ロレックスには幅広いモデルが展開されていますが、それぞれにリファレンスナンバーが設定されています。個体ごとに刻印されているシリアルナンバーとの違いは何なのでしょうか?今回はリファレンスナンバーを設定する意味や見方などを紹介します。
ロレックスの
リファレンスナンバーとは
ロレックスの時計本体には、シリアルナンバーとリファレンスナンバーが刻印されています。シリアルナンバーは、番号を照会することによって製造年月日を調べられたり、時計が正規品であるという証拠になったりという特徴があります。リファレンスナンバーの場合は、その時計のモデルやベゼルなどが表されているため、文字を読み取ることによって詳しいスペックを把握することが可能です。ロレックスの各モデル別にそれぞれ番号が振り分けられており、マニアであれば番号で瞬時にどんな時計なのかが判別できます。
リファレンスナンバーが発行されるようになったのは、1930年代からと言われています。元々はスイスの時計業界が考えた番号でしたが、今や世界で使われているナンバーです。アメリカをはじめとした国では時計にペットネームを付けるという習慣がありましたが、スイスにはそのような文化が浸透していませんでした。その代わりに考えられたのが、時計の製品管理が容易になるリファレンスナンバーです。ホームページやパンフレットなどでは、レフと呼ばれることがあり、実際にはref.という記載となっています。
リファレンスナンバーは時計ブランドによって設定方法が異なるため、幅広い種類の番号が発行されています。どんな時計を指しているのか、番号を聞くだけですぐに判別できるので、お店に問い合わせをした際にリファレンスナンバーを尋ねられるというケースも少なくありません。
また、リファレンスナンバーは新しいモデルになっていくにつれて、桁数が増える傾向にあります。
ロレックスの場合だと、古い製品が4桁なのに対して、現在では6桁の数字が設定されているのが特徴です。時計本体だけではなく、ケースや保証書などにも明記されています。様々な場所に記されているため、自分が持っている時計のリファレンスナンバーが分からなくなってしまう心配はありません。
リファレンスナンバーの
見方やメリットについて
リファレンスナンバーを確認したいときは、時計本体のブレスレットを外した12時方向をチェックしましょう。反対側にはシリアルナンバーがありますが、番号の桁数や法則性が全く異なるため、簡単な知識を身に付けていれば間違えてしまう心配はありません。もちろん保証書にも同様の番号が記載されているので、年数が経過してしまい刻印が判別しにくくなっていても安心です。また、2010年以降に販売されているモデルの場合には、ルーレット刻印と呼ばれる技術が採用されています。ルーレット刻印なら、文字盤見返り部分を見ることで番号がチェックできるので、ブレスレットをわざわざ外す必要がありません。外周6時の位置を見るだけで、簡単に番号を確認できるでしょう。
自分が探しているモデルの番号を把握しておけば、ネット通販で偽物を購入してしまうリスクを回避することにつながります。偽物の場合は本物そっくりな写真画像を使用しているケースがほとんどですが、その場合の多くはリファレンスナンバーが正しく確認できません。本来刻印されている箇所にリファレンスナンバーが無い、また商品情報に番号が乗っていない場合は、正規品ではない偽物の可能性が高いと言えるでしょう。高いコストを支払って、偽物のロレックスを購入したくないなら、どの場所に刻印があるのかを知っておいたほうが便利です。
リファレンスナンバーはモデル名や使用されている素材などが把握できますが、シリアルナンバーと同時にチェックすることによって、いつ製造されたモデルなのかが分かるようになっています。ロレックス社でシリアルナンバーを公式発表しているのではありませんが、目安とするには十分です。昔の製品には5桁から7桁の数字のみが割り当てられていましたが、1987年以降は数字の前に番号が付けられています。
さらに、2010年以降には品番がランダムに設定されるようになったため、製造年の把握が難しくなりました。
リファレンスナンバーの
法則について
リファレンスナンバーは、ref.の後に続く数字やアルファベットを読み解くことで、その時計のスペックが分かるようになっています。モデルを表している番号が最初に配置されていますが、種類によって桁数が異なるため、後ろから読んだほうが分かりやすいでしょう。一見するとややこしそうなナンバーですが、一つひとつゆっくりと確認していくと、時計の品質そのものを把握できます。
リファレンスナンバーが16610LVの場合を例として読み解いていきましょう。一番後ろのアルファベットは、時計の装飾などを表しています。例えばシェルの文字盤や鉱石を使ったインデックスなど、時計に使用されている装飾を把握することが可能です。この場合はLVなので、緑のベゼルを表します。アルファベットの次にある1桁の数字は、時計のケースに使用されている素材を表しています。モデルによっては、ケースだけではなくブレスレットの素材を表していることもあるため、あくまでも目安です。0はイエローゴールドとステンレススチールなので、時計そのものの素材が分かります。次の1桁の数字が示しているのは、ベゼルの形状です。まさに時計のデザインにおいて欠かせない部分と言えるでしょう。ベゼルにもピラミッド型や回転式など、幅広い種類があります。今回の場合は1と記載されているため、ファインリーエンジンターンドベゼルという形状です。そして、最後に残った数字がモデルを表す番号です。桁数は2桁や7桁まで多種多様で、長いナンバーは「,」を使って短く区切られています。モデル番号が長い時計だと、一目見て読み解くのが難しそうに思ってしまいがちですが、後ろから読むことで比較的簡単に把握できるでしょう。
リファレンスナンバーの読み方は、ロレックス社が公式で案内している内容ではないため、あくまでも一つの目安として使用することをおすすめします。自分が調べたいリファレンスナンバーがあるときは、ネットで掲載されているナンバーの一覧表を見ると便利です。一つの番号に様々な情報が詰め込まれているので、時計のスペック詳細を知りたいときに試してみてはいかがでしょうか。
シリアルナンバーについて
ロレックスで各ナンバーを確認する場合は、基本的にブレスレッドを本体から外さなければなりません。ブレスレッドを外したいときは、バネ棒外しと呼ばれている器具を使用しましょう。時計を傷付けることなく、スムーズに取り外しが可能です。器具が手元にない場合は、細いウォッチドライバーや、細いピンなどを使用することもできます。コツのいる工程なので、時計の扱いに慣れていない場合は苦労してしまうかもしれません。不安なときは無理に自分で作業をせず、時計専門店へ持ち込みましょう。もしくは手元にある保証書を見れば、必ずナンバーが記載されているので、そちらを参照するのがおすすめです。
シリアルナンバーがランダム品番で、尚且つ保証書の日付が不明なときは、クラスプコードを使って調べることも可能です。ブレスレッド留めに使われている金具のことを指しますが、この部分を良く見るとコードが刻印されています。クラスプコードの刻印箇所は、ロレックスのロゴが入っている部分の右側です。下2桁の数字が西暦の数字と同じになっているため、簡単に読み取ることができます。例えば1967年に作られた時計の場合は、クラスプコードの下2桁が67です。1976年以降の時計には、数字の代わりにアルファベットが刻印されています。2011年以降はコードがランダムです。ブレスレットが交換されている場合は、クラスプコードが変わってしまうため、時計本体の製造年月日を調べることができません。100%一致する保証は無いということを念頭に置いておきましょう。
現在販売されている時計のシリアルナンバーは、「数字のみ」もしくは「1桁目がアルファベットで残り6桁が数字」となっています。シリアルナンバーも製造年月日の一覧表が存在しているので、参照することでおおよその製造日を把握することが可能です。6桁以下のシリアルナンバーも存在していますが、こちらは1964年より前に製造されたモデルのため、通常では滅多に実物を見ることはありません。
シリアルナンバーはロレックス社で時計が作られた年を表しているため、保証開始年月日とは異なることがあります。例えば時計が製造されてから、お店の倉庫に在庫として保管されていた場合です。しかし、保証期間が通常よりも短くなってしまったり、壊れやすくなったりする心配はありません。
また、ロレックスはモデルによって価格が変動することがありますが、シリアルナンバーも価格に大きな影響をもたらしています。中でも、現在は生産されていないモデルの最終シリアルナンバーは、最終品番として高値で取引されているケースが見られがちです。モデルによっては何倍もの金額で取り扱われており、相場を決める目安とされています。新型モデルがロレックス社から発表されると、旧型のモデルの金額がアップする傾向があるので、相場をこまめにチェックすると良いでしょう。
まとめ
リファレンスナンバーの調べ方や性質などを分かっておけば、時計そのもののスペックが簡単に調べられるようになります。また、シリアルナンバーも同時にチェックすれば、どんな時計がいつ作られたのかを把握できて便利でしょう。ネットには分かりやすい一覧表も数多く紹介されているので、時計の情報を調べたいときは活用してみてください。
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