違いでは、文字盤の数字も比較するようにしましょう。

一部のモデルではローマ数字が採用されています。人によってはローマ数字がいいかアラビア数字がいいか迷う場合もあるでしょう。

そのような悩みがある人向けに、ロレックスでローマ数字を採用しているモデルの紹介と、ローマ数字の時計を使うメリットを紹介します。見た目で選ぶこともできますが、日常生活の使いやすさや、周りから見た印象でも比較してみるといいでしょう。

ロレックスで採用されている
ローマ数字とは？

ローマ数字とは、「Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ」などの文字のことです。ロレックスをはじめ幅広い時計にも使われていることが多いことから、目にしたことがある人もいるでしょう。時計の場合では、1～12までの数字や、3.6.9のみの数字がローマ数字になっていることもあります。

ちなみに、時計では「Ⅳ」の代わりに「IIII」が用いられている場面を目にすることがあるでしょう。数字の4なので本来のローマ数字は「Ⅳ」となります。時計で「IIII」が用いられる理由は諸説がありますが、ローマ神話の最高神ユピテルの文字と重なり神を冒涜するという説や、フランスのシャルル5世が「Ⅳ」は縁起が悪いとした説などがあります。

時計で数字の4を「Ⅳ」と表示すると、数字の6の「VI」と見分けがつかない問題もあるのかもしれません。

ロレックスの時計でもローマ数字のものは「IIII」が採用されていることが多くなっています。通常のローマ数字の感覚で見ると、「Ⅲ」と勘違いするかもしれません。最初は見慣れない場合もありますが、使い慣れてくるうちに時間の読み取りもしやすくなるでしょう。

ロレックスでローマ数字が
採用されているモデル

コスモグラフデイトナでは、ローマ数字を採用しているモデルがあります。たとえば、コスモグラフデイトナ116509でもローマ数字を採用したタイプがあります。116509で採用している数字の4の部分は、「IIII」です。

また、エレガントなデザインが特徴のデイトジャストでもローマ数字を採用しているモデルがあります。デイトジャストは1945年に誕生したモデルで、ダイヤモンド入りやシンプルなデザインなど高級感を求める人に人気です。

最初の発売から70年以上経った今でも愛されており、ロングセラーの普遍的なデザインが魅力でしょう。36mmの扱いやすいケースサイズが多く、日常使いにもピッタリです。数字の部分がローマ数字となっており、上品な印象があります。

たとえば、デイトジャストでローマ数字を扱っているものとしては、179173があるでしょう。ゴールドとシルバーの2色のカラーが上品で、ローマ数字はゴールドを採用しています。文字盤にピラミッド装飾を施しており、文字盤が浮き出ているため視認性が高くなっています。発売年は2004年から2016年までです。文字盤に種類があるため、好みのデザインを選べるのも魅力でしょう。

ほかにロレックスでローマ数字となっているのは、デイトジャスト 16233があります。179173と同様にゴールドとシルバーの2色使いで高級感があるタイプです。ローマ数字は大きく視認性が高く、時計としての機能も十分でしょう。上品なイメージがあるため、普段使いからドレスアップのシーンまで幅広く使えるモデルです。

上品な印象のロレックスを選びたいなら、デイトジャスト16220があります。数字にはローマ数字が採用されており、小さな文字のため目立ちません。ローマ数字が小さいとよりクラシック要素が高くなります。もともとデイトジャストは完成度が高く、長く使えるタイプです。ケースサイズは36mmでほどよく、防水性や日付表示など機能性にも優れています。

普遍的で長く使えるローマ数字のロレックスを選ぶなら、デイトジャスト 279160がいいでしょう。防水性や日付機能を兼ね備えており、毎日使う時計としても向いています。色はシルバーを選べるため、落ち着いた雰囲気でどんなスタイルにも合わせられます。

派手なデザインではなく、シンプルなジュエリー代わりとしてもおすすめです。ローマ数字のインデックスが上品で、さりげなく時計を主張したいときに身につけるといいでしょう。

ロレックスで採用されている
ローマ数字以外のもの

ロレックスで採用されている数字で多いのが、アラビア数字です。

アラビア数字とは、「1.2.3.4」のように、私たちが普段の生活で使う数字のことです。時計として使う場合は、アラビア数字だと視認性が高くなるでしょう。ぱっと見るだけで何時なのかわかりやすいため、幅広い人におすすめの数字です。

また、ロレックスの時計でアラビア数字を採用しているモデルは、数字が大きく取られているのが特徴です。アラビア数字自体がデザインとなっており、機能性だけではなく、時計のデザインの一部として設計されています。

ロレックスでローマ数字を採用しているモデルと比べると、アラビア数字はカジュアル感がアップするでしょう。デザインによってはアラビア数字がポップな印象を与えてくれます。

一方で、ローマ数字のロレックスの時計はエレガントな印象で、フォーマルな席で身につけるときや、女性用ロレックスとして選ぶ場合には、ローマ数字がおすすめです。

ロレックスの時計でローマ数字・アラビア数字のどちらを選ぶかは、人それぞれ好みに合わせて選んでください。視認性の高さならアラビア数字、数字もデザインの一部としてとらえるならローマ数字が適しているでしょう。

ロレックスのローマ数字で
個体が少ないもの

オイスター ロイヤル4444のローマ数字のモデルは少なくなっています。ケースサイズは32mmで小ぶりのため、大きな時計を避けたい人におすすめです。

ロレックスでレザーベルトのデザインはあまり見かけませんが、このモデルはレザーベルトで上品な印象です。時計が主張しすぎず、数字はローマ数字を採用しており、ブロンズのインデックスが美しくなっています。派手すぎずフォーマルなデザインのロレックスを探している人におすすめです。

流通量が少ないローマ数字のロレックスを選びたい人には、デイトジャスト16264もあります。サンダーバードとも呼ばれるモデルで、ホワイトの文字盤が爽やかな印象です。

サンダーバードという名前がついているのは、アメリカ空軍のアクロバットチームから由来しています。文字盤の数字はローマ数字ですが、ベゼルにアラビア数字がついているタイプです。ケースサイズは36mmで存在感があり、製造終了後も人気があります。

ロレックスのローマ数字の
時計を使うメリット

ローマ数字の時計のメリットは、大人っぽい印象になる点でしょう。アラビア数字はカジュアルな雰囲気ですが、ローマ数字なら大人の雰囲気があります。

普段からスーツ姿のビジネスマンなら、見た目の上品さからローマ数字を選ぶといいでしょう。

ローマ数字とアラビア数字のどちらがいいか迷ったら、好みで選んでも問題ありません。周りの人から見た印象は大きく変わらないため、自分が見やすいほうを選ぶか、デザインで比較すればいいでしょう。カジュアルな服装が多いからアラビア数字がいいわけではなく、ローマ数字でも大きな印象の違いはありません。

ただし、海外でドレスコードの必要なシーンが多いなら、上品な印象のローマ数字を選んでおくと失敗が少なくなります。アラビア数字の時計でも問題ありませんが、よりフォーマルな印象が強いのはローマ数字のほうです。

また、ファッション性の高さでいったら、ローマ数字がいいでしょう。普段使いのロレックスはアラビア数字のものを選び、オシャレをする日はローマ数字のロレックスを選ぶ方法もあります。ローマ数字は個性的な雰囲気もあるため、人と被らない時計を選びたい人にもおすすめです。

ほかにも、ローマ数字のロレックスなら、周りから見てダサいと思われる心配が少なくなっています。

アラビア数字はデザインによっては少し子どもっぽい印象を与えますが、ローマ数字のロレックスならどのようなシーンでも身につけられます。幅広いシーンで時計をつけることが多いなら、汎用性の高いローマ数字のロレックスがおすすめです。

ロレックスのローマ数字の
デメリット

エレガントな雰囲気のローマ数字ですが、使い慣れていないと視認性が悪いと感じるかもしれません。アラビア数字なら一目見ただけで何時なのかわかりますが、ローマ数字は文字盤のデザインが悪いと視認性が悪くなるデメリットもあります。

できるだけ使いやすい時計を求めるなら、文字盤がごちゃごちゃしていないロレックスを選びましょう。ロレックスでローマ数字を採用していることが多いのはデイトジャストなので、比較的シンプルな文字盤のものが選べます。

まとめ

ロレックスでローマ数字のモデルを選びたいときは、紹介したモデルを参考にしてください。大人っぽい雰囲気で普遍的なデザインが多いデイトジャストなら、ローマ数字の時計が見つかりやすいでしょう。ローマ数字の時計のよさは、上品な印象を与えることです。

アラビア数字と比べて視認性が落ちるのがデメリットですが、ロレックスの時計は実用性やデザイン性も考えられており、その心配は少ないかもしれません。時間の確認のしやすさを重視するなら、複数のロレックスを比較してみてはどうでしょうか。

また、普段用にアラビア数字のロレックスを購入し、特別なシーンで使うためローマ数字のロレックスを使い分ける方法もおすすめします。自分の生活の様子を想像しながら、ローマ数字の時計を見つけてみてください。

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